古事記・日本書紀よりも古い真実の歴史書『ホツマツタヱ』の正体

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Windows 10・11】ブルーライトカットの設定方法!
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民族の起源・DNA解析
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原始宗教、アニミズム・トーテミズムとシャーマニズム
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日本史
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【ゆっくり解説】偽書ホツマツタヱ』の正体!江戸時代の創作神話と現代のオカルト
やよい&こふんの古代トーク! 2025/12/10


記紀古事記日本書紀)よりも古い、真実の歴史書がある」
そんな噂を耳にしたことはありませんか?
その正体とされるのが、謎の神代文字「ヲシテ」で書かれた『ホツマツタヱ』です。

一見すると古代ロマンに満ちたこの書物ですが、実は学術的には「江戸時代に作られた偽書」であることが判明しています。
しかし、作者の情熱と当時の思想が詰め込まれた近世の「創作神話」でもありました。

この動画では、『ホツマツタヱ』の内容や成立の謎、そして現代におけるスピリチュアルや政治との奇妙な結びつきについて、ゆっくり解説していきます。

・衝撃!アマテラス男神だった?12人の妃との生活
・謎の神代文字「ヲシテ」の仕組みと、言語学的な決定的な矛盾点
・江戸時代の人々による「日本独自の文字」への渇望
・現代に広がる怪しい健康法と、危険な関係

歴史の真実と、人々が求めた「理想の過去」。
その狭間に生まれた奇書の世界を、ぜひごゆっくりお楽しみください。

【チャプター】
0:00 導入
1:04 ホツマツタヱとは何か
2:42 ヲシテ文字と五七調
3:46 衝撃の内容:男神アマテラス
4:33 アワウタと謎の美容効果
5:03 成立の謎:江戸時代の偽書
6:00 言語学的な矛盾点
7:08 近代以降の熱狂とオカルト
7:48 結論:近世神話としての価値

【参考文献】
田中薫. 『「偽書問題」の存在』. 宮崎公立大学人文学部紀要 第6巻 第1号 (1999), pp.145-164.
埼玉県立熊谷図書館. 『奇書・偽書・禁書 ―謎と不思議と悲劇の本たち―』. Lib. Letter 第23号 (2011年3月1日).
吉田唯『神代文字の思想: ホツマ文献を読み解く』. (2018年).
内藤裕子. 『ヲシテ文献にみるアワウタの役割』. 関西外国語大学 研究論集 第110号 (2019年9月), pp.193-202.
藤原明『日本の偽書河出書房新社. (2019年).
原田実『偽書が揺るがせた日本史』山川出版社. (2020年).
長谷川亮一. 『書評 近現代日本における偽作史書とその受容を考えるために ――藤原明氏の近業に接して』. 史苑 第81巻 第2号 (2021), pp.51-58.
Yoshida, Yui. "Significance of Military Power in the Jindai Moji Text Hotsuma Tsutae—With a Focus on Susanoo and Yamato Takeru". Religions 2022, 13, 199.
群馬県公文書開示審査会. 『答申第243号(諮問第248号)』. (2023年12月12日).
Vasić, Danijela. "Solar Deity in Japanese Mythology". Bulletin of the Institute of Ethnography SASA LXXII (1) (2024), pp.59-78.

 

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大神神社の初代神主のオオタタネコのミコト が記したとされる『ホツマツタヱ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14139992


縄文ホツマツタヱの旅【CGSいときょう】 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PL6mu43UnNThDc4VEosKvKotu3XFXaOZD9

もぎせかチャンネル ほつまの世界 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%82%E3%81%8E%E3%81%9B%E3%81%8B%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB+++%E3%81%BB%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C

もぎせかチャンネル いときょう先生のホツマを学ぶ - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%82%E3%81%8E%E3%81%9B%E3%81%8B%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB+++%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%92%E5%AD%A6%E3%81%B6


発見から解読まで/縄文叙事詩『ほつま』の世界01
もぎせかチャンネル
2023/08/14



古事記』との決定的な違い/ほつまの世界02
もぎせかチャンネル
2023/08/15



文字の謎、君が代の本歌/ほつまの世界03



古事記日本書紀の謎に答える!/ほつまの世界04



『検証ほつまつたゑ』編集人・原田峰虎さん(とらさん)
https://www.facebook.com/torasan3776/?locale=ja_JP
https://www.instagram.com/torasan223/
https://twitter.com/mitoraminetora/status/1471807534868672524


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ヲシテは古代文字なのか?/いときょう先生にホツマを学ぶ01



神代七代からアマテルまで/いときょう先生にホツマを学ぶ02



天孫降臨から神武東征まで/いときょう先生にホツマを学ぶ03



欠史八代崇神天皇/いときょう先生にホツマを学ぶ04



2023年9月22日のいときょう先生、茂木誠先生の対談を終えて



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ホツマツタエ/ほつまつたゑ/秀真伝 解読ガイド
https://gejirin.com/index.html


徹底解説 ほつまつたえ講座 改訂版
https://gejirin.com/semi-hozma_index.html 

本講座は、2017年3月~2021年5月に “まぐまぐ” のシステムを用いて配信した有料メールマガジン『徹底解説ホツマツタヱ講座』の改訂版です。 
 

第1回 東西の名と蝕虫去る文 (1) 2023年6月23日
第2回      〃     (2) 2023年6月30日
第3回      〃     (3) 2023年7月7日
第4回      〃     (4) 2023年7月11日
第5回      〃     (5) 2023年7月12日
第6回 天七代 とこ酒の文 (1) 2023年7月15日
第7回     〃    (2) 2023年7月16日
第8回     〃    (3) 2023年7月18日
第9回     〃    (4) 2023年7月19日
第10回 一姫三男生む殿の文 (1) 2023年7月20日
第11回     〃     (2) 2023年7月21日
第12回     〃     (3) 2023年7月22日
第13回 日の神の瑞御名の文 (1) 2023年7月24日
第14回     〃     (2) 2023年7月25日
第15回     〃     (3) 2023年7月26日
第16回     〃     (4) 2023年7月27日
第17回     〃     (5) 2023年7月28日
第18回 和の枕言葉の文 (1) 2023年7月30日
第19回    〃    (2) 2023年7月31日
第20回    〃    (3) 2023年8月1日
第21回    〃    (4) 2023年8月3日
第22回 日の神十二后の文 (1) 2023年8月4日
第23回     〃    (2) 2023年8月5日
第24回     〃    (3) 2023年8月6日
第25回     〃    (4) 2023年8月7日
第26回     〃    (5) 2023年8月9日
第26回 遺し文 清汚を直つ文 (1) 2023年8月10日
第27回      〃     (2) 2023年8月13日
第28回      〃     (3) 2023年8月14日
第29回      〃     (4) 2023年8月15日
https://gejirin.com/semi-hozma_index.html


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徹底解説 みかさふみ講座
https://gejirin.com/semi-mikasa_index.html 

・第58回 アワ歌の文 (6) 2023年6月16日
・第57回 アワ歌の文 (5) 2023年6月9日
・第56回 アワ歌の文 (4) 2023年6月2日
・第55回 アワ歌の文 (3) 2023年5月26日
・第54回 アワ歌の文 (2) 2023年5月19日
・第53回 アワ歌の文 (1) 2023年5月12日
・第52回 年内になす事の文 (3) 2023年5月5日
・第51回 年内になす事の文 (2) 2023年4月29日
・第50回 年内になす事の文 (1) 2023年4月21日
・第49回 埴纏りの文 (3) 2023年4月14日
・第48回 埴纏りの文 (2) 2023年4月7日
・第47回 埴纏りの文 (1) 2023年4月1日
・第46回 嘗事の文 (7) 2023年3月24日
・第45回 嘗事の文 (6) 2023年3月17日
・第44回 嘗事の文 (5) 2023年3月11日
・第43回 嘗事の文 (4) 2023年3月2日
・第42回 嘗事の文 (3) 2023年2月22日
・第41回 嘗事の文 (2) 2023年2月12日
・第40回 嘗事の文 (1) 2023年2月2日
・第39回 タカマ成る文 (8) 2023年1月22日
・第38回 タカマ成る文 (7) 2023年1月12日
・第37回 タカマ成る文 (6) 2023年1月2日
・第36回 タカマ成る文 (5) 2022年12月22日
・第35回 タカマ成る文 (4) 2022年12月12日
・第34回 タカマ成る文 (3) 2022年12月3日
・第33回 タカマ成る文 (2) 2022年11月23日
・第32回 タカマ成る文 (1) 2022年11月16日
・第31回 春宮の文 (4) 2022年11月6日
・第30回 春宮の文 (3) 2022年10月27日
・第29回 春宮の文 (2) 2022年10月17日
・第28回 春宮の文 (1) 2022年10月4日
・第27回 還十二の后立つ文 (5) 2022年9月24日
・第26回 還十二の后立つ文 (4) 2022年9月15日
・第25回 還十二の后立つ文 (3) 2022年9月5日
・第24回 還十二の后立つ文 (2) 2022年8月26日
・第23回 還十二の后立つ文 (1) 2022年8月17日
・第22回 一女三男の文 (5) 2022年8月9日
・第21回 一女三男の文 (4) 2022年7月26日
・第20回 一女三男の文 (3) 2022年7月14日
・第19回 一女三男の文 (2) 2022年7月6日
・第18回 一女三男の文 (1) 2022年6月24日
・第17回 酒法の文 (6) 2022年6月14日
・第16回 酒法の文 (5) 2022年6月3日
・第15回 酒法の文 (4) 2022年5月26日
・第14回 酒法の文 (3) 2022年5月19日
・第13回 酒法の文 (2) 2022年5月12日
・第12回 酒法の文 (1) 2022年4月20日
・第11回 起尽四方の文 (8) 2022年4月7日
・第10回 起尽四方の文 (7) 2022年3月30日
・第9回 起尽四方の文 (6) 2022年3月23日
・第8回 起尽四方の文 (5) 2022年3月10日
・第7回 起尽四方の文 (4) 2022年3月4日
・第6回 起尽四方の文 (3) 2022年2月24日
・第5回 起尽四方の文 (2) 2022年2月7日
・第4回 起尽四方の文 (1) 2022年1月28日
・第3回 クニナツが宣ぶ (3) 2022年1月17日
・第2回 クニナツが宣ぶ (2) 2022年1月11日
・第1回 クニナツが宣ぶ (1) 2022年1月4日
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原田峰虎 | プロフィール
京都の東寺潅頂院そばで出生。寅年牡牛座B型波乱のペガサス。早稲田大学除籍処分。学生時代は亜細亜を彷徨いつつ世界一周。輸入貿易業を経て沼津港で30年間和風鮮魚料理店を経営。コロナ破産。ホツマツタヱ再発見者である松本善之助氏に出逢い、ホツマツタヱ読書人となる。ホツマ再発見50周年フォーラムを東京プレスセンターで、同年、タカシマ縄文サミットを近江高島でプロデュース。他方で、藤原角行の直系を嗣ぐ光清流不二御法家の法灯を伝える不二行者として垢離取りや滝行を指導中。研究同人誌『検証ほつまつたゑ』現編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
フトマニ歌占い アマテラスがまとめた日本最古の占術』より
https://www.hmv.co.jp/artist_%E5%8E%9F%E7%94%B0%E5%B3%B0%E8%99%8E_000000000934092/biography/


フトマニ歌占い~アマテラスがまとめた日本最古の占術~ 2023/5/31
原田峰虎 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%8B%E6%AD%8C%E5%8D%A0%E3%81%84%EF%BD%9E%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%8C%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9C%80%E5%8F%A4%E3%81%AE%E5%8D%A0%E8%A1%93%EF%BD%9E-%E5%8E%9F%E7%94%B0%E5%B3%B0%E8%99%8E/dp/4867231312

本邦初公開!縄文時代から伝わる神秘の占い。記紀の原典『ホツマツタヱ』に登場する古代占術「太占(フトマニ)」。3つの数字で導かれる深遠な占いを現代風にわかりやすく解説。

目次 :
第1章 フトマニの謎を解く(アマテラス大御神が定めた占い/ 骨を焼いて占う太占とは違う歌占い ほか)
第2章 フトマニ歌占いの実際の手順―「卦」の定め方(誰でもすぐにできるフトマニ占い/ サイコロがなければトランプカード ほか)
第3章 フトマニの卦を解く(主象と親神と配象の「象文字」で読み解く/ 三重(みつかさね)にはご注意を ほか)
第4章 フトマニ歌占い一二八首(アマテラスにより三千年以上前に撰集された歌/ フトマニ歌占いページの見方 ほか)


縄文時代から伝わる神秘の占い。

記紀の原典『ホツマツタヱ』に登場する古代占術「太占(フトマニ)」。
3つの数字で導かれる深遠な占いを現代風にわかりやすく解説。

一日のはじめに、迷ったときに、新しいことを始めたいときに……、
古事記の神々も活用した歌占いがあなたを良き方へと導いてくれます。


フトマニ』は、歌占いですが、歌に本質的な意味があるのではなく、
本書の裏表紙に描かれる『モトアケ(フトマニ図)』にすべてのカギが秘められています。
この『モトアケ』を読み解くことが、縄文人の宇宙生命観を解明することにつながるのです。
そもそも、『モトアケ』を取りまとめたのが伊勢外宮のトヨケ神で、
占いの128卦を註釈する歌を撰集されたのは伊勢内宮のアマテル神です。
その成立から深秘に満ちているのが、この『フトマニ』なのです。

日本国を建国した真実の祖神たるトヨケ神とアマテル神の宇宙生命観が、
日本人の、そして皇室に連綿と伝わる叡智の源泉となっているのです。
フトマニ』の吉凶観・運命観を理解すれば、誰でも、あらゆる逆境を克服し、
安らかなる恵みの慈雨でその心身を「みそぐ」ことが出来るはずです。

 

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ホツマツタヱ - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%84%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B1

 

ホツマツタヱ』(秀真伝、秀真政伝紀)は、日本の偽書である。40章から構成される長歌体の神話伝説集であり、「ヲシテ(ヲシデ、ホツマ文字)」と呼称される幾何学神代文字で記述されている。いわゆる『ヲシテ文献(ホツマ文献)』のひとつであり、大三輪氏の祖とされる大田田根子に仮託されているものの、実際には江戸時代後期以降の成立であろうと考えられている。

歴史

→「神代文字 § ヲシテ」、および「ヲシテ文献 § 歴史」も参照

成立の経緯と作者について

吉田唯は、同書の成立を江戸時代後期にあたる安永年間(1772年 - 1781年)のことと推測している。これは、安永9年(1780年)に僧侶・溥泉が記した『春日山紀』(京都大学附属図書館所蔵)に、『秀真政伝紀』の後世の写本と同様の記述が引用されているからである[1]。『春日山紀』を読む限り溥泉は真言宗の僧侶であるようであるが、彼の肩書は著作によって異なっており、吉田は「諸宗兼学であったとみるほうがよいのかもしれない」とまとめている[2]

日吉神社本『秀真政伝紀』には『日本書紀』巻五に表れ、大三輪氏の祖とされる大田田根子によるとされる序が書かれている。また、同書の記述によれば、この写本はその子孫を称する人物である和仁安聡(和仁古安聡・和仁估安聡)こと井保勇之進が安永4年(1775年)に翻訳したものである[3]。1927年(昭和2年)に著された『高島郡誌』は、同人物について「横井川の山伏[4]」「本郡神社の由緒を偽作せり[5]」と記述している。原田実いわく、同書の記述からは、彼が同地において、沢田源内と並ぶ偽作常習者とみなされていたことがわかる[6]

現在の滋賀県高島市一帯には『和解三尾大明神本土記』『嘉茂大明神本土記』『太田大明神本土記』『子守大明神本土記』『三尾大明神略縁起』『万木森薬師如来縁起』など、『秀真政伝紀』をはじめとするヲシテ文献と、用語・伝承に共通性がある寺社縁起が伝わっており、これらはいずれも安聡の作品とみられる[6]。藤原は、これらの縁起において賀茂阿志都彌神社賀茂神社の元宮とする記述がみられること、和仁估の家系(井保家)の先祖が比叡山目代井保坊という伝承があることから、叡山の記家による何らかの記述がこれらの文献の元になっている可能性、井保家が山門領において何らかの特権を維持すべく、こうした偽書を手掛けた可能性について論じている[7]。藤原によれば、安聡は漢訳をつけた『秀真政伝紀』を、朝廷に献上しようとしたという。天明の大飢饉により安聡の継嗣が断絶すると、しばらく『秀真政伝紀』は埋没する[8]

受容史

天保元年(1830年)には、神道伝道のために京より近江を訪れた小笠原道当が、産所村の三尾神社に神宝として奉納された同書の存在を知り、借用を願い出た[9]。内閣文庫所蔵の同書写本は、天保14年(1843年)に道当によって記されたものである[3]。帰京後、通当は自らが神主をつとめる天道宮で『秀真伝』の注釈書『神代巻秀真政伝』10巻を著したほか、嘉永4年(1851年)に、京の書肆・山崎屋与兵衛より板行している[9]。室町期の連歌師である心敬は、歌論『ひとりごと』にて和歌の名門として知られる飛鳥井家・冷泉家とともに小笠原家に触れている。吉田は、歌道の伝授に関わる家系が同書に関わっていたことは、『秀真政伝紀』を読み解くうえでの手がかりのひとつになると論じている[10]。なお、藤原明は吉田の論に応答して、京都小笠原氏と小笠原道当の関連性は不明であるとして、同説への賛否を留保している[11]

平田篤胤は、文政2年(1819年)の『神字日文伝』「疑字篇」にて、これらの文献を記す際に用いられる文字であるヲシテについて、「土牘秀真文(はにふたほつまふみ)」「三笠山伝記」の名前で触れている[6]。明治には、小笠原通当の一族の子孫である長城・長武父子が、佐佐木信綱宛てに『秀真政伝紀』を送り、宮中に同書を献上しようとしたものの、佐佐木により偽書として一蹴された。近代の超国家主義の風潮の中でも、同書が注目されることはほとんどなかった[8]

同書が再度脚光を浴びるのは、1966年(昭和41年)に松本善之助古書店で『秀真政伝紀』の一部を発見して以降である。松本は安聡の故地である安曇川や、小笠原家のある宇和島などに足を運び[6]、『秀真政伝紀』の完本のほか、『太占(フトマニ)』や『三笠文(ミカサフミ)』といったほかのヲシテ文献の所在も確認する[6]。松本はこれらの文献こそが記紀の原典にあたるという確信のもと研究会を結成し、1980年(昭和55年)には、毎日新聞社より『秘められた日本古代史[ホツマツタヘ]』を刊行している[7]

内容

同書は自序と40紋(章)から構成される[12]、五七調長歌体の叙事詩の体裁をとる神話伝説集である。全編が、「ヲシテ(ヲシデ、ホツマ文字)」と呼称される幾何学神代文字で記述されている。同書の記述によれば、同書の編纂は東征の帰途に病没した日本武尊の遺言によるもので、景行天皇が『香久御機』、中臣氏の祖・大鹿島が『三笠文』、大三輪氏の祖・大田田根子が『秀真伝』を著したものである[13]

吉田によれば、『秀真政伝紀』には和歌の起源や大祓など、近世の思想と密接に関わる思想についての記述があり、これらは「近世神話(cf. 中世神話)として解釈することが可能である[1]。たとえば、同書を含むヲシテ文献においては和歌がきわめて重要視されている[14]。『秀真政伝紀』第1紋においては、和歌の神であるワカヒメの誕生から結婚までが描かれるほか、各種の枕詞の起源がイザナギ黄泉国帰りやワカヒメの事跡と紐づけられる[6]。また、同書においては「男女の道」であるところの「伊勢の道」が説かれる[15]。枕詞の神秘主義的解釈や「伊勢の道(cf. 伊勢物語髄脳)」といったトピックは古今伝授の秘教主義的解釈にみられるものでもある[15][6]。さらに、同書においては天照大神男神であるとの記述があり、こうした記述も中世の書籍にはしばしばみられるものである[16]。原田は、『秀真政伝紀』は歌学が特定の家系により伝授されるものでなくなった近世の時流を反映する、「全体を『歌』として構成した近世歌道書」として読み解くことができると述べている[6]

藤原は、『秀真政伝紀』には『先代旧事本紀大成経』の影響が濃厚に見られると論じる[17]。『大成経』は延宝期に登場した偽書であり、『先代旧事本紀』の完本を謳って流布された。同書はまもなく偽作として禁書となったが、「記紀以前の書」を騙り、神代文字の存在についても説いた同書は近世日本の偽書一般に並々ならぬ影響を与えることとなった[18]。『秀真政伝紀』序文には「当時『七家の記し文』が存在したが、誤りが多い」との記述があり、これは藤原いわく『大成経』に由来する記述である。また、伊雑宮が皇宮であったとの記述、始原の神をアメミオヤとする記述、面足尊の時に天が一度崩壊したとの記述、孝霊天皇の御製とされる和歌など、同書には『大成経』由来と思われる記述が各所に散らばっており、藤原は「このような顕著な類似からすると、『秀真伝』は『大成経』の派生本の一つとみてよいかも知れない」と延べている[17]

受容

真書としての受容

藤原明は、2004年(平成16年)の『日本の偽書』において、「近年『東日流外三郡誌』真贋論争の影響もあってか、超古代史関係の真書説の言説が静穏になりつつある中、『秀真伝』真書論者のみが目立っている」と論じている[7]。『産経新聞』の取材によれば、同書の研究会は東京・滋賀・岩手・徳島など全国数十か所にあり、数百人が所属する。2016年に高島市で開かれた、同書の発見50周年を記念した全国フォーラムには、400人が集まった[19]

『秀真政伝紀』は、しばしば政治運動やオカルト疑似科学の文脈でも取り上げられる[20]。吉田は「YouTubeで『神代文字』と入力すると、神代文字の書き方講座や神代文字に音をつけて歌う人の動画が数多くヒットする」と、同書に掲載される和歌である「アワウタ」がスピリチュアルなかたちで受容されていることに触れている[1]

偽書としての研究

『秀真政伝紀』の研究は従来神代文字を信奉する在野の研究者によって手掛けられており、これを偽書としたうえで研究した者は原田実・藤原明などわずかにとどまった[1]。吉田唯は、ヲシテ文献にみられる神道教説や古代史解釈を、近世思想史・近世文学の資料として取り扱っている[6]。藤原は、吉田の研究がこれまで真贋二元論にとどまっていた同書の研究を転回させ、川平ひとしによる中世偽書の研究のようなアプローチに近づけるものであると評価しつつも、文献の取扱に一部問題があるとも指摘している[28]

吉田は『秀真政伝紀』をふくむ神代文字研究の現状の問題点として、現在においても熱狂的な信奉者がいるゆえのデリケートさ、信奉者でないものが史料そのものにアクセスすることの困難さ、研究者の少なさを挙げている[1]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%84%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B1

 

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ヲシテ文献 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B2%E3%82%B7%E3%83%86%E6%96%87%E7%8C%AE

ヲシテ文献は、日本の偽書である。ヲシテ文字(ホツマ文字)として知られる神代文字を用いた一連の古史古伝の総称であり、ホツマ文献とも呼称される。江戸期の成立であると考えられている。

歴史

成立

吉田唯によれば、現伝するヲシテ文献のなかで最古であるのは『神嶺山伝記歳中行事紋』 であり、安永年間(1772年 - 1781年)以前に成立したものである。同書に傍注英語版を加えたのは、筆跡から僧侶の溥泉であるとみなされている。溥泉は、安永9年(1780年)に年代が明確にわかるものとしては最古のヲシテ文献である、『春日山紀』を著している。これは、『秀真政伝紀』の注釈書である[1]

『秀真政伝紀』の最古の写本日吉神社蔵(藤樹記念館寄託)の明治33年1903年)謄写本であり[注 1]、『日本書紀』に大物主神の子と記載される大田田根子による序が記されている。同書はその子孫を自称する和仁估安聡わにこやすとしが安永4年(1775年)に訳文をつけたものであるという[3]昭和2年1927年)の『高島郡志』には「寛文の頃佐々木氏郷あり、安永のころ和仁古安聡あり。共に本郡神社の由緒を偽作せり」とある。旧高島郡には『和解三尾大明神本土記』『嘉茂大明神本土記』『万木森薬師如来縁起』といった、和仁估の作品と考えられる寺社縁起が多く残っており、これらの用語や伝承にはヲシテ文献と共通するものも多い[4]

藤原明は、『秀真政伝紀』の序文に『先代旧事本紀大成経』にあらわれる「七家の記し文」に関する記述があること、『大成経』が重視する伊雑宮を同書も皇宮であったと論じること、両書に孝霊天皇の御製として同一の歌が記載されていることなどから、同書は『大成経』の派生書としての性質が濃厚であると述べるとともに[5]、和仁估が偽造した諸社の縁起において賀茂阿志都彌神社賀茂神社の元宮とする記述がみられること、和仁估の家系(井保家)の先祖が比叡山目代井保坊という伝承があることから、叡山の記家による何らかの記述がこれらの文献の元になっている可能性、井保家が山門領において何らかの特権を維持すべく、こうした偽書を手掛けた可能性について論じている[6]

受容

和仁估安聡は、漢文訳をつけた『秀真政伝紀』を、朝廷に献上しようとしたという。天明の大飢饉により安聡の継嗣が断絶すると、しばらく『秀真政伝紀』は埋没するが、天保元年(1830年)に玉田永教とともに近江を訪れた小笠原通当が、産所村の三尾神社に奉納されていた同書を発見し、借用したのちその注釈書である『神代巻秀真政伝』を記している[7]平田篤胤は、『神字日文伝』の疑字篇にて、これらの文献を記す際に用いられる文字であるヲシテについて、「土牘秀真文(はにふたほつまふみ)」「三笠山伝記」の名前で触れている[4]。明治には、小笠原通当の子孫である長城・長武父子が、佐佐木信綱宛てに『秀真政伝紀』を送り、宮中に同書を献上しようとしたものの、佐佐木により偽書として一蹴された[7]

ヲシテ文献が再度脚光を浴びるのは、1966年(昭和41年)に松本善之助古書店で『秀真政伝紀』の一部を発見して以降である。松本は和仁估安聡の故地である安曇川や、小笠原家のある宇和島などに足を運び[7]、『秀真政伝紀』の完本のほか、『太占(フトマニ)』や『三笠文(ミカサフミ)』といったほかのヲシテ文献の所在も確認する[4]。松本はこれらの文献こそが記紀の原典にあたるという確信のもと研究会を結成し、1980年(昭和55年)には、毎日新聞社より『秘められた日本古代史[ホツマツタヘ]』を刊行している。藤原明は、2004年(平成16年)の『日本の偽書』において、「近年『東日流外三郡誌』真贋論争の影響もあってか、超古代史関係の真書説の言説が静穏になりつつある中、『秀真伝』真書論者のみが目立っている」と論じている[6]

内容

『秀真政伝紀』によれば、一連のヲシテ文献は、東征の帰途に病没した日本武尊の遺言にもとづき、景行天皇が『香久御機』を書いたことにはじまるものであるといい、その後中臣氏の祖である大鹿島命が『三笠文』、三輪氏の祖である大田田根子が『秀真政伝紀』を記したという[8]。吉田唯は、同文献群を近世において重要であった概念について新たな起源をつくりあげた「近世神話」のひとつであると位置づけている[1]

ヲシテ

『神嶺山伝記歳中行事紋』 には「璽」の字に「ヲシテ」の仮名が振られるほか、『春日山紀』には「瓊璽印相ヲシテタミメノカタチ」との記述が見られる。この文脈において、「璽」は三種の神器たる八尺瓊勾玉を意味するものであり、文字を神器の印相とみなす考えがあったものと考えられる[9]。「ヲシデ(テ)文字」という言葉は『秀真政伝紀』に記されるものであり、池田満により同文献群に用いられる文字の通称として用いられはじめた[4]

歌学

『秀真政伝紀』は前編が七五調で記されており、第一紋(あや、「巻」と同義)においては和歌の神であるワカヒメの誕生から結婚までが描かれる。同書においては「あしびきの(山)」「ほのぼのと(明)」「ぬばたまの(夜)」といった枕詞の起源がイザナギ黄泉国帰りやワカヒメの事跡と紐づけられる。こうした枕詞の秘儀的解釈は中世においても古今伝授などにみられるものである。原田は、ヲシテ文献歌道が特定の家による管理を離れ、様々な歌論が勃興した時勢と密接に関わったものであるとして、特に『秀真政伝紀』は「全体を『歌』として構成した近世歌道書」として読み解くことができると述べている[4]

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茂木誠 _ 日本の歴史
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/11/29/132932

日本人はどこから来たのか?【CGS 茂木誠 超日本史】
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出雲大社は元々スサノオを祭る神社だった _ どこから来たのか?スサノオの正体
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茂木誠 _ なぜ消された? 物部氏の謎
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【日ユ同祖論】 日本人のルーツとヘブライ語の謎|茂木誠
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茂木誠のスーパー歴史講義「日高見、エミシ、蝦夷共和国
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古事記(原文・現代語訳・口語訳)
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日本書紀(原文・現代語訳・口語訳)
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先代旧事本紀 (現代語訳)
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古語拾遺(現代語訳)
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