https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14038024
アメリカ人には音楽は理解できない _ ジャズなんか音楽じゃない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/440.html
クラシックの作曲家はアル中、 ジャズ・ロックのミュージシャンは全員麻薬中毒
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/917.html
麻薬中毒者の音楽
ポール・マッカートニーとビートルズの世界
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イリーナ・スルツカヤ _ Let it be _ ジョン・レノンを殺した組織とは
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/551.html
まともな人間は音楽家になれない
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/177.html
日本のミュージシャンたちの多くが「ジャズ」に傾倒していった理由とは?
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ジャズの名曲
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Jazz & Jazz Vocal SP録音
作成者: uchukyoku1
https://www.youtube.com/playlist?list=PLF9sHH6NFGJPPtzt9SaYvudTOOCAUE479
哀愁のヨーロピアン・ジャズ
ヨーロピアン・ジャズ スイングル・シンガーズ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/577.html
クラシックに向くスピーカー、 ジャズに向くスピーカー
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チャーリー・パーカー 『エイプリル・イン・パリ April In Paris』
April In Paris - Charlie Parker
Charlie Parker With Strings - Summertime
『Charlie Parker with Strings:The Master Takes』
チャーリーパーカー ウイズ ストリングス - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLK8-htJVGy_-M8nXPLb8UDZe6wDJ7E4W8
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チャーリー・パーカー ~ エイプリル・イン・パリ
https://ameblo.jp/memeren3/entry-12130653998.html
チャーリー・パーカーと言えばモダン・ジャズの巨人にして、破滅型の人生を歩んだ人ですから、ストリングスと共演などというぬるい所業は全く似合いません。そう思ったのは私だけではなくて、プロデューサーのノーマン・グランツも同じです。
ストリングスすなわちムード・ミュージックという思い込みは今でもある程度生きています。このセッションが行われた1949年頃はなおさらそうで、パンクみたいなものだったモダン・ジャズのミュージシャンと共演するなど非常識極まりないものでした。
猛反対したノーマンを押し切って、強引にストリングスとの共演を実現させたのはパーカー自身の主張でした。その結果は大成功で、グランツの考え方のみならず、ジャズ界全体のストリングス物に対する考え方を変えてしまいました。私も変わりました。
セッションは1949年、50年、52年の三回にわたって行われています。後に完全盤が出ますが、LP時代には二枚のアルバムに分かれて発表されています。そのうちの一つがこの「エイプリル・イン・パリ」です。
これは、そのアルバムにもう一枚のアルバムから4曲を加えた16曲を収録した作品です。ジャケットは本邦初のオリジナル・ジャケットだそうです。何だかおばさんのような姿ですけれども、どうやらチャーリー・パーカーのようです。
各楽曲はいずれもスタンダードばかりです。ストリングスとの共演でスタンダードを演奏するわけですから、パーカーは、いつものように即興バリバリとはいかず、ある程度、決められたメロディーに忠実にサックスを吹いています。
ストリングスをバックにパーカーがサックスで歌っていると思えば分かりやすいです。サックスは人の声に近いということが良く分かりますし、しばしば使われる歌心という言葉が、これほど腑に落ちる演奏はありません。
パーカーのサックスは聴く人すべてが絶賛しています。ムード音楽に堕してしまいかねないフォーマットですが、何よりも音が素晴らしく綺麗ですし、そこに溢れる歌心が素晴らしい。美しいとか穏やかとかパーカーらしくない賛辞が素直に似合います。
共演陣もいいです。時にソロを分かち合うミッチ・ミラーのオーボエや、ミョール・ローセンのハープなどの色合いも見事ですし、サックスを生かすことを第一に考えたような心憎いストリングス・アレンジメントだと思います。
本作ではA面がジミー・キャロル、B面がジョー・リップマンによるストリングス・アレンジになっていて、微妙に異なるところも聴きどころです。パーカー・ファンの間にはストリングス・アレンジを酷評する意見が多いですが、それには同調しかねます。
先鋭的なチャーリー・パーカーももちろん素晴らしいですが、こうしたスタンダードを正面から吹いている姿もいいものです。初心者向きと言われますが、初心者にも耳慣れた人にも等しく新鮮に響く作品ではないかと耳慣れていない私は思います。
April In Paris / Charlie Parker with Strings (1952 Verve)
https://ameblo.jp/memeren3/entry-12130653998.html
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森田童子『ぼくがひとりになった 部屋にきみの好きなチャーリー・パーカー 見つけたヨ』
春のこもれ陽の中で 君のやさしさに
うもれていたぼくは 弱虫だったんだヨネ
君と話し疲れて いつか 黙りこんだ
ストーブ代わりの電熱器 赤く燃えていた
地下のジャズ喫茶 変れないぼくたちがいた
悪い夢のように 時がなぜてゆく
ぼくがひとりになった 部屋にきみの好きな
チャーリー・パーカー 見つけたヨ
ぼくを忘れたカナ
だめになったぼくを見て
君もびっくりしただろう
あのこはまだ元気かい 昔の話だネ
春のこもれ陽の中で 君のやさしさに
うもれていたぼくは 弱虫だったんだヨネ
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チャーリー・パーカー all the best - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLnty2fOuOVruUWYYE6cIUQSRggc1qA4mg
チャーリー・パーカー ストーリーvol1 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLuLX6soQz_-h1pUi5jWfSui8qye1AS978
チャーリー・パーカー オンサヴォイ - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLuLX6soQz_-jyhwXc-tMCnnCO3imOVBNq
Charlie Parker
@CharlieParkerOfficial
https://www.youtube.com/@CharlieParkerOfficial/playlists
What Is This Thing Called Love · CHARLIE PARKER
Charlie Parker & Coleman Hawkins 1950
Charlie Parker - Jam Session (1952) {Full Album}
Track listing
00:00 - 01. Jam Blues (Norman Shrdlu)
14:44 - 02. What Is This Thing Called Love (Cole Porter)
30:37 - 03. Ballad Medley
48:02 - 04. Funky Blues (Johnny Hodges)
Personnel
Alto Saxophone – Benny Carter, Charlie Parker, Johnny Hodges
Bass – Ray Brown
Drums – J.C. Heard
Guitar – Barney Kessel
Piano – Oscar Peterson
Tenor Saxophone – Ben Webster, Flip Phillips
Trumpet – Charlie Shavers
Charlie Parker Greatest Hits Full Album: Donna Lee / My Old Flame / Ornithology / Now's the...
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チャーリー・パーカーの生涯(前編)
00:00 導入
01:03 生い立ち
03:46 猛練習からの急成長
09:25 盟友たちとの出会い
16:15 終わりに
チャーリー・パーカーの生涯(後編)
00:00 導入
00:54 ストライキが明け、いざデビュー
05:08 華々しい活躍とクズすぎる私生活
11:04 苦しみ抜いた最晩年
14:29 終わりに
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チャーリー・パーカー(Charlie Parker)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】
2025年5月14日
https://otosab.com/charlie-parker-ranking
今回はチャーリー・パーカーのランキングを作成しました。
この人は「ジャズ史上最高のインプロバイザー」とか「即興の極北」などと言われています。
つまり彼以上のアドリブ奏者はいないという意味です。
もちろん価値観や好みの問題もありますから、人によって異論があることでしょう。
ただ彼の演奏を聞く限り、有力候補の1人というところまでは、疑いようがないと思います。
1位「Leap Frog」(アルバム:Bird and Diz)
■曲名:Leap Frog
■曲名邦題:リープ・フロッグ
■アルバム名:Bird and Diz(1952年)
■アルバム名邦題:バード・アンド・ディズ
■動画リンク:「Leap Frog」
パーカーぐらいになると、この曲が1位などと決められるものではありません。
ただ1曲目については、特攻隊長的にガツンとくる曲にしたいと思っていました。
またどんなに演奏が良くても音が悪すぎると、それだけで聞く気にならない方もいらっしゃると思います。
そういうことを考えた結果、この曲を1位にすることにしました。
パーカーとディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)は、ビバップの創始者だと言われています。
ビバップとは何でしょうか。
スリルに全振りしたアナーキーな音楽で、モダン・ジャズのルーツと言われています。
ジャズ・バーで流せるようなおしゃれな音楽ではありません。
私のつたない言葉よりも、まずはこの演奏を聞いてみてください。
さこのアルバムは、ドラムがバディ・リッチ(Buddy Rich)という旧世代の人を起用したことが難点だと言われています。
しかし私は気になりません。
ビバップはハードバップほどプレイヤーの関係性が重要ではありませんし、ここでのパーカーは絶好調そのものですから。
2位「Koko」(アルバム:Complete Savoy Sessions)
■曲名:Koko
■曲名邦題:ココ
■アルバム名:Complete Savoy Sessions(1999年)
■アルバム名邦題:コンプリート・サヴォイ・セッションズ
■動画リンク:「Koko」
パーカーの全盛期は、ダイヤル・セッションかサヴォイ・セッションのどちらかだと言われています。
サヴォイ時代は、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)との共演で知られています。
しかしこの曲でトランペットを吹いているのは、先程ご紹介したディジー・ガレスピー。
これには諸説あって、マイルスには難しすぎる曲なのでディジーに交代したのだとか、たまたまその時マイルスは出かけていたのだとか、真相は分かりません。
もう1曲サヴォイ時代から「ドナ・リー(Donna Lee)」という曲をご紹介しておきましょう。
こちらはマイルスがトランペットを吹いています。
ちなみに「Donna Lee」はパーカーが書いたとされていますが、実際はマイルスが書いた曲なのだそうです。
3位「Confirmation」(アルバム:Now’s The Time)
■曲名:Confirmation
■曲名邦題:コンファメーション
■アルバム名:Now’s The Time(1957年)
■アルバム名邦題:ナウズ・ザ・タイム
■動画リンク:「Confirmation」
彼は1940年代が全盛期だと言われています。
しかし1953年のこのアルバムを筆頭に、その後も多くの傑作を残しています。
特にこのアルバムは快演ぞろいで、今回は1曲しか取り上げていませんが、以下の曲も聞き逃せません。
Charlie Parker – The Song is You
Charlie Parker – Now’s The Time
このアルバムは、ワンホーン・アルバムです。
また録音も悪くありません。
これからパーカーを聞いてみたいという人に、最もおすすめしたいアルバムです。
録音の悪さや雑な編集に振り回されることなく、ワンホーンでパーカーを堪能できます。
1940年代のようなデモーニッシュなところは希薄ですが、アドリブの冴えは相変わらずです。
4位「The Famous Alto Break」(アルバム:Charlie Parker on Dial: the Complete Sessions)
■曲名:The Famous Alto Break
■曲名邦題:ザ・フェイマス・アルト・ブレイク
■アルバム名:Charlie Parker on Dial: the Complete Sessions(1993年)
■アルバム名邦題:チャーリー・パーカー・オン・ダイアル コンプリート
■動画リンク:「The Famous Alto Break」
ここまでは由緒正しい名演をご紹介してまいりました。
ここから2曲「パーカー修羅の道を往く」的な演奏をご紹介したいと思います。
この演奏は52秒と、1分足らずの短さです。
ただこの演奏には、パーカーのエッセンスが濃縮されているかもしれません。
パーカーの魅力の1つは、キレとイマジネーションの飛翔です。
チャーリー・パーカーには「バード」というニックネームがありますが、その由来についてある説では、鳥のように自由な演奏から名付けられたと言われています。
元々この曲は「チュニジアの夜(A Night in Tunisia)」の失敗テイク。
しかしパーカーの演奏があまりにすばらしかったことから、プロデューサのロス・ラッセル(Ross Russell)がボツにせず、こうして聞けることになりました。
問題の箇所は、12秒以降の部分です。
このキレとイマジネーションの飛翔は、まさしく「バード」ではないでしょうか。
このアルバムには、以下のようなビバップらしい名演もありますので、お時間のある方はどうぞ。
「ビバップ(Bepop)」の方は、立っているのもやっとの状態なのに神がかり的な演奏をしたといわれる、伝説のラヴァーマン・セッションの演奏です。
5位「Lester Leaps In」(アルバム:Bird Is Free)
■曲名:Lester Leaps In
■曲名邦題:レスター・リープス・イン
■アルバム名:Bird Is Free(1961年)
■アルバム名邦題:バード・イズ・フリー
■動画リンク:「Lester Leaps In」
パーカーはライブがすごいと言われていますが、録音がひどすぎて、聞いていると頭が痛くなるものが少なくありません。
この演奏もかなり音質が悪いです。
しかしそれを押しても、ご紹介せずにはいられません。
パーカーのアナーキーさは、この曲を聞くとよく分かります。
最初から妙に高いテンションで始まりますが、まるで何かに憑りつかれているかのようです。
パーカーの死後、フリー・ジャズという約束事を廃して表現領域を拡張しようとした、過激な音楽が生まれました。
しかしここでのパーカーの演奏は、ほとんどフリー・ジャズみたいなものかもしれません。
もしくはシーツ・オブ・サウンドか。
パーカーの演奏のすごさは、死と隣り合わせで突き進むような刹那的なところだと思います。
まるで一瞬一瞬で燃え尽きようとしているかのような。
パーカー中毒になると刺激を求めてライブ盤を聞き漁るようになりがちですが、日常生活に支障のない範囲で楽しみたいものです(笑)
6位「Moose The Mooche」(アルバム:Bird Symbols)
■曲名:Moose The Mooche
■曲名邦題:ムース・ザ・ムーチェ
■アルバム名:Bird Symbols(1961年)
■アルバム名邦題:バード・シンボルズ
■動画リンク:「Moose The Mooche」
私が初めて買ったパーカーのアルバムです。
当時はあまり考えず適当に買ったのですが、今から思えば運命的な出会いだったと思います。
もしこれが録音が粗雑な「52丁目のチャーリー・パーカー(Bird on 52nd Street)」だったら、すんなりと開眼できたかどうか。
ちなみにこのアルバムは、ダイアル・セッションから抜粋された編集盤です。
初期の代表曲が収録されていて、初期ベストみたいな位置づけの作品かもしれません。
他にも以下のような代表的名演が入っています。
私はパーカーの最高傑作は、ダイヤルのコンプリート盤だと思っていますが、最初の一枚としてはおすすめしません。
未完成な演奏があったり、唐突にボーカルが入ったり、そして何より同じ曲が何回も続きます。
その点こちらの編集盤は、とても聞きやすくまとまっています。
私はこのアルバムで慣れてから、コンプリート盤を聞きました。
一見遠回りに思えるかもしれませんが、結果的に近道を通ることができたように思います。
7位「Si Si」(アルバム:Swedish Schnapps)
■曲名:Si Si
■曲名邦題:シ・シ
■アルバム名:Swedish Schnapps(1958年)
■アルバム名邦題:スウェディッシュ・シュナップス
■動画リンク:「Si Si」
ここまで私はパーカーのキレやスリルを強調してきました。
しかし彼の魅力はそれだけではありません。
ミディアムテンポのブルースも最高です。
ブルースがお好きな方には、このアルバムをおすすめいたします。
同じアルバムから、もう1曲ご紹介しておきましょう。
テンションの高さだけに頼った人ではないのですね。
よく聞けば演奏そのものは尋常ではないものの、ジャズにくつろぎを求める人にもおすすめできます。
この作品はパーカーのアルバムの中で、一番手や二番手ではないかもしれません。
しかし好きなアルバムを5枚選べと言われたら、思わず選んでしまいそうな愛すべき逸品だと思います。
8位「Yardbird Suite」(アルバム:Bird Symbols)
■曲名:Yardbird Suite
■曲名邦題:ヤードバード組曲
■アルバム名:Bird Symbols(1961年)
■アルバム名邦題:バード・シンボルズ
■動画リンク:「Yardbird Suite」
個人的な思い入れが強いせいか、今回このアルバムから2曲を選びました。
満遍なく名盤をご紹介する観点から「ジャズ・アット・マッセイ・ホール(Jazz at Massey Hall)」あたりから選んだ方がいいかもしれません。
一応そちらからも、1曲ご紹介しておきましょう。
私がいつもこのブログで意識しているのは、初めてそのアーティストを聞いた人に気に入ってもらえるかどうかです。
加えて、一番伝えたいことだけ伝わればと思っています。
今回私が伝えたいと思ったのは、パーカーのカッコ良さ。
この曲は伝説のロックバンド、ヤードバーズ(The Yardbirds)のバンド名の由来になったとも言われています。
当時の才能ある若者を虜にしたヒップな魅力は、今でも健在だと思います。
9位「Just Friends」(アルバム:Charlie Parker with Strings)
■曲名:Just Friends
■曲名邦題:ジャスト・フレンズ
■アルバム名:Charlie Parker with Strings(1949年)
■アルバム名邦題:チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス
■動画リンク:「Just Friends」
アルト・サックスによるバラードを収録した企画盤です。
しかしストリングスを背負ったパーカーのバラードも絶品ですね。
彼はアップ、ミディアム、スロー、どれも全部すばらしいです。
パーカーの演奏はクールに燃える演奏も多いのですが、こういうハーフ・ビターなバラードも格別です。
レーベルがヴァーヴ・レコード(Verve Records)で、プロデューサーがノーマン・グランツ(Norman Granz)ということから、レーベルの企画かと思われるかもかもしれません。
私も最初そう思っていたのですが、このアルバムはパーカー自らが企画したのだそうです。
なんでもパーカー本人が、ストリングスとの共演を希望していたのだとか。
ただジミー・キャロル(Jimmy Carroll)の編曲には不満があったらしく、ライブで再現した時のストリング・アレンジは別の人に依頼しています。
10位「Chasin’ the Bird」(アルバム:The ‘Bird’ Returns)
■曲名:Chasin’ the Bird
■曲名邦題:チェイシング・ザ・バード
■アルバム名:The ‘Bird’ Returns(1962年)
■アルバム名邦題:ザ・バード・リターンズ
■動画リンク:「Chasin’ the Bird」
最後に極私的名演をご紹介します。
今回は定番や有名曲を多めにしましたが、玄人の方が退屈するかもしれないと思い、最後に自分色を出してみました。
このアルバムには、マイルス・デイヴィス、ミルト・ジャクソン(Milt Jackson)、マックス・ローチ(Max Roach)などが参加しています。
私はこの曲のテーマのメロディが好きなのですが、ここではラフに解釈されていますね。
他にも「フィエスタ(Fiesta)」の「Un Poquito De Tu Amor」など、まだまだご紹介したい演奏があります。
最後にこの曲だけでもと思い、ご紹介してみました。
パーカーは1955年、34歳の若さで亡くなりました。
彼のフレーズは「パーカー・フレーズ」と呼ばれ、今でも多くのプレイヤーに引用されています。
しかし表面的にフレーズを真似ても、パーカーのようにはならないものです。
その再現困難性こそが、チャーリー・パーカーの凄さを表しているかもしれません。
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チャーリー・パーカー | |
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チャーリー・パーカー(Charles Parker Jr. 1920年8月29日 - 1955年3月12日)は、アメリカ合衆国のジャズミュージシャン。アルトサックス奏者、作曲家、編曲家。「モダン・ジャズ(ビバップ)」を創造した「ジャズ・ジャイアンツ」の一人として知られる。
1940年代初頭から、モダン・ジャズの原型となるいわゆるビバップスタイルの創成に、ディジー・ガレスピーと共に携わった。
これにより「モダン・ジャズ(ビバップ)の父」とも言われる。初期の頃よりヤードバード(Yardbird)と呼ばれており、後に単にヤード、或いは、バードとも呼ばれ、特に後者が親しまれた。パーカー自身も"Yardbird Suite"や"Bird Feathers"といったタイトルを発表している。(イギリスのロックバンド、ヤードバーズの名は、これに由来。)
ニューヨークにあるバードランドはこの名称に由来し、ジョージ・シアリングの"Lullaby of Birdland"(バードランドの子守唄)やウェザー・リポートの"Birdland"といった曲もある。
十代の頃から数度の結婚を経て何人かの子供がいる(入籍していない事実婚があったり、相手の連れ子を我が子としたり、夭折した子がいたり、と数ははっきりとしない)。
生涯
アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティに生まれ、ミズーリ州カンザスシティで育つ。父親は、もともとT.O.B.A.(アフリカ系アメリカ人によるヴォードヴィルの興行組織)のピアニスト兼ダンサー兼シンガーであったが、後にプルマン社(鉄道会社)のウェイターやコックなど職を転々とし、パーカーが20歳になる前に亡くなっている。母親は、地方のウエスタンユニオンに夜勤めていた。
子供の頃より並外れた音楽の才能があった形跡はなく、彼に大きな影響を与えたのは、インプロヴィゼーションの基本を教えた若きトロンボーン奏者であった。

全盛期のパーカーのクインテット。左からトミー・ポッター (b)、チャーリー・パーカー (as)、マイルス・デイヴィス (tp)、デューク・ジョーダン (p)(後ろ姿)、マックス・ローチ (ds) は、パーカーの背後にほとんど隠れている。1947年8月ころにウィリアム・P・ゴットリーブが撮影。
1945年から1948年が音楽活動の最盛期であり、天才的なひらめきを伴ったそのアドリブは伝説化している。
1945年、若き日のマイルス・デイヴィスを自分のバンドに起用した。1947年にはマイルスの初リーダー・セッションもサポートする。ディジー・ガレスピーとともに『バード・アンド・ディズ (Bird and Diz)』[5] のアルバムを発表し、ビバップの誕生を告げた。アルバムにはセロニアス・モンクやカーリー・ラッセル、バディ・リッチも協力した。
若い頃から麻薬とアルコールに耽溺して心身の健康を損ない、幾度も精神病院に入院するなど破滅的な生涯を送った。1940年代末期以降は演奏に衰えが見られるようになり、1955年に肺炎で早世した(心不全や肝硬変などと書かれることもあるが、ドラッグと酒に起因する多臓器不全であったことは間違いない)。遺体は、検視した医師が50代~60代だと誤認してしまうほど年老いて見えたという。
亡くなった折、ニューヨークの至る所の壁には彼の早過ぎる死を惜しんだファンたちが「バードは生きている」と落書きをした。
死後
作曲でも『オーニソロジー』『コンファメーション』『ナウズ・ザ・タイム』など、現在まで演奏されるユニークな作品を多く残した。ちなみにジャコ・パストリアスはパーカー作『ドナ・リー』(実際はマイルス・デイヴィスの作品)をデビュー作でカヴァーした。
死の数ヶ月前にニューヨークのチャールズ・コーリン社と生涯唯一の教則本 『YARDBIRD ORIGINALS』 の契約を行う(1955年出版)。出版の理由は、麻薬中毒治療のための入院費用を捻出するためだった。この本については色々な憶測が流れていたが、契約書に加えて、死の2ヶ月前にパーカーにより書かれた出版社へのクリスマスカードで本人が行った契約だと再確認されている。2005年、『YARDBIRD ORIGINALS』 は改訂されて再出版された。
その教則本とは別に、2012年には、アメリカのハル・レオナード社から「The Bird Book:The Charlie Parker Real Book」という未発表曲を含めたジャズ演奏家のための公式シートミュージック集(テーマ部の楽譜集)が発表された。
彼の生涯は1988年製作の映画『バード』(クリント・イーストウッド監督)で描かれている。
ディスコグラフィ(選定)
パーカーはサヴォイ・レコード(1944-1949)、ダイアル・レコード(1945-1947)、ヴァーヴ・レコード(1946-1954)の3レーベルに多く録音している。サヴォイやダイアルには彼の初期の作品があり、ダイアル期においては『チャーリー・パーカー・オン・ダイアル』が代表作に挙げられる。ヴァーヴには晩年の名作が収められている。それらの中から英語版よりの選定を抜粋する。
- Live at Townhall w. Dizzy(1945, first released in 2005)
- Bird and Diz at Carnegie Hall (1947)
- Bird on 52nd Street (1948)
- Jazz at the Philharmonic (1949)
- Charlie Parker All Stars Live at the Royal Roost (1949)
- One Night in Birdland (1950)
- Bird at the High Hat (1953)
- Charlie Parker at Storyville (1953)
- Jazz At Massey Hall (1953)