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温暖化で北上するサンゴ ― 日本の海で何が起きている?【すごいぞ!生物ニュース2025】
国立環境研究所動画チャンネル 2025/12/11
サンゴが山形まで北上⁉ サンゴと言えば南の海のイメージですが、各地の水温上昇に伴って関東や東北へと分布が広がっています。変わる海の生態系に加え、“新しく来たサンゴ”とどう付き合うのか。20年間、海の変化を潜って見つづけてきた研究者が現状をお伝えします!
話し手:国立環境研究所 生物多様性領域 上級主席研究員 山野 博哉
聞き手:生物多様性領域 広報 小田倉 碧
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東京湾や千葉沖で珊瑚が爆発的に増殖している
東京湾にグレートバリアリーフができる?
国連の世界気象機関(WMO)は23年4月21日、気候変動に関する年次報告書を発表し世界の氷河が劇的なペースで氷塊していると発表した
ペッテリ・ターラス事務局長は氷河を救う試みは既に敗北したと言い、スイスのアルプス山脈では22年夏だけで6.2%溶解したとも指摘した
2021年のCO2の世界平均濃度は415.7ppmと産業革命前の1750年比で49%増加。メタンは162%増、一酸化二窒素は24%増となった
こうした影響は日本にも表れていて以前は夏の最高気温は30度を超えるくらいだったが最近は35度が当たり前になり、毎年最高気温を更新ししかも真夏日の日数が増えている
夏が長く熱くなっている訳で夏になると東京湾など関東の海まで沖縄にいるような熱帯魚が北上するようになっているという
「サンゴがどんどん増えて熱帯魚も増えている」と語るのは太平洋に面した千葉県のダイバーで、珊瑚の中でクマノミなどが泳いでいる
珊瑚が繁殖した場所では海藻が生えなくなるのでワカメや昆布などの漁場がなくなり日本の食文化にも影響を与えると言われている
温暖化すると海面が上昇しますが2100年までに2mから4m上昇すると予想されていて、4m上昇すると千葉はほぼ本土と切り離されて狭い山地だけで東京とつながっている状態になります
4mだと名古屋市の平地はほぼ消失し大阪市は仁徳天皇時代(全域が海だった)に戻ってしまい通天閣や大阪ドームが水没します
おそらくその頃「大阪海」や「名古屋海」にはサンゴ礁の島ができて熱帯魚が住み着いていて、夏の最高気温は40度を超えている筈です
気温が上昇すると大陸内部や”風向き”が悪い場所は雨が降らなくなり乾燥化・砂漠化が進み中国やロシアの内陸部は砂漠になります
日本列島には東南アジアやインドから北上する雨雲が到達し、雨雲は温暖化で増えるので『豪雨』が増加すると予想されています
梅雨はとんでもない豪雨が襲い掛かり、梅雨が明けたらとんでもない酷暑が襲いかかり、海には熱帯魚が泳ぎ災害が多発するでしょう
温暖化ペースは緩むが温暖化は進む
国連や研究者によると2040年から50年にかけて温暖化が進行し、赤道周辺では連日50度になると予想されている
気温50度で最高60度になると人は住めなくなり、絶えずエアコンで冷やすとすさまじく非効率な都市になる
地下に都市を移すには地下鉄のように巨額費用がかかる上に快適とは思えないので現実味が無い
海水温上昇で大量の水蒸気が発生し、日本のように周囲すべて海だと雨になって降る場所では降水量が大幅に増えるでしょう
一方水分が蒸発するだけで雨雲が来ない大陸内部のような場所は、年間降水量ゼロになりかねない
数千万年前の恐竜時代は現在より平均気温が高かったが、大陸周辺部は大雨で内陸の多くは砂漠という極端な気候だったと言われています
良い報告もあって英国のシンクタンク「エンバー」がまとめた報告書によると、発電所からの温室効果ガス排出量が2022年にピークを迎え減少に転じる可能性が高い
風力や太陽光といった再生可能エネルギーの比率が増えるため、化石燃料による発電は23年に0.3%減少し24年以降も減少していく
日本では2011年の原発事故で化石燃料依存が高まったが政府は原発再稼働を進める方針で、今後は化石燃料発電が減少する
とは言えインドやアフリカの人口が増え続け地球の人口増加は100億人を超えるまで止まらない見込みで、人類が必要とするエネルギーや食糧を得るためには工業活動を今の30%も増やさなくてはならない
すると自然エネルギーの「割合」が増えたとしても地球温暖化を止めるほど効果があるのか疑問です
即効性がある方法は人類の人口を30億人とかに戻す事ですが、多くの人は反対するでしょう
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この夏の日本でよくみられる景色…夕方になると雷が鳴りゲリラ豪雨が降る。もうゲリラではなくレギュラー豪雨だ。それも毎回のように“今までに経験したことのない”という枕詞がつく。既に異常気象は異常ではなくなっていた…。
「海面水温が高ければ高いほど豪雨になりやすい」
二酸化炭素の排出を減らそうと決めた京都議定書の1997年の夏よりも化石燃料をやめようと決めたパリ協定の2015年の夏よりも今年の夏のほうが暑い。
環境省が未来の「各地の気温」を発表している。「2100年8月21日、今日の各地の最高気温は…」によると、札幌40.5度、仙台41.1度、新潟43.8度、東京43.3度、大阪42.7度、福岡41.9度などなど軒並み40度を超えている。未来は40度が当たり前になっているようだ。
この日(2100年)全国で唯一40度を下回った場所があった。沖縄・那覇38.5度だ。沖縄は海に囲まれていることでかろうじて40度にはならないようだ。

“海に囲まれている”このことは気候の上でとても重要で、日本は海に囲まれていることで比較的穏やかな気候に恵まれてきた。ところが今、日本周辺の海に異変が起きている。
先日、東京23区では6年ぶりとなる「記録的短時間大雨情報」が発表されたが、この時の1時間に100ミリを超える猛烈な雨、これにも海の異変が関係しているという。
気候変動を研究している三重大学の立花教授に聞いた。

三重大学大学院 立花義裕 教授
「日本列島周辺の海面水温がどこもかしこも無茶苦茶上がってる。東京近辺であれば南岸、相模湾辺りや静岡県の辺りですね。平年に比べて2度とか3度とか…。場所によっては4度くらい高いところも…。(日本は)非常に高い水温に囲まれてるんです(中略)我々多くの研究者の一致した見解は、水温が28度を超えると急激に海水が蒸発し水蒸気がバーっと増えて非常に強い雲ができる。で、近年はその28度の“しきい値(=境界線)”を超えるような海域が日本近海で増えている。すると水蒸気が増えて、雲の厚みが増えて、何らかのきっかけで雨が降りさえすればバーンと降る。要するに海面水温が高ければ高いほど豪雨になりやすい。来年は今年より更に水温が上がって30度を超える海が日本の周りを広く囲むかもしれない。そうしたら九州でも北海道でも日本中どこで豪雨が降ってもおかしくない。(海面水温が)30度になってくると今まで安全だと思われていたところでも、より災害になりやすい」
「人間ってバカなんで…」
現在の海面水温を示した図を見ると…。

水温27度の線が、日本海側では秋田、太平洋側で宮城辺りにかかっている。つまり東北地方より南の海は全て境界線といわれる28度を超える海といえる。そして北緯35度以南の海域は殆ど30度を超えている。この状況は立花教授が言う“今まで安全だと思われていた場所が安全ではない”ことを表している。
「低炭素社会」の実現に取り組む環境問題のスペシャリスト藤野純一氏は言う。

地域環境戦略研究機関 藤野純一 上席研究員
「令和元年の(長野新幹線が水没した)台風19号、あれ10月の台風だったんだけど太平洋の水温が27~8度あった。だから今まで通ったことない長野や郡山まで行っちゃった。この前の山形とか秋田とか…、こんなところに豪雨降るかねってところだから、準備もできてないですよね。(ハザードマップが役に立たない)普通来ないところに来ちゃうと困っちゃう…。でもそれが普通になっているところが怖い」
全ては地球温暖化に起因するというのは国立環境研究所の上席主任研究員も務める江守教授だ。

東京大学未来ビジョン研究センター 江守正多 教授
「海面水温上昇は一部には今年の特徴で黒潮のコースが云々ということもありますが、長期的には地球温暖化であって我々の温室効果ガス排出が続く限りはこれはさらに上がっていくし、更に豪雨は増え、水害も増える。でもそれは止められることなんです」
ただ地球温暖化対策の問題は一朝一夕ではできない。とりあえずは豪雨による水害に備える…、といった対処療法に徹するほかないのが現実だ。
“脱成長コミュニズム”の思想家、斎藤幸平氏は「人間はバカだから」と一刀両断にする。

東京大学大学院 斎藤幸平 准教授
「人間ってバカなんで、じゃぁそこに高い堤防造ればいいじゃないって、“適応”になっちゃうんですね。本来やるべきはことは“緩和”。人間が出した二酸化炭素のせいなんだから二酸化炭素を減らすってことをやらないと本質的な解決にはならないのに…(中略)化石燃料をどう減らしていくかというところに政治や企業や市民の意識が向かっていかないってところに問題があって、ますます悪化していって、最終的には適応しきれない…」
「今世紀末、2メートルぐらい(海面上昇が)ある」
“ティッピングポイント”という言葉がある。ファッションなどの分野では、ある時点を突破すると一気にトレンドとなるといったポジティブな意味で使われるが、環境の分野では“転換点”“臨界点”と訳され平均気温の上昇があるレベルを超えると様々な自然現象が制御不能になるという危険なポイントだ。
一説には産業革命時の平均気温を1.5度上回った時を指すという。2023年の世界の平均気温は産業革命時より1.48度高かった。つまり地球環境のティッピングポイントはもうすぐだ。南極の氷が急速に溶け始めていることは、その象徴といわれている。
40年以上南極の氷河を研究するカリフォルニア大学アーバイン校のルグノット教授は南極の氷河が年間最大2キロも後退していることを観測、「これは最も急速な後退速度である」と語った。

江守教授は既にティッピングポイントに達しているとは思わないが、南極の氷床の溶解は深刻だと話す。
東京大学未来ビジョン研究センター 江守正多 教授
「(今のペースで南極の氷が解けると)今世紀末、2メートルぐらい(海面上昇が)ある…。沿岸の低い土地は(水没する)、サンゴ礁でできた小さい島は標高2メートルなんてところがありますから…」
ティッピングポイントは南極の氷の問題だけでなく、様々な自然現象に後戻りできない変化をもたらす。
東京大学大学院 斎藤幸平 准教授
「(ティッピングポイントが来れば)我々が今見ている気候変動よりも(様々な場面で)一気に悪化する可能性がある。例えば農作物も、何年もかけて品種改良してなんとか(環境に)適応させてきたのにできなくなってしまう。(環境変化が激しすぎて)追いつかなくなってしまう。とくに日本のように資源がなくて食料自給率が低い国は本当大変。飢えるとか…そういうことが決して誇張ではない事態に向かっているんじゃないか…」
夢のような解決策は見つかりそうもない。
一人一人が環境に意識を持つことから始めるしかないのかもしれない。
(BS-TBS『報道1930』8月8日放送より)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1372425?page=3
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画像提供,Getty Images
気候変動による熱を吸収した結果、地球の海水温が史上最高を記録した。環境に厳しい影響を及ぼしている。
海洋は気候を調整するうえで、不可欠な役割を担っている。熱を吸収し、地球の酸素(O2)の半分を生成し、気象パターンを作り出している。
海水温が上昇すると、二酸化炭素(CO2)の吸収力が下がるため、大気中に温暖化ガスがより多くとどまることになる。氷河の溶解にもつながり、さらに海面が上昇する。
熱くなった海洋と熱波が、魚やクジラといった海洋生物の行動を変化させる。こうした生物が冷たい水を求めて移動すると、食物連鎖が乱れる。専門家らは、漁獲量に影響が出ると警告している。
高い温度に混乱したサメなどの捕食生物が攻撃的になる可能性もある。
米海洋大気庁(NOAA)でメキシコ湾の海洋熱波を観測しているキャスリン・レスネスキ博士は、「海に飛び込むとまるでお風呂のようだ」と語った。「フロリダの浅いサンゴ礁ではサンゴの白化が広がり、すでに多くのサンゴが死滅している」。
英プリマス海洋研究所のマット・フロスト博士は、「我々は海洋に、歴史上かつてないほどのストレスを与えている」と述べ、海洋汚染や乱獲などの影響にも触れた。


科学者たちは、今回記録が破られたタイミングについて懸念を示している。
コペルニクス気候変動サービスのサマンサ・バージェス博士は、海洋が最も暖かくなるのは8月ではなく3月のはずだと指摘する。
「今この記録が出たことで、来年3月までにどれだけ海洋が温まるのか不安になっている」と、バージェス博士は語った。
科学者たちは、なぜ今、海が熱くなっているのかを調査しているものの、海は気候変動によって温暖化し、温室効果ガスの排出による熱の大部分を吸収していると指摘する。
「人間が化石燃料を燃やすほど、余剰の熱が海に吸収されるため、海が安定化して戻の状態になるのに時間がかかる」と、バージェス博士は説明した。
今回破られた2016年の記録は、自然発生したエルニーニョ現象が最も活発で強力な時期のものだった。
新たなエルニーニョ現象が発達し始めているものの、科学者らはこれはまだ弱い状態だという。つまり、海水温は向こう数カ月でさらに平均を超えてくる可能性がある。


海水温の記録更新の前には、イギリス沿岸や北大西洋、地中海、メキシコ湾などで多数の海洋熱波が見られた。
バローズ教授は、「我々が目にしている海洋熱波は、予想もしていなかった珍しい場所で起こっている」と述べた。
米フロリダでは先週、海面の温度が38.44度と、大浴場並みだった。
NOAAによると、通常であれば海水温は23~31度だという。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、海洋熱波の頻度は1982年から2016年の間に2倍に増えている。また、1980年代から勢力も強くなり、期間も長くなっているという。
大気温はここ数年で劇的に上昇している。一方で海は、温室効果ガス排出の90%を吸収しているにもかかわらず、温まるまでに時間がかかる。
しかし、海水温の上昇も、気温に追い付いてきているようだ。海の深くに貯めこまれていた大量の熱が、恐らくエルニーニョ現象との関係で表面へと上がってきているという説も出ていると、メルカトル・オーシャン・インターナショナルのカリーナ・フォン・シュックマン博士は話した。
科学者たちは、温室効果ガスの排出によって海面が温暖化し続けることは知っていたが、なぜ海水温が例年を大きく上回ったのか、その正確な理由を調査中だ。

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どうやって気温は決まる? 地球の気温を支配する太陽と地球の大法則、氷河期が起こる理由
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中国82℃の熱波で人が住めない国に!
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東京湾や千葉沖で サンゴや熱帯魚が爆発的に増殖している
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2100年に温暖化で インドに住めなくなる。東京湾はサンゴと熱帯魚の楽園
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全国で5万店以上あった「魚屋」=鮮魚専門店が1万店を切った。激変する日本の水産流通
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