アニメ 松本零士『わが青春のアルカディア』(東映洋画 1982年)

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Windows 10・11】ブルーライトカットの設定方法!
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777 音楽、映画、美術、文学関係 youtube リンクまとめ
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松本零士 原作のアニメ
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アニメ 松本零士銀河鉄道999 The Galaxy Express 999』(東映洋画 1979年)
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アニメ 松本零士さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-』(東映 1981年)、『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』(東映 1998年)
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アニメ 松本零士『わが青春のアルカディア』(東映洋画 1982年)
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/09/15/212247

アニメ 松本零士クイーン・エメラルダス』 (1998)
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/09/18/195032


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アニメ    松本零士『わが青春のアルカディア』(東映洋画  1982年)

監督 - 勝間田具治

脚本 - 尾中洋一

音楽 - 木森敏之

指揮 - 熊谷弘

演奏 - 新日本フィルハーモニー交響楽団

配給 - 東映

公開 - 1982年7月28日

 

動画

1.Arcadia Of My Youth 

https://archive.org/details/arcadia-of-my-youth/Arcadia+of+My+Youth.mp4

 

果てしなき大宇宙を、愛と正義に燃える若きハーロックが巨大宇宙船アルカディア号と共に行く・・・。
原作者の松本零士が、ハーロックものの集大成として全情熱を注ぎ込んだ本作は、ドラマティックなストーリー展開、魅力あふれるメカによる大アドベンチャーが画面いっぱいに広がるハーロックの決定版。ハーロックがなぜ片目になったのか、黒マントは誰にもらったのか、そしてなぜ海賊になったのか…、ハーロックにまつわる謎が次々と明かされていく。そして初めて姿をみせるハーロックの恋人や、トチロー・エメラルダスとの出会いなども描かれ、さらに声優陣には石原裕次郎らを配し、最高のスタッフ・キャストで製作されたアニメ超大作。

【ストーリー】
宇宙船デスシャドウ号のブリッジで、ひとり孤独に酒のグラスを傾ける男、それは若きハーロックだった。宇宙侵略者イルミダス星との戦いに破れ、コロニーからの引き上げ難民を地球へ運ぶデスシャドウ号の艦長ハーロックは、ただ無念の涙をこらえるほか、いまはなすすべもない。イルミダスに占領された地球は、みるかげもなく荒廃していた。かつてイルミダスに抗戦していたトカーガ星の誇り高き勇者ゾルも、いまは心ならずも敵の雇兵になっていた。イルミダス軍地球占領軍総司令部に出頭したハーロックは、そこでゼーダ司令ムリグソン副官、地球のカイライ政権トライター首相などから、危険分子として追放命令。怒ったハーロックは、イルミダス将校を相手に大暴れしたが、その喧嘩に加わって味方してくれた不思議な日本人トチローを知った。

 

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わが青春のアルカディア無限軌道SSX 第01話[公式]


【あらすじ】
地球はイルミダスにより支配され、キャプテンハーロック、大山トチロー、クイーンエメラルダスの3人は、コードナンバーSSXの無法者として宇宙中に指名手配された。ハーロックたちは、イルミダスとの戦いの中、物野正や有紀蛍、レミ、ドクターバンたち新しい仲間と出会い、彼らとともに宇宙戦艦アルカディア号で宇宙のどこかにあると信じる理想郷・アルカディアを探す旅を続ける。

第1話「アルカディア発進」
荒れ果てた植民惑星メシラス。少年・物野正はキャプテン・ハーロックにかけられた莫大な賞金を狙って、ハーロックを撃とうと酒場にやってきた。そんな正に、謎の女性は居場所を教える。アルカディア号の補給のためにデスバレーに降り立ったハーロックに、正は銃を向けるが…。

放送年:1982年10月13日




わが青春のアルカディア無限軌道SSX 第02話[公式]


【あらすじ】
地球はイルミダスにより支配され、キャプテンハーロック、大山トチロー、クイーンエメラルダスの3人は、コードナンバーSSXの無法者として宇宙中に指名手配された。ハーロックたちは、イルミダスとの戦いの中、物野正や有紀蛍、レミ、ドクターバンたち新しい仲間と出会い、彼らとともに宇宙戦艦アルカディア号で宇宙のどこかにあると信じる理想郷・アルカディアを探す旅を続ける。

第2話「女艦長レオタード」
髑髏の旗を掲げ星の海を行く、勇気と希望の船・アルカディア号。しかしその行く手に立ちふさがる、惑星レーズの女、レオタード。罠を仕掛けるレオタードの目的は何か?ハーロックとレオタード、対決の時!

放送年:1982年10月20日

 

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【ゆっくり解説】松本零士が描いた孤高のヒーロー!キャプテンハーロックの謎と魅力を徹底解説!
リンダリンダ【ゆっくり解説】2025/01/25


松本零士が描いた孤高のヒーロー、「キャプテンハーロック」。彼の人物像や設定に隠された謎、そして彼が宇宙を駆ける理由とは?『宇宙海賊キャプテンハーロック』を中心に、松本零士作品の世界観やキャラクター同士の繋がりをじっくり深掘り解説します!

「キャプテンハーロック」の生き様や魅力、彼が抱える孤独と信念に迫る内容です。懐かしすぎる名シーンや意外な裏話も交えながら、昭和アニメの真髄を再発見できる動画となっています!

 

 

【ゆっくり解説】「宇宙海賊キャプテンハーロック」衝撃の最終回!美女軍団マゾーンとの悲しすぎる戦い⁉
リンダリンダ【ゆっくり解説】2025/01/23


宇宙海賊キャプテンハーロック」の壮絶な最終回!美女軍団マゾーンとの戦いが描く感動と悲劇の結末とは⁉ 異星人マゾーンの正体や、彼らが地球侵略にこだわる理由、そしてハーロックたちの運命はどう決着するのか⁉
松本零士さんの代表作のひとつである本作を深掘り解説!原作との違いや、他の松本作品とのつながりにも迫ります。懐かしすぎて泣ける⁉ 昭和アニメの金字塔を振り返ります!

 

 

【【松本零士の傑作】「クイーン・エメラルダス」の衝撃設定!トチローとの悲しき物語に迫る!【ゆっくり解説】
リンダリンダ【ゆっくり解説】2025/01/29


松本零士が描いた傑作「クイーン・エメラルダス」!
彼女の壮絶な過去や衝撃的な設定、そしてトチローとの悲しき物語とは?時代とともに変化した設定や、作品に隠された深いテーマを深掘り解説します。さらに、彼女が背負う運命や、今も語り継がれるその魅力にも迫ります。昭和のアニメ文化を彩った名作を振り返りながら、その裏側に隠された驚きのエピソードをお楽しみください!

 

 

【特典映像あり】トチロー&エメラルダスの出会い⁉ ハーロックとの運命の繋がりを徹底解説!【ゆっくり解説】
リンダリンダ【ゆっくり解説】2025/02/06


「トチロー&エメラルダスの出会い⁉ そして、ハーロックとの運命の繋がりとは…?」

松本零士作品に登場する謎多きキャラクター 「トチロー」。
彼と エメラルダスが出会った瞬間、運命が大きく動き出した⁉

さらに、ハーロックとの関係、そして衝撃の最期…。
彼らの知られざる繋がりと、作品ごとに異なる設定の秘密を深掘り!

📌 さらに、今回の動画には【特典映像】も収録!
「トチロー&エメラルダスの出会い」の映像を交えながら、じっくり解説します!

 

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わが青春のアルカディア - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%8C%E9%9D%92%E6%98%A5%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2

 

『わが青春のアルカディア』は、1982年7月28日に東映パラス系で公開された松本零士原作のアニメ映画、ならびに『戦場まんがシリーズ』の一編。本項では主に前者について詳述し、後者についても触れる。

ストーリー

映画版

人類が地球の空を飛び始めた20世紀、海賊騎士の末裔であり航空世界の空を征服してきた航空探検家ファントム・F・ハーロックは、双翼の愛機「アルカディア号」と共に「スタンレーの魔女」と呼ばれる魔の山があるオーエンスタンレー山脈に挑んでいた。難攻不落の魔の山の攻略に命をかけたハーロックは、「我が青春のアルカディア」という著書を書き残し、その本は後々の子孫にも読みつがれていった。

それから約1000年後の未来、外宇宙へと進出した地球人は、謎の異星人イルミダス星人に侵略され、地球を征服されていた。太陽系連邦軍はイルミダスに降伏し、連邦艦の艦長として難民を移送していた若いハーロック(一族の遠い子孫)も地球で武装解除された。

地球で「自由アルカディアの声」という地下放送の無線を聞くハーロック。住む家もない地球人たちを励ますために「明日は来る」と訴え続ける無線の声は、ハーロックの恋人マーヤのものだった。だが、マーヤはイルミダス星人に疎まれ、追われる身となって姿を隠していた。

降伏した連邦軍の軍人たちは地球で食券だけを与えられ、職もなく放逐された。食堂で連邦軍の工兵であるである大山トチローと知り合うハーロック。イルミダスに対する反乱について話していたハーロックとトチローはイルミダス軍のゾルに捕えられ、記憶分析機でチェックされた。その結果、二人は遠い先祖の代から縁があり、先祖同士が何度も友情で結ばれていた事が判明した。

宇宙時代のハーロックたちが知らない先祖の物語。第二次世界大戦時、ファントム・F・ハーロックの息子で同名のハーロックⅡ世は、第二次世界大戦時、ドイツ空軍エースとして活躍していたが、ドイツの敗色が濃厚となった頃、運命の人物である日本人の大山敏郎(トチロー)と出会う。大切な父の形見の照準器をトチローに託し、安全な中立国スイスに逃したハーロックは、軍人の使命を果たすべく敵兵の迫るドイツ圏内に戻って行った。

再び1000年後の地球。イルミダス軍のゾルはトカーガ星人で、イルミダスに征服され軍人として働かされている男の一人だった。イルミダス軍は不要になったトカーガ星を絶滅させる役目を地球政府に命じ、その部隊の輸送をハーロックに依頼した。地球の庇護のために他の星を滅ぼす手助けをしようとする地球政府に反発し、立ち去るハーロック

地球人を励ます放送を続けていた恋人のマーヤを探し、一瞬だけ巡り合うハーロック。だが、軍の襲撃を受けたために二人は離れ離れとなり、ハーロックは片眼を失う重傷を追って逃げ延びた。

宇宙の自由貿易人として、どの組織にも属さないエメラルダスと出会うトチロー。イルミダス軍に所属していたトカーガ星人たちは、母星が滅ぼされると知り、エメラルダスの船を奪ってトカーガ星に帰ろうとした。「他にも船はある」と、密かに造ったアルカディア号を披露するトチロー。アルカディア号はハーロックを船長としてトカーガ星人の救出に向かった。

イルミダスはハーロックを投降させるために、捕えたエメラルダスとマーヤを銃殺すると脅しをかけた。しかし、男の使命を果たすために引き返そうとしないハーロック。イルミダスを見張るために地球に残っていたゾルは、仲間を率いて処刑直前のエメラルダスたちを救い出した。しかし、ゾルは戦死し、マーヤも重傷を負ってしまった。

トカーガ星に到着するハーロックたち。だが、トカーガ星はすでに死の星だった。数人の生き残りの兵士と、負傷したゾルの妹だけを救出して地球への帰路につくハーロックたち。だが、ゾルの妹は船内で死亡した。

イルミダス軍をかわすために、燃え盛る「プロミネンスの火の川」の突破を試みるハーロックたち。この灼熱の星系は有名な難所で、かつてハーロックの先祖が複葉機で挑んだ山と同じに、「宇宙のスタンレーの魔女」と呼ばれていた。しかも、船に生体反応があると炎に引き寄せられやすい性質があるため、乗組員のいるアルカディア号では通過は困難かと思われた。

ようやく「火の川」から脱出するアルカディア号。だが、船内には救助して来たトカーガ兵たちの姿がなかった。トカーガ最後の女性であったゾルの妹に死なれ、数名の男だけが残った結果、種の存続を諦めた兵士たちは、船の生体反応を減らすために灼熱のプロミネンスに身を投じたのだった。

堂々と着陸許可を得て地球に戻り、瀕死のマーヤと最後の別れを交わすハーロックゾルとマーヤの遺体を引き取ったハーロックと仲間たちに、地球政府は地球からの永久追放を宣告した。数人の男を乗組員に迎え、地球を去ろうとするハーロックに、船による一対一の決闘を申し出るイルミダスの地球占領軍司令官ゼーダ。

宇宙空間でゼーダの巨大な旗艦と戦うアルカディア号。ハーロックに破れたゼーダは、乗組員を退艦させた上で自爆して果てた。ゼーダは、わざとイルミダス艦隊から逃げ切れる宙域にアルカディア号を導いていたが、敢えてイルミダス軍に戦いを挑むハーロック

ゼーダは自艦を自爆させた衝撃波でイルミダス軍にレーダー障害を起こさせ、レーザー砲がアルカディア号を狙い難いよう細工していた。慌てる敵艦隊を中央突破し、旗艦に乗り込んで指揮官を射殺するハーロック。慌てたイルミダス艦は右往左往し、味方同士で衝突して自滅して行った。

ゾルとその妹、そして愛するマーヤを宇宙葬で葬ったハーロックは、己が信じる「俺の旗の下」にだけ戦い続けると誓い、全宇宙を舞台として旅立った。

漫画版

第二次世界大戦末期、ドイツ空軍の撃墜王であるファントム・F・ハーロックII世は、日本人技術者の台場と出会い、祖国の敗北が迫る中、シンパシーを感じあい、友と認めた台場を中立国スイスへ逃がすために最後の戦いに飛び立っていく。

登場人物

ハーロック
声 - 井上真樹夫
元太陽系連邦軍戦艦デスシャドウの艦長。
地球が敗北したことで失意の想いを抱き、恋人マーヤをかばって右目を失ってしまうが、1000年来の友であるトチローとの出会いと、マーヤの励ましによって立ちあがる。
トチロー
声 - 富山敬
元太陽系連邦軍技術士官。
地球がイルミダスに敗れた後も抵抗の火を灯し続け、乞食のような真似をして屈辱に耐えながら、無敵の宇宙戦艦アルカディア号を造り上げ、1000年前の祖先のようにハーロックと行動を共にする。
エメラルダス
声 - 田島令子
宇宙自由貿易人(一言で言うと、密輸商人)。
トチローを惚れさせた美貌の持ち主。ハーロック達に手を貸したことでマーヤと共に処刑されかけたり、地球を永久追放処分となるが、横暴な勢力や権力には決して屈しない意思を表明するため、マーヤの血で染めた赤いドクロの海賊旗を掲げる。
トレードマークの生涯残る頬の傷は、この作品でつけられたことが描かれている。
マーヤ
声 - 武藤礼子
ハーロックが生涯でただ一人愛した女性。
ハーロックのマントとコスチューム、髑髏旗は彼女の手作りによるもの。地球で地下放送「自由アルカディアの声」を流し、愛するハーロックと絶望に打ちひしがれる地球人達を勇気づける活動をしていたが、イルミダスの弾圧と凶弾に倒れる。エメラルダス曰く「触れたら壊れてしまいそうな優しい姿の奥に、炎のようなマグマを抱いているような人」。
ラ・ミーメ
声 - 山本百合子
TVシリーズのミーメの妹。
母星アロザウルス星をイルミダスによって失ってしまい、ただ一人生き残って 、地球占領軍司令官ゼーダの秘書となっている。愛するゾルにイルミダスの秘密情報を伝える役割を担い、アルカディア号にハーロック達と共に乗り込む。発声する時には左胸が青く明滅する。
ゾル
声 - 池田秀一
トカーガ星の誇り高き勇士で、地球駐屯トカーガ人達のリーダー的存在。ハーロックとトチローを拘束した際に、2人を記憶分析機にかけて、1000年来の友人となった2人の関係を明らかにしている。
同族や母星をイルミダスの人質に取られ、失意のまま降伏し、表向きにはイルミダス専属の傭兵となって従っている。地球連邦軍時代のハーロックとはキャスルメイン星団区で戦ったこともある。そしてぶつかり合いと誤解を乗り越えてハーロック、トチローと男の友情で結ばれ、共に再びイルミダスと戦う道を選ぶが、非業の死を遂げる。
原典の『宇宙海賊キャプテンハーロック』でも容姿こそ違うものの、同名でかつ故郷の星もトカーガで、母星がマゾーンに降伏して傭兵にさせられ、ハーロックと友情を結んだものの、同じく悲劇の最期を遂げる戦士が登場した。
老トカーガ兵
声 - 森山周一郎
地球に駐屯していたトカーガ人の最古参で、ゾルの相談役と、地球トカーガ人のまとめ役を担っている。
母星の危機を救うためにゾルの代役でラ・ミーメと共にトカーガ星へ向かったが、母星は消滅させられ、トカーガ最後の女性となったミラの死を見届けた後、わずかに生き残った兵士達と共に、「宇宙のスタンレーの魔女」と呼ばれる二重太陽ベスベラスに架かるプロミネンスの炎の河で苦闘するハーロック達に、母星のために戦ってくれた恩返しをするために命を絶つ。
配役は当初、久松保夫が担当する予定だったがアフレコ前に急逝したため、急遽、森山の起用となった。
ミラ
声 - 鶴ひろみ
ゾルの妹で、何人かいるゾルの弟や妹達の中の一人。
イルミダスの攻撃に遭い、兄ゾルがトカーガを救うことを願い続けていた。トカーガ星に降り立ったハーロック達に救助されるものの、既に衰弱していた彼女は生命力を取り戻すことなく、兄の死を知らぬまま短い生涯を終えた[注釈 6]。続編のTVシリーズ『SSX』登場キャラクターのレビは、ミラと同一の容姿で声も同じく鶴ひろみが担当。
トリさん
声 - 大竹宏
ゾルの愛鳥で、ただ一羽生き残ったトカーガ産のハゲタカ。
ゾルの弟や妹達がイルミダスの攻撃で死んだ後、その遺体を庇いながら悲嘆にくれていた。
ゼーダ
声 - 石田太郎
イルミダス地球占領軍司令官。軍人として占領軍司令官として相応しい力量と人格を持ち合せているが、母星の強圧的なやり方には反発している。自分自身が信じる自由の旗を掲げて戦うことを願い続けていたがそれができなかったためハーロック達の心情は理解している。彼等を勇敢な戦士として認め高く評価し羨ましく思う一方、嫉妬にも似た憎しみも抱いてる。終盤では地球を離れるハーロックに決闘を申し込み自艦スターザット号で対決する。その決闘の邪魔が入らないよう、母星からの増援艦隊から離れた地点で堂々と挑む。激しい砲撃戦の末最後はハーロックと友情を結び爆散した。後の展開によりこの決闘はゼーダ自らの命を賭してアルカディ号を救う為だったことが分かる。
ムリグソン
声 - 青野武
ゼーダの副官。しかし母星の高圧的なやり方の代弁者でゼーダの温和な占領政策を手ぬるいと批判していた。
地球人をはじめ、イルミダス以外の人間を虫けら同然に見なしており、抵抗するものは徹底的に弾圧する。小心者で陰湿な性格であり、エメラルダスの頬の傷を付けた犯人。トライターと組んでの地球人弾圧行為でゼーダの怒りを買い、見捨てられた挙句、ハーロック重力サーベルで射殺される。
トライター
声 - 高木均
イルミダスの傀儡政権となった地球連邦政府協力内閣首相で、フルネームは「トライター・バイコック・ヘドル」博士。
地球の安泰のみを考え、イルミダスに徹底的な恭順さを見せてなびき、それに抵抗する人々の弾圧に力を注ぐ典型的な「強きを助け、弱きをくじく」政策で、ゼーダからは蔑視され、エメラルダスからも非難されるように、保身のためなら相手を後ろから平気で撃つような卑劣漢であり、地球人からも支持されていない。
一連のイルミダスへの抵抗運動を起こした原因であるハーロック、トチロー、エメラルダスを危険分子とみなし、地球から永久追放処分とする。
黒衣の指揮官
声 - 柴田秀勝
イルミダス地球増援艦隊司令官。「黒衣の指揮官」はエンディングでのクレジット表記である。
地球での反イルミダス運動に対し、増援部隊として624隻の艦隊を率いて出撃し、トカーガ星を脱出したアルカディア号の進路妨害の他、ゼーダとの決闘の後のアルカディア号を狙うが、敗れる。
ファントム・F・ハーロックI世
声 - 石原裕次郎
ハーロック一族の初代当主。
航空探検家として、世界の空を愛機である複葉機アルカディア号と共に挑んできた。
人生の老年期を迎えた時、「スタンレーの魔女」の異名を持つスタンレー山脈に挑む。その時を綴った著書が「わが青春のアルカディア」である。アバンタイトルでその様子が描かれ、あざ笑う魔女(声 - 増山江威子)の幻聴を聞きながらスタンレー山脈に挑むところでタイトルが出るという流れとなっている。
ファントム・F・ハーロックII世
声 - 井上真樹夫
ハーロック家二代目当主で、第二次世界大戦時のドイツ空軍軍人。
愛用の照準器「Revi/C12D」で幾多の戦場を巡り、その照準に捉えた全ての敵機を撃ち落としてきたドイツ空軍の撃墜王だった。
母国の敗北が決定的になった大戦末期、1000年の時を超える友となる大山一族の日本人敏郎(原作では台場 元)と出会う。
なお、映画では両眼があるが、原作版『不滅のアルカディア』ではすでに片目となっており、スイスにたどり着いた後、ドイツ領内に侵攻したフランスのレジスタンスの銃床で残った目を突かれ失明する。また、セレンという名の娘を後日もうけている。
台場 元(だいば げん:原作版)/大山 敏郎(おおやま としろう)
声 - 富山敬
日本海軍技術者で、電動リフレクターサイトといった新型照準器の開発をし、『わが青春のアルカディア』も愛読していた。
技術交換でドイツに来ていたが、大戦末期の連合軍の包囲によって脱出できなくなっていたところで、ハーロックII世と出会う。ハーロック機に乗り込み、スイスへの脱出を図るが、被弾したハーロック機の昇降舵のワイヤーが切れた際に、自分の体を縛って昇降舵をかろうじてつなぎ止めた。
そんな彼の行為に心を打たれたハーロックII世は、愛用の「Revi/C12D」を手渡し、日本に帰国した後に敏郎は大山家の家宝としてそれを子孫に伝え、時を超えたまま守り続けてきた。
原作では大山姓ではなく、台場という姓になっている。日本への帰国後に息子を儲けたが、その息子は父の死後、「Revi/C12D」を返しに年老いたハーロックII世の元を訪ねている。コバルト版ではこれを踏まえて大山敏郎の息子がハーロックII世のもとを訪れ、そこで出会ったハーロックII世の娘と結婚するという展開となっており、トチローはその遠い子孫という設定である。

主題歌エンディング「わが青春のアルカディア」、挿入歌「白夜にひとり」

作詞 - 山川啓介 / 作曲 - 平尾昌晃 / 編曲 - 矢野立美 / 歌 - 渋谷哲平

パチンコ機「CRフィーバーキャプテンハーロック」ではこの曲のカバーバージョンが使用されており、歌い手は高取ヒデアキとなっている。カバー版はCD化されていないが、このパチンコ機を基にしたプレイステーション2用ゲームソフト『必勝パチンコ★パチスロ攻略シリーズVol.9 CRフィーバー キャプテンハーロック』で聴くことができる。

 

挿入歌

「太陽は死なない」、「星空のラストソング」

歌 - 朝比奈マリア

レコード(CD)はすべて日本コロムビアより発売。「白夜にひとり」、「星空のラストソング」共に本編未使用で「星空の-」はエンディングのクレジットに題名のみ表記。

 

この他、BGMとして以下のクラシック音楽が使われている。

アントニン・ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」』第1楽章

エドヴァルド・グリーグペール・ギュント』第2組曲 第4曲「ソルヴェイグの歌」

グスタフ・マーラー交響曲第5番』第1楽章

トマゾ・アルビノーニ(偽作)『アダージョ

劇中音楽の一部は、同じく木森敏之が音楽を担当した、ダーティペア(テレビ版)や、火曜サスペンス劇場のオープニングなどに転用されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%8C%E9%9D%92%E6%98%A5%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2

 

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わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』(1982年)を振り返りましょう

 

https://animeyomi.com/2025/04/25/%E3%80%8E%E3%82%8F%E3%81%8C%E9%9D%92%E6%98%A5%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2-%E7%84%A1%E9%99%90%E8%BB%8C%E9%81%93ssx%E3%80%8F%EF%BC%881982%E5%B9%B4%EF%BC%89%E3%82%92/

 

■ 宇宙に理想郷を求め
1982年10月から1983年3月までの半年間、TBS系列で放送されたSFアニメ『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』は、松本零士による壮大な宇宙叙事詩のひとつであり、彼の作品群の中でも特に濃密な“宇宙冒険譚”として知られています。


この作品は、劇場アニメ『わが青春のアルカディア』の後日談にあたり、主人公である宇宙の反逆者ハーロックとその盟友トチローが、地球連邦の支配から逃れ、自らの理想を追い求めて宇宙をさまよう物語です。彼らは宇宙戦艦アルカディア号を駆り、幾つもの星を旅しながら、真に自由な世界を探し続けます。

 

■ 世界観:混沌の銀河、秩序の崩壊
物語の舞台は、地球が連邦政府による厳格な統治下に置かれている未来の宇宙です。自由は統制され、反抗は弾圧される。そんな世界に疑問を抱いたハーロックは、もはや地球に自らの居場所がないと悟り、あてもない宇宙への旅を選びます。
彼の目的は単なる逃亡ではありません。かつての戦いで示された“誇り”と“信念”を胸に、まだ見ぬ理想郷を求めて航海を続けるのです。作品全体に漂うのは、強権支配に抗う個人の意志、そして帰るべき場所を求める放浪者の哀しみと覚悟。その硬派で骨太な世界観が、物語に深い重みを与えています。

 

■ 登場人物たちの深層――変化するキャラクター像
本作の主人公・キャプテンハーロックは、これまでの作品に比べて人間味のある一面が描かれています。従来の“寡黙な孤高の戦士”というイメージとは異なり、『無限軌道SSX』では言葉数が多く、仲間との交流や感情の起伏も目立ちます。この変化により、視聴者はより彼に共感しやすくなっており、ヒーローでありながらも“ひとりの人間”としての存在感が増しています。
一方、ハーロックの盟友であり天才科学者のトチローは、常に機関室にこもりアルカディア号の維持を一手に引き受けています。彼の存在が、船とクルーを支える柱となっており、物語に“技術と友情”の側面を与えています。彼の娘ミーメの登場も、宇宙をさまよう彼らに人間的な温もりと希望を添える要素として効果的です。

 

■ 星々を巡る旅――一話完結型の冒険譚
本作の大きな魅力は、一話完結の形式で描かれる各惑星でのエピソードです。ある星では独裁者との戦いが描かれ、またある星では失われた文明の残滓に触れる…。これらのエピソードは単なる冒険ではなく、戦争、自由、愛、裏切り、そして人間の業といったテーマを内包しています。物語の深さと共に、視聴者に“考えさせる”要素を提供してくれる点は、当時のアニメ作品としては非常に挑戦的だったと言えるでしょう。

 

■ 実現しなかった構想とその影
無限軌道SSX』は、当初壮大なスケールで構想されていたものの、視聴率の不調などから多くの企画が実現することなく終焉を迎えました。松本零士作品の中でも人気キャラクターであるメーテルの登場や、『銀河鉄道999』との直接的なリンクといった展開は、最終的には描かれることはありませんでした。
また、劇場版『999』に登場した星野鉄郎の父、黒騎士ファウストが登場する予定だったとの噂もありますが、それも実現されず、ファンの間で“幻の構想”として語り継がれています。このように未完の夢を残して終わった作品であることも、『無限軌道SSX』の神秘性と魅力の一部を形成しています。

 

松本零士ワールドとの接続――壮大な宇宙叙事詩のピース
本作は単独の物語であると同時に、松本零士が描く広大な“宇宙世界”をつなぐ大事なピースでもあります。『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』『クイーン・エメラルダス』など、個々の物語がパラレルでありながら同じ宇宙に属しているという、独特の構造が彼の作品群には存在します。
その中で『無限軌道SSX』は、特に“ハーロック”というキャラクターの存在を再定義する役割を担いました。過去作では語られなかった彼のルーツや心理に触れ、後年の作品に向けた橋渡しとしても重要な位置づけにあります。

 

■ 映像と音楽の魅力――アナログの美学
80年代初頭のアニメーションとして、本作には手描きならではの味わい深い作画が随所に見られます。戦艦アルカディアの重厚な存在感、星々の描写、キャラクターの表情の細かい動きなど、現在のデジタルアニメとは異なる温もりがあります。
音楽面では、劇伴が作品の雰囲気をしっかり支えており、勇壮さと哀愁の入り混じるBGMは、宇宙を旅する孤独な航海者たちの心情を巧みに映し出しています。

 

■ 再評価の流れ――DVD化と新たな視点
2004年にはDVD-BOXとして全話がパッケージ化され、再び注目を集めました。地上波放送当時には見逃していたファン、新たに松本作品に触れた若い世代が、本作の深さや詩的な描写に改めて魅了されています。視聴率に左右された不遇な面はあるものの、時代を経てなお、確かな価値を持つ作品であることが再認識されつつあります。

 

■ 終わりなき旅、その意義
わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』は、明確なゴールを持たない旅路を描いた物語です。しかしその“果てのなさ”こそが、自由とは何か、信念とは何かを問い続ける構造そのものです。ハーロックたちが探し続けた理想郷は、宇宙のどこかにあるものではなく、彼らの心の中にあったのかもしれません。
視聴者に訴えかけるのは、答えのない問いと、信じた道を突き進む強さ。時代やメディアを越えて、そのメッセージは今なお色褪せることはありません。
このように『無限軌道SSX』は、商業的な成功以上に、内包するテーマの普遍性と、作品世界のスケールの大きさにおいて、後年にも影響を与え続ける稀有な作品です。もしご希望であれば、この内容をPDF形式にまとめたり、他の松本作品との関連分析も可能です。

 
 

●あらすじ

■ 抑圧された青き星と自由を求めた者たち
遥かな未来、地球はもはや人類の手にはなかった。かつての栄華を誇ったこの青い星は、今では宇宙制圧を目論む軍事国家「イルミダス」の支配下に置かれていた。自由の名のもとに戦う者は粛清され、反抗する者には容赦ない弾圧が加えられる。そんな絶望の中で、なおも信念を貫く者たちがいた。
その中心に立つのが、宇宙海賊キャプテン・ハーロックである。彼と共に銀河を旅するのは、機械工学の天才・大山トチロー、流浪の戦士・エメラルダス、そしてハーロックに共鳴した若者たち。彼らは「反体制分子」「宇宙のならず者」として、イルミダスの追跡を受けながら、自由と誇りのために戦い続ける。

 

■ “SSX”と呼ばれる逃亡者たちの旅
ハーロックたちの名は、イルミダスの特別指名手配リストに記された“SSX”のコードと共に、全宇宙に知れ渡っていた。“SSX”とは、”Space Sweeper eXpedition”の略であり、「宇宙を掃討せよ」というイルミダス側の命令コードであると同時に、彼らの存在がそれほどに危険視されている証でもあった。
宇宙戦艦アルカディア号を駆り、彼らは一つとして同じ座標に留まらず、光の筋のように宇宙を横切る。だがその行く手には、常に追跡者の影があった。

 

■ 宿命の対決:ミスター・ゾーンという男
ハーロックたちを執拗に追い続ける存在、それがイルミダス軍の将校・ミスター・ゾーンである。彼は地球人でありながら、イルミダスに忠誠を誓い、同胞を弾圧する立場に甘んじていた。
その優れた戦術眼と冷酷な行動力は、イルミダス内部でも一目置かれていたが、彼には秘密があった。それはかつての理想と信念を、過酷な現実の前にねじ伏せてしまったという過去。ハーロックの中に、かつて自分が捨てたものを見出してしまった彼は、単なる任務以上に個人的な執念を燃やして、アルカディア号を追い詰めていく。

 

■ 交錯する思想と友情の記憶
道中、ハーロックたちは各地でイルミダスに抗う民や、かつての戦友との再会を果たしていく。そのたびに明らかになるのは、失われた希望と、それでも続いている抵抗の炎だった。滅びた星の記憶、戦火に散った仲間、裏切りと信頼、そして不屈の誓い——それらの断片が、旅の軌跡に刻まれていく。
ときには小さな惑星の市井の人々が彼らをかくまい、またときにはかつての仲間が既にイルミダスの手先と成り果てていたことに胸を痛める。だがハーロックは一度として自らの道を疑わない。宇宙をさすらうその歩みは、自由を信じるすべての者への祈りであり、叫びだった。

 

アルカディア号、無限の軌道を行く
アルカディア号とは単なる艦船ではない。それは自由の象徴であり、乗る者すべての誇りそのものだった。何度砲火を浴びても沈まぬその船体、死地にあっても退かぬその進路。まさに“無限軌道”の名にふさわしく、彼らの旅には終着点など存在しなかった。
この物語に明確な「勝利」や「終わり」はない。だが、それでもなお人々は彼らの背中に未来を見る。自由のために生きるとはどういうことかを、アルカディア号の航跡が静かに語っているのだ。

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