アニメ 松本零士『クイーン・エメラルダス』 (1998)

ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます
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スマホやノートパソコンを使っていると失明する
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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/903.html

Windows 10・11】ブルーライトカットの設定方法!
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777 音楽、映画、美術、文学関係 youtube リンクまとめ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/06/010011

スタンリー・キューブリック2001年宇宙の旅:2001: A Space Odyssey』1968年
https://ok.ru/video/5250598767213
https://ok.ru/video/5993252850417

チャールトン・ヘストン猿の惑星(La Planète des singes)』1968年
https://ok.ru/video/1717475281501

映画 アンドレイ・タルコフスキー惑星ソラリス』1972年
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/13/115727

タルコフスキー 映画『ストーカー 1979年』
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松本零士 原作のアニメ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/09/13/061333

 

ソ連の探査機が撮影した金星の本当の姿、火星の実写画像と16Kの地図、土星に接近するド迫力の映像
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/09/30/015257

 


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松本零士クイーン・エメラルダス』 (1998)

 

第1話「無限への旅発ち」〜DEPARTURE〜

第2話「不滅の紋章」〜ETERNAL EMBLEM〜

第3話「宿命の絆」〜FRIENDSHIP〜

第4話「サイレンの女神」〜SIREN

 

動画

 

Queen Esmeraldas 01「無限への旅発ち」〜DEPARTURE〜



Queen Esmeraldas 02「不滅の紋章」〜ETERNAL EMBLEM〜



Queen Esmeraldas 03「宿命の絆」〜FRIENDSHIP〜



Queen Esmeraldas 04「サイレンの女神」〜SIREN

 

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アニメ   松本零士『銀河鉄道999』テレビスペシャル『永遠の旅人エメラルダス』(1980年)

1980年4月3日放送。テレビシリーズ第22話「海賊船クィーン・エメラルダス」を元に再構成。

動画

13. Galaxy Express 999 : Eternal Traveller Emerades

https://archive.org/details/movie-galaxy-express-999/Galaxy+Express/Eternal+Voyager+Emeraldas+Galaxy+Express+999.mp4

 

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主人公として出る『エメラルダス』の他に、様々な作品に登場している。

 

銀河鉄道999銀河鉄道999 (アニメ)

原作のアンドロメダ編と1978年からのテレビアニメ版では病に冒されて床に臥せっているという設定で、代理のアンドロイドが「クイーン・エメラルダス号」の指揮を執っている。劇場版『銀河鉄道999』及びその続編の『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』では違った形での登場であり、メーテルと姉妹であることが示唆されるような設定も追加されている。原作エターナル編でも登場しているが、病に冒されているシーンはない。

なお、人物としてのエメラルダスとの関係は不明だが、アニメ版では空間鉄道の分岐点として「エメラルダス分岐点」という名の分岐点が存在するほか、『銀河鉄道大時刻表』によればエメラルダスという名の星が存在している。

 

宇宙海賊キャプテンハーロック

名前が挙がるだけで本人の登場はない。エメラルダスの名を騙る実在幻影が現れてハーロックを誘惑するが、ハーロックに見破られる。秋田書店サンデーコミックスの単行本第1巻ではトチローと死を共にしたというハーロックのセリフがあるが、5巻では生きておりトチローを探して宇宙を旅しているとハーロックは語る。テレビアニメ版では版権の問題からエメラルダスの名前が使えなかったとされ[2]、彼女に相当するキャラクターとしてエメラーダが登場。トチローとの出会いから、一人娘のまゆの出産、トチローの宇宙葬の後を追って宇宙へ消えていったことがハーロックの回想という形で描かれた。

 

ニーベルングの指環

若き日のハーロック、トチロー、エメラルダス、メーテルを描いた作品であり、幼い頃は999号によってメーテルとともに旅をしていたことも明かされている。OVAハーロック・サーガ ニーベルングの指環』として映像化。

 

わが青春のアルカディア - わが青春のアルカディア 無限軌道SSX

若き日のハーロック、トチロー、エメラルダスを描いた作品であり、彼らが海賊になった理由も描かれている。また、顔にできた傷のいきさつが『エメラルダス』とは異なる。『無限軌道SSX』では、X-00001というコードナンバーで呼ばれる反逆者。

 

メーテルレジェンド

若き日のメーテル、エメラルダスを描いたOVA作品で、惑星ラーメタルが機械化され、機械化人との戦いを決意したメーテルとエメラルダスの姉妹が999号で旅立つまでを描いている。

 

宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝

若き日のメーテル、エメラルダスを描いたTVアニメ作品で、前作『メーテルレジェンド』から2年後の設定である。前作とともに『新竹取物語 1000年女王』と『999』を繋ぐ作品であるため、メーテルプロメシュームを描いた描写が多く、メーテルほどは描写されていない。

 

コスモウォーリアー零

ハーロックを追う零を軸に人間と機械化人との共存をテーマにした作品。クイーンエメラルダス号とともに登場。

 

松本零士999 〜Story of Galaxy Express 999〜

PS(プレイステーション)用ゲーム。本作ではトチローの形見となった戦士の銃をとりもどすため単身「明日の星」にいくという、彼女を主人公にしたシナリオがある。この星でエメラルダスは宝田緑(たからだ みどり)を名乗り、顔の傷を隠して一般人の姿に変装している

 

キャプテンハーロック〜次元航海〜

原作『キャプテンハーロック』を様々な松本作品とリンクさせた世界観で描いたリブート作品。本作ではまゆと昇太の二児の母親として登場する。

 

銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー

原作エターナル編を劇場版旧二作の続編としてリブートさせた派生作品。本作では明確にメーテルの双子の姉として描かれており、エメラルダスが亡きプロメシュームに花を手向けたり、エメラルダス自身が鉄郎にメーテルと双子であることを説明するシーンも登場する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B9_(%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9)

 

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【解説】時代による設定がヤバすぎる⁉「クイーン・エメラルダス 」誕生秘話⁉トチローとの関係・子供の存在⁉原作「松本零士」追悼動画!深掘り解説!懐かしすぎ!悲しすぎ⁉
リンダリンダ【ゆっくり解説】2023/03/26

 

 

【【松本零士の傑作】「クイーン・エメラルダス」の衝撃設定!トチローとの悲しき物語に迫る!【ゆっくり解説】
リンダリンダ【ゆっくり解説】2025/01/29


松本零士が描いた傑作「クイーン・エメラルダス」!
彼女の壮絶な過去や衝撃的な設定、そしてトチローとの悲しき物語とは?時代とともに変化した設定や、作品に隠された深いテーマを深掘り解説します。さらに、彼女が背負う運命や、今も語り継がれるその魅力にも迫ります。昭和のアニメ文化を彩った名作を振り返りながら、その裏側に隠された驚きのエピソードをお楽しみください!

 

 

【特典映像あり】トチロー&エメラルダスの出会い⁉ ハーロックとの運命の繋がりを徹底解説!【ゆっくり解説】
リンダリンダ【ゆっくり解説】2025/02/06


「トチロー&エメラルダスの出会い⁉ そして、ハーロックとの運命の繋がりとは…?」

松本零士作品に登場する謎多きキャラクター 「トチロー」。
彼と エメラルダスが出会った瞬間、運命が大きく動き出した⁉

さらに、ハーロックとの関係、そして衝撃の最期…。
彼らの知られざる繋がりと、作品ごとに異なる設定の秘密を深掘り!

📌 さらに、今回の動画には【特典映像】も収録!
「トチロー&エメラルダスの出会い」の映像を交えながら、じっくり解説します!

 

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クイーン・エメラルダス - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B9

 

クイーン・エメラルダス』 (QUEEN EMERALDAS) は、松本零士による漫画作品。

主人公であるエメラルダスが頻繁に他作へゲスト出演し、原作としたラジオドラマアニメも製作された。

あらすじ

「大宇宙の魔女」と呼ばれ、飛行船型の宇宙船「クイーン・エメラルダス号」に乗って宇宙を駆ける女海賊エメラルダス。彼女がなぜ宇宙を旅しているのかは誰も知らない。手製の宇宙船で宇宙に飛び出した少年・海野広は火星の衛星・ダイモスのアルギューレ北方の峡谷に墜落してしまう。広は重傷を負い病院に運ばれるがそこを抜け出し、戻ってきた墜落現場でエメラルダスと出会うところから物語は始まる。

解説

秋田書店発行の『月刊プリンセス1975年5月号に掲載された読切短編『エメラルダス』が最初である。その後講談社発行の『週刊少年マガジン』創刊1000号にあたる1978年2号から『QUEENエメラルダス』のタイトルで連載開始。連載第1話は30ページオールカラーであった。講談社から『月刊プリンセス』掲載の読切短編も収録した全4巻の単行本が刊行された。また、連載終了後も番外編が3作発表されたり、他の作品にエメラルダスがゲスト出演するなど、松本零士の主要作品との位置付けとなっている。

少年マガジン』1979年5月25日増刊号に掲載された番外編と、1980年2・3合併号に掲載された読切は単行本未収録となっていたが、2009年11月11日講談社コミッククリエイトから発売された文庫本『新装完全版クイーン・エメラルダス』の1巻と2巻に収録された。なお、この未収録だった作品は原稿の所在が不明だったため、掲載された当時の『少年マガジン』をコピーし、コンピュータ処理ののち、最終的に作者の松本零士が当時の筆勢のままに再現したものである。

本作品の内容は、『宇宙海賊キャプテンハーロック』と同じように宇宙を旅する女の物語である。文化放送の『セイヤング』で『スペースファンタジーエメラルダス』としてラジオドラマ化され、のちにLPレコードとしても発売された。エメラルダスという名前は宝石のエメラルドが由来である。幼い頃の松本零士はエメラルドは「赤い宝石」だと間違った認識をしており、彼女のデザインを故意に赤基調としたのは大人になってもその赤いイメージを払拭することができなかったためだとしている[1]

主人公のエメラルダスは『銀河鉄道999』や『わが青春のアルカディア』などのアニメ作品にゲストキャラクターとして登場しているが、本作のアニメ化は同時期に連載していた『999』や『ハーロック』よりもずっと後となった。最初にアニメ化の企画が出たのは1982年ごろで、『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』『1000年女王』『わが青春の‐』と、当時松本零士原作アニメを路線として敷いていた東映動画(現・東映アニメーション)により、1983年夏公開の劇場アニメ映画として企画される[2]。だが『わが青春の‐』の興行収入の不振やその続編となるテレビシリーズ『無限軌道SSX』が放映される頃には松本アニメブームが終息していたこともあり、この企画は実現しなかった。それから16年後となる1998年にOVAとしてアニメ化が実現した。

原作漫画のエメラルダスにはラーメタル人という設定は無く、地球生まれの地球人という設定になっている[3]。彼女の乗るクイーン・エメラルダス号は、エメラルダスが太陽系アンモナイト第三惑星『ジュラ』で入手した物である。惑星「ジュラ」の砂漠に不時着した際に乗っていた元の宇宙船が故障し、この星で一時を過ごそうとするも、この星に先に住み着いていた100人の移住者から拒否され、食料も底を突きかけて途方に暮れていた時に「ヒモネス」という不思議な形をした生物に導かれて付いて行った先が、とある宇宙船の中だった。船の中からは女性の声がして、モスガルートの「ゾナラーナ」と名乗る女性と暫し話をした後、長旅で疲れて年老いたゾナラーナは死亡する[注釈 1]。船はこの時にゾナラーナから譲り受けた船ということになっている。また、「クイーン・エメラルダス号」という船名はエメラルダスが継承した際に自ら名付けた名前ではなく、ゾナラーナが所有していた当時から「クイーン・エメラルダス号」という名称だったか、もしくはゾナラーナがエメラルダスと出逢うことを予見して予め名付けておいた名称であることが判っている。なお、エメラルダスの頬の傷は、この惑星「ジュラ」の移住者の男との戦いで付けられた傷ということになっている。

登場人物

クイーン・エメラルダス

この物語の主人公。

海野 広

夢を求めて地球を発った少年。本名は蛮野 ゼロ。父親は反乱軍の将校だったが、処刑されたため、一家は地球に居場所を失い、二度と地球に戻らぬ意思で地球を発つ。父親が反乱兵として処刑されたことで世間から後ろ指を指される生活を強いられたことから、地球と決別する意味で本名を捨て「海野 広」の偽名でこれまで生きてきた。手製の宇宙船で火星まで行き着いたことを誇りにしている。火星の衛星「ダイモス」の軌道上で宇宙船が壊れてダイモスに不時着するが、重傷により入院する。その後、病院を抜け出して船の所に戻るも、故障して残骸と化した船を見て絶望する。しかし、そこでエメラルダスと出逢う。

ロクに風呂にも入っていなかったこととその容姿から、入院した広を担当する看護婦のラムからは「臭い」「サルみたいなの」「原始人」「ゴリラみたいな子」と軽蔑され、仕舞には「あいつに首をしめられてにおいがうつった」と言って風呂に入るほど嫌がられていた。

登場からしばらくは前述のとおりの容姿だったが、ガニメデ鉱山のアルバイト要員として再登場してからは『銀河鉄道999』劇場版の星野鉄郎のような容姿で描かれ、OVA版やゲーム『松本零士999』のアニメビジュアルシーンでは一貫して凛々しい容姿で描かれている。

医者

重傷で入院した広を診察を担当した医師。広の理解者の1人であり、広が自分の船のある場所に戻る時に重傷の身を案じて後を追い、船の場所まで手をかす。船を作るのに必要な金を稼ぐためにガニメデを目指す広のために密かにボーン船長に金を渡してボーン船長の船に乗船させるよう依頼するなど、広を後押しする。広がダイモスを発った後、エメラルダスのことをよく知る酒場のマスターと広の旅の成功を祈って乾杯する。

マースゲバルト

ダイモスでエメラルダスと対決した人物。名うての殺し屋らしく、エメラルダスにも名前を知られているだけあり、エメラルダスが「あなたはつよかった」と評するほどの人物だったが、歯が立たずに一撃で殺された。

ボーン

宇宙を行き来する鉱石運搬船「カーマインレッド」の船長。船内で働くからガニメデまでタダで乗せて欲しいといってきた広を殴り飛ばして門前払いする。その後、医師に金を積まれて広の乗船を約束するが「ガニメデまで乗せる」とまでは約束せず、結局は途中で重量オーバーにより広を宇宙空間に棄てることを決める。ギヤズによると、ボーンは宇宙のルールから外れる行動をとる常習者だったようだ。一度は広に銃で撃たれて気絶するが、気がついた際に広を殺そうとする。しかし、銃を失って丸腰になっていたため、広に「待ってくれ」と頼むが、エメラルダスから「たたかう時はかならず相手の息の根をとめなさい」と教えを受けた広に撃ち殺されて宇宙に葬られ、「カーマインレッド」を奪われる。

ギヤズ

鉱石運搬船「カーマインレッド」の機関長。医師から金を受け取って広を乗船させると約束したボーンの命令で広を船に案内する。広に宇宙でのルールを簡単に説明した。表面上は船長であるボーンに従っているが、実際にはボーンを出し抜いて船を奪うつもりだったようである。船の中に侵入したエメラルダスにこれまでに殺害した人数を訊かれて「7人」と答えるが実際は8人殺害していた。1人は金星の夜の都で後ろから撃ち殺した人物である。決闘の経験も無い者に対して「真剣勝負」と言いいながら後ろから撃ち殺し、その後ろめたさから殺害した人数に含めていなかったが、これをエメラルダスに咎められ、殺される。

マスター

ダイモスの酒場のマスターで、エメラルダスの性格をよく知る人物。エメラルダスから食料と銃を広に渡すよう依頼されるなど、エメラルダスからもそれなりに信用されている人物のようである。エメラルダスとの約束通り、広がギヤスと店を出る直前に大量の食事を提供し、銃を渡す。広がダイモスを発ったあと、店に来た医者と共に広の旅の成功を祈って乾杯した。

惑星「ジュラ」移住者の男

エメラルダスがまだ駆け出しだった頃に不時着した惑星「ジュラ」に先に住み着いていた100人の移住者の一人で、エメラルダスとの決闘(後述)で彼女の顔に傷をつけた男。この星に住み着いて地球生活時代と同じ振る舞いをしようとしたエメラルダスを罵倒し、「住みたければ奴隷になれ」と要求するも、拒否される。その後、ヒモネスに導かれてゾナラーナの宇宙船に辿り着いていたエメラルダスを追ってきて、再度奴隷になることを要求するも拒否され、重力サーベルで決闘する。エメラルダスに持っていた重力サーベルを弾かれ、軽くあしらわれるも彼女が背を向けたところを銃で反撃。自分の重力サーベルを拾いジュラの砂で脆くなっていたエメラルダスの重力サーベルをへし折って形勢逆転したものの、ヒモネスが何処からともなく見つけてきた新しい重力サーベルを手にしたエメラルダスに殺される。

ヒモネス

ゾナラーナの船までエメラルダスを導いた不思議な生物。一流の外科医でもあり、移住者の男との戦いで頬に傷を負ったエメラルダスを手当てした。

ゾナラーナ

宇宙船『クイーン・エメラルダス号』の元の持ち主だった女性。「モスガルート」出身。惑星「ジュラ」で長い間エメラルダスが来るのを待っていた。元の船が故障して途方に暮れていたエメラルダスをヒモネスに命じて自分の船に導かせた。当時のエメラルダスと同じくらいの歳の頃に故郷のモスガルートを発ち、自らの生涯をエメラルダスに打ち明けた。エメラルダスに宇宙で生きていく為の心構えを教え、『クイーン・エメラルダス号』を託して死亡した。エメラルダスはゾナラーナの教えを守ってこれまで生き抜いてきているため、エメラルダスにとっての師匠にあたる人物である。宇宙海賊として広くその名を知られるようになったエメラルダスは今でもその教えを守って宇宙を旅しており、広と出逢った際にも彼女から受けた教えをそのまま広に教え継いでいる。

臨時のパトロール

ガニメデ鉱山で働くパトロール隊員。惑星間戦闘艦の乗組員としての経験もありかつては宇宙への旅を夢みていたが、夢を果たせなかった。名前を広に聞かれた際、自分のことを「昔 一国一城の主になろうとしてなれなかった男」と答えている。若い頃にエメラルダスに逢ったことのある人物であり、作中ではエメラルダスの過去を知る数少ない人物のうちの一人でもある。広の理解者の一人であり、レーザー削岩機の故障原因や広の容態を監督に報告するにあたり、虚偽の報告をして広の解雇を回避し、更には新しい船を作るための資金の足しにするために「医療費」の名目で監督に負担させ、広の夢を後押しする。

監督

ガニメデ鉱山の監督官。当初は広をぞんざいに扱っていたが、娘と悶着を起こした広を鉄拳制裁で解雇するも、広に睨み付けられた際に考えが変わり、広の解雇を撤回した上で娘の育て方を誤った責任として、自分の娘を処刑。これを以て広と和解する。その後、ガニメデでは連邦が個人で宇宙船を所有・建造することを禁止したため、そのことを広に知らせ、直ちにガニメデを離脱させる。その後、追跡してきた機械化警察艇の武装警察に船の出発を手助けした容疑を掛けられるが「少年の夢にすこしくらい手をかしてなにがわるい!!」と啖呵を切り、その場で銃殺される。

監督の娘

ガニメデ鉱山の監督の娘で、何不自由なく温室で過保護に育てられたため、性格は我が儘そのもので人を思いやる気持ちが皆無。人間的な気遣いが完全に破綻している極めて自己中心的な人物。父親である監督は、そのような娘に育ててしまった責任は自分にあるとして、自分自身に対する戒めの意味も込めて娘の処刑を決断。父親の指揮の下、処刑される。

バイダーズ

金星の殖民都市生まれの殺し屋。惑星「ナスカ」で殺戮の限りを尽くしていた。名うての殺し屋を気取っているにも拘わらず、エメラルダスの名を知らなかった。600万ドバール(約3600万円)の賞金首を掛けられていることを自慢しているが、その賞金首のポスターを破るようにして剥がしたエメラルダスに激怒し、エメラルダスが宿泊していた「ホテルミニマニ」に殴り込むが、返り討ちに遭って一撃で殺される。その正体はただのアンドロイドであり、それが殺戮を何とも思わない理由だったと判明する。

保安官

惑星「ナスカ」の保安官。殺戮を繰り返すバイダーズに手も足も出せず、見かねて600万ドバールの賞金首を掛ける。エメラルダスがバイダーズを殺したため、600万ドバールを受け取ることになるはずであったが、バイダーズが人間ではなかったことなどを理由に出し惜しみする。その後、エメラルダスに「あなたをふきとばしておたずね者になってあげましょうか?」と脅され、広が来た時に修理代として渡すことを約束するが、「どうせ来るわけない」と最初から約束を守る気は無く、エメラルダスがナスカを発った後、金をピンハネしようとした。その後、エメラルダスの公発言通りに広がナスカに不時着したため、広と接見した事実作りのために自分の職場に広を連れて行き、金が広の物であることを話すが、荒い不時着によって周辺環境が損害を受けたことを理由に金の引き渡しを拒否する。その後、戻ってきたエメラルダスに約束を破ったことを理由に殺される。

 

OVA

1998年から1999年にかけて全4話でOVA化される。第1話・第2話はオー・エル・エム、第3話・第4話はマルチ・アクセス・カンパニー(M.A.C)がアニメーション制作を担当しているため、スタッフが一部を除き大きく入れ替わっている。VHSとLDは1巻につき1話収録の全4巻でリリースされた。当初は2巻までのリリースを予定し、後に全8巻のリリース予定と発表されるも最終的に全4巻となった。DVDは全3巻となっており、第1巻は第1話と第2話を1枚に収録している。2001年には全4話を収録した3枚組DVD-BOXも発売された。発売元はマクザム(MAXAM)。

原作を基にはしているものの、ストーリーはオリジナルとなっている。また、原作に登場しないオリジナルキャラクターが多数登場しているほか、第1話ラストでエメラルダスがメーテルを自分の妹であると言及しているシーンや、サイレンの女神族のエピソードを基にした第4話に登場するサイレンが『999』エターナル編に登場する新種族・メタノイドとなっているなど、1990年代からの新設定を踏まえたものとなっている。

サブタイトル

第1話「無限への旅発ち」〜DEPARTURE〜

第2話「不滅の紋章」〜ETERNAL EMBLEM〜

第3話「宿命の絆」〜FRIENDSHIP〜

第4話「サイレンの女神」〜SIREN

 

キャスト

 

エメラルダス田島令子

海野広:林原めぐみ

ル・ロウ:緒方賢一

大山トチロー山寺宏一

ハーロック井上真樹夫

 

1-2巻で登場

女王バラルーダ:麻上洋子

ルーダ:宮村優子

エルドメイン大佐:鈴置洋孝

ガモル:小杉十郎太

マスター:柴田秀勝

船長:小林清志

一等航海士:家中宏

鉱夫:宇垣秀成鈴木琢磨長嶝高士

少女(1):永野愛

ルフレス女衛兵(1):そのざきみえ

ネコ(2):そのざきみえ

衛兵(2):堀川仁千葉進歩、芳村健次

 

3-4巻で登場

ラメール:結城比呂(3)

ルシール:清水香里(3)

ガゼール:岩田安生(3)

山賊ヴァイダス:大塚明夫(3)

サイレンの女神:高島雅羅(4)

メタノイド(4):長嶝高士、横尾博之

ガニメデのカイン(4):中博史

工場長(4):山野井仁

主任(4):菅原淳一

広を罵る男(4):加瀬康之

広を罵る女(4):小池亜希子水間真紀幸田夏穂

 

 

スタッフ

原作・総設定:松本零士

製作:菊池笛人、円谷粲、木村純(1、2)

企画:酒井俊治、今井朝幸、加計晃(1、2)

監督:浅田裕二(1、2)、影山楙倫(3、4)

脚本:神尾麦

キャラクターデザイン・総作画監督:増永計介(1、2)、柳野龍男(3、4)

メカニックデザイン板橋克己

メカ作画監督沢田正人(1、2)、才木康寛(3、4)

美術監督:工藤ただし(1、2)、脇威志(3、4)

色彩設計大関たつ枝(1、2)、村上智美(3、4)

撮影監督:白井久男(1、2)、斉藤豊(3、4)

音響監督:渡辺淳(1、2)、小林克良(3、4)

音楽:大島ミチル

編集:辺見俊夫(1、2)、木田伴子(3、4)

プロデューサー:酒井俊治、今井朝幸、岡川晃基、本田浩司(3、4)

アニメーションプロデューサー:真木透、神田修吉(1、2)、大黒幸雄、勝又裕司(3、4のみ)

アニメーション制作:OLM TEAM WASAKI(1、2) 、マルチ・アクセス・カンパニー(3、4)

制作:フォーサム

製作:クイーンエメラルダス製作委員会(マクザム円谷映像

 

主題歌・挿入歌

4曲いずれも作詞は冬杜花代子。唄は、オープニング(全話)とエンディング(第1-3話)は松本圭未が、エンディング(第4話)と挿入歌はりりィがそれぞれ担当。

 

OP 「クイーンエメラルダス

作曲:田辺智沙、編曲:戸塚修

ED

第1 - 3話 「SILENT SONG」

作曲・編曲:大内義昭

第4話 「ひとりでも ひとりではない」

 

 

挿入歌

第3話 「ひとりでも ひとりではない」

作曲:りりィ、編曲:斉藤洋

第4話 「A Sense of Revenge」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B9

 

 

クイーン・エメラルダス- Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B9_(%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9)

 

クイーン・エメラルダスは、松本零士の漫画作品、ならびにそれを原作としたアニメ作品などに登場する架空の人物。本稿ではエメラルダスが主人公として登場する漫画『クイーン・エメラルダス』の描写を中心に解説する。

キャラクター概要

ハーロック同様に宇宙海賊であり、自分と同名の宇宙船「クイーン・エメラルダス号」で宇宙を旅している。左の頬にある大きな傷が特徴。初出は1975年に少女漫画雑誌『月刊プリンセス』に掲載された漫画作品『エメラルダス』である。短編作品であったため詳細はそれほど描写されておらず、当初は「誇り高き女海賊」という設定のみであった。その後1978年に彼女を主人公にした漫画『クイーン・エメラルダス』(以下、『エメラルダス』と表記)が連載される。劇中にトチローと「黒衣の戦士」ことハーロックが登場し、その繋がりが明確になると共に彼女の設定も固まっていった。漫画『宇宙海賊キャプテンハーロック』でその名が挙げられるなどの経緯を経て、『銀河鉄道999』などの他作品にも重要な脇役として登場するようになった。

彼女については初出の設定が少ないことや大山トチローというキャラクターの設定が作品によって異なることがあるため、パラレルと化した設定となっていることもある[注釈 1]

彼女の頬の傷は作品によって付けられた経緯が異なる。原作漫画では惑星「ジュラ」で先に住み着いていた移住者船団のリーダーらしき男との戦いで付けられた傷ということになっているが、OVAクイーン・エメラルダス』ではトチローを助けるためにサイレンの女神と対峙した時、解放されたトチローに近付こうとした一瞬の隙を突かれてサイレンの女神に付けられた傷ということになっている。

性格・人物

その姿を見た者は死ぬと噂され、多くの人から恐れられている[注釈 2]。第1話で火星の衛星・ダイモスの酒場を訪れた際にはそのただならぬ雰囲気から、彼女に話しかけた男は「プロの殺し屋」と評し恐れおののいている。だが、作中の人物が評したように「本当に勇気のある信念を持った男には優しい女」でもある。ダイモスで出会った少年・海野広の旅立ちに際して食事などの手回しをしておいたり、劇場版『999』1作目では母の仇を取りたいと願う星野鉄郎に、それを聞いてどうするのか、本気で倒すつもりかと覚悟を質してから、仇敵である機械伯爵の情報を教えるなどしている。

武器の扱いに長け、重力サーベル(サーベル銃)の斬り合いでは高い技量を有する。この武器はその長い刀身(銃身。護拳から先だけで約80センチ)ゆえ、抜き撃ち対決には向かないとみられるが、彼女は第1話で瞬時に抜き撃ちしてマースゲバルトという男を射殺しており、劇場版『999』1作目でも、この武器で鉄郎の戦士の銃を一発で撃ち落している[注釈 3]

トチローとは深い愛情で結ばれており、彼女が宇宙を旅しているのは彼を捜し求めてのことである。原作は未完だが、劇場版『銀河鉄道999』(映画第1作)で旅の結末が描かれた。

現在ではメーテルとは双子の姉妹という設定で統一され、メーテルと共に惑星ラーメタル出身のラーメタル人となっているが、原作漫画『クイーン・エメラルダス』ではラーメタル人という設定は無く、地球生まれの地球人という設定になっている[1]

容姿・服装など

髪の色は、講談社コミックス1巻の表紙イラストと『999』TV版ではメーテルと同じ金髪だった。劇場版第1作で栗毛となり、以降のアニメ作品では栗毛で統一され、目つきはメーテルよりも鋭く描かれている。瞳の色は『999』TV版ではエメラルド色だった。

自分を奴隷にしようとした男と重力サーベルで対決した際に、止めを刺さず情けをかけたことで逆襲され、切り付けられた名残の傷跡が頬に残っている(単行本第1巻、惑星ジュラでの出来事)。残さずに縫合することもできたがあえて残し、鏡を見るたびに自分を戒めているという。なお、OVAではサイレンの女神との戦いによって付けられた傷という設定になっている。

ハーロックと同じく身に着ける物に海賊の象徴を用いており、“髑髏と骨”の髪留めを使用している。着用しているコスチュームには、『エメラルダス』で主に着用しているものと、ゲスト出演したアニメ作品(劇場版『999』2作品など)で主に着用しているものとがある。前者は腰の部分がスカート風のデザインをした戦闘服、後者は上から下まで繋がった戦闘服で、体のラインがハッキリと出るほどフィットしたものとなっている。これは『エメラルダス』第1話でのみ着用していたものがデザインの基となっている。なお前者の戦闘服を着用している際は太腿が露出しているように見えるものの、1998年にOVAで映像化された際には水色のタイツを履いているという解釈となっている。『999』TVアニメ版では『エメラルダス』で主に着用している戦闘服を基にデザインされているが、マントも含めてほぼ赤一色となっており、白いタイツを履いている。小さな髑髏の髪飾りは宇宙海賊になってから付け始めたものではない。『銀河鉄道999』の前日譚の一つである『メーテルレジェンド』はメーテルや未だ人間だった頃のプロメシュームと一緒に惑星ラーメタルに住んでいた少女時代を描いた内容であるが、15歳当時の少女時代には既に髑髏の髪飾りを付けていることが確認できる。

これらの戦闘服の上からハーロックのものとよく似たマントを着用し、さらに黒いフードで身を包んでいることが多い。また、腰にはハーロック同様に重力サーベルとハンドガ[注釈 4]を吊るしている。そのため、ハーロックの女性版ともいうべき服装をしている。

なお、単行本第2巻では変装により顔の傷を隠して服装を変え、アフロダスという大総統が支配する惑星に潜入したこともある。

メーテルレジェンド』や『宇宙交響詩メーテル』など、若かりし頃を描いた作品ではオリジナルデザインの戦闘服などを着用しているが、いずれも赤を基調としている。

設定の変遷

『999』の旧アンドロメダシリーズではそのメインヒロインであるメーテルとはライバルという設定であり、TVスペシャル「永遠の旅人エメラルダス」にて、エメラルダスと対峙したメーテルがとどめを刺さずに逃がした罰として牢獄に幽閉されたのをエメラルダスが助けに来て友情が芽生える、というエピソードが描かれている。そのためプロメシュームとの間に親子関係はなく、劇場版第1作でプロメシュームは娘のメーテルに対し「一人娘」と言っている。

劇場版第2作『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』では、ラストシーンで自身もメーテルと同じ「永遠に終わることのない時間の中を旅する存在」であることが本人の口から語られている。

1990年代に入って執筆された『ニーベルングの指環』第二部「ワルキューレ」にて初めて「メーテルと姉妹(メーテルの姉)」[注釈 5]という設定で描かれ、これによりメーテルの過去を描いたOVAメーテルレジェンド』やTVアニメ『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』でも登場することとなった。その結果として現在の設定では、彼女もメーテルと同じくラーメタル人であり、トチローの恋人でメーテルの双子の姉、母親はラー・アンドロメダ・プロメシューム(1000年女王)、父親はドクター・バンとなっている。さらに『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』において「本来は長女のエメラルダスが女王の座を継ぐはずだったが、人に従う事が嫌いで気の強いエメラルダスにプロメシュームの野望に準じる生き方などとてもできないというドクター・バンの判断から宇宙に解放され、生きた星の構成部品となる同士を集めるメーテルを護るべく、血みどろの戦いに身を置く女海賊になった」という設定に整理されている。

なお『銀河鉄道999』の「エターナル編」などの作品では、エメラルダスはトチローとの間に、まゆと昇太という2人の子供をもうけている。上記の設定変更により、まゆと昇太にとってメーテルは母方の叔母、プロメシュームは母方の祖母、ドクター・バンは母方の祖父、大山摂子は父方の祖母となっている。

メーテルとエメラルダスが姉妹という設定については松本の筆による「劇場用長編アニメーション銀河鉄道999に関するメモ」でエメラルダスの設定について「メーテルとエメラルダスは姉妹的な友人」「エメラルダスはメーテルの友達(ライバル、姉)」という記述があり、この時点で松本の構想の中にあったことがわかる。このメモは『銀河鉄道999アニメ画集 PART7』(少年画報社刊)に掲載されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B9_(%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9)