777投稿集
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777 音楽関係投稿集
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777 オーディオ関係投稿集
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クラシック音楽の演奏は、演奏や解釈がどうこう言う以前に、どういう音色を出しているかですべて決まってしまいます。
モーツァルトにはモーツァルトの音色、ベートーヴェンにはベートーヴェンの音色、ドビュッシーにはドビュッシーの音色があり、その音色が出せないとモーツァルトやベートーヴェンやドビュッシーの音楽にならないのです。
オーディオも同じで、ウェスタン・エレクトリック、アルテック、 JBL やマッキントッシュは機器としての性能がいくら優れていても、あの音色ではクラシック音楽にならないのです。
そして、オーディオの音色はプリアンプの音色で8割方決まってしまいます。
スピーカーとパワーアンプが安物でも、プリアンプの音色さえ素晴らしければ、出てくる音色も素晴らしいのです。
そしてプリアンプを買うならオリジナルの Marantz #7 以外に薦められるものは一つもありません。
Marantz #7 に匹敵するプリアンプは遂に一つも現れませんでした。
ラインアンプとしてCDを聴くだけの目的でも、Marantz #7 より音色が良いラインアンプは一つも存在しません。
マランツ Model 1 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=marantz+1
マランツ Model 7 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=marantz+7
マランツ #7 伝説の音の秘密
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004544
777 オーディオ関係投稿集
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【2025年最新】Yahoo!オークション -MARANTZ Model 7の中古品・新品・未使用品一覧
ガス燈 ヴィンテージオーディオ&CD/レコード専門店
https://www.gastokobe.com/amplifier
[セブン再生工房] マランツ7 修理 レストア マッキントッシュ修理 電源修理 Marantz McIntosh
http://morix-am.com/Marantz.html
マサトレーディング/マッキントッシュ修理/マランツ修理/MASA TRADING
https://masatrading.stores.jp/about/
マランツ,マランツ7, 保守パーツ
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真空管アンプ - ジュピターオーディオ
http://www.jupiteraudio.com/s-amp.html
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Manrantz7 コレクターズハウス東京
http://www.marantz7.jp/
http://www.marantz7.jp/product/
Yahoo!オークション - マランツ7/marantz7 オリジナル バンブルビー...
マランツ7/marantz7 オリジナル バンブルビー(幻のコンデンサー)でメンテ/オリジナルクラロ付き 超美品
Marantz
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1184601044
現在 2,200,000円(税0円)
即決 2,300,000円(税0円)
いまやオーディオの至宝として取り上げられている機器の中でも王者はマランツ7に違いないと思います。現代最高峰のプリアンプでも及ばない安定性の高さ、汎用性の高さは目を見張るものがあります。このマランツ7も製作されて50年の月日が経ち部品の劣化が始まっておりオリジナルと言えど初期性能が発揮されていないマランツ7ばかりとなってまいりました。当社は、この芸術的とも言える音の良さを後世に伝えるべくオリジナルの部品を世界的な見地に立ち収集することから始まりました。当社に無い部品は世界を探しても無いくらいの自負を持っております。ショールームが東京三田にございます。試聴ご希望の節は lp700r@gmail.com コレクターズハウス 田中まで宜しくお願い申し上げます。携帯は09070006466です。
マランツ7を徹底的にメンテナンスいたしました。私どもは東京で唯一のマランツ7専
門店でございます。
出品いたしますマランツ7はオリジナルの状態にできる限り近づけて全ての項目で完全にメンテナンスをいたしましたのでご安心になられまして御入札ください。前回出品いたしておりましたマランツ7はお店で売却済みとなりました。今回出品いたします7は当店で初期型、最後の1台になります。同じ11000番台です。
マランツ7の横に当店のプルーフバッジを貼り付けて完全にメンテされたことを証明致しております。
シリアル番号は11※※※です。マランツ7のシリアルから申しましても初期型になります。
出品いたしましたマランツ7ですが全てのコンデンサーをバンブルビーに交換いたしました。
今ではアンプで使用できるスプラグバンブルビーは超幻のコンデンサーになっています。
そのほかのほとんどのパーツもNOSで置き換えていますので非常に鮮烈でエネルギッシュなマランツ7サウンドを奏でます。素晴らしい抜けと清々しい青空を思わせるサウンドは2度と目にかかれないと思います。
当店に持ち込みでここまでのメンテナンスを行うと100万円はかかりますので多少高価になってもメンテナンス済みをご購入になる方がお得だとお思います。ボリュームは全てオリジナル7の専用クラロスタットのままで1ボッチがついていますしガリは皆無です。マランツ7の裏についています入力ボリュームもオリジナル1ボッチの
クラロスタットがついています。trebleとbass、その他のボリュームを回してもノイズは出ませんのでスムーズな使用感です。マランツ7が制作された当時の音の再現は完璧にできていますのでの是非ご安心になられてその玉珠の音をお聞きになられてください。きっと他のプリアンプには目が行かなくなります。
お客様のご感想
先日出品いたしましたマランツ7をお店で定価購入された方からの感想を下記にご紹介いたします。
本日購入させていただいた7を自宅で聞いておりますが、もう唖然と致しております。鮮烈で輪郭のはっきりした音でありながら楽器の色彩、響き、空間表現が圧倒的。聴いていて大袈裟ではなく失神しそうになりました。
これがコレクターズハウスさんの7なんですね。今後、7が市場に出た際はコレクターズさんが手がけた品か否か選択基準の1つになるのではとまで感じてる次第です。重ね重ねこの度は本当にありがとうございました。
お客様の了解を得てご紹介させていただきました。
きっと一生の伴侶になると思います。
機器の特色とメンテナンス内容
1.主要コンデンサーを全てオリジナルのコンデンサーであるバンブルビーカラーコードにいたしております。
2.トーンボリューム、バランスボリューム共にマランツオリジナルのクラロスタット1ボッチです。
3.真空管は全てテレフンケンECC83スムーズプレートダイヤマーク入りに交換済み。
4.セレンも低圧高圧とも新品に交換。
5.サスペンション3個共に新品に交換。
6. コンソールボックスは当社オリジナルの米松で製作した特注品です。鳴きの良いボックスで抜けの良い
マランツ7サウンドをうまく纏めてくれます。ブルーブラックのクールな塗装にしてみました。
マランツ7の音とは
マランツ7を使用している方で本当のマランツ7の音を聴いていらっしゃる方はほんのひと握りではないでしょうか。なぜかと言いますとマランツ7が製作されましてなんと60年経つんです。ほとんどのマランツ7は本来のマランツ7の音はしていないと考えられます。また最近購入された方などはマランツ7の本来の音を聴いたことがない方であり、壊れたマランツ7の音を最初から聞かれている可能性があります。
また後期型のマランツ7はコンデンサーにバンブルビーが使用されてないでブラックビューティーが使用されているケースが出て参ります。
ブラックビューティーになりますと音が薄く感じられ全体的にキンキンとした音になって参ります。
完全に整備されたオリジナルのマランツ7の本来の音を聞かれた方は他のプリアンプに目を向けることはありません。マランツ7はオーデイオエイジのごく初期に生まれたアンプなのですが、既に完成の域にあり以降に生産されたプリアンプはマランツ7をお
手本として生産されたもの多く、その芸術性は抜くことはできなかった様です。マランツ7の本来の音は明晰でありボケていません。本当にそこで演奏されているかの様な錯覚を覚えてしまうような音です。いやひょっとすると実際の演奏より良いのかもしれ
ません。なんといっても演奏者の真前で音を独り占めできるからです。
60年以上前に製作されたプリアンプが現代のハイエンドスピーカーを堂々と鳴らしてくれますが、なんの違和感もございません。
新型のプリアンプは音が細くなり音の魅力というかエネルギー感が伝わりにくいものが多いです。マランツ7はビンテージプリアンプの王様であり、長い年月、オーデイオマニアを虜にしています。音楽のエッセンスをダイレクトに伝えてくれる稀有なプリアンプです。
ご参考)
当店によく問い合わせありますがマランツ7のシリアル1000番以内とよくメンテされたシリアル15000番台のどちらが音が良いのでしょうかというお問合せです。はっきりさせる必要があるのは年代もののマランツ7は壊れていて当然だということです。シリアルに関わらず壊れたマランツ7はマランツ7ではないと言わざる終えません。当店ではアメリカから直輸入でマランツ7の極上品を購入していますがパーフェクトワーキングコンディションと皆いいますが全てが壊れています。ひどいものになると送られてきた箱がガタガタするので開けてみるとビックリします。全てのサスペンションが老化現象で固まり、割れて中央の基盤が外れている状態だということです。この現象の7が何台もありましたよ。接着剤で止めてありますが輸送による振動で外れたということでしょう。またセレンはまず交換しないと弱っていますしコンデンサーもほぼ全滅などは日常茶飯事です。お話が長くなってまいりましたがシリアル1000番以内の7でもオリジナルの部品でよくメンテされたシリアル15000番の7には音の良さには敵いませんよ。シリアルが若いというだけで音が良いとお考えの方は方は再考するべきです。ここに出品致しております11000番台の7はもう一息で3桁の7になります。ほとんどの3桁台の7を凌駕する音の良さに仕上げてあります。少々値が張りますが使用してあるバンブルビーが宝石のように高価なバンブルビーですからご容赦ください。
このようなバンブルビー自体が購入不可能なのですからお金の問題ではなく世界中を探しても見つかるものではありません。
ご縁を感じていただけると幸いです。
コレクターズハウス東京 ホームページ https://www.marantz7.jp
ただいまお店は移転中でお休みをいただいております。関東近辺であれば自宅まで試
聴のためマランツ7を持ってまいります。自宅で自分の機器で試聴されてはいかがでし
ょうか。ホームページよりその旨をお申し出いただければ幸いです。
マランツ7のメンテナンスは通常通り行っていますのでホームページよりお問い合わせ
ください。7の下取りも申し受けます。外観、状態が良いものは100万円前後で下取
りいたします。同様にホームページでお問い合わせください。
担当 田中 携帯090−7000−6466
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マランツ Model 7 伝説の音の秘密
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/08/134954
マランツ #7 伝説の音の秘密
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004544
オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html
Marantz Model 7 レプリカ (1995年発売)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1223.html
プリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html
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Marantz #7 の精巧なレプリカを作ってもオリジナルの音は再現できない
管球プリアンプ、Marantz #7 は古今の名器とされる多種多様なオーディオ機器の中でも、今日のワイドレンジなソースにも十分以上に対応するだけでなく、近年の機器にない豊かな音楽性を備えた名器中の名器とされ、未だに50年以上も前に作られた中古品が高値で取引されています。
私が考える#7の美点は何よりも抜けの良い、明るく暖かで上質な音質であること、躍動感あふれる豊かな中低音であり、底抜けのダイナミックレンジにも驚かされます。一言で言えば#7は音楽のあらゆる相反する要素、例えば繊細さー彫りの深いある種の線の太さ、暖色―寒色の多種多様な美しい音色、静―動のコントラスト等々を一つに兼ね備えているということです。
そして驚くべき事は、この優れた#7が米国で発売されたのが、1958年、今からおよそ60年も前の出来事であり、世にステレオのLPが発表され市場に出てから2年も経過していない時期であったという事で、そのステレオ初期にこのような優れた完成度の高い工業製品が生まれたことにも畏怖の念を禁じえません。
何故、Marantz#7が単なるヴィンテージ機器の枠を超え、未だに銘機足り得るのかを考察してみたいと思います。
もちろんその最大の要素は奇才と言われた、ソウル・B・マランツによる優れた回路設計による物である事は論を待たないでしょう。
特に抜きん出ているのは、前段のフォノイコライザーだと言われていて、回路の安定度を重視する立場からは在り得ない設計と様々に解説されてきたのですが、一度あの生き生きとした再生音を聴いてしまうと、#7以後のこれを越えようとする様々な機種のフォノイコライザーの試みが果たして成功したのだろうか、と思わざるを得ないのです。
そして60年代後半より日本の著名な各メーカもこの#7を意識して、同様の回路も試みたのですが#7ほどの名声を勝ち得なかった事実を考察すると、単に回路だけが優れていたわけではない事にも思い至ります。
これは自作真空管アンプマニアであれば、自明の事実なのですが、当時の米国製の個々の部品の持つ優れた個性も最終的な音質に大きく寄与していると言えるのです。
例えば、カップリングに使われているコンデンサー、名高いスプローグのバンブルビー、ブラックビューティ、アーレン・ブラッドレイのソリッドカーボン抵抗はすでに生産も中止され入手も難しくなっていますが、未だにNOS品を求めるマニアがいるのも如何にこれらのパーツに魅力にあふれているかの傍証と言えると思います。
もちろん、例えば何故、ABのソリッドカーボン抵抗が高抵抗の箇所に使われて好ましいのかは、定性的には語られてきました。例えば、抵抗体となるカーボンの純度が極めて高いからだ、あるいは構造上、L成分を含まないからだと。
これはコンデンサーの世界にも言えることで、初段のカソードのパスコンとして当時の銀タンタル(湿式タンタル)に敵うコンデンサーはないのですが、残念なことにその原因について定性的に語る事はできてもそれらの部品の持つ特性を物理的に、定量的に解析し、聴感特性と関連付けるのは、たとえ最新の測定手法を駆使したとしても至難の業であるというのが、現時点での到達点なのです。
そうであるならば、オーディオ機器開発に関わる我々のなすべき責務は、貪欲に優れた音質のパーツを求めて実際に機器に組み込み、自らの聴感と感性を最大限に磨きあげ、ここにその部品の良否の判断の基準を求める事なのではないでしょうか。
http://www.spec-corp.co.jp/message/index.html
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訂正Marantz#7と言えども音質バラバラ
2021-09-15
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12696187237.html
マランツ#7Cプリアンプと言えばオーディオの名機としての名声は間違いなく、マークレビンソン氏にまで影響。
トランジスターでマランツ#7レベルの再現とこれまた名機マークレビンソン、LNP-2が開発されたのは有名ですね。
高校生にしてオーディオに理解あったお父上から買ってもらったそのMarantz#7を今でも使い続けている友人。
「内部コンデンサーをスプラグ社のブラックビューティーからバンブルビーに全部交換してもらったら俄然よくなったよ。」と友人から。
では聴かせてと、せっかくだからMarantz#7を所有しながら、アナログから遠ざかって20年。
長らく鳴らしていなかった個体を持参して、オリジナル初期モデル相当の7と聴き比べさせていただきました。
ろくでもないMJ誌ではむろん、管球王国レベルでも期待出来ない、初期モデルのMarantz#7と17000ないし18000番以降相当品の自分の7との比較になります。
というのも、自分のは13000番台でありながら、途中のレストアで内部コンデンサーがスプラグ社のブラックビューティーに換装されて後期モデル相当になっていました。
自分の7の中身とブラックビューティーコンデンサー。
トーンコントロール周りがオリジナルのバンブルビー。ところが肝心のイコライザーと増幅回路部分はブラックビューティーに変わっていますね。
バンブルビーの初期モデル相当の7コンデンサー
20年ぶりに鳴らす自分の7。鳴るのかどうかから心配しましたが、きちんと鳴りました(笑)。
1997年に神戸のガス灯でのメンテナンスが良かったとは中身を見た友人からです。
残留ノイズも合格点。
半世紀前の設計の7にMarantz#9
現代アンプの富山のCS PORTの212アンプより残留ノイズがはるかに少ないというのも驚異的です。
オリジナルのテレフンケンのEL34が刺さっているMarantz#9と組み合わせてJBLハーツフィールドで鳴らしました。木製ケースに入っていないのが自分の7。
少なくとも現代の真空管アンプ、富山のCS PORTの212シングルより残留ノイズははるかに少ないです。
では肝心の音質は?
バンブルビーには負けました。
アメリカンな躍動感、生き生きとした楽器演奏の感じは明らかにバンブルビー。
思わず、自分の7に「日本のアンプのような音」と呟きました。
油絵の立体、躍動感がない日本画、陰影で遠近を出す欧米の演劇に対して、遠近法もなく、影は利用しない平面の能や歌舞伎。
と落ち込みましたが、友人からはとてもよい個体。ガス燈のおかげですよ。もし要らなければすぐに買わしてもらうとまで。
それでも自分の7はアメリカンサウンドが維持されていて、音質はいい方と。
これが後年のクラロスタットのボリュームから日本のアルプスに。
コンデンサーはスプラグのブラックビューティーすら失われ、どこぞか不明なコンデンサーの日本資本になったマランツのキット7Kになると、もはや7オリジナルとはかけ離れた音質だそうです。
背中をしっかり押していただけました。自分の7の元の状態への完全レストアを敢行します
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12696187237.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0215 Marantz Model-7 ウッドケース付 ¥1,650,000(税込)
http://www.jupiteraudio.com/0215/0215.html
マランツ#7初期型後期のご紹介です。
ボリュームとバランスボリュームを含め、クラロスタットのオリジナル完全装備の製品となります。
もちろん、メンテナンス済みの製品となります。
主立ったメインボードのSPRAGUE のキャパシターは交換済みです。
最近では、バンブルビーが装着されていることが優位性があり、もてはやされておりますが、このバンブルビーは現在では大半がリークしており、使用できる製品は極々わずかなのが実情です。
以前にもお話しましたが、ギター業界用にSPRAGUE バンブルビーの偽物が大量に出回っております。
事実、私共にも連絡が入りましたが、お断りした次第です。
リーク状態がどういうことを言っているのか、理解されていない方もいらっしゃると思います。
例えば一番簡単なのは、モデル7であればトーン回路の0.22uF 400V 、真空管で言えば4番5番に接続されているところですが、ここには117V 動作時で150V 前後は普通にかかります。
通常は反対側に0V でなければいけませんが、0.1V ~0.2V 漏れただけで大変なことになります。
症状で言えばBASS、TREBLE をクリックする度に、大きなノイズが混入します。
絶対にそういうものではございませんので、ご注意ください。
製品としての完成度は高く、極めて安定しております。
初期特有のゆったり感に加え、情緒の深さや艶やかさも絶妙なバランスでブレンドされております。
真空管にはテレフンケンの、オリジナルダイヤモンドボトム付きを標準装備しております。
構築された音楽はこの真空管によるものだと思われます。
最初期型とは違い、若い音楽ファンの方のニーズにも十二分に応えられる製品であり、アコースティックな弦楽器やピアノ、ドラム等の楽器にも申し分のないパフォーマンスを発揮してくれます。
このプライスは魅力的と思われるだけでなく、1年間という保証も付きますので、音楽を満喫していただけるはずです。
TANNOY だけではなく、ALTEC やJBL をご使用の方のご要望も、きっと叶えてくれることでしょう。
ウッドケースも標準で付きますので、振動対策的にも役立つと思います。
http://www.jupiteraudio.com/0215/0215.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0191 Marantz Model-7 ¥1,650,000(税込)
http://www.jupiteraudio.com/0191/0191.html
マランツ#7最初期としての、後期バージョンのご紹介です。
この製品は、まずは外観のコンディションから申し上げると、ボディとなるシャーシ部分も非常に綺麗に残っています。
特に入出力端子の後面シャーシにおいても、端子固定用のリベットも美しく整っています。
フォノ回路にも、オリジナルショートピンが2セットしっかりと付属しています。
各入出力端子のGND側にも、絶縁はしっかりとれており、不具合もございません。
但し、各入出力端子は通常の規格よりも小さいため、ケーブルの端子はスイッチクラフトのような、一回り小さな端子を使用することをおすすめいたします。
そうすることで、ケーブル間の接触不良は避けられることでしょう。
さてインナーサーキットにつきましては、LINE側のアウトとトーン回路のコンデンサーは、奇跡的にバンブルビーがまだ動作しており、問題ございません。
カップリングやEQのコンデンサーは、オーバーホールの時に交換いたしました。
動作状況はパーフェクトと言えます。
どうしてもEQをバンブルビーにしたいというご希望があれば、別途費用にてお取り替えも可能です。
このモデル7のEQアンプに使用されている真空管の1,2番の球には、TELEFUNKEN ECC 803 ダイヤモンドボトム付が採用されています。
サウンドは初期型とあって、非常に端正で淑やかやイメージです。
単に音に力があるとか、伸びやかな印象があるというよりも、持久力が圧倒的にあり、様々なパフォーマンスを見せながら、そのどれにも品格があるというイメージです。
これらは簡単に表現できるものではなく、なぜこのようなサウンドが生まれるのかわかりません。
全てがイリュージョンであり、匠だからこそ出来る技なのでしょう。
ぜひ体験してみてください。
http://www.jupiteraudio.com/0191/0191.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0058 MARANTZ Model-7 ¥1,650,000(税込)
http://www.jupiteraudio.com/0058/0058.html
マランツ#7は決して最初期モデルのみが、(例えばシリアル10×××等だけが)ベストではありません。
確かにこのシリアルナンバー近辺には、言葉では表現できないくらいの独特な響きを持ったものが多数あることは事実なのです。
しかし、それとは裏腹に全くつまらないものもあることも事実なのです。
#7のご購入を考えられている方は、もう少し冷静になられた方が良いでしょう。
ただ番号だけで物の善し悪しがわかるなら、正直これほど馬鹿げたことはありません。
本物とそうでないものを見極めることが重要です。
私共はあえて全ての商品をホームページには載せておりませんが、#7だけで常に20台以上保有しております。
間違いなく今までに扱った#7の数は、国内ではトップクラスだと思います。
その経験値から一つの警告として、番号だけで物の価値を計ることはやめたほうが良いということはお伝えしておきたいと思います。
さて、今回持っているコレクションの中から、中期に相当する#7をご紹介致します。
この個体は#7特有の艶や、変幻自在の表現力は当然ながら、それに加え筋肉質でありしなやかさも兼ね備えた、秀でた製品です。
まるで鍛え抜かれたバレリーナのプリンシパルの様と言っても良いでしょう。
美しく、しなやかで、力強さが溢れている感じです。
内容的にはパーフェクトです。
信号系のキャパシターはカップリングを除き、全てバンブルビーです。
もちろん、絶縁状態はパーフェクト。
真空管はテレフンケンのECC83 Diamond Bottomを装備し、こちらももちろん全て測定済です。
ご希望があれば、カップリングもバンブルビーに交換は可能です。
正直、使い込まれた初期型をはるかに凌駕します。
自信を持っておすすめ致します。
店頭にてアナログプレーヤーで、ご自分の耳でご確認ください。
レコードをご持参してお越しいただけることを、心よりお待ち申し上げております。
http://www.jupiteraudio.com/0058/0058.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0089 MARANTZ Model-7 ¥1,760,000(税込)
http://www.jupiteraudio.com/0089/0089.html
マランツ#7Early Model のご紹介です。
最近ではバンブルビーのレプリカがかなり流通しているようです。
海外では高額で販売できるため、そのようなパーツが横行しているようです。
恐らく素人の方では判断できないものと思われます。
それはさておき、今回のEarly Model は機械的コンディションについては、申し分の無い状態まで仕上がっております。
トーン回路 BASS 、TREBLE のクリックも皆無の状態です。
セレン整流器のヒーター側(低圧側)は新品に取り換え済みです。
幸いにも高圧側は奇跡的に正常動作を保っております。
劣化したスポンジ等も当然ながら交換済です。
こうしたものは経年とともに劣化しますので、定期的に交換することが理想と思われますが、それほど短いスパンではありません。
いずれにせよ、消耗品は必ず交換した方が本来の性能を維持できます。
今回の#7は、非常に新鮮で爽やかな浸透力のあるサウンドを聴かせてくれます。
深い森の自然がそのまま残った、マイナスイオンが満ち溢れた空気は、人の心をフレッシュにしてくれます。
日常の喧騒で溜まったストレスや、肉体的疲労までも解消してくれます。
そうした空間を今回の#7は自宅のリスニングルームに展開してくれることでしょう。
ただただ綺麗なだけの音は全く無意味で、各楽器の持つ肌合感どれだけしっかり出るのか、それが重要なポイントです。
#7の真骨頂とはなんでしょうか。
やはりレコード再生です。
#7のイコライザーがどれほど貴重なのかは、言わずと知れたことです。
もちろん、ライン側の音色も見事であり、類いまれな表現力と、心の内側をくすぐられるような艶は、別格と言えるでしょう。
レコード再生においてこそ、#7の存在価値はあります。
それを語らずして#7云々を唱えられるのでしょうか。
あくまでもこれは私の主観と言っておきます。
ピアノや弦楽器もスタンウェイやベーゼンドルファー、ベヒシュタインであれば何でもよい、あるいはストラディヴァリ、グァルネリ、アマティ、ガダニーニなら何でもよい、そんなことはあり得ません。
ぜひ店頭にてご試聴ください。
ご来店をお待ちいたしております。
http://www.jupiteraudio.com/0089/0089.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0208 Marantz Model-7 ウッドケース付 売約済
http://www.jupiteraudio.com/0208/0208.html
マランツ#7の2万番台のご紹介です。
巷では初期型のシリアルナンバー1万番台が珍重されていることは、ユーザー様はご存知だと思いますが、実際のところ初期型の中には取り返しのつかない程ひどい製品も存在します。
ボリュームの製造メーカーが、クラロスタットからコスモスに変更になったのは、シリアルナンバー18×××からで、コスモス製ボリュームが代替品というわけではありません。
このボリュームがオリジナルであることに間違いはありません。
それはバランスボリュームにしてもしかりです。
ボリュームとしての完成度は、確かにクラロスタットの方が優秀であるという事実は変わりませんが、万が一不具合が生じた場合は、コスモスの場合の方が補修可能となります。
正直なところ、クラロスタットでは不可能です。
過去に何度もそのようなケースは経験いたしました。
音色的にも全てクラロスタットがパーフェクトではなく、この程度というものもたくさんありました。
実態を知れば知るほど、番号依存は恐ろしいと思います。
後期型のコスモス製ではあっても、初期型より素晴らしい製品は多々ございます。
しっかりと製品を吟味した上で、判断していただくことが重要と思います。
初期型の艶ある濃厚なまったりとした時間を感じさせないニュアンスは、良い製品であれば間違いなく感じ取れます。
それだけに、クラシックやジャズのファーストプレスを聴くには、この上ない製品と言えます。
ただ現代においては、多種多様な音楽を聴かれる方が非常に多く、しかも電子楽器を多用しており、複雑化しているのも現状です。
中高域以上の情報量や再現性を鑑みた場合、この後期型の情報量の多さという観点からすれば、非常に相性も良く今風のプレゼンスを十分に発揮できるようです。
後期型の特徴は、特に現代のジャズやクラシック、ソウル、J-POP、K-POP 、R&B 等には極めて向いているようです。
ユーザーの方も、機械を買うのではなく、ご自分にとって何が最適なアンプかをきちんと見極めた上で、ご購入を考えられた方が良いと思います。
そのお手伝いを私共は惜しみません。
お気軽にご相談くださいませ。
http://www.jupiteraudio.com/0208/0208.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0197 Marantz Model-7 売約済
http://www.jupiteraudio.com/0197/0197.html
世界的に人気のあるmarantz #7のご紹介です。
こちらは初期型の製品として分類されるものです。
初期型としては全てオリジナルシャーシのまま、綺麗に保管されたものです。
更には整流回路、ヒーターセレンや+B側セレンもメンテナンス対象として、整備されております。
信号系のSPRAGUE コンデンサーだけがよく話題に上りますが、それ以上に電源ブロックコンデンサーを含む、平滑回路の方が重要と言えましょう。
そこがしっかりとしていない状態で、いくらバンブルビーがどうこうと論じても意味がありません。
最近ではかなり高額な#7が販売されているようですが、私共は音楽の質感や内容を聴いているのであり、それを裏付けるようなデータを望むわけではありません。
数字を見て良いか悪いかと判断することの方がナンセンスです。
数字で裏付けられるのであれば、半導体アンプほど優れているものはなくなります。
しかし、実際はどうでしょう。
その真逆です。
それは世界的に証明されていることであり、認めざるを得ません。
音楽を語る上で必要なのは、残念ながら理系ではなく、文系と言えるでしょう。
McIntosh のゴードン・ガウとフランク・マッキントッシュの関係もしかりです。
音楽は電気的な機会からは始まっておらず、感覚の研ぎ澄まされた一部の天才によって生み出されたと言っても過言ではありません。
音楽の好きな愛好家は、純粋に音楽を受け入れ楽しむことが、本来の在り方ではないでしょうか。
ずっと特性を追い続けて悩み続けますか。
オーディオは音楽を楽しむものであり、悩み続けるものではありません。
それを簡単に紐解いてくれるのが、このmarantz #7です。
この製品を機械として感じるか、楽器の一部としてとらえるかはあなた次第かもしれません。
さて、ここで電気的なことを言うのもナンセンスですが、一通りしっかりとメンテナンスを施し、新鮮で生きたサウンドを楽しんでいただけるはずです。
心に響くサウンドをぜひ堪能してみてください。
#7に秘められた魅力は、間違いなくあなたを虜にするはずです。
http://www.jupiteraudio.com/0197/0197.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0020 Marantz Model-7 売約済
http://www.jupiteraudio.com/0020/0020.html
以前より所有しておりました、後期型の優秀な個体のご紹介です。
この個体は非常に音が良く、艶やかでのびのびとした音色を聞かせてくれます。
メインボードを含め、ブラックビューティーでのメンテナンスを施してあります。
電源部のブロックコンデンサーも状態が良く、安定しています。
整流器ももちろん、高圧側、低圧側両方セレン整流器です。
将来的には消耗部品ですので、必ず劣化してきますが、そこはご安心ください。
かなりの個数の在庫をストックしておりますので、ご迷惑をおかけするようなことはございません。
その他、ご希望に応じてメインボードのコンデンサーもバンブルビーに交換することも可能です。
ただ、現時点では、開放感のある爽やかで伸びのあるサウンドですので、あえて交換する必要はありません。
素質があれば、ブラックビューティーでも十二分に満足する音を奏でてくれます。
透明感のあるサウンドは、まさに鮎が戯れる清流のようなイメージでしょうか。
濁りの無いミネラルをたっぷり含んだ水は命を育みます。
この個体の奏でる音は、ユーザー様を元気にし、活力を与えてくれるはずです。
店頭にてぜひご試聴ください。
技術者の言う余分なことを考えずに、純粋にサウンドをお楽しみください。
それが本来の在り方だと思います。
年中ケーブルを変えたり、機器を変えたりして疲れ果てている方、いらっしゃいませんか。
アドバイスをしてくれる人が信用できるかどうかは、その人とご自分の音楽観が合うかどうかです。
同じベクトルを持っていなければ、ご自分の求める音とは別の方向に行ってしまうでしょう。
ベストな音を追求してみませんか。
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0156 Marantz Model-7 売約済
http://www.jupiteraudio.com/0156/0156.html
大変コンディションの良いModel-7が入荷いたしました。
メインボードのキャパシターは現状で全てバンブルビーのままです。
これらは全て交換したのではなく、当時のままの状態であり、如何に使用頻度が少なく保存状態が良かったかを物語っております。
カップリングコンデンサーも、測定不可値まで絶縁は保証されており、その他も同様です。
そして肝心な電源部の整流回路は、勿論ですがセレン整流器でメンテナンスを施しております。
この部品は基本的には消耗品ですので、時間と共に交換の必要性はやむを得ないものと思われます。
なぜ肝心なのかと言いますと、セレンがダイオードになってしまうことで失われるものが大きいからです。
確かに電気的に言えば特性は良くなるのは間違いありませんが、音楽として捉えた場合に、艶や表情の豊かさが格段に損なわれます。
悪い言い方をすると、ギスギスした感じになるというのが一番わかりやすいかと思います。
そして高圧側は、耐圧と高熱による劣化を防ぐ目的で、セレンによるアップグレードを施しております。
それにより、より安定した動作が保証できます。
貴重な製品を今後守っていく上で、重要なポイントとなることでしょう。
さて、こちらの個体の特徴ですが、極めて慎ましいサウンドであり、下品さは微塵も感じません。
音楽を忠実にとらえ、湖面に映し出された逆さ富士の様に、芸術的な側面を見せてくれます。
価格が高い物だけが良い物というすり込まれた概念は、正確な判断を見失うことにもなりかねません。
本物の実力を持った製品こそが評価されていくことでしょう。
今回の様なMode-7 はその良い例とも言えます。
まだModel-7をお持ちでない方にとっては、今後のオーディオライフを変える一歩となるのではないでしょうか。
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
0209 Marantz Model-7 レプリカ 売約済
http://www.jupiteraudio.com/0209/0209.html
マランツModel 7レプリカのご紹介です。
パワーアンプModel 8B レプリカと同時掲載となります。
こちらの製品もModel 8B レプリカと同様、カップリングのコンデンサーをはじめ、一部のコンデンサーをSPRAGUE Black Beauty に交換しております。
このModel 7 につきましては、後々ユーザー様のご希望があれば、ヒーター側の低圧セレンを有償にて交換させていただきます。
そこまで整備することで、クオリティを大幅に上げることも可能です。
巷では相変わらず、カラーコードのバンブルビーであることが特権のように扱われていますが、しっかりとした測定器で測る限り、98%近くは絶縁不良を起こしています。
本来電気的に完璧に動作させてこそ本物であるはずですが、リークしている状態を推奨すること自体、理解に苦しみます。
私共もバンブルビーの新品でリークしていない製品をかなり保有しておりますが、使用しても短期間のうちにリークしてしまいます。
メンテナンス用に使用するには、かなり勇気がいるでしょう。
それ故、まだBlack Beauty を使用する方が、安心してご使用いただけるのです。
だからこそこのレプリカにも使用するのは、Black Beauty に限ります。
ただし、ギター用に復刻されたSPRAGUE バンブルビーが大量に出回っていますので、気を付けください。
わからない点などがございましたら、しっかりとご説明いたします。
この機会に、半導体から真空管へ移行されても良いかと思います。
お気軽にご相談くださいませ。
http://www.jupiteraudio.com/0209/0209.html
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Marantz Model-7- ジュピターオーディオ
109 Marantz Model-7F 売約済
http://www.jupiteraudio.com/0109/0109.html
1995年に復刻されたモデルのご紹介です。
現在でも圧倒的な支持を確保している、銘機の中の銘機の復刻になります。
ただし、基本的な回路を踏襲しているのは事実ですが、使用パーツとしては大幅に変更されています。
オリジナルの整流回路がセレン整流器なのに対し、ダイオード整流器になっているのも大きな変更点です。
信号系コンデンサーは、ほとんどフィルムコンデンサーに変更されています。
決して頭ごなしにに否定する気はございません。
回路から表現されるサウンドはそれなりにあります。
それ故、各信号パーツをSPRAGUE のブラックビューティーに変えると、オリジナルテイストが随分と加わります。
極端な事を言えば、完全にモディファイされたようなModel-7 や、くたびれたModel-7 よりはまだ良いかもしれません。
サウンドが放つ香りは、オリジナルがナチュラルな香りに対して、人工的な強い香りと言ったところでしょうか。
しかし、あまりにも薄められてしまった香りよりは、強い香りの方が存在を感じられます。
ナチュラルさのバランスとは極めて微妙であり、感じ方も千差万別です。
今回のModel-7F は復刻当時のままで、モディファイは全くされていません。
Model-7というと、ボリュームがどこ製かとよく議論されますが、この復刻はメキシコ製ではありますが、クラロスタット製が標準として装備されています。
当時のModel-7 とは違い、カーブはBカーブに近いと言って良いでしょう。
INPUT ボリュームの 装備されているパワーアンプであれば、多少絞り気味にして使用されることをおすすめいたします。
オリジナルのModel-7 が驚くほど高額になった今、少なからずmarantzのテイストを楽しみたい方にはぜひとも使っていただきたい商品です。
真空管もグレードアップすれば、より濃いテイストが保証されます。
今回のModel-7Fは前ユーザー様がウッドケースを持っておられましたが、未使用のままお引き取りさせていただきました。
ウッドケースご希望の方はあわせてご検討ください。
店頭にてご試聴いただけます。
ご希望であれば、真空管をTELEFUNKEN に交換しての比較試聴も可能です。
店長加藤まで、お気軽にお申し付けください。
http://www.jupiteraudio.com/0109/0109.html
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marantz #7、その美しい音色は40年以上も人の心を虜にしている
しかし、コンデンサーなどの消耗部品がそのような長時間耐えられるわけでもなく、部品交換されるが、心ない業者によって鳴るだけの #7 があるのも事実である。少しでもよい音の #7 を聞いて本当に美しくそして素敵な #7 を知ってもらいたいと思う
marantz #7 はじめてのマランツ#7の買い方
10001~23000番台まで作られたマランツ#7 は40年近く経っているものもありコンデンサー、ボリュウーム、整流器などいろいろ手が加わっているものが出回っている。(何も変わっていない方が不思議だが)
中にはマランツと呼べないくらい音が変わっているものもあるので注意が必要である。次の3点は購入するときに最低限、見ておかなければならない点だと思います
1.ボリュームを確認する
マランツ#7に最初使われていたボリュームはクラロスタット製であるが途中ボリュームが日本製のコスモスに変更される。16000番~17000番台で換わるようだが変更されたとたんに音が細くなりトランジスタっぽい音がしてマランツ#7らしさを失う。マランツ#7でシリアルを気にする人が多いがこの理由が主なものだろう。それに伴いセンターにあるプラスティックのツマミの色も茶色から黒に変わる
良い音のセブンを求めるなら最初に茶色のつまみを探すと良い、次にボリュームがクラロスタットBカーブであるか確認する。12時頃から急に音量が上がれば心配はないだろう
セレン整流器 2.天板をあけ、中身を見る
整流器がセレンであることを確認する。半導体に換わっているものも多いのでその場合手は出さない。
整流器が半導体に変わるとなぜか音がツルン?としてしまい魅力のない音に変わる場合が多い。80年頃出た#7キットみたいな音になる。
所有している予備の#7のセレンが昨年壊れて新しいのに換えた。セレンの色は製作時期で違うが桃色、水色、緑色、茶色などがある
ブラックビューティーが使われているなら問題はないが他のコンデンサーの場合は良く知っている人に相談するといい。そのほか何か新しい部品に換わっているかどうかはハンダを見て確認し、新しいハンダがあれば業者に説明を求める。
なかなかよい音のマランツ#7は見つからないがオリジナル・マランツの音を聴いてしまうとその美しい音の虜になる
マランツも大事に保管されていた物よりも大事に使われてきた物の方が壊れにくいようで、出来れば個人から譲り受けるのがベストかもしれない
レプリカ#7について
さて、レプリカ#7はどうだろう?
じつは初期のレプリカ#7を1年半くらい所有していた
感想を言うととても良くできていて2、30万で買えるプリと考えると大変にお買い得であると思う
欠点らしい欠点はないのだが、強いて言えば、大音量になると音が団子状態になる。しかし値段を考えると、とてもこの値段では手に入らない音質だと想う。真空管の差し替えだけでも音がずいぶん違うので良質のECC83で試してほしい
これはメーカーの保証外なのでやってはいけないがレプリカのカップリング・コンデンサーをブラック・ビューティに換えた人がいたが何の不満点も見つからないほど音が激変した。こうなるとセレンを付けてほしかったが、そこまではさすがに改造しなかった
下手なオリジナルのマランツ#7を購入するのだったらレプリカをお勧めする
http://more.main.jp/maramtz.html
#7を入手された際は、以下の事にご留意下さい。本来の#7らしさを壊す要因となります。
(1) バルブはTELEFUNKENの12AX7が6本使われていますが、V1・V2とV4・V5はマッチドクワッド(4本とも数値の一致した物)が条件です。また、他の2本もマッチドペアをお薦めします。
(2) ボリュームの耐久性が低く(一部にエボナイトが使われていますので)CLAROSTAT社製以外のものが多いので、イーベイなどで結構出品されていますのでビットされると良いでしょう。通常はNUO(未使用箱入り品)が$25~40で落札されています。
(3) 線材も何故かWE(ウェスタンエレクトリック)製に変更されていますが、高音部がキンキンしてしまいます。
当時の線材は入手が困難ですので、GEの60~70年代の22、20、18AWG単線ニクロム皮膜紙二重巻きでもオリジナルにかなり近い物となりますので、これに交換して下さい。音がまろやかになります。これもイーベイ、ヤフオクで入手可能です。当時の職人達には線材の長さが厳格に決められていたそうですので、これも是非守って下さい。
(4) コンデンサも3300μF25WDC(Black-Buety)以外では音質に影響します。
異常と思われるかもしれませんが、余りにも外装だけのまがい物が氾濫していますので、入手の際はお気を付け下さい。
なお、#7K(レプリカキット)は専門家でも細心の注意を払って持てる技術を総動員して組み立てても『ヤッパリ違う』とおっしゃいますので、オリジナルと聴き比べてからの購入をお勧めします。
私のKは多分80年に当時のマランツの職人の方に組み立てて頂きましたが、材料の違いで音質は別物となりましたので、単に飾りとして所有しています。
http://okwave.jp/qa2635491.html
1. マランツ#7(レプリカ)の使いこなし方
マランツ#7の真空管は当初東欧製テレフンケン12AX7で鳴らしていましたが、細かなニュアンスとピントが気になり、オリジナルのテレフンケン12AX7に換えました。
次に、フォノ部の12AX7は同じマランツ#7使いの熊本の高岡氏の意見を参考に、Mullardを使ってみたところ、伸びやかな高域と気品あふれる懐の深い鳴りっぷりがなかなか素晴らしく、しばらくV1-V3にはMullard,V4-V6にはテレフンケンを使用していました。
ところが、CDを聴いていると、どうも妙にテンションの高い緊張したサウンドが気になり始め、試行錯誤の末、ライン段はV4,V5はテレフンケンのオリジナル、V6はMullardで組むと、低域から高域まで伸びやかでテンションもある程度は保たれ、何よりも、色気のある、喉の見えるボーカルと言いましょうか、本当に素敵な歌声を奏でるようになりました。フォノ部はV1,2にMullard、V3にテレフンケンを使うと、レコードもコクと奥行があって、しかもキレのあるサウンドになるようです。
そして、たまたまWestern ElectricのLine trans(111C)を手に入れて試したところ、この音の質感の素晴らしさに驚き、これを使うことを前提に再度真空管選びをすることになってしまいました。
レプリカ#7の場合、V6をテレフンケンにすると、少々高域が突っ張った感じになるのですが、WE 111Cを使うと妙なテンションが無くなり、音が見事に整理され、配置されます。そしてエネルギー感のある中低域がしっかりと支えてくれるようになり、V6にMullardを使うと音がしなやかにはなるのですが、どこか混沌としてしまう場合があり、見事に整理されたこの音を聴くと、やはりWEの実力はこういったところにあるのかと、感服させられます。
この111Cを使った場合、CDでもレンジ感を狭めることなく、高域も比較的伸びやかであるところが、見事です。
ちなみにマランツ#7の電源ケーブルですが、評判のAural Symphonics ML-Cubed Gen 2i(俗称、青蛇)は確かに素晴らしいのですが、少々テンションが高域にシフトし、全体に太めな腕っ節の強い音になってしまいます。
その点、Camelot TECHNOLOGYのPM600は、陰影と言い、バランスと言い、つぼにはまった鳴り方をしてくれ、大変気に入っています。
なお、V1とV2はフォノ部のヘッドアンプ部で、チャンネルを別々に受け持っていますので、必ずペアで同じメーカーで特製の合ったものを刺して下さい。出来ればノイズの少ないものを選んで下さい。
V3は一本でLとRを受け持つ、フォノ出力部です。これはメーカーは問いません。
V4以下はラインアンプ部で、V4,V5はチャンネルを別々に受け持っていますから、やはりペアでメーカーも同じものにする方が良いと思います。V6はラインアンプ部出力で、一本でLとRを受け持っています。
けっこう熱くなりますので、ご注意下さい。
http://members.jcom.home.ne.jp/k.kusunoki/audio/howtouse.html
わたしのメインはプリに#7(0108??番台)にパワーにU-BROS24KでTANNOYを鳴らしています。
自慢げに取られると困りますが、私はマランツの球機種をメインに収集している者です。
#7シリーズのC、CR、PとT、TRそれにKと全種総12台。Cに関しては完全オリジナル動作品も4台所有しています。
球機で無いのは#33R(プリ)だけと云う状態です。
しかし、これらオリジナル部品のみで稼働している4台は全て在米時代に入手した物で、帰国後ヤフオクでウン十万で数点競り落としましたが1点も全てオリジナル部品での稼働品はありませんでした。
カップリングをバンブルビーから160Pとかセレンからダイオードに交換したもの、たかがスイッチと云われますが、何故かアルプス製だったりとか、性能に直接関係ありませんが、ツマミもプラスチック(オリジナル品はエボナイトです)のそっくり品とか etc・・・
完全オリジナル部品構成の#7を彼らに1度聴かせて、その音に違いを教えてあげたくなるような代物(有名なビンテージショップでも同じでした)ばかりが、この日本でははびこっていますので、入手時は心して検討する事です。
最近のヤフオクやイーベイでも粗悪品やCやPと偽ってレプリカのKをよく見かけます。余程信頼できる人(店ではありません)からの入手をお薦めします。
また、セレンやコンデンサ類はストック品を多数持っていなければ、一致する数値を求める事が出来ませんので結構購入後もメンテナンスや微調整が必要です。
老婆心ながら、#7を希望する方に知っておいて欲しいことですので・・・
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2635491.html
1.マランツ#7の変遷
(1)略歴
・1959年、マランツ#7発売
・1965年、製造中止
・196?年、マランツ7T(Tr式)発売
・1979年、25周年記念としてマランツ#7のレプリカ、7k(キット)を発売
・199?年、再びレプリカの#7(完成品)を発売
・1997年、リミテッドバージョンの#7SEを発売
(2)マランツ7kについて
1979年、マランツは創業25年記念の一環として、名機の誉高い#7・#9をキットでほぼ完全に復刻、発売しました。(翌80年には、#8Bをキットにした 8Bkも発売)
当時既に#7は伝説の名機と化しており (当時で発売後約20年経過) 、一般のオーディオマニアが気軽に購入して使える代物ではありませんでした。そこへ「自分の手で名機の仕組みを確認しながら、新品が手に入る」ということで、この7kの販売は好評で、かなり高い価格設定 (定価20万円、参考までにLUXKIT A-3032管球プリアンプキットは当時定価88,000円) にも係わらず無事完売したようです。
ちなみに、MJライターの森川氏は13ページにも渡った詳細記事を執筆し、その文面からも御本人の興奮具合が伺えるほどです。
しかしながら、発売当時の人気とは裏腹に、その後の中古市場では、7kは#7にはまるで敵わないとの見方が一般的となりました。理由は、
・キットのため、完成品の出来・不出来の差が著しい。
・中古の完成品では、自分で組んで構造確認できるというキットならではのメリットが失われている。
・使用パーツの一部(C・R・ロータリーSW他)が、#7に対し大きく変更されている。
・発売後から年月が経ち、#7と7kの構造がほぼ同一ということを知らない人が増えてきた。
といったところでしょうか。
一方で、現時点での(#7に対する)7kの利点としては
・#7より新しい分、劣化を心配しないで済む。(とはいっても、7k自体もビンテージの範疇に入りつつあるが)
・オリジナルに拘らずに思う存分改造出来る。
・価格が圧倒的に安い。(半額以下?)
が挙げられます。
(3)#7(R)、#7SE
その後1990年代後半、空前の真空管アンプブームで#7の市場価格も上昇傾向。名門マランツは7k発売以来約20年ぶりに、再度の名機復刻、発売を企画しました。
今回の製品は#7、#8B、#9の完成品で、一般には#7レプリカ、#7Rなどと呼ばれています。
前回の7k発売のときと比較すると、使用部品のグレードも上がりオリジナルにもひけを取らないほどになりましたが、一方反響は今一つで、元々限定品だったはずのこれらの製品に、更に特別仕様と称したSEバージョン(#7SE)を設定して、最終出荷分はこの名称で出荷されています。
#7Rと#7SEには実質的な差は殆どないことと、#7オリジナルや7kとの区別がしやすい事から、本文内では#7レプリカとSEをひっくるめて#7(R)と呼称することにします。
7kで特記すべき相違点
(1)Rの変更
#7ではA&Bソリッド抵抗を使用しているのに対し、7kでは国産ソリッド抵抗を使用しています。
A&Bソリッドは各種抵抗の中でも比較的優秀な部類に属するのに対し、国産ソリッドは低コスト低品質の代表のような抵抗です。
大抵の方はこれによる音質面の違いを気にされますが、個人的にはむしろ信頼性の面で国産ソリッド採用には不安を感じます。
(2)Cの変更
#7ではSPRAGUEのBLACKBEAUTYを使用している箇所に、7kではPLESSEYのフィルムコンを採用しています。
ここも音質面ではよく話題となる箇所ですが、経年変化で絶縁低下したBLACKBEAUTYよりは遥かに信頼性があるといえます。
(3)真空管の変更
#7ではテレフンケンECC83だったのが、7kではGEの12AX7Aに変更されています。
森川氏の測定結果では、テレフンケン球を使用すると残留ノイズが入力換算で-120dBをクリアーするのに対し、付属のGE球では-110dBまでしか下がらなかったとのこと。
(ちなみに同じく森川氏の測定では、#7(R)のGD球では-100dBとか・・・)
氏ひとりの実験結果では正直、事例数としては少なすぎるのですが、真空管全盛期の頃から既に「テレフンケン球はローノイズ(※)」との定評があったので、ここは全面的に信頼することにいたします。
※ 真空管全盛期にテレフンケンやシーメンスのECC83がもてはやされていたのは、あくまで「ローノイズ」であったからで、「音が良い」等と言われ始めたのはごく最近のことです。
(4)VRの変更
#7ではCLAROSTAT(後期型はコスモス)製に対し、7kでは国産(バイオレット)の物が付いています。
(5)セレクタスイッチの変更
#7では米国CRL製のかなり大型の特注品が付いているのに対し、7kではアルプス特注の小型の物が付いています。
(6)ACアウトレット、ヒューズホルダ、パワースイッチ
何れも#7では米国製の物に対し、7kでは国産(SMK等)に変更されており、形状が若干変わっています。
(7)リアパネル記載事項
「#7」の記載が「7k」に、所在地もN.Y.→カリフォルニアに、シリアルNo.も7kでは頭に「F・・・」が付いて区別されます。
(8)テープEQ回路の配線違い
これも森川氏の指摘ですが、#7ではテープEQ回路付近の配線が本来の回路図と異なっているとのことです。
これに対し7kは、マニュアルどおりに組み立てると回路図どおりの配線となります。
3.#7を意識した7kの部品交換・組立方法
簡単に言えば、上記2.の全てを#7相当に変更すれば、ほぼ満足のいく#7レプリカ機となるはずです。
但し、オリジナルのロータリースイッチは入手困難ですし(注)、リアパネルのメーカー所在地の記載などは音質とは全く関係ない箇所なので、この2点まで改造してある7kはまず存在しないと思いますが・・・。
※ #7SE用のロータリースイッチは補修部品で入手可能かも知れません。7kの物よりはオリジナルに近いとのことです。
6.現在の#7、7k、#7R(レプリカ)の流通状況(2001年現在)
(1)#7
#7は、お金に糸目をつけなければ5台や10台位はいとも簡単に見つけろことが可能。価格は程度により、25万~60万円の物が大半で、ごく一部のレア機(初期ロットや極上品)は100万近い場合もあり。
(2)7k
7kは、組立済中古品のみ入手可能で、未組立品の入手は非常に困難。
最近(2000年当時)、1台だけ未組立品が25万円で売りに出されていたが、たちまちの内に問い合わせが殺到して売り切れとなった。
中古では、15万~25万円の値付けが多い(2000年現在。25万以上になると#7との逆転が生じるため)。
本体よりもむしろマニュアルの方が希少かも知れないが、これは地道に探せば入手不可ではない。
(3)#7R
数は減っているものの、最終バージョンの#7SE(スペシャルエディション)は箱入新品もまだ入手可能(2000年当時。さすがに2002年現在は入手が難しくなってきた)。メーカーの思惑以上に売れ残りがあったと思われる。
中古は、25万~35万円の物が殆どだが、数はさほど多くない。また、新品時の定価が高めだったため、20万円台の中古の売れ行きは良い。
http://www.ict.ne.jp/~marantz7/audio/t_pri/7k_1.htm
Club SUNVALLEY/私のオーディオ人生/第18回 / SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)[真空管アンプ,オーディオ,スピーカー販売]
by Y下
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-018
マランツ#7を題材にしたパートⅡを書かせて頂きます。前回はマランツ#7及びマランツ#7のキットを書きましたがマランツ#7を愛するマニアは多分憤慨しているのではないかと思いますがY下はマランツを憎くて書いたつもりは毛頭ありません。本来のマランツ#7の音は失われマランツの音ではない音が当たり前になっているのがほとんどではないか、では本当の音とはどのようなのか何故ここに至って真空管プリアンプの名器と呼ばれて現在まで君臨しているのか今回は面白い結幕になりそうです。是非マランツ愛好家の方もアンチ・マランツ派の方も怒りを通り越して楽しく読んで楽しんでください。
マランツ#7レプリカモデルのフロントパネル、リアパネル
オリジナルとの相違はパワースイッチの違いとオリジナルはブッシングでの直出しがレプリカでは3Pinコネクターに変わった、多分日本の電気保安法の安全基準のためと思われる。
マランツ#7の異母兄弟
前回はオリジナル、キットの説明をさせて頂きましたがオリジナルの音はもう過去の遠い伝説でしかないのか、最近のオリジナルはショップのデタラメな改造で本来のマランツ#7の良さが失われオリジナルとは程遠い音になっている、十分にレストアしても歳月には勝てないし本来のオリジナルの音を望むのは無理なのか、
私個人としてマランツの魅力は勿論ウッドケースに入ったあのデザインも魅力的だが当時のマランツの音は本当に素晴らしい音でマニアを引き付ける程の良い音で鳴っていたと思う、そのような音なら一体どんな音でマニアを魅了したのだろうか、遠い過去の事だからひょっとして頭の片隅に残っている方もいるかも知れませんが一般庶民では手の届かない高価なアンプだからなおさらかも・・・・
マランツ#7レプリカ
1996年にマランツ#7のレプリカが発売されました、良質なオリジナルは中々見つからないのとオリジナルより価格的に安いのが魅力であったが期待したほど短期間では売れなかったと聞いている、(最終はSEバージョンで売られた)
このレプリカはオリジナルを忠実に再現したモデルで当時オリジナルに採用したパーツをふんだんに使い生産はアメリカでの手作りで製作され世界各国に販売されたらしい、
オーディオ雑誌にもこのアンプを特集で載せている。お偉い先生が書いた試聴レポートを読むと「この#7レプリカはオリジナルと同じように忠実に再現され私の持っている完璧にレストアしたオリジナル#7とは全く遜色がないぐらい素晴らしいアンプ」と評価している。
この記事を読むとオリジナルなんかより新しいパーツで製作されたレプリカモデルのが安心して使えるのとオリジナルとは遜色がなければマランツマニアならどんなことがあっても手に入れたい心境になるのは誰でも同じではなかろうか、しかもオリジナルと同等のパーツが使われているのであれば即完売するはずなのに完売までは相当時間がかかったらしいがどうも評論家の言っている事とは違うみたいでその辺が怪しい、
マランツ#7のレプリカを入手
私の友人であるM月氏(第6回、ウェスタンサウンドの真髄を聴く)に登場、この方がレプリカを持っているとの情報を入手、このレプリカモデルを福井県まで現金を握りしめて無理を言って分けてもらった、
その時のエピソードでM月氏に恐ろしい殺し文句を言った覚えがあるがここだけにの話にしてほしい(笑)
「あんたの娘さんも今度大学に行くらしいね、行くとなればまとまったお金が必要じゃないの」また「三年以上使わないアンプなら持っていてもゴミと一緒、売るなら今しかないヨ」
今思い出しますと半分脅しのようなセリフと(地上げ屋)がよく使うセリフに聞こえてくる。これは一種の恐喝か脅しにみえるが、
売られた喧嘩
M月氏から無理を承知で分けて頂いたマランツ#7のレプリカモデルだが果たしてどんな音をしているのか、今まで自作のプリアンプしか知らない私だが心の中で想像力が湧いてくるのが自分でもひしひしと感じ取れる。
M月氏から譲って頂いた#7の情報は同じ仲間の高松爺さんの耳に入った、翌日に高松爺さんから電話がありM月さんから買った#7を「すぐに俺の所へ持ってこい一度俺のプリと鳴き比べしょうじゃないか」こんな事言われた以上こちらも引き下がる訳にはいかず私は「明日でも持って行く、高松さんのプリは私が製作したアンプだから自分の実力もわかる。」面白い勝負だ、
※高松氏のアンプは私が製作したプロトタイプの真空管プリアンプとPX-25シングルアンプを使用してオートグラフを鳴らしている。
私が製作したプリアンプと譲っていただいたマランツとの鳴き比べはどちらに軍配が上がっても複雑な心境で本音は本当に比較したくはないのだが、売られた喧嘩は買わないと気持ちがおさまらない、
マランツ#7レプリカの音
翌日、爺さんの所へ持ち込み早速マランツ#7レプリカのセッティングが終わるやすぐに音出しとなった、出てきた音は良くもなく悪くもない平均的な音で長い時間使わなかったから多少エージングが必要と思われる。私個人の主観としてそれなりに大変良いプリアンプと感じたがもっと柔らかく膨らみがあればだがこれは好みの問題だと思うから一概に悪いとは言えないが私の思っている音とは違っていた、
これがマランツトーンなのか多少失望感はあったが世に言うマランツの音は飛び抜けて凄いとは感じなかった、所詮レプリカであるからこれが普通の音なのか、それにしてもオーディオ雑誌ではオリジナル同等の音と評価していたお偉い先生がいたが何となく期待外れの印象は免れない、
次に私の製作した真空管プロトタイプに接続してレプリカとの比較である。出てきた音はレプリカとはまったく違う芳醇な響きを伴い広がり+奥行き感と長い時間聴いていても聴き疲れしない音で先程のマランツとは対照的な二重丸なアンプであるがこれ以上書くと自画自賛になるからやめておこう、
高松爺さん曰く、「マランツは皆が評価する程大したことはない、」この前中さんがオリジナルの#7を持ってきてこのプリと鳴き比べしたら本人は愕然とした「中さんはがっかりしてマランツ#7を新聞紙にくるんでシッポを巻いて帰って行ったよ、」と高笑い、(中さんが聞いたらキレると思う)
しかしあまりにも惨めを通り越して哀れである、マランツを馬鹿にされた以上考え方を変えなければあの爺さんに馬鹿にされっぱなしではないか、心の中で「この仕返しは必ず別の機会で果たしてやる。」再度挑戦だ!
レプリカの改造計画
自宅にはもう一台のマランツ回路を真似たコントロールアンプがある。このアンプはラックスのSQ-38で大橋氏の店主日記の(第3試聴室あらわる)で写真付きで紹介されたラックスのパネルを使ったアンプでコンデンサー類はスプラーグのブラックビューティーと抵抗はアーレンブラッドレーをふんだんに使い6X4の整流管とチョークを使ったアンプで自分としてはステンレスのシャーシーを採用し物量とお金をかけた最後のプリアンプである。早速このコントロールアンプと比較試聴した、
やはり歴然の差が出てきた、マランツのレプリカはこの差に惨めな結果になった、天下のマランツ#7がこんなはずではない、購入したアンプが不良品なのかこれが普通のレプリカなのか、オリジナルならもっと違った次元の音がするのではないか、自問自答しながら悩み続けた、
オリジナルとは遜色がないと言った雑誌の評論家の先生はよほど酷いオリジナルを使っていたのだろうか、この状態では個人的には使えないから一度パーツ類を交換してそれでも駄目なら諦めるしかないが問題のオリジナルパーツを探さなければ先に進まないのと肝心なオリジナルとレプリカのパーツの違いを徹底的に調べる必要がある。
本来なら完成品を改造するのはご法度であるが他人に売る訳でもないし騙して譲る訳でもない、また改造すればメーカーのメンテナンスは効かなくなるがそれも承知で自分が納得すればよいではないか、勿論レプリカを使用しているマニアに勧めることはできないから自己責任での改造になる。
頭の中でオリジナル相当のパーツを交換すればひょっとして大化けすれば大成功となるはずだが・・・・・一度オリジナルとレプリカのパーツの違いを調べなければ先には進まない、
オリジナルとレプリカのパーツの違い
改造するならオリジナル原機のパーツを使用して忠実に再現すれば事は簡単だが今の時代に当時のパーツ類が手に入れる事は不可能に近いが同等部品が入手できればそれを使うしか手はないがオリジナルとは違うメーカーの部品を使えばオリジナルの音には近づけないしオリジナルとは違う音になってしまう、今回はオリジナルの音の復元であるから極力同等部品を探して使うことにした、
オリジナルの音や音色に拘らなければ他メーカーでも十分である。今回は私個人としてのオリジナルを意識しての改造ですが同じマランツ#7の回路を採用したプリアンプをお持ちにあれば違うパーツを使って自分の好みに合う音作りをして楽しむのも一つの方向性としては間違いではない、#7の3段NF回路、2段P-K帰還フラットアンプ回路、終段のカソードフォロアの組み合わせは素晴らしい音を約束させてくれるはずでカップリングコンデンサーは現代のタイプなら良質なオイルコンに交換するのも面白い、特に変化するのはカソードフォロアの送り出し部分を交換すると違うアンプに変貌します。(ただし回路に使われている部品の時定数は変えてはならない、)
ようは自分の好みに合わせて楽しめればよいだけでオリジナルパーツに拘る必要はない、現代の電子部品は当時の部品と比べて遥かに高性能で特性も良く簡単には劣化しにくいのが特徴である。
オリジナルとレプリカのパーツの比較
オリジナル - レプリカ
真空管 テレフンケン12AX7 - 中国製12AX7
電解コンデンサー スプラーグ 30D - マロリー
コンデンサー ブラックビューティー - EFCフィルムコン
抵抗 アーレンブラッドレー - アーレンブラッドレー
ボリューム クラロスタット - クラロスタット
B電圧用整流器 セレン - ダイオード
ヒーター整流器 セレン - ブリッジダイオード
コネクター シンチ - 多分シンチと思う
ハーネス BELDEN - BELDEN
スイッチ類 CRL - CRL
上記の比較を見ますと真空管、カップリングコンデンサー、整流素子が違うぐらいで大きな差はないがオリジナルのブラックビューティーはギターアンプに使われたレスポールコンデンサーの名称がバンブルビーである。
※ブラックビューティー(赤文字タイプ)とバンブルビーの音の違いは後で詳しく述べさせていただく、
マランツ#7レプリカ改造
今回の改造は音の変わり易いパーツを重点的に交換する。交換部分は以下のようになった。
1.真空管をムラードの12AX7(この球は私の一番のお気に入り)
2.整流素子をダイオードからセレンに変更する。
3.信号系統のカップリングコンデンサーはEFCフィルムコンからすべてバンブルビーもしくはブラックビューティーに交換
4.イコライザー回路のカソードコンデンサーを電解コンデンサーから高価だが銀タンタルコンデンサーに変更
※この部分をタンタルに交換すると低域の分解能がアップして全体にボケた音が多少解消される。
以上の部分を改造すれば音は激変するはずと思うがマランツのパーツ交換は簡単なようで非常に神経を使う
5.半田付け手直しと引き回し配線のやり直し
レプリカ改造でカップリングコンデンサーの交換よるブラックビューティーとバンブルビーを実装、銀色のコンデンサーは銀タンタルコンデンサー
右側の写真はマランツの重要パーツであるクラロスタットボリューム
レプリカモデルはダイオード1本による半波整流から高圧用セレンに交換
トランスの下側に赤いフィンが見えるのはヒーター用セレン
レプリカの部品交換
構想から数カ月でコンデンサー類は手に入れることができた、またセレンも高圧用、ヒーター用も苦労せずに手に入れることができたがパーツを購入する費用がアンプ1台分ぐらいの出費になった、
問題は果たしてパーツを交換して半田付けを再度やり直しすれば音は変わるはずだがまだ他に音の変わる要素が隠されている。例えば#7の場合はL/R別々にアース点の取り方が違うのと配線材に単線と撚り線をミックスして音を作っている。単線は音が固く撚り線は音が柔らかい傾向になる。後は回路図と照らし合わせながら時間をかけて慎重に交換する必要がある。
レプリカの内部処理
本体のケースカバーを外して中を見たら汚い半田付けと引き回し配線には正直言ってがっかりした、(この辺が日本と欧米の考え方の相違)オリジナルの配線とはかなり隔たりがあり当時の引き回し配線方法と今の引き回し配線では明らかにその差歴然であるがこれは仕方がないと思う、
マランツ#7の内部構造をよく観察すると個々にブロック毎の組立方がわかる。
アマチュアが1台のアンプを製作する場合は部品の取り付けから配線組立完了まで回路図を見ながら完成するがこのマランツの場合は個々にブロック毎に組み立てて最後は一つに合体して完成するシステムのやり方でこれは量産を考えた合理的な組立方式で製品のバラツキは極力少なくなるメリットがある。
また当時はプリント基板がない時代であるから配線の技術はそれなりに丁寧であったが今の時代は手配線で組み上げるよりフラットケーブルでのコネクター接続が当たり前になっているのでそのような作業者は少なくなったのと手配線の難しさも有因である。
改造完了とマランツの音
約1週間かけて半田部分を吸い取り再度半田付けをしながらコンデンサー類を交換して全てが完了した、音出しをする前に入念に測定器を使って信号の流れと個々の電圧確認とSN比を確認後異常が無いので現用システムに接続して初の音出しである。
いつも聴いているリファレンス用のCDを鳴らした瞬間音の世界が激変である。
一言でいえば独特な音作りとホールトーンの効いた奥行き感を伴っている。音の粒立ち、雰囲気感すべてに素晴らしい音でシステムがグレードアップしたような錯覚にとらわれ今迄の自作アンプとは音の世界が違っていた、これが名器と言われるマランツ#7の音なのかマニアが魅了する何かを秘めている。
次にレコード再生を確認してみた、私の手持ちのプレーヤーはディスクジョッキー用のお粗末なプレーヤーと付属しているMMカートリッジでも素晴らしい、これには参った、改造前のレプリカとは歴然の差が認められる。
再度、同じ回路で製作したラックスのパネルを使ったSQ-38型とも比較したが正直な話SQ-38は聴く気にならない、折角お金をかけて製作した自作プリアンプだが改造レプリカを聴くと嬉しいのか悲しいのか複雑な心境でもある。
カルチャーショック
同じ回路と同じパーツを使って作ったSQ-38タイプなのになぜこんなに差が付くのだろう、技術的な立場から考えたら理解できない、改造したマランツの音楽の雰囲気を醸し出す独特な音色とホールトーンの効いた響きとシルクの肌触りのような感触は自作では作ることが出来ないのか、今まで沢山のアンプを汗水垂らして苦労して製作したのは何だったのだろうか、ソウル・B・マランツは偉大な人物で自らチェロを弾く演奏家でもあり音楽家でしかもオーディオマニアでもあったと聞くと音楽を良く知ったオーディオの天才か芸術家でもあると思う、
オーディオだけを考えるとただ技術的に優れている技術者が設計した真空管アンプの良さは認めるが肝心の音楽を知っていないと単なるクラフトマニアで終わってしまう、その点SUNVALLEY AUDIOさんの大橋氏は音楽と真空管アンプに精通した方でこの方がヴォッシングして世に送り出したアンプなら間違いはない、
私のような自作マニアのアマチュアもどきでは到底立ち向かうことや乗り越えることは不可能と痛切に感じた、
今回の改造でどれが決め手か言われても返答できないのとまたその違いを解析するだけの気力は無くなった、
その昔瀬川冬樹氏がマランツ#7を手に入れてから自作をしなくなったと雑誌に書いてあったが瀬川氏もマランツの音を聴いてから自作ではこの音を乗り越えることは無理と悟ったのか、私も瀬川氏の心境と同じ気持ちなのかも?今後メインアンプは別としてプリアンプを作る気力が失われていった、
オリジナル#7との鳴き比べ
いよいよオリジナルと改造レプリカの音の違いである。オリジナルは私の友人の中氏が自分で完璧にレストアしたマランツで17000番台の極上品、(真空管はテレフンケンのダイヤマーク)果たして結果はいかに、
オリジナルを繋いで音出しするとこちらも大変良い音でマランツ独特の響きである。欠点と言う欠点は見当たらない、さすがに中氏は技術もさることながら凄い耳の持ち主でこのマランツでウェスタンのスピーカーを上手く鳴らしているのもうなずける。
さてレプリカ改造の音との比較であるがこちらの球は名球でもあるムラード管(SUNVALLEY AUDIOさんで購入)を使用、マランツトーンはそのままだが音のニュアンスが多少異なる、オリジナルは年数の問題で少しボケた厳しい音になり躍動感、切れ込みが不足している、例えで言うとオリジナルは50代のおばさんの音のイメージで改造タイプは20代の若いピチピチのギャルの音と言えばおわかりいただけると思う、マランツも50年と考えれば仕方がないのではないか、これは使っている中氏が悪いのではなく50年と言う長い歳月に問題があるがそれにしても50年前のアンプを中氏の耳と技術力で完全にレストアしてまだ現役で使えるマランツ#7は凄いの一言、
中氏は音を比較しながらぽつりと一言「Y下さんのマランツの音は50年前は多分この様な音で鳴っていたのだろう、」そのように褒めて頂くと今回の改造は大成功であった、また比較試聴のためオリジナルを提供して頂いた中氏にも感謝である。
最後にブラックビューティーコンデンサーとバンブルビーの音の違い
マランツ#7やマッキントッシュのプリアンプのカップリングコンデンサーはスプラーグのバンブルビーを採用している。このコンデンサーのお陰でマランツ、マッキンも世界のトップクラスの音作りに影響を与えているのは言い過ぎではない、ではブラックピティーとバンブルビーとの音の違いをマランツを使って比較試聴してみた、正直な話音は歴然と差が出たが同じスプラーグであるから音色的には似たような感じだがバンブルビーはもっと深く味がありコクのある音に変わる。ワインで例えるなら安いワインと高級ワインの違いである。この違いには私も驚いたがもう良質なバンブルビーは手に入らないと思う、もし手に入れる事が出来たのなら入念にチェックしてから使用してほしい、
スプラーグのブラックビューティーコンデンサーとバンブルビーコンデンサーで上の3本が160Pの赤文字タイプ、下側がカラーコードの入ったバンブルビーコンデンサー
あとがき
今回はマランツ#7を題材にしましたがこれだけ激変するとは自分自身驚いていますがマランツ#7の生みの親であるソウル・B・マランツこそ20世紀最高の偉人で今日のオーディオの在り方を変えた素晴らしい人と感じたしだいである。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-018
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Vintage Audio(ヴィンテージ・オーディオ)
http://vintage-audio.jp/
岡山県 の ヴィンテージ オーディオ 専門店
1950-60年代のオーディオ機材 / 修理・レストア / レコード販売
2017年 5月14日
Marantz#2×2台、Marantz#7 のオーバーホールをご依頼頂きましたぁ~!
これで、Marantz#2×4台、Marantz#1、Marantz#6、Marantz#7になった…大変だわ
下の記事の続きで、弟さんからお預かりした Marantz#2×2台、Marantz#7 です。
また、Marantz のオーバーホールが増えたぁ~
弟さんの方にも、Marantz オーバーホール中 何も聴けれないから、何かアンプ貸して欲しいと要望され、LEAK ヴァリスロープステレオ+ LEAK STEREO20 を貸出しして帰って来たのですが、弟さんの方も、LEAKって凄いなぁ~何でこんなに音が良いのって・・・?
内心、おぃおぃ。。。Marantz ばっか下取りしたら大変な事になっちゃうよ・・・と、正直焦ってます
https://www.facebook.com/ni.vintageaudio/?fref=ts
Marantz(マランツ)Model 1 / Model 4 オーバーホール 2台 2017/03/24
http://vintage-audio.jp/?p=1491
お客様よりMarantz(マランツ)Model 1 / Model 4 オーバーホールを2台お預かりしました。
岡山にある某ヴィンテージオーディオ店から購入し、しばらくして調子が悪いので 20万円掛けてオーバーホールを行ってもらったが全く改善しないので、一度診て欲しいという依頼がありました。
■症状
・マスターボリュームを回すと激しくガリ音が出る
・ステレオで使用しているのだけど、マスターボリュームの位置が全く違う(11時と3時)
・時々バリバリという大きな音が発生する
・音が歪みっぽい
■所見
・カップリング・コンデンサを複数ヶ所SPRAGUEのブラックビュティー160Pに交換されているが、定数・定格のことなるコンデンサで交換されている
・交換されているコンデンサも絶縁不良となっているモノも数点ある。オリジナルのバンブルビーは全て絶縁不良となっている
・部品交換時の半田付けが下手なのか、他と接触しかかっている個所も複数ある
・片側、電源のブロック(電解)コンデンサの1つが容量抜け
・配線を半田ごてで焼いて心線が剥き出しになり、他と接触しかかっている個所が複数ある
・片側、セレン整流器不良
・真空管のエミ減4本
・電源ケーブルの劣化し外皮がボロボロになっている
※写真はオーバーホール前の様子
■処置/オーバーホール
・電解コンデンサー全交換(ツイストは内部を入れ替え)
・カップリング・コンデンサ全交換(メタライズド・フィルム【ハーメチックシールタイプ】)
・真空管選別・調整(真空管は全てMullard製(Blackburn工場製))
・セレン整流器交換
・電源ケーブル交換
・内部ワイヤー一部交換
・接点部クリーニング
・外装クリーニング
・測定
※写真はオーバーホール後の様子
私も知っている某ヴィンテージ系のオーディオ店で購入されオーバーホールを受けたモノということですが、酷い状態でした。
交換されているカップリング・コンデンサは規格・定格が全く異なった部品に交換され、真空管も6本中4本がエミ減球。電源は不良となったブロックコンデンサの容量を補うため、電源ユニットの中に電解コンデンサを追加されています。
また、部品交換時の半田付けが下手で他と接触しそうになっている個所も多々あり、半田ごてで配線を焼いている箇所も多々あります。
動作時にバリバリと大きい音が出ていたのは、この半田付け不良個所によるものでした。
まぁ、これでは音は出ていても Marantz#1 の本来の音質や性能は、全く望めないという状態でした。
オーバーホールでは、コンデンサ系は全て交換となりました。
カップリング・コンデンサは、オリジナル同様のメタライズド・ポリエステルフィルムコンデンサ、一部定数の関係でペーパーで、信頼性の高いハーメチックシールタイプに交換しました。
ブロックコンデンサ(ツイスト)は、オリジナルで交換できる部品がありませんので、外観を維持するため内部に通常のラジアルタイプの電解コンデンサに入れ替えました。(※写真で缶を切って導通アルミテープで巻いているがわかると思います。)
真空管は Mullard製にノイズと2台のゲインを揃えるため選別して6本交換しました。
電源ユニットはセレン整流器と片側の電源ケーブルを交換しワイヤーも一部交換しました。
外装は、真鍮のツマミが錆がきていましたので再度磨き、パネルもクリーニング、ビスも欠損していたり規格の違うネジが入っていたので、追加や交換をしました。
仕上がりは、写真で確認して頂ければよいのですが、電気的は正常に外観的にもキレイになりました。お客様は、仕上がりを見てビックリされ、まるで新品みたいと喜んで頂けました。
音質的も、Marantz 独特の繊細かつ美音が蘇りました。
この様にオーディオ店で購入したからといって、完全に修復されているとは言えませんし、やはりこれだけ修復するには結構な費用が掛かります。
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真空管アンプの世界
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プリアンプに金をかけなさい
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真空管の寿命は6000時間
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1W(ワット)アンプで 38㎝ウーハーは無理
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昔の軽量高能率スピーカーにはドライブ力が強い最新のトランジスタアンプは合わない
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口径38センチ(15インチ)のユニットではまともな音は出ない
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① 楠 薫
楠 薫のオーディオ三昧
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真空管の歴史:WE300Bの登場
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真空管回路技術&トランスのお話
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Marantz社 & Saul B.Marantz氏
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Marantz model 1
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Marantz model 5
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Marantz model 7
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Marantz model 8
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マランツ#7(レプリカ)の使いこなし方
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マランツ#9(レプリカ)の使いこなし方
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Marantz Audio Consolette(#1)の使いこなし方
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QUAD22&II
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QUAD 22 & IIの使いこなし方
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McIntosh MC240
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McIntosh MC275
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Red Rose Music Model 5
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EAR paravicini 312 & EAR912
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EAR V20
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EAR V12
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Unisonreserch S6
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OCTAVE HP500SE/LE
https://kusunoki.jp/audio/OCTAVE/OCTAVE-HP500SE-LE/OCTAVE-HP500SE-LE.htm
AIR TIGHT ATM-300
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https://kusunoki.jp/audio/ATM211/ATM211.html
お薦め真空管屋さん
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ヴィンテージ・オーディオシステムのメンテナンス
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オーディオ隔離病棟「電線病病棟」インターコネクトケーブル
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オーディオ隔離病棟「電線病病棟」電源ケーブル
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オーディオ隔離病棟「電線病病棟」スピーカー・ケーブル
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② 禁断のKRELL
真空管&TUBE AMPLIFIER|禁断のKRELL
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Western electric|禁断のKRELL
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Mcintosh|禁断のKRELL
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E.A.R|禁断のKRELL
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audio research|禁断のKRELL
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Counter point|禁断のKRELL
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OCTAVE|禁断のKRELL
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オーディオ修理・メンテナンス|禁断のKRELL
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オーディオ訪問記|禁断のKRELL
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③ アンティーク オーディオの修理
・Vintage Audio(ヴィンテージ・オーディオ)
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1950-60年代のオーディオ機材 / 修理・レストア / レコード販売
禁断のKRELL 岡山県 Vintage Audio 店訪問記
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・チューブ・オーディオ・ラボ
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チューブオーディオラボ 真空管アンプ 修理工房
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新潟県 南魚沼市 チューブ・オーディオ・ラボ _ マイナー出力管を使った廉価な真空管アンプ製作
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・オーディオ道場
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オーディオ道場
熊本県 阿蘇郡 西原村桑鶴 オーディオ道場
TEL : 096-279-4196
日本一の音楽喫茶 阿蘇 オーディオ道場
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オーディオ道場 記事一覧 |西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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・アンティーク・オーディオ機器の修理ができる店 _ ヤフオクで買った中古品の9割は不良品
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買ってはいけないアンプ
現代の真空管アンプで買う価値が有るのは EAR だけ、日本製の真空管アンプは色っぽさが全く無く すべてNG - 777ブログ
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激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
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ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプは買ってはいけない
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マッキントッシュのアンプは買ってはいけない
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日本のオーディオ製品が欧米のオーディオファイルから相手にされない理由
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上杉アンプは買ってはいけない
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SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) の真空管アンプは買ってはいけない
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伝説の真空管アンプ
マランツ Model 7 伝説の音の秘密 - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/08/134954
Western electric 124 _ 過去・現在・未来を通して最も色っぽい音の WE350B プッシュプルアンプ - 777ブログ
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一番安く手に入る良い音のパワーアンプは大昔の LUXMAN の真空管アンプの中古品 - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/28/204237
欧州最高の出力管 PX4 を使ったアンプ
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イギリスの大出力三極管 PX25・DA30 を使ったアンプ
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① ウエスタン・エレクトリックの伝説のアンティーク真空管アンプ
Western electric|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10107229909.html
情熱のオーディオ ウエスタンエレクトリック病棟
http://mikami.a.la9.jp/audio/western_electric.htm
http://mikami.a.la9.jp/audio/audio.htm
ウエスタン・エレクトリック
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/586.html
ウェスタンエレクトリック伝説
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html
電力増幅用直熱3極管 300B
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/546.html
ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/index.html
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/107.html
電力増幅用直熱3極管 VT-52
一番音が良いパワーアンプは VT-52 シングルアンプ?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/440.html
電圧増幅用直熱三極管 WE101D
今 大人気の WE101D _ 出力0.6Wのシングル・アンプで鳴らせるスピーカーは?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/445.html
電力増幅用傍熱ビーム4極管 WE350B
WE350B _ ウエスタン・エレクトリックの真空管の中でも特に濃厚な音がするビーム管の最高傑作
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/132.html
Western electric 124 amplifier _ すべてのアンプの中で最も艶やかな音の WE350B プッシュプルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/133.html
・Lowther 真空管アンプ
PX4・PX25 を使った Lowther(ローサー、ラウザー)の伝説のアンプ
http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html
・Deccaデコラ 真空管アンプ
初期の Deccaデコラはモノラル仕様でしたので、真ん中にタンノイのデュアルコンセントリック、両脇にダイレクト・ラジエーターが二つ付いていました。
出力段には直熱三極管の PX25 が搭載。
ステレオ時代になるとスピーカーはEMI、出力段はEL34に変更されています。
https://kusunoki.jp/audio/TANNOY/TANNOY.html
イギリスで忘れてはいけないブランドにDecca(デッカ)があります。
カートリッジとデコラというステレオ装置が有名ですが、初期のデコラに付いていたアンプ(やはりPX25)はすばらしい音がするという評判です。
また、デッカのプリアンプが良いと言う人もいます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1237153507
Decca 'Decola' radiogram, c 1947
1947年に発売された統合型コンソール・システムDecola
アンプ:PX25プッシュプル(L63×6、PX25X2、5U4G×2) 出力5W
Decca Decola モノラル 仕様
・スピーカー:Goodmans×3
・使用真空管(アンプ部)
L63×6
PX25×2
5U4G×2
すべてOsram
・LEAK(リーク) 真空管アンプ
https://vintage-audio.jp/?p=555
https://duranties.jimdofree.com/leak-amp%E3%81%AE%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%A8%E8%A9%A6%E8%81%B4/
・QUAD 真空管アンプ
オールド QUAD の安物アンプは名機なのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html
ESL57 が似合う店 喫茶店 荻窪邪宗門 _ ESL57 と QUADⅡ の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html
静電型スピーカーの存続に取り組むドイツ QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/japanese_magazine-_interview.pdf
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm
ドイツ QUAD Musikwiedergabe PRODUCTS
https://www.quad-musik.de/index.php/en/products
復刻品 QUAD-II 真空管モノラル・アンプ
(ドイツ QUAD MusikWiedergabe GmbH) 製 ¥500.000/ペア
オプション KT66/GEC、EF86/Mullard、GZ32/Mulalrd +\120,000より
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD-II.htm
復刻品 QUAD 33/2プリアンプ QUAD 303QR パワーアンプ
(オランダ QUADREVISIE社製)
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD_33_2_303QR.htm
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/Quad%20Revisie_JP_left.pdf
クラングフィルムのアンプ(戦前編)
http://www.klang.jp/index.php?ci=10392&i=10398
クラングフィルムのアンプ(戦後編)
http://www.klang.jp/index.php?ci=10392&i=10399
楽鳴舎 アンプ 新入荷案内
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/cat23188059/index.html
④ 日本製の真空管アンプ _ 評価が高い順
オーディオテクネ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/123.html
サウンドパーツ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/114.html
チューブ・オーディオ・ラボ
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/459.html
オーディオ・ノート
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/148.html
新藤ラボラトリー
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/109.html
カンノ製作所
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/111.html
真空管アンプ「カトレア」
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http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073822
イシノラボ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html
AIR TIGHT
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/134.html
ラックスマン
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/28/204237
山本音響工芸
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/163.html
上杉アンプ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004389
SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004391