室内楽の名曲を聴こう _ セルゲイ・タネーエフ『弦楽四重奏曲 第4番』

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クラシック音楽の名曲と歴史的名盤
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クラシック音楽の名演奏家の録音への youtube リンク
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伝説の弦楽四重奏団とその歴史的名盤
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モーツァルトは文部省唱歌と同じ様に懐メロとして聴かれている
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ゲルマンの音とはワーグナーが広めた如何にも意味有り気で奥深く感じさせる演奏様式の事 - 777ブログ
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華麗なる芸術都市の光と闇 “魔の都”ウィーンに響く天才歌手グルベローヴァの美声 - 777ブログ
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セルゲイ・タネーエフ Sergei Ivanovich Taneyev(ロシア西部ヴラジーミル 1856 - 1915)
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クラシック音楽の作曲家の主要作品とその評価
クラシック音楽 一口感想メモ
https://classic.wiki.fc2.com/

クラシック音楽の感想メモを書いています。
主要作曲家の主要な器楽曲全ての感想を書くことを目標にしています!

 

セルゲイ・タネーエフの室内楽曲の評価

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弦楽四重奏曲

  • 弦楽四重奏1
    • 3.5点
ロマン派の弦楽四重奏曲としてはかなり上位の作品ではないだろうか。一つ一つの楽章の真剣さや芸術的な高み感があまり類をみない気がする。それこそ、ベートーヴェンとバルトークの間の地点にいる本格派で芸術系の弦楽四重奏曲と言っても過言ではないと感じる。作曲家としての実力は明確に落ちる部分は残念であるが。5つある楽章はどこも緩みのない集中力で書かれており、その響きや旋律は鋭角的な鋭さと巨匠的であり、平凡さとから隔絶しようという意思を持っている。すごい曲であると感じる。ただし、音で聞く限りは楽器の使い方や絡ませ方の室内楽としての出来の良さはまだまだであると感じる。また、全体的に例えば頂点からどん底までのような振り幅は大きくないため、そこに器の足りなさは現れてしまっている。

 

  • 弦楽四重奏2番
    • 3.0点
約40分の大作。全体的に晦渋な印象が強くて、渋くて派手さがない場面が多い。また陰鬱な気分の時も多く、パッと視界が開けるような場面が少ない。巨匠的で高貴な旋律を頻繁に見せたり、弦楽の重ね方にも巨匠的な品格と深淵さを感じるのは良い。しかし、長すぎてそれに見合う派手さとかインパクトがないため、聴いていてなかなかしんどく感じた。内容的には様々なものが詰め込まれていて、交響曲的な力の入れ具合と思われるような、かなりの力作であると思う。個別の場面はかなり素晴らしくて、深淵で深い思索性があり、ベートーヴェン後期の弦楽四重奏曲に迫った後期ロマン派の弦楽四重奏曲という高い評価もできそうではある。しかしながら、評価したい想いはありつつも率直な感想としては、良い部分あるけれど暗くて通して聞くのは辛いのという状況から抜け出せなかった。

 

  • 弦楽四重奏3番
    • 3.5点
アレグロと長大な変奏曲の2楽章構成になっている。どちらも優雅であり、古典派時代のような貴族的な趣である。ところどころ優雅すぎたり冗長であり刺激が足りない場面もあるものの、基本的にはこの清々しさと溢れるような詩情を楽しむことができる音楽であり、弦楽四重奏曲の親しみやすさや気楽さを楽しむことができる。このシンプルで完璧な四重奏のあり方を聴くと、タネーエフは弦楽四重奏曲の作曲家としてハイドンの後継者であると思える。変奏曲としては19世紀末に書かれたにしては変化に乏しく、もう少し大胆に書いて欲しかったところはある。それでも、書法の素晴らしさや弦楽四重奏曲ならではの複数声部が絡み合って心地よい感動を産んでいく手腕は素晴らしく、それぞれの場面の充実感がすごい。紛れもなく巨匠的な作品であると思う。

 

  • 弦楽四重奏4番
    • 4.0点
この作品は、タネーエフという一般的には知っている人が少ない作曲家の作品とは到底思えないような、大作曲家の作品のオーラを完全に放っている堂々たるものである。巨匠的な高貴で充実した響き、大規模ながらも緊密であり全く飽きることのない内容、素晴らしい作品である。特に緩徐楽章は、ハイドンの名作にも匹敵してその後継となるような、感動で胸が膨らむような内容である。それ以外の楽章も、ドヴォルザークが近いとは思うが、それに匹敵する弦楽四重奏曲をロシアでも書かれていたことを知るとは思わなかったと言える。もう少し切れ味の鋭さや名旋律が含まれていれば、隠れた名作ではなく、一般的に知られる名作になっていたであろう。とはいえこれは、ロマン派の弦楽四重奏曲の中でも名作であり、これより曲としての出来が劣るにも関わらず作曲者が有名だから演奏頻度が高い作品がいくつかあると思っている。

 

  • 弦楽四重奏5番
    • 3.8点
コンパクトな4楽章。どの楽章も密度が濃くて旋律は優雅で格調高い。時代を考えれば古典的な趣であり古臭いように思うが、完成度の高さゆえにそのことに疑問は感じない。ベートーヴェンのような格調としっかりした音楽的な構築性や主張と健全で壮健な精神と音楽の緊密さを実現している。さらに何かプラスアルファを目指せたのではと思う余力すら感じてしまう。なぜタネーエフの弦楽四重奏曲があまり有名ではないのか分からない。ロマン派のこの時代に書かれたこのような音楽を求める人はいないからか。ロシアの室内楽の全体的な印象とは遠く離れたドイツ的な作品であるためか。

 

  • 弦楽四重奏6番
    • 3.0点
7番から9番は1番より前の作品であるため、この作品が最後の弦楽四重奏曲である。この曲は、これまでのような充実して緊密な作品とは異なり、薄い音で影のある気力の減退したような作品になってしまった。よくある晩年の作品なのかと思ったが、5番までから作曲年が離れてはおらず、年齢的にもまだ40代であり晩年ではない。それでこの作品になってしまったのは、いったい何があったのだろうか。そして、その代わりになるような深みが与えられている感じはせず、単に気力減退しただけに聞こえる。声部の美しい絡みは一体どこへ。ベートーヴェンの晩年の作風に近づけようと思ったのだろうか。ちょっと分からないのだが、残念ながら素晴らしい場面は限られており、どちらかというと残念な場面が多い作品だと自分は思った。

 

  • 弦楽四重奏7番
    • 3.8点
番号付きの作品では一番最初に書かれた弦楽四重奏曲。1楽章では書法が未熟で物足りないと感じた。しかし2楽章以降は名作である。楽章は長めであり、緊密ではない代わりに、ゆったりとした優雅な時間の流れで素敵な旋律が奏でられている。想定したよりもはるかに聴いていて楽しく、名曲を聴いている時ならではのウキウキ感が止まらない。書法の緊密さはのちの作品ほどではないはずだが、その音の薄さと長大さにはむしろプラスになっている。もう一度聞きたい、この優雅な時間が終わってほしくない、と聴いていて強く感じるほどの名作感がある。しかも1つの楽章だけではなく、一つ終わった次の楽章がまた同じくらい素晴らしいのが、ウキウキ感をより強くさせる。

 

  • 弦楽四重奏8番
    • 3.5点
この作品も楽しい。1楽章が薄い印象はある。また4楽章は出来が良いのだがそこまでテンションが上がらなかったのは旋律の魅力の問題か。2楽章と3楽章はハイドンの影響を強く感じさせる。そしてどちらも非常に魅力的だ。ハイドンに似た感動で胸が膨らむ緩徐楽章はまた聞きたくなる。3楽章も旋律のくせが似ている。全体的に楽章は長くて、ゆったりと楽しめる。7番と比較すると少しだけワクワク感は自分は少ないのだが、曲の良さは大きな差はない気もする。ドイツ的な古典作品として十分に魅力的な作品である。繰り返しも多いのだが、それが全く飽きない。演奏が良いのかもしれないが。

 

  • 弦楽四重奏9番
    • 3.5点
この作品はハイドンに近い要素は少なくっている。また1楽章や4楽章もなかなかの力作である。楽章のバランスはよくなったが、強く印象が残る楽章は無くなった気もする。とはいえゆったりした中に、古典的で力強く楽しめる上等な楽曲なのは変わらない。この後さらに素晴らしい完成度に上がっていくのだが、この作品はその予兆を感じさせるような、過去の作曲家からのそれなりの独立を感じる。時間は長いのだが、ゆったり感だけでない緊密さも少しずつ上がってきていると思う。優雅なだけでない力強さもあり、楽しく最後まで聴き通せたし、また聴きたいという気分にさせてくれる。
 
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Sergei Taneyev: *COMPLETE* String Quartets - YouTube
 
演奏:タネーエフ四重奏団
ウラジーミル・オフチャレク(ヴァイオリン)
グリゴリー・ルツキー(ヴァイオリン)
ヴィサリオン・ソロヴィヨフ(ヴィオラ)
ヨシフ・レヴィンソン(チェロ)
 
 

Sergei Taneyev – String Quartet No. 4

The performance: Taneyev Quartet
Vladimir Ovcharek, violin
Grigory Lutsky, violin
Vissarion Solovyov, viola
Iosif Levinson, cello

 

Sergey Ivanovich Taneyev - String Quartet no.4 in A minor op.11 (1898-99)

Rasumowsky Quartett
Dora Bratchkova, violin
Andrea Saxer Keller, violin
Gerhard Müller, viola
Alina Kudelevič, cello

 
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セルゲイ・タネーエフ - Wikipedia
 
セルゲイ・イヴァノヴィチ・
タネーエフ

 

セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ  (Sergei Ivanovich Taneyev、1856年11月25日 - 1915年6月19日)は、ロシア作曲家ピアニスト、音楽理論家、教育者。

生涯

出生から修学期

1856年、ロシア帝国ヴラディーミルで生まれた。15世紀まで歴史をたどれる貴族の家系に生まれ、父・イヴァンは医師で、アマチュア音楽家であった。5歳からピアノを習い始めた。

1866年の9歳の時、一家はモスクワに移住し、新設されたモスクワ音楽院に同1866年に聴講生として入学(1869年に正式な生徒となった)。低学年の頃はエドゥアルト・ランゲルロシア語版のクラスで学び、正式な生徒となってからはピアノエドゥアルト・ランゲルロシア語版ニコライ・ルビンシテインに、音楽形式とフーガをニコライ・グーベルトロシア語版に、作曲と楽器法をピョートル・チャイコフスキーの下で学んだ。特に、チャイコフスキーには可愛がられた学生であった。1875年に金メダルを得て卒業。

 

音楽院卒業後

卒業後はピアニスト、作曲家として活躍。レオポルト・アウアーとデュオを組んで演奏旅行を行う。1875年11月には、チャイコフスキーの『ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調』のモスクワ初演でピアノを担当。1882年5月22日には同じく『ピアノ協奏曲第2番 ト長調』の世界初演を担当した。

 

1878年よりモスクワ音楽院で教鞭を執り、和声および楽器法を担当した。1881年に教授に昇格し、亡くなったニコライ・ルビンシテインの跡を継いでピアノ科教授も受け持った。そして1885年から1889年までの4年間、音楽院院長も務めた。なお、生涯を終えるまで乳母とともにマールィ。ブラシエフスク横丁の貸家に住んでいた。

 

タネーエフはレフ・トルストイの寵愛を受け、トルストイ家を頻繁に訪れる客であり、ヤースナヤ・ポリャーナで多くの時間を過ごした。1895年、トルストイ夫妻は7歳の息子を亡くし、トルストイは悲しむ妻・ソフィア・トルスタヤ英語版を励ますために夏の休暇をタネーエフと共に過ごすこととし招待した。しかし夫人はこの頃からタネーエフに恋心を懐くようになり、トルストイはタネーエフの同性愛を知っていたものの嫉妬を懐くようになり、夫婦間の不和の原因となってしまった。

 

1905年、権威主義的な運営方法に抗議して音楽院を退職。教授陣や学生には戻ってくることを要請されたが、戻ることはなかった。

 

モスクワ音楽院辞職後
デューティコヴォ村にあるタネーエフ博物館

1906年、一般の人々に普及をはかる人民音楽院の創設者となり、教員ともなった。音楽民俗学を学び、学生らと共に働いた。音楽院を退いた後の晩年はヨーロッパへ旅行することが多かった。

1915年、弟子であったスクリャービンの葬儀に出席した際、薄着で棺を担いだのが元で風邪を引き、心臓病を併発してモスクワ近郊のデューティコヴォ村[3]で生涯を閉じた。モスクワのノヴォデヴィチ墓地に埋葬されている。

作曲作品とその特徴

出版について無頓着だったために出版された作品数は少なく、番号付けは混乱しているが、4曲の交響曲弦楽四重奏曲などの室内楽曲、オペラ、合唱曲、ピアノ曲(数は少ないが、リーリャ・ジルベルシュテインがレパートリーとしている『前奏曲とフーガ 嬰ト短調』(作品29)が有名)など多数の作品を残した。わずかながら正教会の聖歌も作曲している(『主よ、爾は善智なる盗賊を』)。

 

その作風はチャイコフスキー同様保守的であるが、叙情性よりも構築性を重んじ、対位法を多く駆使しており、「ドイツ的」と称されることが多い。グラズノフ、門人パウル・ユオンメトネルと並んで、「ロシアのブラームス」と呼ばれる一人である。もっとも、タネーエフ自身はブラームスを嫌悪していた(同様にワーグナーも嫌悪していた)。

 

音楽理論に関して

対位法の理論家としても知られ、著書には『可動的厳格対位法』、『カノンの研究』、ブレッスラーの『厳格対位法と楽式論』の翻訳などがある。また、チャイコフスキーのいくつかの未完作品(『アンダンテとフィナーレ』など)を補筆している。

 

演奏家として

なお、ピアニストとしては、1891年にモーツァルトの『幻想曲 ハ短調』(K. 396)をエジソンシリンダーに録音しているほか、高く評価していたアントン・アレンスキーの『2台のピアノによる組曲第2番《シルエット》』の第4曲の録音(1892年)をパーヴェル・パプストと共に残している。

指導学生

弟子には下記がいる。

家族・親族

 

作品

交響曲

管弦楽曲

  • ロシアの主題による序曲 ハ長調(1882年、1948年出版)
    ニコライ・リムスキー=コルサコフの『100のロシア民謡集』(作品24)の第10曲を基にしており、パヴェル・ラムが補筆完成させ1948年に出版された。
  • 序曲『オレステイア』ホ短調 作品6(1889年、1897年出版)
    自身が作曲した同名のオペラの主題に基づく。

協奏曲

  • ピアノ協奏曲 変ホ長調(1875-76年、1957年出版)
    2楽章までのスケッチのみ。チャイコフスキーに酷評されたことから作曲を断念した。ヴィッサリオン・シェバリーンによる補筆版がある。
  • ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的組曲 作品28(1909年)
    1. 前奏曲、2. ガヴォット、3. おとぎ話、4. 主題と変奏、5. タランテラ

弦楽四重奏曲

  • 弦楽四重奏曲 ニ短調(1874-76年、1952年出版)
  • 弦楽四重奏曲(第7番) 変ホ長調(1880年、1952年出版)
  • 弦楽四重奏曲(第8番) ハ長調(1883年、1952年出版)
  • 弦楽四重奏曲(第9番) イ長調(1883年、1952年出版)
  • 弦楽四重奏曲第1番 変ロ長調 作品4(1890年、1892年出版)
  • 弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 作品5(1894-95年、1896年出版)
  • 弦楽四重奏曲第3番 ニ短調 作品7(1886年、1896年改訂、1898年出版)
  • 弦楽四重奏曲第4番 イ短調 作品11(1898-99年、1900年出版)
  • 弦楽四重奏曲第5番 イ長調 作品13(1902-03年)
  • 弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 作品19(1903-05年、1906年出版)
  • 弦楽四重奏曲 ハ短調(1911年、1952年出版) - 2楽章のみ。

室内楽曲

  • 弦楽三重奏曲 ニ長調(1879-80年、1956年出版)
  • 弦楽三重奏曲 ニ長調 作品21(1907年)
  • 弦楽三重奏曲 変ホ長調 作品31(1910-11年)
  • 弦楽三重奏曲 ロ短調(作曲年不明、1952年出版)
  • 弦楽五重奏曲第1番 ト長調 作品14(1900-01年、1903年改訂)
  • 弦楽五重奏曲第2番 ハ長調 作品16(1903-04年)
  • ピアノ四重奏曲 ホ長調 作品20(1902-06年)
  • ピアノ三重奏曲 ニ長調 作品22(1910-11年)
  • ピアノ五重奏曲 ト短調 作品30(1906-08年)
  • ヴァイオリンソナタ イ短調(1911年、1948年出版)
  • ヴァイオリンとピアノのための10のロマンス 作品17(1905年)

ピアノ曲

  • アンダンティーノ・センプリチェ ロ短調(作曲年不明、1953年出版)
  • 主題と変奏 ハ短調(1874年、1953年出版)
  • ピアノソナタ 変ホ長調(1874-75年) - 第1楽章のみ。
  • スケルツォ 変ホ短調(1874-75年、1953年出版)
  • 4つのスケルツォ(1875年、1953年出版)
    1. ヘ長調、2. ハ長調、3. ト短調、4. ニ短調
  • カドリーユ イ長調(1879年、1953年出版)
  • 行進曲 ニ短調(1879年、1953年出版)
  • 休息(エレジー)嬰へ短調(1880年、1953年出版)
  • 四手のための行進曲 ハ長調(1881年、1981年出版)
  • 子守歌 変ロ長調(1881年、1953年出版)
  • 前奏曲 ヘ長調(1894-95年、1904出版)
  • 前奏曲とフーガ 嬰ト短調 作品29(1910年)

合唱曲

オペラ

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セルゲイ・タネーエフはトルストイの『クロイツェル・ソナタ』のトルハチェフスキーのモデル:

 

『クロイツェル・ソナタ』(ロシア語Крейцерова соната)は、帝政ロシアの小説家レフ・トルストイの短編小説。1889年に出版された。その題名はベートーヴェンヴァイオリンソナタ第9番に因んでいる。

 

汽車の中で、複数の乗客が夫婦関係を正しく進行させるにはどうすればよいのかを話し合っていた。すると、その中の一人、公爵ポズドヌイシェフが突然告白話を始める。彼は、自らの性的遍歴、それに対する現在の思い、自身の子供に対する接し方を一方的に話し続けるのだった。そして、妻が友人トルハチェフスキーと浮気をしていることに気が付くと、夫婦喧嘩の末に怒りの余り妻を刺してしまったという。そして、彼の妻は平常心を失い、そのまま死亡してしまったという。トルストイは、この話によって、禁欲的な愛を読者に説いている。

登場人物

ポズドヌイシェフ  : 妻を殺害した公爵。

トルハチェフスキー  :ポズドヌイシェフの友人でヴァイオリンが上手な男。ポズドヌイシェフの妻と不倫をしていた。