室内楽の名曲を聴こう _ ジョルジュ・オンスロウ

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クラシック音楽の名曲と歴史的名盤
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伝説の弦楽四重奏団とその歴史的名盤
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モーツァルトは文部省唱歌と同じ様に懐メロとして聴かれている
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ゲルマンの音とはワーグナーが広めた如何にも意味有り気で奥深く感じさせる演奏様式の事 - 777ブログ
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華麗なる芸術都市の光と闇 “魔の都”ウィーンに響く天才歌手グルベローヴァの美声 - 777ブログ
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ジョルジュ・オンスロウ Andre George Louis Onslow (フランス クレルモン=フェラン 1784年7月27日 - 1853年10月3日)
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クラシック音楽の作曲家の主要作品とその評価
クラシック音楽 一口感想メモ
https://classic.wiki.fc2.com/

クラシック音楽の感想メモを書いています。
主要作曲家の主要な器楽曲全ての感想を書くことを目標にしています!

 

ジョルジュ・オンスロウ の室内楽曲の評価

https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%82%A6

 

室内楽を多く作曲した人であり交響曲などは曲数が少ない。この人は非常に巨匠的な響きを持った人であり、その音使いの的確さや響きの質の良さであれば大作曲家と言って良いのではと思う。どの曲を聞いても、各部分を短時間聞くと、誰が書いたのだろうと驚かされる名作である。かなり過小評価な作曲家だと思う。ただし。通して聞くと印象が薄くて思い出せない面はある。画期的な印象深さを作る天才性が足りない部分があるということだろうか。おそらくこの作曲家をこのような主要作曲家のカテゴリに入れる人は少ないだろう。個人的にお気に入りである。

 

弦楽五重奏曲

  • 弦楽五重奏曲第15番 ハ短調『弾丸』 作品38
    • 3.5点
(2022/10/25)この作品は期待以上の音楽であり驚いた。フランスの作曲家による作品とは思えないかなり本格的なドイツ的な骨太さを見せる音楽であり、ベートーヴェンのような高貴な気品を漂わせている。内容的にも十分に初期ベートーヴェンに匹敵しており、25分程度の雄大な規模を全く飽きずに聞かせてくれる。そして楽器のバランスとかリズムと旋律のバランスは、ハイドンのように弦楽の室内楽に対する適性の高さを感じる。

 

弦楽四重奏曲

ピアノ三重奏曲

  • ピアノ三重奏 1番 Op3 No1
    • 3.3点
1楽章が完全に導入的な前奏になっている。そのあとに3楽章のソナタが続く。書法が若干未成熟であり、音の使い方はハイドンの時代のような古臭さがあるように聞こえる。しかし、すでに巨匠的な優雅さと気品とバランス感覚を持っているし、旋律に魅力がある。古臭さは聞いていてどうしても少し物足りなく感じるが、曲の魅力は十分にあって、その古い時代も好きな人ならば、曲の個性として楽しむことは可能である。しかし、相対的に比較すれば、他の傑作群よりは自分の中では順位は下がる。

 

  • ピアノ三重奏 2番 Op3 No2
    • 3.5点
優雅で高貴で素敵な旋律が詰まっていて、それが自然がおこなっているようなごく無理のない流れるように変化していく音楽として進んでいく。2楽章のように陰影のある旋律もあるため飽きない。完成度がかなり高く、自分にはハイドンやベートーヴェンに一歩も引けを取らない、かなりの名作にしか聞こえない。後半楽章が弱いのはいつものことではあるが、この曲ではそれなりに頑張っていて、弱さをそれほど強く感じないままに最後まで聞ける。前半のクオリティを後半も維持できれば4点をつけられる曲である。このような素晴らしい室内楽作曲家としてのオンスロウは、もっと知名度が上がるべきだと思う。

 

  • ピアノ三重奏3番 Op3 No3
    • 3.3点
モーツァルト的な焦燥感のあるデモーニッシュな短調の曲。作曲者が意識していたのか分からないが、かなりモーツァルトに近い世界である。しかし、モーツァルトにはさすがに勝てないので多少は平凡さを感じてしまう。悲しみの疾走が、頑張っているなと感じてしまう。とはいえ、比較しなければ、室内楽としての完成度の高さは他の曲と同様であり、曲のレベルはなかなか高い。長調になった時の救われるような感動も、ヒリヒリとするような悲しみもフレーズも、やはり良いものだと感じることができる。

 

  • ピアノ三重奏 4番 Op14No1
    • 3.0点
この曲も悪くないのだが、印象に残る旋律が少なくてさらっとしている。聞き始めたらいつの間にか曲が終わっていて、途中で良さに驚いて曲に集中することなく最後まで到達してしまいよく覚えていない、というのを3回繰り返した。他の曲が驚かされる高レベルの作品なので、この曲は相対的には価値が低いと思ってしまう。とはいえ、悪い曲ではなく、基本的に高レベルで出来が良いのは変わらない。やはり旋律の魅力不足ということだろうか。旋律も決して悪くはないので、好みの問題なのかもしれないが。

 

  • ピアノ三重奏5番 Op14 No2
    • 3.0点
くつろげる作品である。大きなドラマはなく、ずっと心地よい音楽を聴き続けられる。不思議と飽きないし三重奏としてのバランスはなかなかに感じる。だが名作という感じでもなく、淡々と時間が過ぎていく印象である。

 

  • ピアノ三重奏 6番 Op14 No3
    • 3.3点
この曲は響きが新しくてロマン派の香りが少しする。どの楽章もコンパクトであり無駄がない。そして4つの楽章のすべてで旋律などにおいて光る部分があり、バランスよく全ての楽章が良い曲になっている。際立って良い楽章はないと思うが、大作曲家しか書けないような良作とは言えると思う。冒頭から印象的な旋律であり、作曲者は新しい時代の音楽を書こうと若干のチャレンジをしたのではと思った。少し似ているのでシューマンあたりに影響を与えているのではないか。これが歴史に埋もれるとはもったいないと感じる程度には良い作品である。

 

  • ピアノ三重奏 7番 Op20
    • 3.5点
短調の曲であり、ほの暗さと長調での晴れやかになる場面の組み合わせの雰囲気がとても良い。この曲は4つの楽章が全てバランスよくできが良い。そして天才的なバランスとか、最終楽章での迫り来るロマンで心をぎゅっ締め付ける感じはモーツァルトを彷彿とさせるものがある。旋律がよくてセンスも良くて心地よいうえに、短調らしい迫り来る感動があるため、かなり満足できる作品である。2楽章や4楽章には耳に残る旋律もある。かなり驚きの作品であり、モーツァルトの平均的な作品には十分に匹敵すると思う。もし聞き込んだらさらに好きになるかもしれない。

 

  • ピアノ三重奏 8番 Op26
    • 3.0点
短調の曲であるが、自分の感想としては短調部分はあまり魅力を感じない。長調の部分の旋律に魅力を感じる。純度の高い美しくて素晴らしい場面が来たな、と思うと長調である。その意味では、短調の部分は引き立て役になっている気がする。しかしながら、その美しい長調の場面は、それほど多くを占めていない。規模がなかなか大きくて立派なのだが、曲の長さはどちらかというと美しい場面を薄めてしまって残念な結果になっている気がしないでもない。総じていうと物足りない作品である。

 

  • ピアノ三重奏 9番 op27
    • 3.5点
1楽章と2楽章はいずれも非常に美しい。高貴で優雅で透明感があって、とにかく純度が高く美しい音楽であり旋律も魅力的で心を洗われる。しかし突然の3楽章で単調の激し目の音楽になるのには驚く。ディミニッシュの和音が多用されていて少し俗っぽい感じもするし、上品さが残っているためなんだかイマイチな印象である。4楽章も前半のような巨匠しかできない魔法がかかっているような感じではないものの、モーツァルトを連想するようないい感じの力を貯めて爆発させずに止めつつ優雅な高揚感をキープする感じであり悪くない。優雅に鑑賞する室内楽としてはなかなかの素晴らしい出来のピアノ三重奏曲ではないだろうか。

 

  • ピアノ三重奏 10番 Op83
    • 3.3点
1楽章と2楽章は、旋律の魅力や巨匠的な響きとガッチリした立派な楽曲構成など、まさに大作曲家の作品のクオリティを持っている楽曲である。知らずにどこかで聞いたら、良い曲であることに驚き、誰が書いたのだろう知りたくなるのではないか。ロマン派に繋がるようなものはないが、この古典派時代ならでは案心して聴ける下手に意外性を求めない展開の良さや優雅さとに心を奪われながら楽曲を楽しめる。後半の3楽章と4楽章は前半に比べると名作という感じではなく、標準的な4楽章を成り立たせるために作られているための普通の曲という程度で印象にはあまり残らなない。

 

その他室内楽

  • 九重奏曲
    • 3.5点
管楽器の9重奏である。弦楽器がないので軽快さがあるが、一方で音の厚さもある程度あるため規模感があり、そして室内楽の楽しさもある。1楽章と2楽章はいずれも素晴らしく、旋律の魅力も構成や展開の充実感も文句なしであり普通に名曲である。3楽章が変奏曲なのは、個人差があるところで自分は音を増やしていく古典的な変奏曲は時間だけ長くなり、この作品は出来が良い方ではあるがそれでもあまり好きではなかった。4楽章はきちんとこの作品を締めくくるにふさわしい内容であり、もう少し規模感があれば完璧だったとは思うものの、十分に良い内容。3楽章が良ければ神曲になったと思うのだが、前半は十分に完璧と言って良いレベルの作品である。

 

  • 七重奏曲 変ロ長調 作品79
    • 3.8点
非常に立派で、旋律もかなり聞きやすく、素晴らしい傑作。どの楽章もワクワクするし、旋律が優れているので繰り返されるたびにああ素晴らしいと心の中で嘆息するほどに楽しめる。室内楽として、ベートーヴェンにも完全に匹敵すると思う。楽器のバランスも良さそうだし、一軍の旋律をふんだんに使って交響曲のような充実感がある。楽器の数から言っても交響曲に近づいていくわけだが、しかしアットホームな室内楽の良さは当然に残っている。ベートーヴェンのように、芯のある生命力のつ強さと力強さがあるのが特徴であり、それが交響曲に近づいている印象を与えるのかもしれない。それとともに管楽器ならではの軽快さが楽しく、これが弦楽合奏だと重くなって物足りないかもしれない。すべての楽章が高レベルであり、最後までがっかりしないで聴ける。驚異的な傑作と言って良いと思う。

 

  • 六重奏曲 No1 Op30
    • 3.5点
上品で優雅にしてバランスがよく、しかも単に優雅なだけでなく内容もあって充実感が素晴らしい。旋律が美しいくて、どの楽章も非常に満足して聴ける。管楽器の合奏はうるさすぎずいい感じの音の重ね方であり、聞いていて心地よい。他の管楽器用の合奏作品も素晴らしいのだが、この作品も同様に素晴らしい。同時代の大作曲家にこの種の有名作品はあまりないと思うので、古典派の名作になっているのではと思う。自分はひどく驚いたのだが、生で聞いてみてどうなのだろうか。構成など細かいことは分からないが、聞いていてなかなかの大作が常に楽しくて、満たされる満足感がすごい時点で既に名作と言えると思う。

 

  • ピアノ六重奏曲 Op30
    • 3.0点
6つも楽器があることで、室内楽としてはかなり分厚い音の印象である。かなりピアノが全面に出て活躍している印象。もちろん室内楽として一体化しているのだが、掛け合いなど含めて協奏曲に近いような活躍度合いに聞こえる場面もある印象である。全編を上品な気品はあるのだが、時々は陰を見せることもあったりして、あまりくつろげる作品ではない印象である。印象的な旋律が少ないし、作品としては突き抜けている印象はない。

 

  • 管楽五重奏曲
    • 2.8点
管楽器のみの5重奏曲。他の管楽器のための合奏曲が素晴らしい出来なのと比較すると、物足りない。旋律の良さを感じられる場面が少なくて、曲の構成の面白さもあまり感じられない。鍵盤楽器が入らないことと楽器数の少なさは、やや制約が厳しかったのかもしれない。制約を超えるだけのアイデアが浮かばなかったのかもしれない。もしくは、旋律として一軍を出せるモチベーションが湧かなかったか。1楽章は少しよかったがそれ以外はイマイチだと思った。

 

  • ピアノ五重奏曲 Op70
    • 3.3点
1楽章の最初が悲劇的で重いスタートで始まるが、長くは続かない。どの場面も巨匠的な気品と充実した音の楽しさだけでなく力強さがある。2楽章は優雅で心が落ち着くが、突然モーツァルトのピアノ協奏曲20番のような激しさに突入して驚かされる。3楽章は悪くはないのだが、最初の2つの楽章と比較するとやや平凡ではあり、まとまっていない印象もあるのだが、最終楽章らしい迫力は十分にある。突出した旋律はないのだが、かなり立派な作品である。

 

  • ピアノ五重奏曲 Op76
    • 3.0点
どの楽章も、それなりに立派でありアンサンブルが豊かな音楽を作っている。しかしながら、印象に残る楽章はなく、ごく普通の作品という域を出ない楽曲ばかりという印象である。何回か繰り返し聞いてもその印象は変わらなかったし、旋律の魅力もそれほどである。

 

  • ピアノ五重奏曲 Op79bis
    • 3.8点
巨匠的な気品と立派さ。心が清々しくなるような旋律の素晴らしさと充実感。ベートーヴェンやシューベルトの作品にも十分に匹敵するほどの素晴らしい作品だと思う。もちろんそれらの作曲家の上位の傑作の突き抜けた芸術性と時代を切り拓く画期性には匹敵しないが、中位の作品には十分に匹敵するし、代わりに聞いて同じように楽しめると思う。ピアノと弦楽の絡みも実に適切であり、耳を楽しませてくれる。気品だけでなく2楽章のように情熱的な場面においても、旋律や和声の良さも内から湧いてくる情念の切迫感の素晴らしさも見事である。しかも4つの楽章が全て名作であるし、楽章の繋がりによる効果も大きい。

 

  • ヴァイオリンソナタ No4 Op15
    • 3.3点
2重奏なのだが、まるでもっと多重奏のように2つの楽器が協調して室内楽として音楽を形成している。ヴァイオリンが主役の作品が多いし、協奏曲のように主張し合うソナタは多いが、このように2つとも強く主張せずに落ち着いていて室内楽らしいアンサンブルを形成する2重奏はあまり記憶にない気がする。それが効果的かというと、やはり物足りない感もあるのだが、まったりと聞くには良い。5つの楽章があって、細かく分かれていて場面転換をしていくのは、組曲のようにも感じられて聴きやすい。そして4楽章の変奏曲は主題も変奏も強く印象に残るキャッチーで面白い楽章。その流れからの最終楽章の疾走感と高揚感は楽しい。

 

  • ヴァイオリンソナタOp29
    • 2.8点
演奏の問題かもしれないが、爽やかな古典的なヴァイオリンソナタという以上のものが感じられず、旋律はそれほど魅力を感じなかった。4つの楽章があるが、全て同様であり特に気に入った楽章はない。冒頭の旋律からして、平凡に感じて物足りない。さらっとバックミュージックとして聴ける程度の作品であると思う。

 

  • チェロソナタ No1 Op16-1
    • 2.8点
2重奏なのだが、室内楽のように聞こえる。上品でまったりとした時間が流れる。だが、演奏の問題かもしれないが、あまりチェロらしい渋さとか低音のかっこよさなどの楽器としての魅力が聞こえてこないと思った。ヴァイオリンなど他の楽器でも良いのではと感じてしまう。また、どこの楽章にも特に良い点というものはなく、さらっとしていて、聞いているうちにいつ間にか曲が終わっている。あまり印象に残る部分がない曲であり、快適ではあるがおすすめはできないと思う。

 

(2025/4/21)
    • 3.3点
普通の爽やかの曲である。チェロを渋さではなく爽やかでおおらかに使った曲という印象である。3つの楽章はどれも旋律が魅力的で聴いていて心地よい。あっと驚くものはなくても、また聞きたくなるような気品があり、とても気分良く迎えて朝の気持ち良い散歩をしているかのような、清々しくて気持ち良い音楽を楽しめる。おすすめできる。

 

  • チェロソナタ No2 Op16-2
    • 3.3点
2番は短調である。この時代らしい悲劇的すぎない短調であり、少しだけ悲しみや性急さが心に迫る時はあっても、次に進んでいき、次の場面では長調になっていたりする。チェロソナタの魅力としては1番と同様であり、気品の代わりに悲しみがある。規模が大きく、4楽章あるうえに各楽章の規模も大きくて繋がりや構成はしっかりと書かれている。旋律はそれなりに良くて、佳作として十分に楽しめる作品である。

 

  • チェロソナタ No2 Op16-3
    • 3.3点
規模は2番ほど大きくないが、充実感はしっかりある。1楽章のまるで最終楽章のような落ち着かずに走り始める感じが、全体の雰囲気を決めて最後まで引っ張っている。2楽章はコンパクトであるが、かなり美しいアダージョ。そして3楽章は短調になり、大きな規模で悲しみの音楽を奏でいく充実感のある楽章。この曲も佳作である。チェロソナタは3作とも現代から見ればマイナーな作品だが、しっかりと考え抜いて構成を作りあげた芸術作品だと思わせるもので、聞き応えがある。
 
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ONSLOW septet + sextet - YouTube
 
Piano: Jean Hubeau
Double Bass: Marc MARDER
Wind Ensemble: Nielsen Quintet
 
 

George Onslow - Grand Septet in B-flat major, Op.79 (1849)

Ensemble: Consortium Classicum

 
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ジョルジュ・オンスロー - Wikipedia
 
ジョルジュ・オンスロー
George Onslow

 

アンドレ・ジョルジュ・ルイ・オンスロー(André George Louis Onslow、1784年7月27日 - 1853年10月3日)は、フランス作曲家。父親はイギリス連合王国貴族たるオンズロー伯爵家の出だったが、同性愛疑惑の渦中の人とされてフランスに亡命中であった。そのつながりからロンドンで基礎教育を受け、同地でヨハン・バプティスト・クラーマーピアノを学ぶ。作曲はパリアントニーン・レイハに学んだ。

 

オンスローの作品は、古典派音楽ロマン派音楽の過渡的な様式を示している。幅広いジャンルの楽曲を遺したが、こんにちではおびただしい数の室内楽によって再評価されており、とりわけ「銃弾」という愛称のある弦楽五重奏曲第15番が有名である(オンスローは、貴族のたしなみとして狩猟を趣味としており、その際の事故で聴力を失っている)。

同時代のフランスではなかなか認識されなかったが、メンデルスゾーンシューマンによって高く称賛され、ドイツに紹介された。

 

楽曲

ピアノのための作品

  • ピアノソナタ ハ短調 作品2
  • ピアノソナタ第2番 作品番号なし
  • スコットランドの歌による変奏曲 変ホ長調 作品5
  • トッカータ ハ長調 作品6
  • 二台と四手のためのピアノ曲第1番 ホ短調 作品7
  • 二台と四手のためのピアノ曲第2番 ヘ短調 作品22
  • アリア"Charmante Gabrielle"に基づく変奏曲 イ短調 作品12
  • アリア"Aussitôt que la Lumière"による序奏,変奏と終結 ト短調 作品13
  • イギリスの主題と変奏曲 イ長調 作品28
  • ピアノのためのアンダンテ 作品番号なし
  • ピアノのためのアレグロ・アジタート ト短調 作品番号なし
  • ピアノのためのアレグロ・アジタート 変ロ短調 作品番号なし
  • アレグロ・モデラート 嬰ヘ短調 作品番号なし
  • ピアノのためのアンダンティーノ・コン・モート ホ短調 作品番号なし
  • Mijmering 作品番号なし
  • 6つの小品 作品番号なし
    • 変ホ長調
    • イ長調
    • 変イ長調
    • 変ロ長調
    • ホ長調
    • ホ長調
  • 守護天使による幻想曲 変ロ長調 作品番号なし
  • Pièce en trio 作品番号なし

ヴァイオリンソナタ(全6曲)

  • ヴァイオリンソナタ第1番 ニ長調 作品11-1
  • ヴァイオリンソナタ第2番 変ホ長調 作品11-2
  • ヴァイオリンソナタ第3番 ヘ短調 作品11-3
  • ヴァイオリンソナタ第4番 ヘ長調 作品15
  • ヴァイオリンソナタ第5番 ホ長調 作品29
  • ヴァイオリンソナタ第6番 ト短調 作品31

チェロソナタ(全3曲)

  • チェロソナタ第1番 ヘ長調 作品16-1
  • チェロソナタ第2番 ハ短調 作品16-2
  • チェロソナタ第3番 イ長調 作品16-3

オーボエとピアノのための作品(全1曲)

  • アンダンティーノ 作品番号なし

ピアノ三重奏曲(全10曲)

  • ピアノ三重奏曲第1番 イ長調 作品3-1
  • ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 作品3-2
  • ピアノ三重奏曲第3番 ト短調 作品3-3
  • ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 作品14-1
  • ピアノ三重奏曲第5番 変ホ長調 作品14-2
  • ピアノ三重奏曲第6番 ニ長調 作品14-3
  • ピアノ三重奏曲第7番 ニ短調 作品20
  • ピアノ三重奏曲第8番 ハ短調 作品26
  • ピアノ三重奏曲第9番 ト長調 作品27
  • ピアノ三重奏曲第10番 ヘ短調 作品83

弦楽四重奏曲(全37曲)

  • 弦楽四重奏曲第1番 変ロ長調 作品4-1
  • 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 作品4-2
  • 弦楽四重奏曲第3番 イ短調 作品4-3
  • 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 作品8-1
  • 弦楽四重奏曲第5番 ヘ長調 作品8-2
  • 弦楽四重奏曲第6番 イ長調 作品8-3
  • 弦楽四重奏曲第7番 ト短調 作品9-1
  • 弦楽四重奏曲第8番 ハ長調 作品9-2
  • 弦楽四重奏曲第9番 ヘ短調 作品9-3
  • 弦楽四重奏曲第10番 ト長調 作品10-1
  • 弦楽四重奏曲第11番 ニ短調 作品10-2
  • 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 作品10-3
  • 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 作品21-1
  • 弦楽四重奏曲第14番 ホ短調 作品21-2
  • 弦楽四重奏曲第15番 変ホ長調 作品21-3
  • 弦楽四重奏曲第16番 ホ短調 作品36-1
  • 弦楽四重奏曲第17番 変ホ長調 作品36-2
  • 弦楽四重奏曲第18番 ニ長調 作品36-3
  • 弦楽四重奏曲第19番 嬰ヘ短調 作品46-1
  • 弦楽四重奏曲第20番 ヘ長調 作品46-2
  • 弦楽四重奏曲第21番 ト短調 作品46-3
  • 弦楽四重奏曲第22番 ハ短調 作品47
  • 弦楽四重奏曲第23番 イ長調 作品48
  • 弦楽四重奏曲第24番 ホ短調 作品49
  • 弦楽四重奏曲第25番 変ロ長調 作品50
  • 弦楽四重奏曲第26番 ハ長調 作品52
  • 弦楽四重奏曲第27番 ニ短調 作品53
  • 弦楽四重奏曲第28番 変ホ長調 作品54
  • 弦楽四重奏曲第29番 ニ短調 作品55
  • 弦楽四重奏曲第30番 ハ短調 作品56
  • 弦楽四重奏曲第31番 変ロ長調 作品62
  • 弦楽四重奏曲第32番 ニ短調 作品63
  • 弦楽四重奏曲第33番 ハ短調 作品64
  • 弦楽四重奏曲第34番 ト短調 作品65
  • 弦楽四重奏曲第35番 ニ長調 作品66
  • 弦楽四重奏曲第36番 イ長調 作品69
  • D*uc de Guise 作品60

ピアノ五重奏曲(全3曲)

  • ピアノ五重奏曲第1番 ロ短調 作品70
  • ピアノ五重奏曲第2番 ト長調 作品76
  • ピアノ五重奏曲第3番 変ロ長調 作品79bis

木管五重奏曲(全1曲)

  • 木管五重奏曲 ヘ長調 作品81

弦楽五重奏曲(全34曲)

  • 弦楽五重奏曲第1番 ホ短調 作品1-1
  • 弦楽五重奏曲第2番 変ホ長調 作品1-2
  • 弦楽五重奏曲第3番 ニ短調 作品1-3
  • 弦楽五重奏曲第4番 ト短調 作品17
  • 弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 作品18
  • 弦楽五重奏曲第6番 ホ短調 作品19
  • 弦楽五重奏曲第7番 変ホ長調 作品23
  • 弦楽五重奏曲第8番 ニ短調 作品24
  • 弦楽五重奏曲第9番 ハ長調 作品25
  • 弦楽五重奏曲第10番 ヘ短調 作品32
  • 弦楽五重奏曲第11番 変ロ長調 作品33
  • 弦楽五重奏曲第12番 イ短調 作品34
  • 弦楽五重奏曲第13番 ト長調 作品35
  • 弦楽五重奏曲第14番 ヘ長調 作品37
  • 弦楽五重奏曲第15番 ハ短調『弾丸』 作品38
  • 弦楽五重奏曲第16番 ホ長調 作品39
  • 弦楽五重奏曲第17番 ロ短調 作品40
  • 弦楽五重奏曲第18番 変ホ長調 作品43
  • 弦楽五重奏曲第19番 ハ短調 作品44
  • 弦楽五重奏曲第20番 ニ短調 作品45
  • 弦楽五重奏曲第21番 ト短調 作品51
  • 弦楽五重奏曲第22番 変ホ長調 作品57
  • 弦楽五重奏曲第23番 イ短調 作品58
  • 弦楽五重奏曲第24番 ニ短調 作品59
  • 弦楽五重奏曲第25番 ヘ短調 作品61
  • 弦楽五重奏曲第26番 ハ短調 作品67
  • 弦楽五重奏曲第27番 ニ長調 作品68
  • 弦楽五重奏曲第28番 ト短調 作品72
  • 弦楽五重奏曲第29番 変ホ長調 作品73
  • 弦楽五重奏曲第30番 ホ短調 作品74
  • 弦楽五重奏曲第31番 イ長調 作品75
  • 弦楽五重奏曲第32番 ニ短調 作品78
  • 弦楽五重奏曲第33番 ハ短調 作品80
  • 弦楽五重奏曲第34番 ホ長調 作品82

六重奏曲(全2曲)

  • 六重奏曲第1番 変ホ長調 作品30
  • 六重奏曲第2番 イ長調 作品77bis

七重奏曲(全1曲)

  • 七重奏曲 変ロ長調 作品79

九重奏曲(全1曲)

  • 九重奏曲 イ短調 作品77

交響曲(全4曲)

《第2番》は、ベートーヴェンの作曲様式と類似点があり、とりわけ劇的な開始楽章において、シューベルトも共通性を見せている。

  • 交響曲第1番 イ長調 作品41
  • 交響曲第2番 ニ長調 作品42
  • 交響曲第3番 ヘ短調 作品32 - 弦楽五重奏曲第10番のアレンジ。
  • 交響曲第4番 ト長調 作品71

声楽曲(全10曲)

  • La Garde du corps, (romance)
  • La jeune Grecque, (romance avec choeurs)
  • Le premier Baron chrétien, (nocturne)
  • Ave Maria à quatre voix
  • Caïn ou la mort d'Abel pour basse et orchestre
  • Cantique à la Sainte-Vierge
  • Le Printemps, nocturne
  • Accompagnement d'une romance Souvenirs d'Auvergne
  • Les Regrets; romance 作品番号なし
  • Le Dante dans le Paradis, ballade vocale 作品番号なし

オペラ(全4曲)

  • Les deux Oncles
  • L'Alcade de la Vega
  • Le Colporteur ou l'Enfant du bûcheron
  • Guise ou les États de Blois

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