一番安く手に入る良い音のパワーアンプは大昔の LUXMAN の真空管アンプの中古品

777投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14038024

777 音楽関係投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14037397

777 オーディオ関係投稿集
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14037403


▲△▽▼
▲△▽▼

 

ラックスマン真空管アンプ

 

ラックスマン株式会社|プリメインアンプ、プリアンプ、パワーアンプ真空管アンプ等、オーディオ機器のご案内 - LUXMAN

https://www.luxman.co.jp/

 

真空管アンプ製品情報|ラックスマン株式会社 - LUXMAN

https://www.luxman.co.jp/product/#vacuum

 

創業90周年。ラックスマン”歴史的銘機”と最新モデルが対決 - PHILE WEB

https://www.phileweb.com/review/article/201508/19/1747.html

 

ラックスマン   歴史的銘機   プリメインアンプ一覧

https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/index.html

ラックスマン   歴史的銘機   セパレートアンプ一覧

https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/index2.html

ラックスマン   歴史的銘機   キット一覧 

https://audio-heritage.jp/LUXMAN/kit/index.html

 

ヤフオク! - 真空管アンプ - 「LUXMAN」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=2084037423&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=luxman&sc_i=&p=LUXMAN&fixed=0&x=0&y=0

 

【2025年最新】Yahoo!オークション -LUXMAN 真空管アンプ(アンプ)の中古品・新品・未使用品一覧

https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?va=LUX+%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97&fixed=2&is_postage_mode=1&dest_pref_code=15&b=1&n=50&auccat=23792&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=1&oq=LUXMAN+%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97&p=LUXMAN+%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97&sc_i=auc_sug_cat

 

LUXMAN 真空管アンプ 中古 at DuckDuckGo

https://duckduckgo.com/?q=LUXMAN+%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97++%E4%B8%AD%E5%8F%A4&t=h_&ia=web

 

▲△▽▼

 

52年前のアンプも復活!“末永く使う”視点で探るオーディオの魅力。ラックスマン修理現場に潜入(2014/8/26)

 

 PCMの96kHz、192kHzや、DSDの2.8、5.6MHzなど、新しいハイレゾファイルに対応するため、頻繁に新製品が登場するUSB DAC。次々と新顔が登場するポータブルヘッドフォンアンプなど、昨今のオーディオ市場は、トレンドの波に乗って、新製品のライフサイクルスピードが昔よりも速くなったと感じている人は多いだろう。
 個人的には、カメラ業界で銀塩からデジタルカメラにシフトした時のスピードアップと似た雰囲気を感じている。デジタルカメラでは、次々と新製品が登場するあまり、奮発して高級モデルを買っても、すぐに陳腐化してしまうのでは? と不安になり、なかなか思い切った買い物ができないという声もあった。最近のオーディオ機器に関しても、もしかしたら、そんな印象を抱いている人がいるかもしれない。

ラックスマンのサービスセンター。真空管プリメイン「SQ38FD」(1970年)がまさに修理されている
 
 音楽は年齢に関わらず楽しめるものなので、オーディオも腰を据えて、長いスパンでゆったり楽しむ趣味だ。新しいトレンドや技術を取り入れた新製品はもちろん重要だが、それを手持ちの古い機器と組み合わせて好みの音を追求するのが単品コンポの醍醐味であるし、新しいモデルを買わなくても、アクセサリやセッティングなどの使いこなしで不満を解消しようと工夫するのも楽しいものだ。
 最新機種を追うばかりでなく、お金を貯めて、かつて憧れていた名機を入手。修理しながら末永く楽しむというのもまた、オーディオの素敵な楽しみ方の1つと言えるだろう。
 そこで、いつもとは少し趣向を変え、特定の新製品ではなく、“アフターサービス”や“製品を末永く使う”という視点からオーディオ機器を見てみたい。それに携わってきた人が“オーディオ”をどうとらえているのかも気になるところ。お話を伺うのは、ラックスマンの土井和幸社長と、営業部CS課の井村慎課長。土井社長は、サービス部門の出身。そして、井村課長は現在のサービス部門担当。2人のお話からは、老舗のオーディオメーカーならではのこだわりと共に、人生を共に歩む機器としての、オーディオの別の魅力が見えてくる。

アンプの中身が見たくてラックスマンに入社

 先程“老舗のオーディオメーカー”とサラッと書いたが、ラックスマンの前身となる錦水堂ラジオ部の創設は、なんと1925年。日本のラジオ放送がスタートした年だ。ラジオ受信機の研究を重ねて商品化、トランスなどのオーディオパーツも手掛けるようになり、その後、ステレオ・プリメインアンプの代表作「SQ-5A」(1961年)や、木製のキャビネットとアルミ削り出しのフロントパネル、真空管を使ったプリメイン「SQ-38」(1964年)など、アンプをメインに展開。現在ではさらにCDプレーヤー、アナログレコードプレーヤー、そしてUSB DACなどと、様々なオーディオ機器を手がけているのは御存知の通りだ。
 最新のデジタルオーディオも手掛ける一方で、真空管アンプもラインナップし、新製品も精力的に投入しているのが特徴だ。ユニークなのは、真空管アンプの開発をしているのが、開発部ではなく“社長自ら”という点。「昔から機械いじりが大好きで」と笑う土井和幸社長だ。
 
土井社長(以下敬称略):生まれは北海道で、幼稚園の頃から時計を分解しているような子供でした。オーディオに本格的にのめり込んだのは中学生の頃。雪の多い北海道ですから、夏は陸上部、冬はアマチュア無線クラブに入っていました。そこでオーディオに興味を持ちました。 もちろん当時はアンプも自作です。スピーカーも良いものは使えませんでしたから、満足のいく音はしませんでしたね。高校生の頃か、電機店ラックスマンのアンプを梱包した緑色の箱がありましてね、その箱に妙に惹かれました。 良い音がしない自分のアンプと較べ、メーカー製のアンプの中はどうなっているんだろう? 中を見てみたい。そう思って、ラックスマンに入社しようと考えました。面接の時に志望動機を聞かれたので、「アンプの中が見たいんです。(アンプの中が見られる)サービス部門以外には入りません」と答えました。その時、電電公社(日本電信電話公社:現在のNTTグループ)の内定はもらっていたので、強気でしたね(笑)。-当時、オーディオメーカーに就職希望をする学生は多かったのですか?土井:当時のラックスマンは倍率高かったんですよ、何十倍という数値で。あ、今でも難しいですよ? (笑) 当時、'70年代はオーディオの全盛期で、就職希望者も沢山いました。当時は趣味と言えば、オーディオ、カメラ、無線が人気でした。-ラックスマンに入社されて、希望通りサービス部門に配属になったんですね。実際にアンプを開けられる事になったわけですが、開けてみていかがでしたか?土井:「SQ38FD」や「MQ36」などの真空管アンプですが、中を見ると、配線が単線なんですね。今の製品はみんな太い撚り線ですが、その細い単線を、タコ糸のようなもので縛って固定してあり、全体の配線がスッキリしていて凄く綺麗でした。「ああ、こういう風にやらないと、良い音はしないんだな」と思いましたね。

1970年の「SQ38FD」
1966年の「MQ36」
 
 
 
土井:でも、実際のところ、そんなにじっくり見ている暇はありませんでした。「早く修理せんかい!」と怒られてね(笑)。毎日同じモデルを修理しました。わからないところは先輩に聞けば教えてくれましたが、基本的には自分で回路図を見て、自分で修理する。コッソリ先輩の手元を見ながら学んでいきました。 当時の修理用回路図は、電圧も何も書かれていないんですよ。今のようにコピーではなく、青焼きで、白くなってしまって細部はよく見えませんでした。何ボルトが来ているのかもわからないので、全部自分でテスターで計測して覚えるしかないんです。3年位、毎日修理とオーバーホールをして、回路図を暗記していきました。 ですから、お客様のところまで出張修理に行っても回路図なんて広げないんです。ある時、そのお宅に、同じ時間に大手家電メーカーさんがテレビの修理に来たんですが、あちらは回路図を広げ、マニュアルを見ながら修理しているんですよ。こちらは何も無くて、はんだゴテとテスターだけ。お客さんに「ラックスさん、修理は大丈夫ですか? ちゃんとできますか?」と心配されてたので、「ラックスの社員は回路図は全部頭に入ってます!」と、大手家電メーカーさんを横目に言い放ちましたよ(笑)。 当時はカーナビは無く、携帯電話も無いので、修理そのものよりも、お客様の家を見つけるのがまず難題でしたね。何丁目何番地と書いてあって、辿り着いたけれど一方通行で入れずグルグル回ったり。一日に何件も回らなければならないので、素早く修理する必要もありました。 そういった事もあり、社内で何でも修理できるようにならないと、出張修理には行かせてもらえませんでした。社内では大きな測定器を使って修理をしますが、それを社外に持っていけませんから。ハンダごてとテスターとヘッドフォンだけで直せるようになる必要があったんです。-まるで包丁一本で渡り歩く職人みたいですね。土井:そうですね。各モデルの回路図が頭に入っているというのも、もともとオーディオが好きで、気になって自分で調べていくという積み重ねによるものです。ですから、単なるサラリーマン仕事として入った人はまったくダメで、オーディオが好きで入った人でないと、続かない仕事です。ラックスマンにいるのは、皆、趣味でもオーディオを自作するようなマニアばかりですから、そういう人でないと回路図の暗記などはできないと思います。 土井社長が、現在サービス部門を担当する井村氏に「回路図、頭に入ってるでしょ?」と聞くと、静かに頷く井村氏。今でもラックスマンのサービス部門では“回路図の暗記”が当たり前のようだ。

52年前のアンプも修理可能

-機器によっても異なると思いますが、壊れやすい部分などはある程度決まってくるものでしょうか?土井:真空管アンプであれば真空管半導体であれば半導体が壊れます。スイッチも、ボリュームはガリが起きてと、……まあ、時間が経てばどこも壊れますよ(笑)。真空管アンプ真空管そのものが壊れる前に、ソケットが壊れますね。-沢山修理をこなしていくと、筐体を開ける前からどこが壊れているのか、わかったりするのでしょうか?
土井:「たぶんあそこだろうな」というのは、音だけでわかるようになります。電話でお客様に「どんな音が出ていますか?」と聞くんです。その時に、バリバリ、ザーザー、ガリガリと、ノイズの音だけで検討がつくようになりました。多い時で、私は月に100台、修理が速い人は200台くらいこなしていましたからね。 修理の達人も沢山いましたよ。御存知の通り、真空管は熱いものですが、そのまま素手で引き抜く人もいました(笑)。ガラスの先端を持てばそれほど熱くない、プレートの近くを持つと熱いとかコツがあるようですが、私は素手で抜くのは慣れなかったです(笑)。 面白い事に、ラックスマンのサービス部門では、指が太い人の方が器用という傾向がありました。細い人の方が器用なイメージがあるでしょう? 逆なんです。機器の中にネジが落ちた時なども、上手くとれるのは太い人なんです。私も指が太い方ですが、真空管素手で抜く人も、月に200台修理する人も、私の二倍くらい太かったですよ(笑)。
 
-修理に運び込まれる機器の中で、特に強敵というか、修理が難しかった製品はありますか?土井:特にこの製品というのは無いですね。あえて言えば、アンプを自作するキットも販売していたので、キットの修理は強敵でしたね。お客様が作ったものを修理するわけですから、そもそもキチンと完成しているのかわからない状態から直さねばなりません。 ケースを開けたらまず蜘蛛の巣のようなグチャグチャな配線があって(笑)、普通は抵抗パーツの足を短く切ってハンダ付けしますが、切らずに長い足のまま取り付けられていて、しかもハンダ付けではなくボンド付けというのもありました。ケース開けたら基板が全部ボンドで黄色いんですよ。思わず「これ、音出ていましたか!?」って聞いたら、「初めは出ていましたよ」と(笑)。ボンドでも最初は接点が繋がっていますが、だんだん電気が通らなくなるんです。もうこうなると、全部ハンダ付けからやり直し、キットの作り直しですよね。お客様から「もうこのキットはあげます。新しいのを買います」と言われたこともあります。 お客様の家で印象深かったのは、出張修理に出始めの頃、つい「古いモデルを使うのはやめて、新しいモデルを買った方が良いのでは?」という事を言ったことがありました。そうしたら、押入れに歴代モデルがキチンと仕舞ってあって、「ちゃんと全部持っているよ!」と怒られましてね。それから「新しいのを買ってください」と絶対言わないようになりました。 新しいモデルが出たら欲しくなるものですが、その時に下取りに出さず、全部買い増していくというお客様が、ラックスマンのユーザーには多かったですね。 当時のオーディオ機器は、サラリーマンがお金を貯めてやっと買った宝物ですから。そう簡単に売らないんですよ。同じ製品を、1年で3回修理した不運なお客様がいらして、3回分ですから計3週間ほどお預かりする事になり、その間は使えないわけですが、そうしたら修理期間中に「私の青春(音楽が聴けなかった時間)を返してください」と言われた事がありました。その時は「申し訳ございません」としか言えませんでしたね。ですから修理が完了したら、ピカピカにして持って行きましたよ。 土井社長の話から伝わってくるのは、オーディオに対する想いの強さだ。それは憧れのモデルを買ったユーザーだけの話ではない。それを開発したり、修理するメーカー側の人達ももれなくオーディオマニアであり、だからこそユーザーの気持ちもよく分かる。大切なものだからこそ、例えそれが古いモデルであっても可能な限り修理し、再び音が出せるようにする。ユーザーとメーカーを含めた、オーディオ業界全体の熱意のようなものを感じるエピソードだ。

 驚くべきは、こうした修理体制が、オーディオブーム全盛期の昔話ではなく、現在進行形のサービスとして継続されている事だ。 メーカーや製品ジャンルによっても異なるが、一般的な家電製品の場合、修理用の部品保有期間は8年。それよりも古いモデルの場合、部品を破棄してしまうため、修理が困難になる。だが、ラックスマンで修理可能なラインナップの一覧表を見ると、実にその数600モデル以上。一番古いモデルは管球プリメインの「SQ5B」、発売は1962年(昭和37年)、実に52年前だ。半世紀以上前のモデルであっても、部品がストックされ、修理が可能なのだ。ちなみにSQ5Bの発売当時の価格は35,000円、当時の大卒初任給は18,000円程度だ。
 
発売は1962年、実に52年前のモデルである「SQ5B」
 
 
 
ラックスマンのサービスルーム。壁にズラッと引き出しが並び、細かなパーツのストックがいつでも取り出せるようになっている。使用頻度の高いものがこの引き出しに入れられているほか、倉庫内は様々なパーツでいっぱいだ
 
昔のアンプで使われていたスピーカーターミナルのパーツ
 
 
真空管のソケットも多数ストックされている。右の写真は、真空管エージングを進めるマシン。サービス部門で自作したものだという
 
 
「0.1μF/630V」。より音の良い部品を求めて、パーツ自体を開発してしまう事もある
 
土井:一部、真空管が既に存在しないモデルは修理できません。他にも、特殊なトランスを使っていたり、CDプレーヤーで、搭載するメカ部の交換パーツが無いという場合も修理は無理です。逆に言えば、主要パーツが無いもの以外であれば、直せます。

 
-古い製品と新しい製品、どちらが修理しやすいのでしょう?
 
土井:昔の製品の方がシンプルですから、修理はしやすいですね。マイコンが入ってくるものは、それが無くなると修理が難しくなります。また、今の製品はパーツの取り付け1つとっても、トルクレンチで締め付ける強さまでしっかり管理されていますので、昔よりもシビアです。適当に取り付けると音が変わってしまいますので。-ここまで多数のモデルを修理できる体制を維持するためには、パーツの保持も大変だと思いますが。土井:製品在庫よりも部品在庫の方が多いですね。倉庫にそれこそ途方も無いほどパーツのストックがあります。それが可能な限り、なんでも直してしまうサービス体制の秘訣です。井村:部品をどれだけストックしておくかというのも、ノウハウの1つですね。真空管半導体では故障する率も違いますので、例えば1万台作ったら、部品は何千台分など、サービス独自の係数を使い、モデルの最終生産をする段階で、パーツをまとめて購入しておきます。 当然ながら、部品を購入し、長期間置いておくにもコストがかかる。ポイントは、そうした長年の修理体制を維持するコストも踏まえて、製品の価格が決められている事だ。さらに土井社長によれば、単に部品を沢山ストックしているだけではなく、製品開発時の部品選びの段階からこだわりがあるという。土井:ラックスマンの場合は、高価なモデルでも、低価格なモデルでも、しっかりとしたこだわりの部品を使っています。低価格なモデルだから、適当な部品を使うという事はありません。品質が一定の基準以上のものしか使いませんし、すぐに無くなってしまいそうなパーツを使わないというこだわりもあります。真空管1つとっても、変わったパーツはいろいろありますが、恐らく20年後、30年後もあるだろう、市場に残っているだろうというパーツを使うというのも1つのノウハウですね。 このようにして、半世紀以上前のモデルでも修理できる体制が実現されているわけだが、それゆえの、普通の家電製品では考えられないような事も起きる。土井:修理が終わっても、お客様が引取にいらっしゃらないので、どうしたのかなと思っていたら、亡くなってしまったというケースもあります。修理済みですが、連絡がつかなくなり、積み上がった製品がかなりの数あります。所有権はもちろんお客様ですので、破棄していただく場合でも、遺族の方とハガキのやりとりをしてという事はありますね。 また、亡くなったお父さんが押入れなどで眠らせていたアンプを、ネットで型番を検索してみたら、良さそうなものなので、「修理して鳴らしてみたい」という問い合わせもありますね。 家具や着物などで代々受け継がれていくものはあるが、オーディオ機器もそれと似たところがあるのかもしれない。ただこれも、何十年も前のモデルでも修理できる体制が維持されていなければ、生まれないエピソードでもある。

 
 
未来のモデルに活かすノウハウ。長く使うための、ピュアオーディオ機器の価格
 
 古いモデルの修理には、単に製品の再利用という面だけでなく、技術の継承、そして未来のモデルに活かすという側面もあるという。
 
 
井村:古いモデルを修理する事で、当時の考え方や、工夫などを知る事ができます。何度か修理に持ち込まれたモデルの場合は、“修理の癖”から、「以前はあの人が修理したんだな」という事までわかりますね。土井:修理の現場では、よく壊れる箇所などのノウハウも蓄積されますので、設計のところに行って「ここはこうした方が良いのでは?」という提案もずいぶんしました。昔はレバースイッチなどからガリ(ノイズ)が出ましたが、そうした経験を踏まえ、今ではスイッチには信号が来ない設計になっています。そういう意味ではサービスマンが設計をやるのがいいかもしれませんね(笑)。
 
 土井社長の言う“サービスマンが設計をやるのが一番”が、実践される機会が訪れる。2004年に、11年ぶりに開発された真空管セパレートアンプ「CL-88」と「MQ-88」だ。独創的なデザインも話題となったので覚えている人も多いと思うが、開発を担当したのは土井社長。ラックスマンのような規模の会社で、社長自らが製品を手掛けるというのも珍しい話だ。
土井社長が手がけた真空管セパレートアンプ「CL-88」、「MQ-88」
 
好評を受け、以来真空管アンプはコンスタントに新製品が登場している。最新モデル「LX-32u」は、EL84×8本によるパラレルプッシュプル構成のプリメインアンプ。もちろん土井社長が手がけたモデルだ
 
土井:当時、ラインナップを増やしていこうと考え、真空管というデバイスラックスマンの1つのキーなので、再び真空管のオーディオを作ろうという話になりました。しかし、開発部隊は他の開発で忙しく、スケジュールも先まで決まっているので、真空管の製品を挟み込む余地が無い。そこで私が作る事になりました。開発を通さない製品は初めてでした。 しかし、最終的に販売する前には、開発の部長が試作機の音を聴いて、「これはおかしい」とダメ出しをしてもらいました。その時は社長ではなく、1人の設計エンジニアになって、「どうですかこの試作機は」とやっていました。-やりにくくは無かったですか? (笑)土井:私はぜんぜんやりにくくは無かったです。相手はどう思っていたかは知りませんが(笑)。 おかげさまで好評でして、今後も続けていこうと思っています。私はもうそろそろ卒業して、次は井村にやってもらおうと思っています。さっそく開発にとりかかっていますので、来年にご期待ください。ラックスマン真空管設計は、開発部門ではなく、サービス部門が引き継いでいきます(笑)。真空管は部品点数が少なく、シンプルな分、逆にノウハウが非常に重要ですから。 土井社長の話を聞き、サービス部門で実際に修理をしている現場を見て感じるのは、自信を持って作った製品を長く使って欲しいという“姿勢”だ。パソコンやスマートフォン、デジカメなど、デジタル機器が身の回りに溢れる時代だが、50年とはいかないまでも、10年後、修理してまで自分が使い続けている機器がこの中に幾つあるだろうかと見回してみるとやや愕然とする。 もちろん、処理速度やセキュリティなどの面で、時間が経過すると実用に耐えなくなるデジタル機器と、音楽を再生する機器を同列に語るのは乱暴だが、逆に言えばオーディオという比較的シンプルな機器は、すぐに陳腐化せず、長年愛用する事も可能なものだ。また、長年愛用してもらうためのサポート体制を維持し続けるという事は、“それだけ長い間愛用してもらえる製品を作っているんだ”という自信の現れに他ならない。 低価格化が進むデジタル機器と比べると、ピュアオーディオ機器には総じて高価なイメージがある。だが、やみくもに高値がついているわけではなく、壊れにくい品質の良いパーツを選び、修理用のパーツを長年大量に保持し、技術ノウハウを継承してユーザーをバックアップする事にも当然大きなコストがかかる。そうしたコストも織り込まれた価格という側面も見逃せない。めまぐるしい時代だからこそ、もしかしたら、自分の子供や、その子供まで使ってくれるかもしれない製品を手に入れるというのも、逆に新鮮で面白い。音の善し悪しやスペックだけでなく、“末永く使えるかどうか”も、オーディオ機器選びで注目したいポイントと言えるだろう。

 

▲△▽▼

 

 LUXMAN で良いのは大昔の真空管パワーアンプだけ

 

プリアンプ騒動記 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年01月19日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ecaf2d03bd4a6a73eabf5cf0fc5a8a42

 

「ラックスのプリアンプをオークションで落札したんですけど、お宅のアンプとスピーカーで試聴させてもらえませんか」と、近隣にお住いのオーディオ仲間「Y」さんからご連絡があったのは1週間ほど前のことだった。

「ハイ、もちろんいいですよ」と一つ返事。

何しろ「リチウムイオン電池」と、「200ボルト電源からの降圧トランス」という、オーディオの根源に関わる「電源対策」はYさん抜きでは語れないし、うかつに足を向けては寝られない存在だ(笑)。

さて、実はこの度Yさんが落札されたラックスのプリアンプ「CL35」についてはかねがね「どうしようか?」とご相談を受けていた。

 

LUXMAN CL35    ¥75,000(1970年6月発売)

https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/cl35.html

 

ラックスには何の憾みもないが、ありのままに言わせてもらうと「ラックスのアンプはとかく評判が悪いですよ。ベテランの真空管アンプ工房さんによると使ってある部品の質が悪いそうです。音も総じて生ぬるい傾向だし、止めといた方がいいですよ」と反対してきた。

 

ところが、肝心のYさんはどうやら「見かけ」に幻惑されたご様子で(笑)、「実は自宅用ではなくて運営している老健施設の食堂のアンプ用です。パワーアンプが6550プッシュプルなので、セットで置くと見栄えが良さそうなので・・・。」

結局「即決」で落札されたアンプを、3連休の最後の13日(月)の午後になって、いそいそと持参されたので音出しを含めて「プリアンプの実験」となった。

パワーアンプ転がし」や「球転がし」はこのブログの読者ならご存知のとおり数限りなくやってきたが「プリアンプ転がし」は、たしか初めてではないかな。

そもそも、デジタルの時代になって「プリアンプ不要論」が横行しているくらいその存在感は薄れるばかりである。

今のところ「質のいいプリアンプならあった方がいいし、そうでなければ無い方がいいしでケースバイケース」というのが結論だ。

そして、Yさんは部屋に入ってこられるなり開口一番「テスト機器のパワーアンプは「2A3シングル」を、スピーカーは「AXIOM80」でお願いします。」

「はい、わかりました」(笑)。

「AXIOM80」をテスト用のスピーカーに選ぶなんて、(アンプの)欠点を容赦なく暴き出すのでアンプが可哀そうだなあ・・・。


とりあえず用意したプリアンプは我が家の分が3台とラックスの「CL35」との計4台の勝負となった。

ちなみにその3台とは、

 

1 マッキントッシュ「C-22」型プリアンプ

2 マランツ「7」型プリアンプ

3 オーディオ専門誌「無線と実験」(2001.1月号)に掲載されていた「安井 章」先生創案のプリアンプ

 

まずは「ラックス」を鳴らしてみた。ちゃんと音が出てくれるかどうかが先決だ。

いきなり「どでかい音」が出てきて「AXIOM80」が破損すると「もう死んだほうがまし(笑)」なので、内心ヒヤヒヤしたが真空管が多いせいか、温まるまで時間がかかったもののようやく音が出てきてくれてホット一息。

 

相変わらずラックスらしいボンヤリした音だと内心思ったが「なかなかいいじゃないですか!長時間聴いても疲れそうにない音ですよ。」と、積極的に応援(?)してみたものの肝心のYさんはどうもご不満げな様子。

 

それから我が家のプリアンプを1,2,3と次々に試聴していった。

その結果を白日の下にさらすと、

「プリアンプで音があまりにも大きく変化するので驚きました。パワーアンプ以上の差が出てきますね。

ベスト1は3のプリアンプです。まったく非の打ち所がない音で感心しました。2と3はその次のレベルになりますが、ほぼ互角で実力伯仲といったところでしょう。

 

ラックスとなると、もう最低最悪です。

音が生ぬるくて情報量がまったく不足しています。このままでは聴きたくないので3を製作したMさんに改造を頼めないですかね。」と、Yさん。

 

「それは頼んでみてもいいのですが、(ラックスは)ちゃんと鳴っているのにもったいないですね・・・」

さて、今回のテストで見事に栄冠に輝いた「安井型」アンプの特徴を製作者に伺ってみると、安井先生はその道ではたいへんな権威で信奉者が多く、このアンプは「定電圧回路」にこだわり電源部分に特に注力したとのこと。

プリもパワーもそうだけど、最後は「電源」部分の充実度がものをいうみたいですよ。そんなことは、とうの昔に分かっとるわいという方が多いでしょうが(笑)。

実は、このアンプは去る12月に来たばかりのまだ借り受け状態のままで、購入と決めたわけではなくどうしようかと迷っている真っ最中だった。使用されている真空管はありふれた「12AU7×4本」。

「購入する気になれば原材料費だけでいいよ」と、相変わらず「儲け心」が皆無な製作者だが、ビンボー人にとってはそれでも結構なお値段だしねえ(笑)。

しかし、自他ともに認める「NO.1」となれば買わずばなるまいなあ・・・。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/ecaf2d03bd4a6a73eabf5cf0fc5a8a42

 

 

「音楽&オーディオ」の小部屋
雪辱を果たした執念のプリアンプ 2021年02月01日

あれは2か月ほど前のことだったろうか。

「新たにラックスのプリアンプを手に入れたのですが、ぜひAXIOM80でテストしたいので持参してよろしいでしょうか」と近くにお住いのオーディオ仲間「Y」さんから打診があった。

 

SPユニットの「AXIOM80」は「アンプの良し悪しを洗いざらいさらけ出しますね」と、Yさんが日頃から仰っているほどの溺愛ぶりだからいかにもあり得る話。

もちろん拒否する理由は何もないので「ハイいいですよ、どうぞ~」。

 

実物を拝見すると、市中にかなり出回っている「CL35」(ラックス)だった。

さっそく我が家の「マランツ7もどき」(知人の手づくり)と比較試聴すると「解像力が悪いし、ベールが2枚も3枚も被ったようなお粗末な音ですね」で、両者の認識が一致した。

 

ラックスに何の恨みもないが「CL35やSQ38FDなどは使っている部品がとてもお粗末」という話は、手練れの真空管アンプ製作者、それも「お二人」さんから直に耳にしている。

 

ガッカリして自宅に戻られた「Y」さんはケースだけ保存し、中身の方は腹立ちまぎれにそっくり廃品回収に出されたとのことだった。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/fef61cfdd15a1dc930f899f7f2d0212f

 

 

 

Mr.トレイルのオーディオ回り道
45年前のアンプ(1975年頃)を使って見て その1(C200+P300編)2021年02月18日


2019年の夏頃のサブシステムです。当時はアキュフェーズのC200+P300とパイオニアのC3+M4をサブシステムで使っていました。鳴らしているSPはLE8TとD208システムの2種。

 

アキュフェーズのC200は1975年当時1年くらい使っていました。LUXMAN CL-35Ⅱのプリからグレードアップして、SN比が良く(ノイズが無い)、発熱量も少なく安心して使えるプリだと感じていました。

 

CL-35Ⅱは非常にノイズが多くて、また、発熱量も多くて扱いに困っていました。サウンドもナローに聴こえて、気に入りませんでした。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a7fcba6f58f2029177c3038d6b5f46ac

 

▲△▽▼

 

709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/08/22(水) 13:12

タンノイをお持ちの方は大体真空管アンプをお使いのような気がします。
技術的、音響的、音楽的に観て何故真空管アンプが似合うのでしょうか?

 

730 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :01/08/27 17:06 ID:c1Z2OqvI

田舎にアーデン(アルニコ)が有る。問題はアンプ。何で鳴らそうか?
昔のラックスは相性が良かったけど、今のラックスはストレートになってしまって、必ずしもタンノイとは合わないような気がする。

 

731 名前:楠 薫:01/08/28 10:33 ID:sPyiG9wk
>>730
確かにSQ38Dを聴いた感じでは、少しストレートという感じがしないでもないですね。
ならば、中古で昔のラックスを手に入れるというのはいかが?
ヤフオクなどでけっこう出ていたりします。

新しいところでは、ユニゾン・リサーチのsimply 2(18万)はいかがでしょう?
昔のラックスを思わせる、ちょっと柳腰風の、美しいサウンドが特徴です。

個人的にはC.R.ディベロップメンツのRomulus 6L6PP(28万)などが、ちょっと耽美的と言われるかも知れませんが、浮遊感まで見事に再生してくれる、好きなアンプだったりします。

 

446 名前:楠 薫 :2001/07/21(土) 23:46

タンノイのコクのある音がお好きならそれほど難しいことではないのですが、その独特のコクや懐の深さを生かしながら、キレを求めると、何だかビールの宣伝みたいになってしまいますけど、そういう場合は、私は真空管アンプの組み合わせをお奨めしています。

中でもMarantz model 7&8の組み合わせは、質感を出来るだけ正確に伝えながら、低域をしっかりコントロールしてくれるので、ダレが少なく、良い結果を導いてくれるかと思います。中古ならけっこう安く手に入りますし、本当はオリジナルが良いのですが、なかなか程度の良いものを探し当てることは難しく、レプリカの真空管を換えたりして使いこなすのが一番かと思います。

そして、エアータイトという日本のメーカーのATM300、これ、けっこうイケます。ラックスの方達が独立して創ったメーカーですが、ラックスの先入観をうち砕いてくれるほど、ストレートな鳴りっぷりが見事です。しかもCDダイレクト入力があり、便利です。ただ、300Bのシングルアンプですので、オートグラフの様に能率が98dBもあれば問題ないでしょうが、95dBを切るとちょっと厳しいかも知れません。

 

▲△▽▼


黄金の組み合わせ - 「音楽&オーディオ」の小部屋

タイトルの「黄金の組み合わせ」と聞いてピンとくる方はきっと年配のオーディオ愛好家に違いない。

50年ほど前のオーディオ専門誌「ステレオサウンド」で見かけた言葉だが、スピーカーが「タンノイⅢLZ」、アンプは「ラックスの38F」アンプの組み合わせがそうだった。たしか、五味康介さんがこの組み合わせを強力に後押しされていたと記憶している。

当時は大のタンノイ・ファンだったので、我が家でもこの組み合わせを導入して大いに楽しませてもらったが、そのうち「あさはか」にもオーディオ評論家の口車に乗せられて「ⅢLZ」(イン・オリジナル・キャビネット)を下取りに出しヤマハの「1000モニター」を購入してしまった。

今となっては、とんでもないことを仕出かしたわけだが、これはいまだに後悔していることの一つである。

たとえば、昨年(2017年)の12月にオークションに出品されていた「ⅢLZ」(箱付きのモニターレッド)は落札価格が35万円前後だったが、片や「1000モニター」の今の相場は2万円前後だから月とスッポンだ(笑)。

振り返ってみるとタンノイの中ではこの「ⅢLZ」(口径25センチ)が一番バランスが取れていた。

その後、口径38センチに換えてから、あのスピード感のない「ぼんやりした低音域」が嫌になって、いつのまにか「タンノイ嫌い」になってしまったが、もしかしてあのまま「ⅢLZ」を使っていたら、こうも迷路を彷徨しなかったかもしれない。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/32dbdc93ac28ca05dc04a9cfc6d96235

 

▲△▽▼

 

Date: 1月 11th, 2021
真空管アンプの存在(KT88プッシュプルとタンノイ・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=33938


コーネッタを手に入れたことで、
この項のテーマが微妙にずれてきてしまっている。

だんだんとコーネッタにおける黄金の組合せ的なことを考え始めている。

別項で「黄金の組合せ」について書いている。
黄金の組合せという表現がつかわれるようになったのは、
タンノイのIIILZとラックスのSQ38FDの組合せからであろう。

この組合せの音は聴いたことがない。
それでもなんとなく想像はつく。

IIILZとコーネッタは、基本的には同じユニットといってもいい。
もちろんMonitor GoldとHPD295Aは違うユニットだ、という人もいるのはわかっている。

それでも別ブランドのユニットと比較すれば、どちらもタンノイの10インチ同軸型ユニットである。
ならばコーネッタにもSQ38FDが合うのだろうか。

これも別項で書いているのだが、
ラックスのLX38(SQ38FD、SQ38FD/IIの後継機)で鳴らしたスペンドールのBCIIの音は、
いまでも聴きたい、と思うほどの音だった。

熊本のオーディオ店で、この組合せで、と瀬川先生にいった。
瀬川先生は、なかなかおもしろい組合せだ、といわれた。
接続が終って、音が鳴り始めた。

カートリッジは、ピカリングのXUV/4500Qにした。

スピーカーにしてもアンプにしても、カートリッジもそうなのだが、
どれもはっきりとした個性をもつ音だ。

鳴ってきた音を聴かれた瀬川先生は「玄人の組合せだ」といわれた。
自分で考えた組合せということもあって、
私にとっての「黄金の組合せ」といえば、この組合せの音である。
http://audiosharing.com/blog/?p=33938

 

 


Date: 1月 12th, 2021
真空管アンプの存在(KT88プッシュプルとタンノイ・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=33940


この組合せ、この時の音があまりにも印象的だったこともあり、
私にとってラックスの38といえば、SQ38FDでもSQ38FD/IIではなく、LX38である。

しかも私はウッドケースというのが、あまり好きではない。
LX38はウッドケースがオプションになっていた。

おそらくウッドケースをつけると値上げしなければならなかったため、
なんとか価格も維持するためだったのだろう。

だとしても重いコートを脱ぎ捨てかのようでもあり、私はLX38を好む。
ではLX38の程度のいいのを探してきてコーネッタを鳴らしたいか、となると、
興味がまったくない、とはいわないまでも、それほどではない。

なぜかというと、まず一つはスペンドールのBCIIとコーネッタは、
同じイギリスのスピーカーシステムであっても、ずいぶんと性格が違う。
それに当時はアナログディスクで、カートリッジはピカリングだった。

いまはそうではない。
ピカリングのXUV/4500QのようなCDプレーヤー、もしくはD/Aコンバーターはない。

あのころとずいぶんと、いろんなことが変ってきている。
LX38の出力管、50CA10も、いまでは製造されていない。
探せば、まだ入手できる真空管ではあるが、
なんとなく避けたい気持があったりする。

中国で、さまざまな真空管が製造されているが、
50CA10は、そのラインナップにはない。おそらくこれから先も期待薄だろう。

他にも、こまかな理由がいくつかあって、
LX38で、どうしても──、という気持にはなれないでいる。

やはりKT88のプッシュプルアンプで鳴らしたい、という気持のほうが、強い。
いい音の真空管アンプであれば、なにもKT88のプッシュプルにこだわる必要はない──、
頭では、そう理解していても、一度はKT88のプッシュプルで鳴らしてみたい。

それも自分の手で鳴らしてみたい。
http://audiosharing.com/blog/?p=33940

 

▲△▽▼

▲△▽▼

 

1.  LUXMAN MQ-360     ¥319,400(1985年10月発売)

https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/mq-360.html

 

管球式のパワーアンプ

真空管ならではの魅力や本領を存分に発揮させるため、A級領域での動作をさせています。
MQ-360では、自己バイアス方式を採用しています。

パワー段を駆動するドライバー回路には、ローインピーダンスでドライブ電力が得られる双3極管6CG7を採用しており、全段プッシュプル構成のなかで余裕ある動作をさせています。

電源には、大容量トランスを搭載することで過電流時にも高いレギュレーションを確保する一方で、極性管理にも細心の配慮を行っています。
また出力トランスには、自己バイアス回路に最適なウルトラリニア接続の専用トランスを採用しており、100kHzまでスムーズに伸びた高域特性と歪率により、管球式ならではの音質を実現しています。

各回路ブロックを干渉させない考え方のS.T.A.R.サーキットを採用しています。
機種の定格
型式 管球式パワーアンプ
使用真空管 6550Ax4
6CG7x2
12AU7Ax2
実効出力 40W+40W(8Ω、1kHz、両ch同時動作)
全高調波歪率 0.2%以下(1kHz、1W)
2.0%以下(1kHz、40W)
周波数特性 10Hz~30000Hz-1dB以内(1W)
入力感度/インピーダンス 1.1V/100kΩ
SN比(IHF-A補正) 100dB以上
付属装置 入力レベルセット(左右連動タイプ)
ラインフェーズセンサー
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 290W(電気用品取締法)
外形寸法 幅434x高さ176x奥行252mm
重量 19kg

https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/mq-360.html

 

 

LUXMAN MQ360 真空管パワーアンプ
出力管は6550ですが、KT88も使用出来ます。


JAZZでもクラッシクでも、かなりいけます。
外形寸法は、幅434×高さ176×奥行252mm、重量19.0kgです。

当社にてOH済みです。  交換部品は、
出力管6550×4
半固定10kΩ→47kΩ
基盤/基盤部品一式

http://www.auduo-1.com/newgoods/K-L/LUXMAN/MQ360/MQ360.html

 



LUXMAN ラックスマン MQ-360 管球式ステレオパワーアンプ

LUXMAN MQ-360は、日本の高級オーディオメーカーであるLUXMANラックスマン)が製造した管球式(真空管)ステレオパワーアンプです。以下にその主な特徴と仕様を説明します。

主な特徴

  1. 真空管技術:
    • MQ-360は真空管を使用しており、これによりウォームで自然な音質を提供します。特に音楽の微細なニュアンスや音場の広がりに優れています。
  2. 高品質な部品:
    • 使用されている部品は全て高品質で、音質を最大限に引き出すために選定されています。例えば、高精度のトランスやフィルムコンデンサーが使用されています。
  3. デュアルモノ構成:
    • 左右チャンネルが独立したデュアルモノ構成を採用しており、クロストークを最小限に抑え、よりクリアで分離感のあるステレオイメージを提供します。
  4. ビンテージデザイン:
    • レトロなデザインが特徴で、クラシックな美しさと現代の技術が融合した外観を持っています。これにより、音質だけでなく、見た目の満足感も得られます。

主要仕様

  • 出力: 定格出力は50W+50W(8Ω)です。
  • 使用真空管: KT88を使用しています。KT88は高出力で知られる真空管で、しっかりとした低域と豊かな中域、繊細な高域を再現します。
  • 周波数特性: 10Hz~100kHz(-3dB)
  • 入力感度/インピーダンス: 1.2V/150kΩ
  • ダンピングファクター: 20以上(1kHz)
  • サイズ: 460mm(幅)×180mm(高さ)×230mm(奥行)
  • 重量: 23kg

音質

LUXMAN MQ-360は、オーディオファンやプロフェッショナルに評価されています。特に、その豊かで暖かいサウンドは、アナログレコードやハイレゾ音源の再生に最適です。クリアでディテール豊かな音質が特徴であり、音楽のニュアンスを忠実に再現します。

総評

LUXMAN MQ-360は、優れた音質と美しいデザインを兼ね備えた高級ステレオパワーアンプです。真空管アンプならではの温かみのあるサウンドを求めるリスナーにとって理想的な選択となるでしょう。また、デュアルモノ構成により、精度の高いステレオ再生を実現している点も大きな魅力です。

 

▲△▽▼

 

LUXMAN MQ 360Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)商品一覧

https://aucfan.com/search1/q-LUXMAN.20MQ.20360/s-ya/?o=b1&itemstatus=all&location=0&shopid=

 

 

LUXMAN MQ 360 中古 at DuckDuckGo

https://duckduckgo.com/?q=LUXMAN+MQ++360+%E4%B8%AD%E5%8F%A4&t=brave&ia=web

 

 

中古オーディオ・ビンテージオーディオ販売・修理の専門店 MUSiCA(ムジカ)

Luxman MQ-360 tube stereo power amplifier

 

カテゴリー amplifiers
メーカー・製品名 Luxman MQ-360 tube stereo power amplifier
付属品など

製品本体のみ

2024 年 4 月 LUXMAN サービスで Electro Harmonix KT88EH×2・6550EH×2 にて O/H 実施。

Electro Harmonix HP では 6550EH / KT88EH / KT88SV / Genalex KT88 は同一品とされています

メーカーHP→KT88EH.pdf

販売価格 ¥sold/ご成約済-(税込)
item no. 25130
コメント

KT88/6550 ULPP で最大 40W/ch を出力する Luxman MQ-360 です。サーキットはセルフバイアス方式、出力管交換時にバイアス調整を行わなくともよい扱いやすい製品です。お好みの 6550/KT88 を挿入してご使用になるとさらに楽しめることでしょう。様々な 6550/KT88 を試してみる機器としても、セルフバイアスは無調整なので扱いやすさが光ります。2024 年 4 月 LUXMAN サービスにて O/H 済、非常に良好な内部コンディションです。

http://www.musica-co.jp/amplifiers/62933.html

 

▲△▽▼

 

オーディオ試聴動画 Luxman MQ360 JBL L-26 decade

2023/12/18

出力40W+40W 8Ω
使用真空管 6550×4 6CG7(6FQ7)×2 ECC82/12AU7A×2
高さ約175mm 幅約435mm 奥行250mm
約20kg

LUXMANが1985年ごろに販売した弩級アンプMQ-360です。
GEの6550を半自己バイアスで使用しプッシュプルのUL接続で回路を組まれています。
ドライブ段も内部インピーダンスが低い12AU7や6FQ7を使用しこの頃のLUXMANお得意の
各回路ブロックを干渉させない考え方のS.T.A.R.サーキットを採用しています。

さすが35万程で販売価格を設定しただけあり、A3600やMQ60とはシャーシのつくりから違います。
作りもよいからなのか現在も問題なく動いております。

 

LUXMAN MQ-360の魅力と真実に迫る

画像
 
LUXMAN MQ-360は、自己バイアス方式の、A級領域で動作させる管球式のプッシュプルパワーアンプです。プリ管には6CG7、12AU7Aをそれぞれ2本ずつ使用し、出力管には6550Aを4本使用して、低歪率ハイパワーを実現しています。
双3極管6CG7は、ローインピーダンスでドライブ電力が得られ、出力管を駆動するドライバー回路に適した管です。

6550Aは出力管としてすぐれた性能を持っており、現在は6550EHへとバージョンアップされ、ハイパワーを出せる管として今なお多くの愛好家に支持されています。電源部には大容量トランスを使用し、瞬間的な過電流時にも高いレギュレーションを確保して、安定した電源供給を図っています。

出力トランスは、自己バイアス回路に適したウルトラリニア方式の専用トランスを使い、真空管独特の柔らかく豊かな音を再生します。
MQ-360は発売当時名機といわれた管球式アンプで、100kHzまでクリアに伸びる高域特性と味わい深い独特の音質は、これまで多くのオーディオファンを虜にしてきました。https://audiosound.co.jp/maker/luxman/mq-360/


MQ-360 LUXMAN - 中古オーディオ 高価買取・販売 ハイファイ堂

高品位で安定した佇まいが印象的な6550Aを使ったA級真空管パワーアンプ。滑らかさに定評のあるラックスの中でも特に色濃い味わいが魅力です。繊細な音色とバランスの良い中低域を楽しめるモデルです。

https://www.hifido.co.jp/sold/24-44257-22348-00.html

 

1985年に発売された管球式のステレオパワーアンプです。
真空管ならではの魅力や本領を存分に発揮させるため、A級領域での動作をさせています。
自己バイアス方式となっており、使用真空管は6550A×4、6CG7×2、12AU7A×2です。
往年のラックストーンを堪能できます。

https://vintageaudio.shop-pro.jp/?pid=68123336

 

▲△▽▼

KT-88 / 6550 真空管 一斉試聴 聴き比べ | 禁断のKRELL

 

GEC KT-88 英国

 

ノーベル物理学賞も受賞したイタリア系イギリス人のマルコー二という人物が

マルコーニという真空管と通信機器メーカーを興し、後に有名な英オスラム社と

合同出資して作ったのがGECという会社である。中期のGEC KT-88の青と黄色の箱には

" The M-O Valve "と書かれているが、マルコー二とオスラムの真空管という意味である。


明るく太さがあり豊潤な響きを持つ音。音にほどよい温もりがある。
スケール感があり重厚でありながら非常にシャープで軽快さもある。
流麗な美しい音楽が流れてきて、凄艶な美しさに完全に虜になってしまう。
まるでスピーカーから音が飛び出してくるような感じがします。
品格がとてもあり、気品に溢れる英国の音。演奏者の情感がダイレクトに伝わってくる。
GEC KT-88は王者の風格があります。最高のKT-88/6550出力管で間違いありません。

音には渋さがあり、枯れた落ち着いた趣きや雰囲気があり陰影感も豊かです。

GECは古典的な真空管の豊潤な音でビーム管らしく音は濁っていて

直熱三極管のような澄み切った透明な音ではありません。

また、GECはブラックプレートなので偽物の心配がありません。
GEC KT-88はまた長寿命も別格で、1日1時間 週5回鳴らして10年~15年以上使用できます。
高価ですが、寿命が長いので最初に良い球を掴めばむしろコスト的にはお得だと言えるでしょう。
GEC KT88が付属していたMC275を数えきれないほど直したというオーディオの技術者の方も、
修理したアンプなどに刺さっていたGEC KT-88が壊れているのを見た事がない、
というほど高い信頼性を誇っています。

 

 

ただし、エミ減があるので音質は劣化していき、質感は粗く低下していくので、

無限に使えるわけではありませんが、例えば出力管の故障がアンプの故障に直結する

ようなアンプ。Mcintosh MC275や復刻 MC275 UNISON RESEARCH Sinfonia や

audio research の1970年代から1980年代のアンプなどは動作中に球が壊れると

8~9割の高確率でカソード抵抗を1~2個焼いて故障するので、

まず絶対に故障しないGEC KT-88は重宝します。

このグループはGold Monarch KT-88 > GEC KT-88前期・中期・後期 > 

1970年代後半から GOLD LION KT-88 > GOLD LION KT-88 の80年代の復刻版とありますが、

一般的に云われるのは古いほど音質は良いとされています。

構造など中身は同じですが後期GOLD LIONはプレートが黒色のカーボンから

灰色プレートに変更になっていて、耐久性もなくすぐに壊れるようになった。

GEC KT-88のガイドピンは球をグラグラ揺すって抜こうとすると非常に折れやすいので、

あまり揺すったりせずにスッと真っすぐ上に引き抜くとよい。もし折れてしまった場合は

アロンアルファで接着して補修するとよい。人気のある真空管だったので

日本では1980年代初頭の頃に市場によく出回っていた。価格は八木音響で

ペアチューブ2本で9,000円でした。ロシア製の復刻のGOLD LION KT-88も

ありますが、音質的にはとても優れた現代管ですが、こちらは構造及び

音質ともにオリジナルのGECやGOLD LIONとは全く関連性がありません。

ちなみにGECのシールが全部無くなるなんてことはありえないので、

シールがないものはすべてGEC KT-88を偽った中身はGOLD LIONです。

こう書いているとそのうちシールを偽造する人が出てきそうですが。

 

 

中国のバイヤーの方が言っていましたが、音質はGEC KT-88が10なら

GOLD LIONは8くらいであるらしい。拙宅ではこの両方を所有して鳴らして

いましたが、直接鳴らし比べた訳ではなくアンプも違いますし、

使っていた時期も5年以上前なので音質比較は難しいです。

この写真は所有していたGOLD LIONで80年代の復刻版です。

 


General Electric 6550 アメリカ合衆国

 

アメリカンサウンドで温度感が高く躍動的でLIVE演奏の臨場感が凄く出てきます。
熱い情熱的サウンド。濃厚で音の濃さでは出力管の中でもトップクラスで
色付けが強くて濃い音質です。暖かく艶やかな音は好ましいのですが、

音が濁りすぎるのでハイレゾ音源や現代録音のシンセサイザーで作られた

打ち込みの電子音源には不向きでマッチしないと思いました。
昔のヴィンテージ管なので米ゼネラル・エレクトリック社ではおそらく

エージング処理を行っていません。GE 6550はNOSから使い始めて1~2年で

故障する初期不良率は10%強はあるそうです。寿命はGECには及ばないですが、
それでも現代管の3~5倍という長寿命があります。弱点は音の骨格が若干弱く、
とくに低域が弱いところです。現代的なロックを聴いていると

もっと鮮明になって欲しいのに、音の濁りや低音の弱さはかなり致命的だと

感じました。上記のような音質の印象は、仏 Jadis JA-80でNOS状態で

開いていない 桂光 KT-88から差し替えたときに強く感じられました。

しばらく桂光で聴いていて、耳がその音に馴染み、リセットされたのでしょう。

したがってGE 6550の特徴が初めて聴いた時のように

新鮮によく聴きとれたのです。またJA-80はバイアスがかなり深く

かかっていて、球が焦げるような臭いを発するほど

非常に熱くなる自動バイアスのアンプだったのでGE 6550の能力が

如何なく発揮されたのだと思います。つまりバイアスを

しっかり深くかける事でこのインプレッションのような

音質的な魅力を引き出すことができると思います。

ちなみに中国製の桂光KT-88はニュートラルでクセのない音です。

 

 

SOVTEK 6550 WE ロシア連邦

 

ロシア製の現行管、クリアーでハイファイな音質。物理特性(低音など)は
特に優秀です。古典管と較べると無機質で味気ないと感じられるところがあるが、
音の骨格もしっかりしていて余計な色付けやクセがなくニュートラルな音質で

輪郭も切れ込みがシャープで好印象です。ハイレゾ音源やサブスク音楽配信など

現代音源を楽しむシーンではこの球がもっとも適していると強く感じました。

ロシアの真空管ギターアンプ市場向け、中国の真空管は家庭用の

オーディオアンプ市場向けが主要なマーケティング対象とされていますが、

現代オーディオ向けに正常進化したあるべき姿だと思いました。

ロシアやスロバキアJJ ELECTRIC KT-88など現行管はどれも似通った音で

正直なところ大きな違いがなく、音質の違いは微妙なものかも知れないですが、

各社音作りでは同じ方向性を向いており現代オーディオが均一化している証でしょう。

これは素子自体の裸特性が良くなってきたために余計な化粧を施さずに

素性のよさを生かす方向になってきたからです。

このSOVTEC 6550WE出力管はアメリカの大手管球アンプメーカーでテストした

現行製造管のKT-88/6550の中ではもっとも長寿命でトラブルが少なく、

品質が高い真空管だという助言を頂きました。

個人のレベルではそこまで多くのメーカーをテストできません。
有益な情報を教えて下さったアメリカのメーカーの担当者には感謝を申し上げます。
現行管のKT-88と6550の比較では、6550の方が寿命が長くロングライフです。

この出力管はマイクロフォニックノイズ対策が不十分でパワーアンプ

パンチングメタルのボンネットに直に乗せたUSBファンを動作させると

スピーカーから拾った振動ノイズが出る事があり対策が必要になりました。

GECやGEではマイクロフォニックノイズが出た事は全くありません。

後は日本の真空管ショップやアンプメーカーに質問すると音質的に推奨している

現行出力管はJJ KT-88を推す声が多かったです。

たとえば、現在LUXMANでは製品出荷時にJJ KT-88を搭載しています。

 

拙宅ではメイン機をaudio research D-70パワーアンプにしており、

出力管はSOVTEK 6550 WEで、壊れたら大規模な故障を引き起こし最悪電源トランス

破壊に繋がる重要なレギュレーター管は信頼性が高いGEC KT-88にしています。

 

 

 

Genalex Gold Lion KT88 ロシア連邦

 


この真空管も現代的な傾向でクリアーでハイファイな音質です。
再生音から感じ取れるのは、他の一般的な現行管とは一寸違いがあり、

甘美な艶やかさや色気が感じられるところです。ノーマルのロシア管から

音質的には一段と練れていてクオリティが高い。こちらは昔MC275を

使っていた時に試した古い記憶をもとにインプレッションを書いています。

この球は他よりも高価な価格帯のプレミアム・チューブなので、

先に述べた米国管球アンプメーカーではメーカー出荷時に標準搭載する

出力管として耐久テストには加えていないだろうと推察されます。

 

 

 

ロシア管は現在マッチドクアッド・4本で最低でも34,000円~くらいします。

ロシアの真空管ウクライナの戦争や人件費高騰などの影響もあり、

日本には入ってきてはいるものの、色々な国を経由して入っており

かなり値段が上がっている。真空管の価格に付いては上がるか現状維持かで、

下がる見込みはないそうだ。AliExpress から直販で買えるPSVANE KT-88は

マッチドクアッド・4本で送料込みで現在16,000円強と、価格の安さでは

他社を圧倒しています。日本のアンプメーカーの技術者に真空管が好きな

人がいて、ご意見を伺ったところ PSVANE KT-88は音質・品質ともに

良くできているらしいですね。中国は現在は急速に発展して現在では

先進国に肩を並べていますが、中国から日本に発送される商品は

発展途上国枠で国際送料は非常に安価な設定のまま据え置かれています。

 

 

重要な注意点としましては、こうした真空管はNOS(新品)で買ってきて

最初の聴き始めは硬質な音で、パッとしない印象で良い音がしないということです。

最低でも25時間、できれば100時間以上アンプで音楽を聴いていると

徐々に真空管が "開いて" きます。開花した真空管の音で球の音質を判断します。

そのことを知らなくて買って音を聴いて落胆してすぐに手放してしまう人も

昔から沢山おられます。自分も経験があります。ロシアの出力管などは

プリントされた黒い印字部分が長時間、何年か使っていると薄れていきますので、

鮮明な黒い印字が残っていればその球はあまり使っていないと思われますので

中古で寿命が短い現行出力管を買う際には参考になるかと思います。

 


試聴テスト機 プリアンプ audio research SP-8mk2 REV.7 

           パワーアンプ audio research D-70 Jadis JA-80 MC275

スピーカー ALTEC LANSING MILESTONE 604 JBL S9500

 

 

オリジナルの 米国 TUNG-SOL 6550も昔持っていて聴いたことがあります。

状態は悪くエミ減の為でしょうか?音はかなり粗削りだったような記憶があります。

https://ameblo.jp/507576/entry-12920405859.html

 

▲△▽▼

 

Date: 8月 8th, 2020

真空管アンプの存在(KT88プッシュプルとタンノイ・その4)

http://audiosharing.com/blog/?p=32803

 

真空管パワーアンプの音が、出力管だけで決るわけがないことは百も承知だ。
この項で挙げている四機種のKT88のパワーアンプは、どれも音が違う。それでも、そこに何か共通項のようなものを、少なくとも私の耳は感じている。
もっと厳密にいえば、タンノイのスピーカーで聴いた時に、そう感じている。「五味オーディオ教室」を読みすぎたせい──、とはまったく思っていない。

マッキントッシュのMC275がKT88のプッシュプルだから、ということではない。
私の場合、タンノイで聴いたKT88のプッシュプルアンプは、MC275が最初ではないからだ。KT88のプッシュプルアンプは、他にもいくつもの機種がある。
それらでタンノイを鳴らしたことはない。

もしかすると、私が聴いたことのないKT88のプッシュプルアンプで、タンノイを鳴らしてみると、KT88にこだわることはないな、と思うかもしれない。KT88のプッシュプルアンプのなかにも不出来なアンプは少なからずある。
そのこともわかっている。それでも、タンノイを、真空管アンプで鳴らすのであれば、
まずKT88のプッシュプルアンプということを、頭から消し去ることができないままだ。
 
真空管パワーアンプの音が、出力管だけで決るわけがないのだが、だからといって、出力管の銘柄、型番が音に関係ないわけではない。
鳴ってくる音のどこかに、出力管に起因するなにかが存在しているのかもしれない。それがタンノイのスピーカーと組み合わされた時に、私の耳は無意識のうちに嗅ぎ分けているのかもしれない。
 
コーネッタを鳴らすのに、真空管アンプを作るのであれば、デッカ・デコラのパワーアンプ、EL34のプッシュプルのコピーにしようか、と思っている。
いい感じに鳴ってくれるだろうな、と夢想しながらも、それでもKT88のプッシュプルアンプ、と思ってしまう。しかも、ここがわれながら不思議なのだが、KT88のプッシュプルアンプを自作しようという気は、ほとんどない。
市販品のなかから、いいモノがないか、と思ってしまうのは、なぜなのか。
 
 
Date: 7月 2nd, 2025
真空管アンプの存在(KT88プッシュプルとタンノイ・その21)http://audiosharing.com/blog/?p=42978

KT88のシングルアンプでタンノイを鳴らした音は聴いたことがないことに気づく。いまでもタンノイのスピーカーを、ユニゾンリサーチのプリメインアンプ、P70で鳴らした音はぜひとも聴きたいと思っているが、P70はかなり前に製造中止になっているから、そんな機会はまずないだろう。ユニゾンリサーチは、いま日本に輸入元がない。エレクトリが取り扱いをやめてからけっこう経つものの、どこも取り扱おうとしない。ユニゾンリサーチは、いまも活動している。

もともとユニゾンリサーチは、プッシュプルアンプではなくシングルアンプだけだった。出力を増やす際には、プッシュプル化ではなく出力管を並列接続する。
パラレルシングル、トリプルシングルといった具合にだ。出力管を二本使う場合、パラレルシングル構成とするか、プッシュプルとするか、どちらを選択するかは、エンジニアの考え方である。プッシュプルだと位相反転回路がどうしても必要になる。これの存在を嫌う人もいるし、出力トランスでの信号の合成に疑問を抱く人もいる。
反対に、能動素子の並列接続を嫌う人もいる。どちらがいいとは、簡単には言えない。
 
いまユニゾンリサーチには、P70、P40が製造中止になり、以前のようにシングルアンプのみになっている。KT88のラインナップもある。
Preludio、Sinfonia、Performance、Sinfonia Anniversary、Performance Anniversaryがある

http://audiosharing.com/blog/?p=42978

 

 

Date: 7月 4th, 2025
前回、ユニゾンリサーチの KT88 アンプのラインナップとして、
Preludio、Sinfonia、Performance、Sinfonia Anniversary、Performance Anniversaryがあると書いたが、ユニゾンリサーチから出荷される状態でKT88なのは、
Sinfonia AnniversaryとPerformance Anniversaryである。Preludio、Sinfonia、
 
Performanceの出力管は6550で、出力は14W、25W、45Wと、出力管の本数に比例して増えていく。KT88のSinfonia Anniversaryは29W、Performance Anniversaryは48W。
 
6550とKT88は互換性があるから、自分で差し替えができる。小音量でしか聴かないから大きな出力は、自分には必要ない、という人がいる。
本当に、そう言い切れるのか、と、この手に発言に出くわすといつも思う。100dB以上の高能率のスピーカーシステムならば納得できなくもないが、さほど高くない変換効率のスピーカーで、この発言をされていると、どれだけの小音量なのか、と思う。音場再現という点では、クォリティが同じであれば、出力は大きい方が有利と言える。
 
オペラを聴くとよくわかるのだが、歌手が一人で静かに歌っているところではよくても、クライマックスで合唱が加わり、オーケストラも総奏でフォルテッシモになると、それまで気持ちよく音が広がっていたのが、出力の足りないアンプだと途端に音場が崩れてしまう。このことはピアノでも言えることだ。

ピアニッシモでは目の前に鍵盤がきれいに並んでいるように感じられたのが、ここぞというところでは、鍵盤が崩れてしまう。このことに全く無関心、無感度ならば出力の大きなアンプは不要と言い切れても、そうでない人ならば、スピーカーの変換効率に応じてある程度の出力は必要となる。http://audiosharing.com/blog/?p=42989

 

▲△▽▼

▲△▽▼

 

2.  LUXMAN MQ36    ¥128,000(1966年9月発売) 、¥250,000(1974年頃)

MQ36の画像

それまでメーカーの手であまり商品化されなかった管球式のOTLアンプを、ラックスが完全な形として開発したステレオパワーアンプ

MQ36は出力管2本、ドライバー管2本、プリドライバー管1本で構成されています。
出力管には元々通信機用に開発された3極管の6336Aを用いており、回路を徹底的に練り上げることで25W+25W(16Ω)の出力を得ています。

保護装置としてサーマルリレー管とリレーを2本使用しています。

いつでも安心して使用できるよう、動作チェック用にチェックボタンとメーターと調節器を搭載しています。
さらに、多少でも異常が認められれば、その場で調整できるように設計されています。
     
  • ボンネット装着時(旧デザイン)
  •  
  • 部品配置図
 
機種の定格
型式 管球式ステレオパワーアンプ
回路方式 SEPP OTL回路
出力 25W+25W(16Ω)
35W+35W(32Ω)
歪率(可聴全帯域) 0.13%以内(16Ω)
0.1%以内(32Ω)
周波数特性 1.5Hz~200kHz ±1dB以内(16Ω)
入力感度 0.8V(16Ω最大出力)
最適負荷 約50Ω(最大出力40W+40W)
残留雑音 1mV以下(入力レベル最大)
ダンピングファクター 約65(16Ω)
使用半導体
真空管(11個) 6336A:4個
6CL6:4個
6267:2個
DR-130N:1個
ダイオード(16個): SM150d:4個
SM150a:4個
SE0.5b:8個
外形寸法 幅505x高さ192x奥行280mm
重量 18.7kg

▲△▽▼
LUXMAN MQ 36 Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)商品一覧https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1140964763

LUXMAN MQ 36  中古 at DuckDuckGohttps://duckduckgo.com/?q=LUXMAN+MQ+36+%E4%B8%AD%E5%8F%A4+at+DuckDuckGo&t=brave&ia=web
▲△▽▼
禁断のKRELL
 

LUXMAN MQ36 OTL真空管パワーアンプ 1966年発売 日本 ¥128,000~¥250,000
究極の陶酔国宝であり、伝説級の真空管OTLパワーアンプ
圧倒的に華やいだ空気感に心を奪われる。何から何まで豪華絢爛な音を生み出し、
どのような音楽を鳴らしてもすべて積極的に前を向かせ、決して俯かせることはしない。
OTLはあるものを全て提示してみせる、その成果は臨場感のすばらしさである。
ほとばしる熱い情熱や、強烈な生気がスピーカーから解き放たれる!
これは大変な個性派である。温度感が高く、濃密な佇まいの官能魔境の世界。
毅然とした強さがありながら、甘美な倍音成分を麗しく空間に響かせていく。
究極の陶酔に酔いしれる恍惚感。とにかく歯切れがよく、メタリックな音像の輪郭が
効いており、切れ味の鋭い表現にも長けている。原音忠実といった志向ではなく、
夢のような理想的な音に再創造するのだが、熱いJAZZの再現を狙った真空管アンプ
あるのだろう。ドラマティックな高揚感や熱く炸裂する躍動感に格別なものがあり、
その魅力は筆舌に尽くしがたく、どれほど賞賛しても足りないほどだ。
溌剌とした緊張感と刺激性のある音だが、聴き疲れがなくいつまでも音楽に没頭できる。
ただし、力のある半導体アンプと比較すると底力では到底敵わない。
電流供給能力にしばしば不足感を感じさせる。透明感を至上とする方には
おそらくテイストが合わないだろう。JBLの大口径を存分に鳴らし切る事はできない。
MQ36は古典的な真空管アンプなのでやはり低域のダンピングがやや弱い。
やはり半導体の強力なアンプと比較すると重低音は大きく見劣りしてしまう。
霞が掛かったような見通しの悪い音で、曇りや雑味が感じられる抜けの悪い音。
ただDACプリ直結にすると上記の様な印象は大きく薄れた。
OTLだからといって決してクリアーだとか、ストレートな音ではない。
下記に傅 信幸先生に頂いたコメントを掲載します。
「筐体構造、剛性、制振、メカニカルグランディング、重心、重量バランスなどなど、
筐体にメカニカルな設計思想が注入される以前の製品だったという事が言えると思います」
したがって「真空管の電極やシャーシの鳴き」も含めて音作りがなされている。
これが現代の管球式アンプでは得難い独特の魅力を生み出している。MQ36は設置に対して極めて敏感であり、性能発揮させる為ラックには入れず床上ボード上にセッティングしたい。
16Ωという高いインピーダンスであるから、現代における通常の用途ではホーンドライバーやツィーター駆動用となる。6Ωスピーカーなどには僅かな電流しか流れないので、
音が歪(ひず)んだり割れたりする。LS3/5Aなら破綻も少なく十分な重低音も出すことができて音楽を心地よく楽しめた。(ただしLS3/5A自体が音圧92dBより上は音が歪みが出始める)
当然、このSPの場合は広い部屋で距離を取ってというのは無理でニアフィールドではあるが。
「歪み率」 「周波数特性」 「情報量」 などではEAR OCTAVEなど現代モデルに劣っているが、想像以上に健闘しておりほぼ不満は感じない。OCTAVEのような洗練された
現代の管球アンプと比較するとやはり少し音に雑味が感じられるが、古ぼけた過去の遺物とは全然違う。それよりも圧倒的な美点に白旗を挙げてしまう。
アウトプットトランスレスで超高域・低域が伸びきらない従来の管球機の弱点を払拭。
3年から最大で30年もの長寿命がある電圧安定用の特殊双三極管6336Aを採用し実用になるパワーを獲得。最適負荷抵抗は50Ωだが16Ω負荷でも25wの大出力を得られる。
LUXMANでは唯一の真空管OTLである。出力値の25wだが8Ωでは20w程度になる。
スピーカーに対して最も安全なアンプは出力トランスを搭載した一般的な真空管アンプ、もっともリスクがあるのはOTL管球アンプやGAS SUMOのアンプ(特にプリ)
LUXMAN MQ36は保護回路を持ち、直流を検知して出力を遮断するリレーを搭載しているが、ヴィンテージの高価なスピーカーには運用上破損や再起不能のリスクがある。具体的には出力管が寿命を迎えた時に出るショックノイズ(30~40w)で16Ωなどのヴィンテージの耐久性の低さから来る問題もあり、経年で弱ったコイルなどが切れてしまう。OTLだから筐体サイズも大規模なものとなり、真空管一本あたりの発熱量も盛大である。MQ36は合計11本の真空管が使用されており発熱量は普通の真空管アンプの比ではない。端子未交換の場合、スピーカー端子は裸線のみしか使用できないので注意が必要である。
現在においては欠点だらけの使いづらいアンプと言えるが、「音楽の感動」という一点において間違いなく筆者のオーディオ人生でもっとも高い評価を獲得した宝物のような存在である。
25W+25W(16Ω)ダンピングファクター約65(16Ω)使用真空管6336A×4個/6CL6×4個/6267×2個/DR-130N×1個 サイズW505×H192×D280mm 重量18.7kg
オーディオの先輩から頂いたMQ36の情報を下記に掲載します。
設計者は分かりませんが、(MQ36の)デザインは瀬川冬樹さんだったように記憶してます。ちょっと記憶曖昧ですが。オリジナルの設計は、日本のOTLアンプの草分け、武末数馬さんのものをラックスが製品化したような感じでした。
1960~1970年代のオーディオの最盛期、オーディオの華やかりし時代に思いを馳せた。胸を打つ熱い思いが!国産がこれほど素晴らしい音楽性を持つアンプを生み出していた。MQ36は間違いなく日本のオーディオの歴史に残る、ラックス渾身の最大傑作である(!)
MQ36は8Ωや6Ωのスピーカーに繋いでは本来の音は絶対に聴けないと考えて頂きたい。まずまずの音を出すのだが、15~16Ωスピーカーで鳴らすMQ36とは比較にならない。インピーダンスマッチング整合の取れたスピーカーで運用したい。
6~8Ωのスピーカーを鳴らすと出力管の消耗が急激に進行するのでどうしてもという場合はマッチングトランスを使用したい。トランスを使用する場合、直流の出現でスピーカーを破壊する最悪のトラブルからも解放されます。
ラックスのサービスにて裏メニューでスピーカー端子とRCA入力端子を現代のものに交換対応して貰える。当然費用は掛かる。電源ケーブルをACインレットに改造もできるが、ラックスのサービスでは電気安全上の理由から断られる。
MQ36は故障は意外と少なく出力管が切れる事が音が出なくなる原因の殆どである。ただし発熱量が多いので遠くからサーキュレーターを回して強制空冷をしたい。当時のラックスでは出力管の6336AはNEC製を推奨していた。(本社サービスの回答)
またサーマルリレー管のDR-130Nの寿命を心配する方もよくいるが切れていた前例がまったくないのでスペアを探す必要はない。MQ36でホーンスピーカーを鳴らしたい場合はALTEC A5とA7の初期の16Ωモデルくらいしか選択肢がない。
古いスピーカーなので大切に鳴らし続けられた完全整備済みのALTECを必ず実際に聴いてから購入すべきである。
MQ36(エムキューサブロク)は個性の強いヴィンテージの球パワーであるので、管球プリとの組み合わせでは球と球を重ねると濃厚すぎてクドくなってしまう。銘機 MC275などと同様に 「現代的な鳴らし方」 をしたい場合はプリ無しか、ストレートな音である創成期レビンソンのプリと組み合わせると良好な結果であった。
MQ36はコンストラクション内部のカップリングコンデンサー、抵抗、ソケットなどを高品位なものに交換するとさらなる高音質を狙えると思われる。外部に見えている大型のブロックコンデンサーは交換しないほうが無難ではないかと考える。
MQ36は製造途中で危険防止の為安全回路が搭載されるようになり、カバーを付けないと電源が入らないタイプが存在する。パーソナルデータ cereal # 440061はカバーを付けなくても電源が入る。cereal # 440362 はカバーを付けないと電源が入らない。
感電や火傷のリスクを考えると真空管カバーがある方が良いのだが、殆どの真空管アンプはカバーが無い方が音質が良い。音に解放感が出てくる。安全機構をパスする工夫をしてカバーを外して運用したい。(真空管の破損や人体の事故は自己責任でお願いします)

ヴィンテージ機なので実用に耐えるのは定期的に通電して大切に愛用されてきた個体に限る。

1967年に発売されてロングセラーだった製品である。年代物だから個体差が大きく、
現在においては動作しても古臭いナローで情報量も極度に少ない音で鳴るリスクも高いので必ず実際に試聴されてから購入したい。

※ 2018/8/6 追記 MQ36はOTLなので球の消耗が激しく、バイアス調整は白のメーター部分の7~8割の位置が無難だそうです。もちろんバイアスを上げた方が音にハリが出てきて良いのですが貴重な出力菅を大事に使うためにもバイアスは抑えめで低めに調整することを推奨いたします。
LUXMAN MQ36 の調整は安全かつ簡単。感電死のリスク無し。
調整ドライバーのステンレスキャップを左に回して外す
「ユニットバランス」「PPバランス」はフロントパネル各ボタンを押しながらマイナスドライバーを使ってメーターのU字窪み(中央)に厳密に合わせる
「バイアス調整」白く塗られたメーター右端の黒色空白部分でL・R一致させる。
片側チャンネルの五つの真空管が点灯せず、オペレーション/スタンバイのランプが点かず音出しが出来ない場合、背面パネルにあるヒューズの溶断が考えられるのでまず真っ先にチェックして頂きたい。ヒューズは直径30mmの3Aタイプでホームセンターコーナンで入手できる。
 
 
▲△▽▼
 
知恵袋ユーザーさん   2019/10/25 13:20
ラックスマンのMQ36は初めて真空管アンプを使う人でも扱えますか?オーディオショップで聴いたら、あまりに素晴らしい音に驚愕しました。25万でした。凄く気になります
ken********さん    2019/10/25 16:25
製品の年代を確認して下さい。 OTLアンプですから調整が必要です。球に刻印されている文字はよく見えますか。単純な見方として、球が交換されていると調整はどうなっているのか。発売当初の球であれば、だいぶ年数が経過している(電源が入っていた時間)可能性が有ります。OTLアンプはトランスを介していないで、球とは言え高域も伸びていますし、何というかスッキリしている感じとでも言えると思います。あと店での視聴は微妙です。なぜなら質問者のSPとの相性など、その辺の違いが音に大きく出てしまうの可能性も有ります。 必ずしもダメと言いたいのではありませんし、OTLアンプ音に惚れ込むのも理解は出来ます。値段も微妙な所ですが、後は質問者が納得できれば、店が信用できれば購入もありかも知れません。
知恵袋ユーザーさん   質問者2019/10/25 17:25
そうなんですよ!スッキリして見通しのいい音でした。 アキュフェーズの高そうなアンプと聴き比べても違和感がないと言うか負けてないと言うか。まあ主観ですが。あまり、真空管ってイメージではありませんでしたが。外見と音にギャップがありますね。 店の人にメンテナンスや球のことを聞いて購入したいと思います。
 
知恵袋ユーザーさん   質問者2019/10/25 18:22
知識がなくて、ラックスマン真空管アンプの親分みたいなイメージでしたが少し毛色の違うアンプですね。


kum********さん    2019/10/25 13:26
最低テスターでDCバランスとバイアス調整が出来る位ででないと難しいでしょう。う~~~~~ん!25万を高いとみるか、安いとみるか、完全整備品でしたら良いかもです。もっと素晴らしい音のアンプはいっぱい有りますよ! https://www.youtube.com/channel/UCvGoVPxC4Zz6xYuEKd4D8lw/videos
  •  
 
 
知恵袋ユーザーさん    質問者2019/10/25 17:14
ありがとうございます。中学生の頃以来、テスターやハンダゴテは扱ったことがないので…動画のアンプの音、素晴らしいですね。音が濃い感じが伝わってきました。MQ 36はなんと言うか、秋空みたいな現代的とも言える音でした。 
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13215384498 
 
▲△▽▼
 

MQ36 

定価:250,000円   売価:248,000円(税込)
パワーアンプ(真空管)  日本 1966年発売
 
抜群の透明感を誇るラックスマン最上位パワーアンプ。出力トランスを持たないOTL回路方式のアンプです。
コンデンサーを16個交換、スピーカー端子をバナナ対応に交換しリフレッシュしました!
低域に厚みがあり躍動感が他のラックスの真空管アンプよりも感じられ、濃く太めの音色はジャズに好相性です。
外観はグリルに錆び浮き等ありますが年代から見ても状態良好の部類です(王 展)
 
主な仕様:
6336A(RCA/RAYTHEON)25W+25W(16Ω) W505×H192×D280mm 18.7kg

メンテナンス情報:
2013.9.25メンテナンス済み(6336A グリッド抵抗不良交換 特性調整OK)2013.9.10メーカーメンテナンス済み(Lch位相反転段カソード抵抗断線交換 カプリングコンデンサー交換 SP端子、ACコード、抵抗、カップリングコンデンサー交換)
付属品:取扱説明書コピー、交換パーツ
買取価格:30,000円
 
 

MQ36  

メーカー:LUXMAN ラックスマン  定価:250,000円、売価:298,000円(税込)
 
弊社サービスにてオーバーホール済み。出力トランスを持たないOTL回路方式のパワーアンプ。よく知るラックストーンとは印象が違い、厚みと明瞭さを併せ持ち、張りがあり躍動感のある音色です。シリアル440239(水島 逸郎)
 
主な仕様:
25W+25W(16Ω)ダンピングファクター約65(16Ω)W505×H192×D280mm 18.7kg

メンテナンス情報:
2020.9.25メンテナンス完了(真空管・ブロックコンデンサ電解コンデンサカップリングコンデンサRCA端子・SP端子・リミットスイッチ・電源ケーブル交換、回路再調整、入出力波形確認、定格出力テスト(1kHz正弦波、16Ω負荷時:23.7W+23.7W)、音出しテスト)
付属品:取扱説明書コピー
買取価格:30,000円
 
▲△▽▼▲△▽▼
3. LUXMAN SQ38    ¥55,000(1963年12月発売)https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/sq38.html
三極管6RA8を用いた管球式プリメインアンプ。

メインアンプ部には三極管6RA8のプッシュプルを固定バイアスで動作させています。
また、出力管にはアンバランスによる弊害を防ぐためDCバランサーを挿入しており、精密なバランス調整を行うことで特性向上を図っています。

出力トランスにはOY14を採用しています。
この出力トランスはCR(方向性冷間圧延)コアと独特の巻線技術で作られており、世界最高のアクロサウンドTO-330を凌駕すると絶賛されました。

電源部には低磁束密度ながら優れたレギュレーションを持つパワートランスとシリコンダイオードを用いた両波倍電圧整流を採用しています。
さらにチョークコイルを起用しています。

プリアンプ部では厳選を重ねた低雑音管を全部直流点火方式で動作させています。これにより耳障りなハムを排除し、SN比の改善を図っています。
また、初めての試みとして入力用の昇圧トランスを内蔵しています。これによって一般アンプのMAG端子の感度の約14倍に相当する高利得を得ています。これにより、従来はヘッドアンプが必要であった0.3mV級の低感度カートリッジにも対応しています。

トーンコントロールは左右チャンネルが独立したセパレートタイプとなっており、ラックスマン独自のNF型を採用しています。
このトーンコントロールは曲線部の起点が周波数の両端近くに置かれています。これは従来のトーンコントロールの欠点であった中音域への影響を抑えるためです。

アンプケースには特殊仕上げを施した木製キャビネットを採用しています。

機種の定格
型式 管球式プリメインアンプ
出力 10W+10W(50Hz)
出力インピーダンス 4、8、16Ω
周波数特性 20Hz~50kHz -1.5dB
録音出力 100kΩ以上
歪率 0.5%以下(10W、50Hz)
入力感度/インピーダンス
(出力10W、1kHz)
Phono1:0.28mV(0.3mV)/250Ω
Phono2:4mV/50kΩ
Aux1、2:100mV/500kΩ
Aux3:200mV/1MΩ
S/N比(Vol max、Tone flat) Phono1、2:60.5dB
Aux1、2、3:62dB
トーンコントロール Bass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
使用半導体
真空管(11本):



その他(4個):
6RA8x4
12AX7x3
12AU7x2
6267x2
SE0.5ax2
SK-1x1
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅470x高さ175x奥行285mm
重量 13.5kg
https://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/sq38.html
▲△▽▼▲△▽▼
4. LUXMAN MB-300 モノラルアンプ
定価: ペア 1,300,000円
日本 1984年発売WesternElectric/300B使用の希少なモノラルアンプ。
300Bシングルながら8Wもの出力を稼ぎ出す名機です。LUXMANらしいマイルドな質感に、300Bの瑞々しさが加わった美音で楽器や声の実在感は天下逸品。
主な仕様:トランス結合 
シングル 出力8W 使用真空管 6AQ8/12BH7A/5U4G/WE300B 寸法W410×H205×D255mm 重量20.5kg
https://www.hifido.co.jp/sold/16-06587-03873-50.html

貴重な話を聞きましたティム・デ・パラヴィチーニ が LUXMAN MB-300を「あれは俺が作ったんだよ!」パラヴィチーニについては
CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html

LUXMAN MB-300 は、メーカーがお金をかけすぎて、製造終了時、最後まで原価価格が分からなかったという代物です。米、WE社の300B真空管を使用。
このアンプ広帯域を再生する目的ではなく、中域の厚みが素晴らしくボーカルを再生するのに力が入っている様子。ボーカルミュージシャンが目の前にいる様な感覚を与えてくれます。
http://www.kobutu.com/6964
2007/1/4 幻の銘機 LUXMAN MB-300 「隠れた銘機」あるいは「幻の銘機」と呼ばれるオーディオ機器がある。今日は私が見たことも聞いたこともなかった銘機に出会うことができた。もっとも私の浅いオーディオ歴と乏しいオーディオ知識からして、私が全く知らない銘機は星の数ほどあるのであろうが・・・それはおいておいて、今日出会った「隠れた銘機」は LUXMAN MB-300 である。 MB-300は真空管のモノラルパワーアンプ。WE300Bを出力管に用いており、20年以上前のモデルである。そのデザインはとても美しく気高さすら感じる。LUXMANというメーカー、正直に言うとノーマークであった。最近、創立記念として最高級のプリアンプとパワーアンプを出したことは雑誌の記事で知っているが、聴いたことはなかった。しかも、20年以上前の真空管パワーアンプとなれば全く関心の対象外であったのである。 出会った場所は、オルフィさんのリスニングルームである。今日は仕事を午前中で切り上げ、オルフィさんのお宅にお邪魔した。私の自宅から車で1時間ちょっとの距離である。オルフィさんのお宅はどこか懐かしさを感じる純和風の建物で、リスニングルームは2階にあり、縦に長い部屋である。その周囲及び天井はQRDのパネルで完全武装されており、音の響きに対する対策は念入りに行われている。 部屋に入るとソナスファベールのガルネリオマージュが凛とした姿ですくっとたっている。背筋が伸びた良い姿勢である。見ていて本当に気持ちの良いスピーカーである。そして予想に反してそのスピーカーの間の後方には4台のLUXMAN MB-300が陣取っていた。実は先日オルフィさんとお会いした時にグラスマスターのSD-2を購入されたと伺っていたので、てっきりガルネリの間にはSD-2の見目麗しい姿が並んでいるだろうと予想していたのである。 そのSD-2は部屋の脇に置かれていた。その美しい姿はどこか寂しげであった。「えっ!SD-2ではない・・・このLUXMANってそんなに凄いの?」と内心思った。なにせSD-2はハイエンド真空管パワーアンプの雄であると思っていたのである。そのSD-2と争って主役の座を守っているというのであるから、LUXMANも侮れない。 そして、その音を聞いて「そうでしょう・・・そうでしょう・・・このMB-300の音はまさに王者の風格、玉座を譲ることはないであろう。」と納得したのである。モノラルパワーアンプ4台を使ってのバイアンンプ駆動。このバイアンプ駆動もそうでない場合と比べて全く別格の音を奏でてくれる。
 
 MB-300を4台使ってのバイアンプ駆動でのガルネリはそれはそれは素晴らしい音を奏でてくれる。得意中の得意の弦楽器はもとよりピアノも女性ボーカルもオーケストラも滑らかで密度感のある音色で音の厚みや実体感も充分ある。そして空間表現においても、リスニングルームとしては決して豊かな空間が確保できているわけではないにもかかわらず、ホールの空間を感じさせる広がりと奥行き感が出ている。 送り出しはワイスのペアでプリはFMアコースティックス。ガルネリはユニットをキャビネットに取り付けているネジをチタンに換え、内部配線もプラチナに変更。プリは2度クライオ処理をするという念の入れようである。電源にも様々な対策が施され、ケーブルはSTEALTHが多用されている。まさに抜かりがなく緻密な構成である。 「緻密」この言葉がまさにピッタリのシステムと音である。ガルネリでビバルディが素晴らしいのは比較的予想がつくが、マーラー交響曲第2番第1楽章を素晴らしい躍動感で鳴らしきったのには感服した。約4時間ほどの間に様々な実験も行った。とても興味深い実験の連続であった。その詳細は明日にでも・・・
コメント2007/1/5 22:26 投稿者:tao
オルフィさん昨日はありがとうございました。
MB-300の前段が TELEFUNKEN によりさらに魅力的になるとどうなるのでしょう?
ぜひ、聴いてみたいですね。
最後に聞いたマーラーの音が脳裏に焼き付いて離れなくて困っています。
2007/1/5 1:56 投稿者:オルフィ
今日はお忙しい所、お疲れ様でした^^
大体4時間ぐらいの音楽鑑賞でしたが時間が短く感じましたが楽しかったです♪
グラマスのSD-2もいいアンプですが
LUXMANのMB-300はそれ以上に魅力ある音を奏でる管球アンプでしたよね?MB-300によるバイアンプの魅力も十分に感じて頂けて良かったです♪ガルネリはバイアンプで鳴らしたらジャンパーには戻れなくなります(笑
taoさんが持ってきて頂いたCDはどれも良くどっぷり浸れてました!
狭い空間でもホール感のような広がりが感じられましたよね。次回、来られる時は手前のMB-300にもセラベースがセットされて、
MB-300の全ての前段が松下の6AQ8からTELEFUNKENのECC85に入れ替わった
状態で音楽をお聴かせ出きると思います。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/306.html 
▲△▽▼
三極管シングルアンプは大昔のイギリスの高能率スピーカーでクラシックを聴くのに使うアンプです。 ジャズ、ロックには合いません。
禁断のKRELL
 

LUXMAN MB-300 真空管モノラルパワーアンプ 1984年 日本 ¥1,100,000
Western electric 300Bを出力管に採用。無帰還 トランス結合なのでナローでカマボコな音。回路構成はトランス結合ドライブ、直熱管整流方式としており、コンデンサーはスプラグ、抵抗はアレンブラッドレー、ソケットはシューター。
トランスは特別な専用設計。全部古いアメリカ製の高級部品使ってWestern系譜アンプの再興を狙う。あまりにもナロー過ぎて著しく違和感がある音。サービスエンジニアや博覧強記のディーラーなど数人の方に感想伺いました。
「ギョッとするような音ですよ」
「80万?いらない、いらない」「えっ!?こんな音なの??と思うような音ですよ」「あんなのを買う位なら、300BシングルアンプならAIR TIGHT ATM-300聴いてみるといいですよ」
スピード感がまったく無く、ROCKやPOPSには不向き。スピーカーを選ぶアンプでソナスの小型やAXIOM80ならあるいは。上も下もバッサリでこれほど異様なまでにナローな音は聴いた事がなく、ML-2Lどころのナローではない。繊細で綺麗な音で、かつ濃厚な色合いである。
多数使われているMALLOLYの銀色ブロックコンデンサーは製造時より一度も交換されていない場合は全部ではないにせよ、確実に交換が必要である。また設計ミスとしか思えない耐圧ギリギリのものを使用していて指定容量のものに交換直後に破裂したケースがある。
こうした年代物の真空管アンプコンデンサーが劣化しているとソリッドステートアンプどころではない劣化した音が出る。300BはCETRON製が手ごろな価格で音質が優れている。金属の保護ワイヤーを手で曲げて300Bの差し替えをする。Western electric 300BはWE社が特別に選定した最高品質のものを使用している。https://ameblo.jp/507576/entry-12530168658.html
LUXMAN MB-300 ファーストオーナーは50時間使って箱にずっと閉まっていたそうだ。セカンドオーナーは8年間で100時間。これほんとうよ。これほどナローレンジなアンプは聴いた事がなく、S9800の38cmウーファーを心臓に例えると、半分しか動いていない感じ。しかし四年前に復刻されているのが不思議。
▲△▽▼▲△▽▼
(300B 参考アンプ) ラックスマン 直流点火 無帰還シングルアンプ LUXMAN MQ-300
真空管ステレオパワーアンプ MQ-300
メーカー希望小売価格(税別):\1,600,000
発売日:2015年10月下旬定格出力 8W+8W (4、6、8Ω)入力インピーダンス 240kΩ回路方式
ドライバー : パラレル接続2段増幅
出力 : シ ングル構成・自己バイアス回路
全体 : 無帰還増幅使用真空管
5AR4 (SOVTEK) × 2本
6SN7GTB (TUNG-SOL) × 4本
TA-300B (高槻電器工業) × 2本
外形寸法 460 (幅) × 237 (高さ) × 340 (奥行き) mm
重量 29.0kg (本体)
http://www.luxman.co.jp/product/mq-300#spec
ラックスマンでは31年前の1984年に、300Bアンプを一度発売している。
MB-300というモノラル・アンプで、やはり 300B のシングル構成であった。
本機はその MB-300B を糸口として、新たに設計されたと考えるべきだろう。
外観デザインはこれをベースとしているが、中身は全く別だ。
https://www.phileweb.com/review/article/201511/13/1839.html
▲△▽▼
429: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/18(金) 11:42:44.34 ID:Irk8VVcT.netすごい値段だねぇ~
出力トランスが何処製か知らんけど
昔は自社巻きトランスを使って更にウェスタン300Bを選別にかけるような
神をも恐れぬ行為を経て出荷していたアンプの現代版がこの程度ですか…
ラックスさん、真空管アンプはもう無理ですよ無理
451: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/19(土) 16:48:44.98 ID:oYBLm0my.netこれならガレージメーカーの方が良い音出すだろうな
前から気になっているサウンドパーツと誰か聞き比べしてほしい
453: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/19(土) 17:56:23.96 ID:L6DW5YBo.net間違いなく91Bタイプの方が良いんだろうが310Aなんかもう量産できるほど入手はできないし
直熱の整流管を生かせるような良いオイルコンもない
残念ながら5AR4と6SN7でお茶を濁すしかない
これが個人製作で160万掛ける気ならオールウェスタンのホンモノ91Bが造れてお釣りがくる
436: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/18(金) 22:34:07.87 ID:Irk8VVcT.netタムラあたりのそこそこのトランス使うとして、
個人が部品かき集めても真空管込みで同じようなモノ造ろうとしても40万はかからないと思う
回路も中を見ないとなんとも言えないけど
説明見る限りは真空管アンプ造れる人なら
鼻クソほじりながら造れる感じメーカーや販売店の儲け、補修部品の維持管理まで入れるとこんなにもおぞましい価格になるんだな
真空管アンプは自分で造るのが一番だ
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1439641436/ 
 ▲△▽▼
禁断のKRELL
2021 東京インターナショナルオーディオショウ   2021年11月22日(月)
まず最初に行ったのは、2018年に超満員で入れなくてトラウマだったLUXMANのブース
世界最高峰の300BシングルパワーアンプLUXMAM MQ-300
LUXMAM MQ-300 今年は展示のみで鳴らさないそうです。大阪では一度だけ聴く機会がありました。300Bアンプの頂点を極めようというメーカーの決意が篭められたまさに超一流の製品です。
AIR-TIGHT ATM-300Rがジャズ向きの力強く前に出る音なら、こちらは奥に引っ込む音で、両スピーカーの奥に広大な音場が後方展開するヨーロピアン・トーンでクラシック向きの音ですね。音質は落ち着いた感じですが、音楽性の作りこみは素晴らしく、その完成度の高さ、音の総体として随一の実力でしょう。現代ハイエンドのクオリティーの高いサウンドでもあります。LUXは流石の老舗の実力で真空管アンプのトップブランドだと思います。
やはり関心毎はWestern electric 300Bを差して、Westernの音の素性が聴けるかということですが、
「WE300Bは持ち味のよさが非常に出にくい使いこなしの難しい球ですが、WEを差した場合はどうですか?」「まずこちらのアンプは高槻の300Bを使うことを前提に設計しています。WE300Bですが、それは我々の方で差し替えて実際試しました。WE300Bの特徴は出ます。当社では保証はありませんが、動作も大丈夫でした」
という回答を頂きました。https://ameblo.jp/507576/entry-12711723225.html
▲△▽▼
▲△▽▼
真空管アンプ
真空管アンプの世界
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/381.htmlプリアンプに金をかけなさい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html真空管の寿命は6000時間
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=140622871W(ワット)アンプで 38㎝ウーハーは無理
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/968.html昔の軽量高能率スピーカーにはドライブ力が強い最新のトランジスタアンプは合わない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1102.html口径38センチ(15インチ)のユニットではまともな音は出ない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004040

① 楠 薫 楠 薫のオーディオ三昧
https://kusunoki.jp/audio/audioindex.html真空管の歴史:WE300Bの登場
https://kusunoki.jp/audio/audionote.html#Tube真空管回路技術&トランスのお話
https://kusunoki.jp/audio/audionote.html#circuit
Marantz社 & Saul B.Marantz氏
https://kusunoki.jp/audio/audionote.html#MarantzMarantz model 1
https://kusunoki.jp/audio/Marantz/Marantz1/Marantz1.htmlMarantz model 5
https://kusunoki.jp/audio/Marantz/Marantz5/Marantz5.htmlMarantz model 7
https://kusunoki.jp/audio/Marantz/Marantz7/Marantz7.htmlMarantz model 8
https://kusunoki.jp/audio/Marantz/Marantz8/Marantz8.htmlマランツ#7(レプリカ)の使いこなし方
https://kusunoki.jp/audio/howtouse.html#replicaMarantz7マランツ#9(レプリカ)の使いこなし方
https://kusunoki.jp/audio/howtouse.html#replicaMarantz9Marantz Audio Consolette(#1)の使いこなし方
https://kusunoki.jp/audio/howtouse.html#Marantz1
QUAD22&II
https://kusunoki.jp/audio/QUAD22&II/QUAD22&II.htmlQUAD 22 & IIの使いこなし方
https://kusunoki.jp/audio/howtouse.html#QUAD22&II
McIntosh MC240
https://kusunoki.jp/audio/McIntosh/MC240/MC240.htmlMcIntosh MC275
https://kusunoki.jp/audio/McIntosh/MC75/MC75.html
Red Rose Music Model 5
https://kusunoki.jp/audio/RedRoseMusic/RRMmodel5.html
EAR paravicini 312 & EAR912
https://kusunoki.jp/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.htmlEAR V20
https://kusunoki.jp/audio/EAR/V20.htmlEAR V12
https://kusunoki.jp/audio/EAR/EAR_V12.html
Unisonreserch S6
https://kusunoki.jp/audio/Unisonreserch/S6/Unisonreserch_S6.html
OCTAVE HP500SE/LE
https://kusunoki.jp/audio/OCTAVE/OCTAVE-HP500SE-LE/OCTAVE-HP500SE-LE.htm
AIR TIGHT ATM-300
https://kusunoki.jp/audio/ATM300/ATM300.htmlAIR TIGHT ATM-211
https://kusunoki.jp/audio/ATM211/ATM211.html
お薦め真空管屋さん
https://kusunoki.jp/audio/tube.htmlヴィンテージ・オーディオシステムのメンテナンス
https://kusunoki.jp/audio/audionote.html#maintenance オーディオ隔離病棟「電線病病棟」インターコネクトケーブル
https://kusunoki.jp/audio/cable/interconnect_cable.htmlオーディオ隔離病棟「電線病病棟」電源ケーブル
https://kusunoki.jp/audio/cable/power_cable.htmlオーディオ隔離病棟「電線病病棟」スピーカー・ケーブル
https://kusunoki.jp/audio/cable/speaker_cable.html

②  禁断のKRELL 
真空管&TUBE AMPLIFIER|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10088558047.htmlWestern electric|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10107229909.htmlMcintosh|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10107417827.htmlE.A.R|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.htmlaudio research|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10120218867.htmlCounter point|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864426.htmlOCTAVE|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10103088288.htmlオーディオ修理・メンテナンス|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10079137351.htmlオーディオ訪問記|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10103890627.html
③ アンティーク オーディオの修理
・Vintage Audio(ヴィンテージ・オーディオ)
http://vintage-audio.jp/
岡山県 の ヴィンテージ オーディオ 専門店
1950-60年代のオーディオ機材 / 修理・レストア / レコード販売
禁断のKRELL 岡山県 Vintage Audio 店訪問記
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14051774

・チューブ・オーディオ・ラボ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/index.htmlチューブオーディオラボ 真空管アンプ 修理工房
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Repair/repair.html新潟県 南魚沼市 チューブ・オーディオ・ラボ _ マイナー出力管を使った廉価な真空管アンプ製作
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/459.html

・オーディオ道場
https://r35s2840.amebaownd.com/posts/8297131https://oretaiy.livedoor.blog/archives/cat_23256.htmlhttps://contakuto.exblog.jp/16548260/https://ameblo.jp/audioniravana/entry-12816295763.html
オーディオ道場
熊本県 阿蘇郡 西原村桑鶴 オーディオ道場
TEL : 096-279-4196
日本一の音楽喫茶 阿蘇 オーディオ道場
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/713.htmlオーディオ道場 記事一覧 |西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
https://ameblo.jp/audioniravana/theme-10040038346.html

・アンティーク・オーディオ機器の修理ができる店 _ ヤフオクで買った中古品の9割は不良品
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004547
▲△▽▼▲△▽▼
買ってはいけないアンプ
現代の真空管アンプで買う価値が有るのは EAR だけ、日本製の真空管アンプは色っぽさが全く無く すべてNG - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/29/044247激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004392ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004441マッキントッシュのアンプは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004375
日本製の真空管アンプ買ってはいけない日本のオーディオ製品が欧米のオーディオファイルから相手にされない理由
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004429上杉アンプは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004389SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) の真空管アンプ買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004391
▲△▽▼ 
▲△▽▼
伝説の真空管アンプマランツ Model 7 伝説の音の秘密 - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/08/134954Western electric 124  _ 過去・現在・未来を通して最も色っぽい音の WE350B プッシュプルアンプ - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/05/08/204118一番安く手に入る良い音のパワーアンプは大昔の LUXMAN の真空管アンプの中古品 - 777ブログ
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/28/204237欧州最高の出力管 PX4 を使ったアンプ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14029910イギリスの大出力三極管 PX25・DA30 を使ったアンプ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14030285
① ウエスタン・エレクトリックの伝説のアンティー真空管アンプWestern electric|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10107229909.html情熱のオーディオ ウエスタンエレクトリック病棟
http://mikami.a.la9.jp/audio/western_electric.htm
http://mikami.a.la9.jp/audio/audio.htm   ウエスタン・エレクトリック
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/586.htmlウェスタンエレクトリック伝説
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html
電力増幅用直熱3極管 300B
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/546.htmlウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/index.html
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/107.html
電力増幅用直熱3極管 VT-52
一番音が良いパワーアンプは VT-52 シングルアンプ?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/440.html
電圧増幅用直熱三極管 WE101D
今 大人気の WE101D _ 出力0.6Wのシングル・アンプで鳴らせるスピーカーは?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/445.html  
電力増幅用傍熱ビーム4極管 WE350B
WE350B _ ウエスタン・エレクトリックの真空管の中でも特に濃厚な音がするビーム管の最高傑作
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/132.htmlWestern electric 124 amplifier _ すべてのアンプの中で最も艶やかな音の WE350B プッシュプルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/133.html
② イギリスの伝説のアンティー真空管アンプ
・Lowther 真空管アンプPX4・PX25 を使った Lowther(ローサー、ラウザー)の伝説のアンプ
http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html
・Deccaデコラ 真空管アンプ初期の Deccaデコラはモノラル仕様でしたので、真ん中にタンノイのデュアルコンセントリック、両脇にダイレクト・ラジエーターが二つ付いていました。
出力段には直熱三極管の PX25 が搭載。
ステレオ時代になるとスピーカーはEMI、出力段はEL34に変更されています。
https://kusunoki.jp/audio/TANNOY/TANNOY.html
イギリスで忘れてはいけないブランドにDecca(デッカ)があります。
カートリッジとデコラというステレオ装置が有名ですが、初期のデコラに付いていたアンプ(やはりPX25)はすばらしい音がするという評判です。
また、デッカのプリアンプが良いと言う人もいます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1237153507
Decca 'Decola' radiogram, c 1947
1947年に発売された統合型コンソール・システムDecolaアンプ:PX25プッシュプル(L63×6、PX25X2、5U4G×2) 出力5W
Decca Decola モノラル 仕様
・スピーカー:Goodmans×3
・使用真空管(アンプ部)
 L63×6
 PX25×2
    5U4G×2
すべてOsram
・LEAK(リーク) 真空管アンプ
https://vintage-audio.jp/?p=555
https://duranties.jimdofree.com/leak-amp%E3%81%AE%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%A8%E8%A9%A6%E8%81%B4/
・QUAD 真空管アンプオールド QUAD の安物アンプは名機なのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.htmlESL57 が似合う店 喫茶店 荻窪邪宗門 _ ESL57 と QUADⅡ の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html静電型スピーカーの存続に取り組むドイツ QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/japanese_magazine-_interview.pdf
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htmドイツ QUAD Musikwiedergabe PRODUCTS
https://www.quad-musik.de/index.php/en/products復刻品 QUAD-II 真空管モノラル・アンプ 
(ドイツ QUAD MusikWiedergabe GmbH) 製 ¥500.000/ペア
オプション KT66/GEC、EF86/Mullard、GZ32/Mulalrd +\120,000より
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD-II.htm復刻品 QUAD 33/2プリアンプ  QUAD 303QR パワーアンプ 
(オランダ QUADREVISIE社製)
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD_33_2_303QR.htm
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/Quad%20Revisie_JP_left.pdf
③ ドイツの伝説のアンティー真空管アンプクラングフィルムのアンプ(戦前編)
http://www.klang.jp/index.php?ci=10392&i=10398クラングフィルムのアンプ(戦後編)
http://www.klang.jp/index.php?ci=10392&i=10399楽鳴舎 アンプ 新入荷案内
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/cat23188059/index.html
④ 日本製の真空管アンプ _ 評価が高い順
オーディオテクネ 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/123.htmlサウンドパーツ 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/114.htmlチューブ・オーディオ・ラボ 
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/459.htmlオーディオ・ノート 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/148.html新藤ラボラトリー 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/109.htmlカンノ製作所 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/111.html真空管アンプ「カトレア」
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073803
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14073822イシノラボ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.htmlAIR TIGHT 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/134.htmlラックスマン
https://a111111.hatenablog.com/entry/2025/06/28/204237山本音響工芸 
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/163.html上杉アンプ
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004389SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) 
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004391
⑤ 真空管聴きくらべ【第1話】オーディオ仲間の新年会でWE252A~Edまで真空管聴きくらべ
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10210
2010年1月9日に行った、地元長野県を中心とするオーディオ仲間の新年会として行われた「真空管聴きくらべ」のレポートです。
上段左から 210、250、WE300B、WE252A、PX25、DA30
下段左から RE604、LK460、Eb、AD1、Ed新、Ed旧、RV258旧、RV258新、RV239
http://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10210_801.jpg
写真は当日聴いた真空管のうち、わたしが用意したもので、このほかに、45、71A、WE252Aプリント、WE275Aナス管、4300B、AD1直管、ValvoのEdを聴きました。ウエスタン・エレクトリックの各種丸管など、さらに多数の真空管を用意してあったのですが、途中で「このままでは肝心のドイツ球にたどり着けない」ということになってしまい、以上の真空管を聴きました。アンプはバラック作りのユニバーサル機で、6SN7パラレル1段によるトランス・ドライブ、半固定バイアス、直流安定化電源、そして出力トランスはU808という構成でした。お世辞にも立派なアンプとはいえませんが、これといった見どころが無い代わりに、最近の高性能トランスを使ったアンプのような個性も無く、球の違いがストレートに聴き取れました。音源は某メーカーの音質評価用CD、スピーカーは Europa Junior KL43004 でした。意外かもしれませんが、Europa Junior はとなりにあった フィールドの Eurodyn 以上に明瞭、かつ正確に真空管の音のちがいを表現し、比較には最適なスピーカーでした。
はじめに聴いた45は、まさしく中庸で癖のない音でした。意外にひ弱でなくて45と大差の無かった71Aに対し、210は色彩を控えた古風な音で個性的に聴こえました。250もややモノトーンながら、厚みがあって魅力的でした。なお、45と71Aのみ、別のアンプで聴き、続けて71Aを試聴アンプでも聴きました。ここでおなじみの WE300B をリファレンスとして聴きました。写真では不鮮明ですが、3桁シリアルの1950年代のオールド球でした。繊細でありながら厚みがあって悪い音ではないのですが、ありふれているためか、みなさんの印象は薄いようでした。続いてWE252Aの刻印にしたところ、250をウェスタン風にカラフルにしたような魅力的な音に、みなさんの表情が変わり、「いいね」といった声が数人から出ました。プリントのWE252Aに換えてみると、刻印よりも少しだけ薄味ながら同様にすばらしい音でした。このあたりで「このペースでは時間が足りない」ということになって、WE275A のナス管でウエスタンを締めくくることにしました。WE300Bを引き締めたような音で、みなさん好ましく感じていました。ここからイギリス球で、スタートは4300Bでした。300Bを透明で格調高くした雰囲気の音を聴いたみなさんは、オーナー氏の「WE300Bより良い」という説明に納得していました。続いてはDA30で、1本目がエミッションが出ないというトラブルに見舞われましたが、2本目はこれまでの真空管とは格のちがう、スケールの大きさと繊細さを兼ね備えた音を出してくれました。音の色付けの少なさと低域の明瞭さでも優れていました。続いてはPX25で、予想どおりDA30に近い音色でしたが、若干伸びの無い感じで、全体的な印象は思ったよりも異なりました。ここで宴席に移動してネパール料理を食べたあと、いよいよドイツ球を聴くことになりました。まずはRE604の真鍮ピンで、初期の球です。RE604にはさらに古いトップシールの球もあるそうですが、現物を見たことはありません。イギリス球はアメリカ球に比べて伸びやかな傾向がありますが、ドイツ球はそれに加えて色彩感と厚みがあるように感じます。45よりも鮮明な音でした。つぎのLK460はRE604を少し地味でソフトにした感じで、悪くありませんでした。中型管に移って直管の Klangfilm のAD1(製造は Valvo)を聴いたところ、これまでのどの真空管とも明らかに違う音でした。みなさんしきりに「透明で癖が無い」と溜息のような感想を漏らしていましたが、そんなに癖が無いと感じるということは、逆説的に個性が強いということになるのでしょうか?そのつぎはValvoのEbで、これぞドイツという感じの厚みがあって雄大な音は、じつに魅力的でした。AD1は写真のように即席のRV258型ソケット用アダプターを付けて聴きました。Ebよりも引き締まった、緻密な音でした。続くEdシリーズも同様なアダプターで聴きました。ValvoのEdは、たった1本なので確証はありませんが、内部構造、特性、そして音もEbと同じでした。Siemensの新型Edは、これまで聴いた古い球に比べると少し硬質な音で、「やっぱり新しい球の音だ」と、みなさんの評判は良くありませんでした。それに比べて旧型のEdは、EbとTelefunkenのAD1の中間くらいのバランスの良い音でした。ただ、音自体には高価なこの真空管を買うだけのメリットは感じられませんでした。最後は大型管シリーズで、はじめの旧型RV258は少し硬い音でしたが、「低域がとても良い」という意見がありました。つぎの新型RV258は旧型とは異なって、色彩が豊かに感じられるのに、落ち着きのある魅力的な音でした。最後はバイアスの深いRV239でしたが、PX25とDA30のような差は感じられず、RV258の新型とよく似ていました。深夜0時までかかってドイツ球を聴き終わり、楽しい新年会は幕となりました。さて、新年会と同じくこの記事も長くなってしまいましたが、みなさんの評価を大雑把に集計すると、直管のAD1が1番、新型RV258が2番、3番以降は意見がまとまらず、といったところでした。45系といえるRE604やLK460と45自身、(一枚プレートの)2A3系といえる300Bや275AとAD1やEdなど、製造国による傾向のちがいを越えた、共通するニュアンスを聴き取れたのも収穫でした。レンズでいえば45~RE604系がコントラストが良くて明解なテッサー型なら、300B~AD1系が繊細で解像度の高いガウス型といったところでしょうか。もちろん、このような短時間の試聴で各真空管の本質的な音が理解できるはずもありませんし、1本だけのサンプルでは不正確でしょうが、ふだんから「どの球を買うべきか?」「どの球でアンプを作るべきか?」と悩める参加者のみなさんは、とても真剣に聴いておられました。もっとも、真空管による音のちがいなんて、アンプ全体からすれば一つの要素に過ぎないのですが、ついつい夢中になってしまった新年会でした。
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10210


【第3話】真空管聴きくらべパートII(RV258, RV239 編)2010年5月16日
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10139&i=10212

新年会の真空管聴きくらべで好評だった RV258 系の真空管について、第2ラウンドの試聴会を行いましたのでご報告します。参加者は会場の都合で突然中止になった、サウンドパーツさんのイベントから流れて来たみなさんです。米国系~英国系で遍歴を重ね、WE300A や DA30 などの主要球を所有する大ベテランの諸氏ですが、ここに来てドイツ系の球へと切り替えつつあります。
左から古い順に並べた RV258 と P41/800
http://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10212_801.jpg
RV258 は1928年に登場したとされる TELEFUNKEN 製の球です。古い設計なので、プレート電圧が 700 ~ 800 V と高いものの、フィラメントが 7.2 V 1.1 A で 7.9 W なのに対して出力 10 W と、非常に効率が良い球です。グリッド・バイアスも -70 ~ -80 V とちょうど良いレベルで、価格も Ed や Da などのポスト・チューブや AD1 系の球に比べれば安く、とても実用的です。R は真空管を、V は増幅器を表しますので、RV は増幅器用の真空管という意味になります。RS237 などの RS が通信用の真空管なのに対し、RV が本来のオーディオ管というのは使っていて気分が良いものです。じっさい、211系などの送信管よりも素性の良さを感じます。300Bが実際のオーディオ用途でそれほど使われなかったのに対し、プロ用の大出力アンプで大成功を納めた RV258/RV239 は、戦前・戦中のドイツ球にしては数多く現存していますが、さすがに最近は入手が難しくなってきました。
RV258 の音は一言でいうとニュートラルです。初期の直熱3極管全般の明るく澄んだ音色に通じるところがり、特別にドイツの音だ!というほどの個性はありません。パワーに余裕があることもあって、音楽のジャンルを選ばない万能選手といえる球です。AD1 や Ed のように暗いフィラメントの球とはちがって、明るいトリア・コートのタングステン・フィラメントなのが良いのかもしれません。いっぽう、パワーがあっても大型送信管のような鈍い音ではなく、210/VT25 のように古風な音でもありません。ニュートラルなのですが、RV258 を聴いたあとだと、ほかの球はつまらない音に感じてしまうことが多いから不思議です。
試聴は新年会と同じ 6SN7 パラレル+結合トランスのバラック・アンプに EUROPA JUNIOR で行いました。初めはシリーズIの球で1930年4月の製造でした。TELEFUNKEN のこの系統の球には、エッチングで製造月年の表示があるので、正確な年月がわかります。最古のシリーズという先入観のためか、みなさんは少し渋めの音に感じたようです。もちろん、同じ RV258 の音のなかでの微妙な差ですし、こちらのほうが柔らかくてシリーズIII以後の球より聴きやすいという感想もありました。2本目はシリーズIIで、1930年10月の製造でした。シリーズIIはIとほぼ同じ構造で、プレートもこの2本は同じ茶色で、シリーズIII以降の灰色とは異なります。また、電極の支持方法が少しだけ改良されています。このプレートの茶色は、純粋なニッケルを高温炉で酸化させたときの色ですので、コーティングなども無い単純なニッケルのプレートかもしれません。音もシリーズIとほとんど同じでした。3本目はシリーズIIIで、1931年8月の製造でした。プレートの色が変わったということは、材質か表面仕上げが変わったということです。そのせいか音も変わって、非常に良いバランスです。これといった癖もなく、ニュートラルに感じました。4本目はシリーズIVで、1932年9月の製造でした。ここまでの製造年月はわずか2年ほどで、ごく短期間に改良が進められたことになります。シリーズIIIとの違いはやはり電極の支持方法で、頂部に大きなマイカが使われるようになりました。正直なところ、わたしにはシリーズIIIとIVの間には、ほとんど音の差が無いように感じられました。
プッシュプル用に4本揃えるのは困難になりつつある RV258IV5本目もシリーズIVですが、ベースが黒から白に変わっています。1934年7月の製造でした。シリーズIVは長期間製造されていて現存する本数も多いので、これがメジャーなモデルということになります。黒ベースのシリーズIIIとIVの差がほとんど無かったのに反して、同じシリーズIVどうしなのに、黒ベースと白ベースでは明らかな差がありました。1本だけでは個体差かも?ということになりますが、写真の物も含めて黒白ともに4本づつあって、この差は明らかでした。ベースの色のように、少し現代的でワイドレンジに感じました。ベースの材質は黒が真鍮、白がアルミです。6本目はシリーズVで、1940年5月の製造でした。シリーズVになってようやく、1920年代の名残をとどめるトップシールから普通の形状に変わります。ここから戦中の球になりますが、作りはしっかりしており、けっして粗悪品ではありません。音も白ベースのシリーズIVに少しだけ艶を乗せた印象で魅力的でした。7本目はシリーズVIで、1943年4月の製造でした。大戦が激化したこのころになると、わずかに品質が落ちているように見えますが、シリーズVの音にしっとりとした落ち着きを加えた聴きやすい音で、けっして悪くありませんでした。人によってはもう少しスッキリしたほうが良いと思うかもしれませんが、個人的には一番好きな音かもしれません。8本目はシリーズVIIで、1952年9月の製造でした。これだけが戦後の球で、構造もかなり変わっています。とくに、プレートの断面が楕円形から8角形になっていて、かなり異なる印象を受ける外観です。品質は非常に高く見えます。音もガラリとちがう雰囲気で、ちょうど新型 Ed の音が旧型 Ed や AD1 よりも良くいえば明瞭で鮮やか、悪くいえば硬くて上ずり気味なのと同様でした。わたしたちの言葉では「新しい球の音」ということになりますが、もちろん微妙な差ですので、この新型管の個性がちょうど良いスパイスになることも多いでしょう。最後はタングスラム製の RV258 である Tungsram P41/800でした。概観は金色の真鍮ベースに大きな ST管が乗ったような独特の形です。また、この球は普通の酸化物コート・フィラメントで(トリアも酸化トリウムですが)、プレートの形状も含めてナス管の PX25 に近い構造のせいか、音も普通の真空管に近い印象でした。
点灯中の RV258IV(抵抗はヒーターON時のラッシュ・カレント防止用)以上の結果から、RV258 はどのシリーズも優れた球であって、300B のように製造年代が古いほうが良いということもなく、どれを購入しても損は無いといえます。シリーズIとII、およびIIIとIVは見た目も音も差が小さいので、ペアで使っても良いと思います。また、シリーズVとVIのペアも許容範囲だと思いますが、シリーズVIIをVI以前とペアにするのは厳しい気がします。その後、II、IV、VIと偶数シリーズの RV239 も聴きましたが、同じシリーズの RV258 と共通する特徴が聞き取れました。もっとも、同じシリーズなら構造や材質が同じで、ちがうのはグリッド巻き線のピッチだけですから、当然の結果といえます。また、RV239 は RV258 よりも内部抵抗が若干低いことが音にも表れますが、PX25 と DA30 のような明らかな優劣はなく、-150 ~ -180 V とバイアスの深い RV239 で増幅段が1段増えるばあいには、かえって RV258 のほうが良い音になってしまうかもしれません。
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=14482&i=18086