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僕が今迄に聴いたオーディオの中で本当に感動したのは
① スタックス クラシック音楽用静電型ヘッドフォン STAX SR-Σ Pro (EarSpeaker)
https://blog.goo.ne.jp/webern/e/d13ece9a7479cb05ff46252823f48cbb
② QUAD ESL63
③ Goodmans Axiom80 オリジナル(大阪 堺 の sawada audio cafe で聴いたもの)
の三つだけです。 この内ではスタックス クラシック音楽用静電型ヘッドフォンが一番良い音でしたが、何年も聴いている内に耳が痛くなり耳鳴りが起き始めて、使えなくなってしまいました。
音は凶器
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/205.html
Goodmans Axiom80 は復刻版を買って17年間聴いていますが、昔、沢田オーディオで聴いたオリジナル ユニットとは全く違う、エッジレスとは思えない平凡な音でした。
酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html
QUAD ESL63 は買ってから何度も修理しながら15年間使っていましたが、最初の3年間は本当に良い音で鳴っていました。
QUAD ESL57 は2年前に買った中古品を現在聴いていますが、低音が凄い音で鳴るだけで QUAD ESL63 を聴いた時の様に良い音だと思う事は全くありません。
ESL63 のエレメントは ESL57より遥かに薄いので、繊細さが全く違うのです。
QUAD ESL57 は低音が出ない、音量が出ないとか、ESL57 の方が ESL63 より良い音だと言うのは、 ESL57 も ESL63 も使い方が間違っているからでしょう:
Q: 最高に音の良いスピーカー教えて下さい。 2012/2/15 rollingcyukunさん
最高に音の良いスピーカー教えて下さい。
音の良し悪しは個人差があると思いますがあなた様が良いと思うスピーカーを教えて下さい
A: papageno_eulenspiegelさん
クラシックを聴く場合に限定すれば、QUADのコンデンサー型を超えるものはまだ存在しないと思っています。
数ミクロンという極薄の振動膜に数千ボルトの高電圧をかけたうえ、それを挟む形の電極板に+と―の音楽信号を与えて振動膜を震わせ音を発生させる仕組みで、一般的な、ラッパを箱に取り付ける形式と違って、音楽信号に固有音の色付けがされる要素を極限まで排除したスピーカーです。
拙宅では現在、旧いタンノイのGRF(モニターゴールド)、最近導入したハーベスのHL-P3ESRを含めて3種類をおいていますが、結局、ほとんどQUADのESL57しか使わなくなってしまいました。
ESL57 は1957年頃に発売され、’80年代半ばごろに生産終了となったいわば骨董品ですが、世界中に根強いファンがいて、リストアして使い続けている人たちが大勢います。
ドイツの QUAD代理店では、振動膜を枠に張る機械を英国のQUADから買取って、「新品」を供給しているので(金属製のグリルだけは中古品を塗りなおしたものですが)、ドイツに住んでいたころにわざわざコブレンツに近いQUAD代理店まで行って買ってきました。外観のデザインも大変気が利いていますので、グリルをくすんだ緑色に塗装してもらった我が家のセットは私の最も愛するオーディオ・コンポーネントです。
ドイツQUADでは、ESL57 の改良型である ESL63 の新品も、さらに現在も QUAD本社が量産している ESL2805/2905 も販売していましたが、じっくり聴き比べたところ、音そのものの魅力ではやはり原点である ESL57を超えられていないと思います。改良型では音像の定位や空間表現を改善する措置が加えられているのですが、やはりそのために音質への影響が避けられなかったのでしょう。
QUAD のコンデンサー・スピーカーの唯一の問題点は、その発音方式に必然的に起因する低音の不足と言われてきました(私自身は、主に聴く音楽の種類からあまりそう感じていませんでしたが)。ところがドイツ QUAD では最近、ESL63、ESL57 向けにそれぞれ専用のサブウーファーを独自に開発したとのこと。従来は、既存のサブウーファーをQUADのコンデンサー・スピーカーとうまくマッチさせる事は不可能と言われてきましたが、このESL57専用サブウーファーをドイツに注文してみようかと、近頃悩ましい日々を送っております(きっと近々注文しちゃうんだろうなァ~~)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1181575751
No.3 QUAD-ESL
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/sp3.html
今回は私が視聴の時、頭の中でリファレンスとして使っているスピーカーを紹介したいと思います。これは、ある種の楽器や音楽について、私の中での理想の音にかなり近いものなのですが、手放してしまったあと、入手できず。
写真左:ブラック・パネル
写真中央:ブロンズ・パネル
写真右:新型-ESL63
BBC発表データ仕様のスピーカーとは全く違う方向を長年目指している英メーカーにQUAD社があります。50年の歴史の中で静電型のスピーカー一筋で製造を続けています。もちろん、そのスピーカーを駆動するためのアンプも真空管時代から作り続けています。例えば、後でお話する現行機種の「ESL-63」は1963年に開発に着手(これは最初のESLが発売されて、そんなに経ってない時期なのですが次のステップにすぐ移ってる。)実際に製品化されたのは、1982年なのです。いかに、真面目にやっているかというのもこんなところからもわかります。日本でも同様のポリシーで静電型のスピーカーやヘッドフォンの製造を続けている「STAX」がありますが、スタックスの場合はどちらかというと、ヘッドフォンで採算をあわせているという感じがしますが・・ 音についてはかなり傾向が違うようですが。 スタックスはまじめそのものと言っていい音で、ちょっと面白さとか楽しさという面で何か欠けている気がします。一方、QUADはひとつひとつの音を聞くと、静電型らしくとっても真面目で弦楽器や木管楽器は生の楽器の音にとても近い音がしますが、大き目の響きのいい部屋で聴くと、ホールの2階席できいているようなとっても耳に心地よい音がします。原音に忠実らしく、オーケストラで演奏している現役の演奏家がよくこのスピーカーを好んで使っているようです。また、フィリップスでは長くこのスピーカーを出来あがったレコードを再生という観点でチェックするためのモニター・スピーカーに使用していました。
私自身もこのスピーカーから再生されるチェンバロ、弦楽器、そして木管楽器の質感がとても好きで三年ほど小編成のクラシックのためのスピーカーとして使っていました。但し、響きのよい大きな部屋なぞ望むべくもなく、オーケストラやこれ以外の楽器(金管楽器や打楽器)では、ねばりや迫力といった感じがでないので、大編成のクラシックやジャズ等の音楽では躍動感が出ず、それらの音楽は別のスピーカーを使っていました。 その後、この部分を改善した新しいモデル、ESL-63が発売されたのを機に、もう少し違うジャンルまでを同じような音で聴くことを望んでこの新しいスピーカーに変えたのですが・・ 確かに、音圧レベルも上がり、低音も大編成のオーケストラをカバーできるほどの改善があったのですが、高音域での独特の音味、一部の楽器での原音に近い質感がなくなってしまって、なんの変哲もない普通のスピーカーになってしまったのでした。どちらかというと、スタジオ・モニター的なスピーカーの音に近づいた感じです。もちろんしっかりした音がどの帯域でも出ており全体の質は非常に高いのですが。個人的に望んだ高音域での独特の質感はいろいろアンプを変えて試しましたが、同じ音は出てきませんでした。(このスピーカーは現在我が家で休眠中。経年変化でコンデンサーが全てへたってしまいました。修理にだすか、検討中。)でも、頭の中にはその前のESLの音がこびりついていて、チェンバロやヴァイオリン等の試聴の時にどうしてもその音と比べてしまうのです。
by Masa July, 2000
仕様: 静電型(コンデンサー型)
入力インピーダンス: 15-30オーム
出力音圧レベル: 85db以下
大きさ: 787x876x267 18Kg
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/sp3.html
上記の QUAD ESL57 は低音が出ない、音量が出ないとか、 ESL57 の方が ESL63 より良い音だと言っている人は、ESL57 の使い方も ESL63 の使い方も両方間違っていると思います:
① ESL57 も ESL63 も電源は 100V ではなく117Vにしないといけない。
② ESL57 は、 8Ω用ではなく、16Ω用のパワーアンプを使わないと低音が全く出なくなる。
③ ESL57 も ESL63 も、トランジスターアンプや真空管シングルアンプではなく、Western electric 124 や EAR V12 の様なポルタメントが掛かった真空管プッシュプル・アンプで鳴らさないといけない。
QUAD のトランジスター・パワーアンプは NG、QUAD Ⅱ の真空管パワーアンプも音が濁るので NG。
④ ESL63pro はモニタースピーカーでホールトーンが出ないので買ってはいけない。
⑤ ESL57 も ESL63 も離れた場所からではなく、かぶりつきの至近距離で聴かないといけない。
⑥ ESL57 も ESL63 もプリアンプはマランツ#7 や EAR 912・EAR 868L のレベルの音色の良いものを使わないといけない。QUAD のプリアンプは絶対に NG
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QUAD ESL63 1981年発売
型式 コンデンサー方式・フロア型
公称インピーダンス 8Ω
再生周波数帯域 35Hz~20000Hz
出力音圧レベル 86dB/W/m
感度 1μbars/V/m(86dB/2、83Vrms)
最大入力 最大連続入力電圧:10Vrms
無歪出力を得るプログラム中の最大ピーク入力:40V
許容最大ピーク入力:55V
最大出力 2N/平方m(軸上2m)
指向特性 125Hz:5dB
500Hz:6.4dB
2kHz:7.2dB
8kHz:10.6dB
電源入力 100~120V、200~240V、50-60Hz
外形寸法 幅660×高さ925×奥行270mm(150mmの底板を含む)
重量 18.7kg
振動膜には3.5ミクロンの超極薄のメリネックスを使用しています。
https://audio-heritage.jp/QUAD/speaker/esl-63.html
ESL-63PROはフィリップス社からの要請が発端となって開発されました。
この要請をもとにESL-63の各部を強化し、ヘビーデューティ設計を徹底するとともに音の伝達をストレート化するためスクリーンまわりに若干の改良が加えられています。
ESL-63PROでは振動膜にはメリネックスを採用しています。
この素材は軽さと高い強度を併せ持ち、3.5ミクロンときわめて薄膜でありながら高温・高圧に耐える優れた特長を持っています。
また、同心円状の7分割固定電極と遅延回路によって水の波紋のような球面波を実現しています。
ヘビーデューティ設計として、振動膜保護のためのグリッドスクリーンは堅牢なスチール製を採用しており、サイドウォールにしっかりと固定され、パッキング処理によって微妙なガタつきも防止しています。また、天板部分もしっかりとネジ止めされており、スピーカー全体の強度を高めています。https://audio-heritage.jp/QUAD/speaker/esl-63pro.html
QUAD ESL-57 静電型スピーカーシステム 1955年頃発売
許容入力:定格15W
出力音圧レベル:100dB-70~7,000Hz
93dB-50~10,000Hz
インピーダンス
100Hz:28Ω
1kHz:12Ω
6.3kHz:10Ω
指向特性:水平70° 垂直15°
外形寸法:W×880 D×265 H×790mm, 重量:18Kg
https://audio-heritage.jp/QUAD/speaker/esl.html
https://vintage-audio.jp/?p=499
QUAD ESL57 と QUAD ESL63 のエレメントの厚さの違い
45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/15(日) 05:56:43.99 ID:50K7FeTK
ESL57 は振動板12ミクロンと6ミクロン。
ESL63 は3ミクロン。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50
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QUAD の静電型スピーカーを超えるスピーカーはまだ存在しない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004090
伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html
QUAD ESL57 が似合う店 _ 喫茶店 荻窪邪宗門
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html
ヤフオク! -quad esl の中古品・新品・未使用品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?va=quad+esl+57&exflg=1&b=1&n=50&auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=quad+esl+&x=0&y=0
ヤフオク! -quad esl57 の中古品・新品・未使用品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search/quad%20esl%2057/0/
ヤフオク! -quad esl63 の中古品・新品・未使用品一覧
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?va=quad+esl+57&exflg=1&b=1&n=50&auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=quad+esl+63&x=0&y=0
静電型スピーカーの修理 _ STAX・QUAD ELECTROSTATIC LOUDSPEAKER RESTORATION
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/836.html
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静電型スピーカーの存続に取り組むドイツ QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/japanese_magazine-_interview.pdf
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm
ドイツ QUAD Musikwiedergabe PRODUCTS
https://www.quad-musik.de/index.php/en/products
ドイツ QUAD社 QUAD ESL57・63 の復刻新品
ドイツQUAD Musikviedergab GmbH 社QUAD ESL57 復刻新品(受注生産品)
* QUAD ESL57QA ¥1,300,000 ペア(税別)
2 つの違ったスタイル、前面メタル・グリル色は3色から選択してください。
https://www.soundbox.co.jp/QUAD_ESL57QA_Cata_a.pdf
ドイツQUAD Musikviedergab GmbH 社QUAD ESL63 復刻新品(受注生産品)
* QUAD ESL63QA ¥1,600,000 ペア(税別)
フレーム木の材質、色を指定してください
https://www.soundbox.co.jp/QUAD_ESL63QA_Cata_a.pdf
ドイツ QUAD ESL57専用サブウーファ
QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/html/catalogue.html
ESL57 (QA) subwoofer, the round shaped.
They come without an edge, easy to turn to optimize there performance in the room.
Not only prepared to fit with the 57 design, but also an ideal solution for third party electrostatics.
We deliver them as a pair including an active crossover
You can have them in various colours and/or with wooden top and bottom plates
http://www.quad-musik.de/html/subround.html
ドイツ QUAD ESL63 専用サブウーファ
QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/html/catalogue.html
ドイツ QUADの販売代理店 サウンドボックス
https://www.soundbox.co.jp/
東京都調布市仙川町2-13-32
Tel: (03) 5577-5227
サウンドボックス ESL63・63Pro 修理・サービス
振動板(エレメント)一枚につき¥60,500(税込み)、工賃 一台当たり¥38,500(税込み)
4枚全交換 @¥60,500 x 4 枚 +¥38.500=¥280,500(税込み)となります
ノイズの出ているエレメントが一枚でも、全エレメントの交換を推奨
サウンドボックス QUAD ESL57 修理・オーバーホール、エレメント交換
低域エレメント 一枚¥88,000(税込み) 高域エレメント 一枚¥77,000(税込み) 工賃 一台¥38,500(税込み)
併せて高圧整流回路モジュール(EHT)¥55,000(税込み)交換を推奨しています
https://www.soundbox.co.jp/quad63repair.html
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原音を遥かに上回る霊妙な音を奏でるスピーカーは過去・現在を通して、真空管アンプで鳴らした QUAD ESL63 だけです。
ESL57 は ESL63 より能率が遥かに高く、ESL63 より音が分厚く、低音が凄まじい響きで鳴るので、ESL63 よりオーディオ・マニアの評価が高いのですね。
しかし、音色の美しさや雰囲気では ESL57 は真空管アンプで鳴らす ESL63 には全然敵いません。(但し、ESL63Pro はモニタースピーカーなので聞き惚れる様な良い音ではないです。)
ESL63 は残響3秒のロイアル・アルバートホールの二階正面席の音を再現する様に調整されています。(ESL63Pro にはホールトーンは付いていません。)
ESL63 の音こそが本物のホールトーンなんですね。
64 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 01/10/19 10:25
元々ロックが好きで、そこからオーディオにのめり込んだ。
恥ずかしながら、生のオーケストラってずっと聴いたことがなかった。
生まれて初めてオーケストラを聴きに行って、最初の音が出たとたん、
「あっ、QUADの音だ」と思ってしまった・・・
http://ebi.2ch.net/pav/kako/1002/10025/1002527659.html
ESL63 のエレメントは ESL57 より遥かに薄いので、ESL63 は ESL57 と違って、買ってから3年も経つと振動版が緩んできて音がかなり劣化します。
エレメントがダメになるまでの日数も ESL57 よりずっと短いです:
ESL-63がやって来てからというもの、 “ああ、何ていい音なんだろう…” と、聴き惚れる日々が続いていました。
ところが、やってきてまだ1ヵ月も経たない、ある梅雨の日のこと。窓側に置いた左側スピーカーがわずかにビビったと思った私は、慌ててすべてのオーディオ機器の電源を落としました。
あとは…、ESLをご存じのかたなら誰もがご想像のとおり。恐々電源を再投入してみると、見事な雨だれの音。ポタッ、ポタッ…なんて生やさしい雨漏りではありません。バラバラバラ、ダーッ…っと、雨だれでなければ、緩んだ太鼓の上に大量の小豆をぶちまけた音、とでも形容すればいいでしょうか。
大事なオートバイを盗られたわずか5日後に、同じくらい大事なスピーカーが壊れるなんて…。このダブルパンチは強烈でした。かなり落ち込みました。でも、“どうしよう…”という迷いはありませんでした。すぐにサウンドボックスさんに電話をした私は、症状を告げ、修理をお願いしました。
待つこと約1ヵ月半。ようやく修理の順番が回ってきたとの連絡があり、すぐに現物を発送しました。そしてわずか5日後に修理完了の連絡があり、発送から8日後の朝には、早くも修理完了品を受け取ることができました。待ち期間は少々長かったけれど、この迅速な対応には痛く感激しました。それに、部品代、工賃、送料を合わせて約7万円という価格も、安くはないにしても、十分に納得できます。
何度かの電話でのやりとりで、サウンドボックスさんに、使いこなしや使用上の注意事項などを親切に教えていただけたのも幸運でした。ESL-63との付き合いの短い私には、とても参考になりました。
「今回はとりあえず破損したエレメント1枚だけ交換しましたが、なにぶん古いロットなので、いつまた壊れるかわかりませんよ…」と言われました。でも、気に入ったモノに対して諦めの悪い私は、どこかでペアの片割れを安く手に入れて、今ある2本と合わせて3本でメンテナンスのローテーションを組もうか…などと考えています。
それはともかく、ESL-63が戻ってきてからは、再び、その音に聴き惚れる日々が続いています。ピアノの右手は相変わらずほれぼれするような鳴りかたをし、テノールの声も真迫モノです。クラシック系の楽器で唯一苦手なのは、実はバイオリンかもしれません。それなりに鳴りますが、とくに感銘的ではないといったレベルです。
http://www.europark.com/yoshi/audio.htm
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QUAD ESL63 | 禁断のKRELL 2014年01月12日
https://ameblo.jp/507576/entry-11748676150.html?frm=theme
QUAD ESL63はイギリス音響界の偉人、ピーター・ウォーカーが開発した英国製の歴史的銘機、コンデンサー(静電型)スピーカーであり、通常のダイナミック型スピーカーとの使用上の違いは、ESL63ペアそれぞれ電源コンセントから給電して使用する。
コンデンサー型スピーカーは完全な平面状が多いのだが、ESL63はダイナミック型スピーカーと同じ球面上となっており、立体的な音像構築を実現している点が最大の特徴である。音楽信号は独自開発のディレイ(遅延)回路を経由することで均衡の取れたスムーズな球面波状の音楽エネルギー解放を実現している。
特徴としては「美音」の素晴らしさが広く知られており、音楽ジャンルで言うとクラシック愛好家の専用機として大変有名である。とにかく非常に美しい音が最大の特徴である。
しかし、「色合い」が付けられた音ではなく、無色透明だが高品位で繊細なサウンドが持ち味であり、聴き手に強く訴えかけるというよりは、落ち着いた静謐な佇まいを持つ、したがってダイナミクスという点には欠けるので、迫ってくるような迫力を求める向きにはダブルスタックでの使用が推奨される。マークレビンソンが1970年代に自宅でQUAD ESLをスタックしてハートレイ製61cmウーファー、デッカ製リボントゥイーターを追加した「H.Q.D」という巨大システムとして使用していた。CELLOとの相性は抜群に良い。
「美音」にこだわる方には絶対に避けて通れない、一度は使うべきスピーカーである。
スローバラードの女性ヴォーカルが見事であり、フルオーケストラにはやや難渋するが、やはり室内楽の再現性が大変素晴らしい。一般家庭のリスニング環境においてクオリティーの高い再生を目指す方に向いている。耐入力は50Wまで、ESL63からは保護回路が入っており、過入力の場合は音が歪むが、ユニットは保護されるようになっている。ESL57は過大入力をするとすぐに振動版を破損してしまう。
透徹繊細という言葉が、ESL63の枕詞に相応しいだろう。史上もっとも色付けが少ないスピーカーである、スタジオモニター用途のPRO63とは違い、家庭用での音楽再生の最高峰を目指して作られた製品である。モデル名の63とは開発が始まった1963年から由来している。そして18年という歳月を掛けて1981年に発売された。プロ用機とは違い、本機はホールトーンの再生を最大の特徴としており、内振りにした近接ニアフィールドセッティングでは部屋の影響は少ないのに、大変豊かな「残響音」を聴かせてくれる。
ただの無彩色なソッけない音を連想してはいけない。その再生音は非常に濃厚で、バラード曲ではヴォーカル音像の濃密さに驚くだろう。この後で聴いたJBLの大型モニターの音が「随分スッキリして聴こえる」と感じられるほどの濃厚なヴォーカルだ。白熱灯を本機に当てて使うとネットの内側が透けて見えるのだが、僅か数ミクロンという薄い振動版が激しく振動している姿が薄明りに照らしだされる。
パーカッションの微細信号の再生では、パルシブな反応性の高さ、繊細な表現力はダイナミック型の比ではない。家庭用として常識的な音量の
制限下では現代でも通用する魅力的な再生を聴かせてくれる。声楽や弦楽の小編成の再生は白眉で、熱烈なファンを世界中に多数生み出した。反面、低音のみならず、大音量・大編成になるほど厳しいと感じるのは正直な感想である。背面からは前面と同じ音が出ているから壁から最低50cmの空間が必要である。もっとも背面の処理はネットではなく透過性はあるが厚い布地だ。 低音の再現性はやはり厳しく、どうしても不満はついて回るだろう。低音感にはそれほど不満はないのだが、15インチウーファーとは音の質感に歴然とした差がある。やはり振動版が薄いのでどうも低音が軽く物足りないのだ。ESL63の低音はこりゃヒドイナア(´・ω・`)という感じ・・・・・
ジャズやロックの再現性?JBLの大型スピーカーの味を知っている人からするとキツイ。
音像の実体感に関しては不満はなく、非常に確かな存在感で鳴らすことができ、やはり課題は低音だろうと感じた。イギリス本国のみで流通していた専用スタンドで聴いたが、これで耳の高さは椅子に座ったリスニングでも問題ない。
そのままでは安定性に欠けるので専用スタンドは出来れば使いたい。
狭い部屋でも鳴らせるものの、場所を取る大きなスピーカーなので、
メインとして使うつもりでなければ導入は難しいだろう。機器やシステムを増やすと音は間違いなく悪くなる。寸法はしっかりチェックして導入前にシュミレーションが必要だ。やはり最終的には機器としての脆弱さが気にかかる。オーディオ機器は安定して長期使用できるのがなによりも大切な要素であり、故障が頻発したGASの製品は音質は優れていたのにアッという間に市場から淘汰されたのがそれを証明している。
古い製品ですし、故障頻度はダイナミック型の比ではないでしょう。
かなり大きいので頻繁に修理に出す際も大変ですね。
ただし、ESL63は音は他では得られない素晴らしいものです、
集合住宅で周囲に気を使いながらのリスニングでヴォーカル再生を追求したい方に強く推奨したいと思います。個人的には機器のリライアビリティを重視しているので、今からの購入は慎重に検討する必要があると思っています。しかしながら、この"ホールトーン"が生み出す音色の暖かさ、柔らかさ、艶やかさと比類ない透明感が見事に併立した世界は、他では得られないものだと思います。
Q: なぜ、エレクトロスタティック型なのでしょうか?
A: それは一番よく聞かれる質問の一つです。理由は簡単です。
音は空気の振動ですね。空気はとても軽い。軽い空気を動かす
スピーカーの振動版は、軽ければ空気とのマッチングが良い。
軽い振動版を駆動する方法はエレクトロスタティックです。
これが理由です。ただし開発は大変でした。振動版となるフィルムが安定しないのです。ピンと張ってもやがて伸びてたるんでしまう。
小さなESL(エレクトロスタティック・ラウドスピーカー)を作ってはどんどん大きくしていき、ESLの最初の製品化一号機に至るまでに、50年から55年までの試行錯誤が必要でした。エレクトロスタティックの動作原理は簡単です。しかし、原理と製品化との間には大きな壁がありました。
回答、ピーター・ウォーカー
発売が1981年製の年代物のため、メーカーの仕様ではスピーカー端子は
バネ式で、細いケーブルしか使用できない。端子交換品が良い。
スピーカー固有の指向性の問題でフラットセッティングではなく若干の内振りが必要になる。
背面からも前面と同じ音が出ているので、後ろ側は最低50㎝の空間が必要になる。
故朝沼予史宏氏による記述では1mとある。ライブ感を生かしたいならあまり吸音処理をしないほうが良いようだ。
湿気の多い日本では除湿器が必要とも云われている、製造国イギリスはいつも雨ばかり振っている土地柄だが、体感の湿気は低く、日本より過ごしやすく感じる。
ESL57 「これこそがQUADだ!」 と言う意見のQUADファンも方もいる。若干振動膜が厚い構造であり、高域の指向性で劣っている。具体的にはリスニングポイントが限定される度合が強く、高域が聴こえるサービスエリアが狭い。
取扱いはよりデリケートで過大入力をすると即座に振動版を損傷してしまう。
ESL63 茶色 スピーカーとしての洗練度を高めた歴史的傑作モデル。一説にはホールトーンが再生できる、これこそが家庭用スピーカーの最高峰という意見がある。
ホコリに対して神経質であり、お部屋の掃除を欠かさないことが
肝要なのだそうだ。ホコリが入る状態だと、電極のついた空気清浄機と同じでお部屋のホコリを集めてしまうことになる。ブラックユニットのものが高価となっている。
(ユニットが黒いだけで外観は全て茶色)
ESL63PRO 黒色 63から若干の仕様変更がある。スタジオモニター用途として制作されたモデル。ヘヴィ―デューティーな使用下にも耐えうるモデル。
使用上の注意点はあまり頻繁な移動は厳禁で、デリケートな扱いが求められる。
二人で筐体にひねりを加えないように扱うのが良いそうです。
注意点は再生音に異常が出たら即座に使用を中止して修理工房に連絡すること、これだと修理代は2万~3万程度で済む、「音は出ているから、そのうち直るだろう」とそのまま使い続けると致命的な故障に発展し、高額な費用がかかることになる。
したがって、何十年も放置していたものは大抵の場合修理費用がかさむわけである。
「正しく使い続ければメンテナンスフリーで使い続けられるのか?」と問われますと、そういうわけにはいかず、内部の接着剤の剥離などの小さな補修が必要である。
10年間単位でみると、途中で1回前後、2~3万円程度の補修(片側)が必要になるだろうという目安です。
クォードESL63と63PROの修理価格ですが、過去の修理歴とかノイズが
出だしてからの使用状況等により様々のようです。ESLの取り扱いに力を入れているサウンドポイント55さんでお聞きしたところ、過去に依頼された修理品の平均という事で言いますと、大体ペアーで10万から12万円位というのが一番多いそうです。
ですから、単純に片方ですと5~6万という事になるようです。
最大となりますとまず無いケースですが、多分片方15万円位という事に
なると思います。サウンドポイントさんでレストアした物であれば
ノイズが出だして直ぐに連絡すれば、普通掛かっても2~3万円以内で
直るものと言っておられました。先の見積もりはあくまで放ったらかし、または過去幾度かのメーカー修理の場合のケースなのだそうです。
寒い時期に移送した場合、到着後暖かい部屋で直ぐにスイッチを入れると結露で壊れる可能性があるので、冬場は機械が冷え切って届くと思うので、部屋の温度に馴染んでからの電源投入を厳守すること。
これが使用に当たっての唯一の注意点です。
部屋の寒いところに放置されがちな日本では急な部屋の暖気による
結露が一番ESLには問題となります。冬場のご使用にだけ御注意下さい。
それからESL-63はESL57と違いSWオンですぐに最大音圧が得られます。
通電時5000V掛かっていますので、空気清浄機の如く部屋の埃を吸い寄せます。
試聴中以外の通電は百害有って一理無しとご理解下さい。
Q: ESL63ですが、連続通電24時間で壊れると聞きましたが、連続通電時間は何時間程度までがよろしいですか?また、長時間の連続通電後は、何時間休ませれば、再度の使用がスピーカーに負担なく可能ですか?
A: 連続通電24時間で壊れるというのは全くのデタラメです。
24時間通電(常時点けっぱなし)だと壊れるというのが間違って伝えられてるだけだと思います。人によっては数年点けっ放しでお使いの方も居られます。
でもそういう使い方だと空気清浄機として働いて部屋の埃を吸い寄せ続けるので内部に埃が入ってスポット放電し振動板を破るリスクが上がるという事です。
電気的には点けっ放しでも何ら問題ないです。消費電力も5Wほどです。
ダストカバーは付いておりますが、63の場合完全密閉というわけではないので多少空気の行き来はありますのでリスクが上がるわけです。
(57はテープによるユニットごとの完全密閉です)
何らかのショックや経年でダストカバーが破れたり隙間が出来た時には
よりそのリスクは上がります。そういった事もあり常時通電は避け、鳴らす時だけ通電して下さいという事を申し上げている次第です。
当方でも普通に2~3日の点けっ放しはしょっちゅう致しております。
ですから、再度の使用もいつでも出来ます。SPに負担など一切ありません。
本体の高さは92.5cm、日本には輸入されなかった鉄フレームの専用台は
高さが21.5cmある。ネジ止めで強固にセッティングが可能であり、転倒防止にもなる。
合計すると全高は114cmとなり椅子に座った状態でリスニングに最適な高さが得られる。
文中のノウハウは「サウンドポイント55」の三村さんからアドバイスを頂きました。
※くどいようですが、JBLの大型スピーカーと比較すると低音はジョークのレベルです。端的に言うと、"馬の糞"です。加えていうと、JBLの音を知っている人ならJAZZもROCKもESLでは到底満足できないでしょう。商売が絡んでいるとは言え、ウソも大概にしないといけません。しかし、言い換えると集合住宅でJBLの大型スピーカーが本領発揮する大音量は無理なので、本機の存在価値はココです。
満足度で特定ジャンル最高の評価のスピーカーに万能性が存在し得無いのはマニアなら誰でも知っています。買えば分かりますが、買ってからでは遅いので購入前に確定情報を掲載させていただく次第です。声楽、弦楽最高!でESLの価値はもう十分ではないですか。
https://ameblo.jp/507576/entry-11748676150.html?frm=theme
QUAD ESL63の中古品について:螺旋館Blog @ So-net:So-netブログ
QUAD ESL63は高額なスピーカーですが、経年変化でノイズが発生するようになったものが多く、中古が安価で売買されています。まあ、私もそれでリアスピーカーもESL63proで統一できたのですが。
ESL63の機械的な故障には幾つかのパターンがあります。
エレメントの構造部と電極部を結合する接着剤の劣化・剥離により振動板のフィルムが電極に接触し、放電でフィルムに穴が開くパターン。
エレメント固定用のウレタンが劣化し、エレメントの内部にゴミとして入ってしまって、それが原因で放電が起きるパターン。
ESL63が1983年に発売になり、1998年くらいまでハーマンが輸入していましたから、新しいものでも12年、古いものだと、30年近く経過しているのですから、接着剤やウレタンの劣化も当然といえるでしょう。
経年変化とは違いますが、保護回路で保護しきれなかった過大入力のため、振動板が電極に接触してしまい、放電するパターンなど。
私が自分のESL63の修理をした時も、特に接着剤の劣化が生じている時は、故障していないエレメントも接着剤の剥離が始まっていて、時限爆弾を抱えている状態でした。経年変化は同時にすすむので当然といえば当然ですね。
というわけで、故障したエレメントを交換しただけのESL63は他のエレメントにも同等の時限爆弾を抱えていて、メーカー修理には云十万円のコストがかかります^^;
判ってる人が、覚悟の上で買うのは良いのですが、販売店の現状品販売(無保証)で、十万円単位の値段が付いているものはやめたほうが安全じゃないかとは思います。
海外のサイトなどを見れば、ESLのDIY修理情報は得られますが、少なくともエッジ張替えなどよりははるかに大変で、6000Vのバイアス電圧を扱うESLなのですから、その手の作業に自信が無い人が出来る作業では有りません。私も慣れるまでは、修理完了後2週間でノイズを発生するエレメントを量産しました(笑
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-19
因みに、ヤフオクで QUAD 静電型スピーカーの中古品が極端に安い値段なのはエレメントの交換費用が高いからです。ヤフオクの QUAD ESL63 の中古品は激安価格なのですが、すべてエレメントの接着剤が剥落して本来の音は出ていません。
▲△▽▼
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QUAD の最新の静電型スピーカー ESL-2912 は誰一人として良い音だと言わないのですが、その理由はエレメント(振動膜)にあると言われています。
物理特性だけが良いダメ・スピーカー QUAD ESL-2912 と この世のものとも思えない音と言われた ESL63 の音の違いはどうも使っているエレメント(振動膜)自体にあるようなんですね:
最新の製品 QUAD ESL-2912 では問題の多かった振動板(膜)の素材が変更されて経年変化の少ないモノになったそうです。
小生の知っている範囲では、QUAD も自社の既存製品について定期的なオーバーホールを勧めているようで、それは振動板の劣化の可能性があったからだそうです。
ただこの新振動板なんですが、音は従来のQUADらしくないという話があって、確かに低音域の改善を感じます、というかダイナミック型スピーカー風になってしまったような。
巷ではコンデンサーSPは全面駆動なので繊細なところまで聴こえるというのですが、実際には空気の抵抗で全面駆動しているハズの振動膜が歪んでいて、それが結果的に柔らかい繊細な音と感じられていた風なのです。
要は今の QUAD のSPは硬い振動(膜)板となり音質は変わってしまいました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14141639149
ESL-2912/2812の変更点 2013年12月28日
・エレメントの強化:絶縁保護ラッカー塗装の変更
・エレメントの加工:エレメントの穴あけパンチの方向を検討。微細な突起が出来ないよう工作精度を向上。
・音響部品のアップグレード:Vishayの抵抗など高品質なオーディオパーツを使用・
・基盤・配線の変更:回路のレイアウト、配線を見直し、ロスを低減。
・保護回路作動警告:保護回路作動時に全面のQUADロゴが点灯。
・外観:デザイン、マテリアルをアップグレード。
https://www.ippinkan.com/event_news/3goukan/2013-12-28/2013-12-28.htm
ESL-2812 QUAD
全帯域をコンデンサー型ユニットでドライブする、数少ない本格的な「コンデンサー型スピーカー」がモデルチェンジ!2905からさらに良くなりました。
今回はエレメント(振動板)が改良され、さらにネットワークや駆動電圧も改善されました。この改良により低音のシッカリ感、高域の明瞭感、音色の鮮やかさが大幅に向上しました。
大型・ダイポール型指向性という不可避の問題はありますが、それを大きく上回る「帯域分割のないフルレンジユニット」の良さが溢れています。今回の改良で、高域の鮮烈さが大幅に向上し、シンバルなどの金属楽器の鋭い音も通常のスピーカー以上に生々しく再現するようになりました。
また、JAZZを聞いた時のバスドラムの音の「早さ」も素晴らしく、豊かだけれども引きずらない「瞬時に止まる低音」は、新型ESLだけの魅力です。
もちろん、楽器の音の生々しさ、人間の声の表現力は群を抜き、エンクロージャーの響きもないESL以上ピュアでストレートなスピーカーは存在しません。唯一無二のサウンドです。
※ESL-2812には4枚のエレメントが使われています。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:hpZbYEAkgtoJ:https://nc.edu/xvhndgk-xrse21/4bck96o3-god-4089/+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja
因みに、ESL 63 および 63pro のエレメント交換でもオリジナルの柔らかいエレメントではなく、ESL2912・2812 用の硬い新エレメントに交換する様になりました:
2016 年 10 月 18 日 ㈱ロッキーインターナショナル
QUAD ESL スピーカー、エレメントユニット交換修理の修理代
エレメントユニットの交換は基本的に 1台分全ての交換を行います。
・ESL 63 および 63pro 1台あたりおよそ 30 万円
ESL 63 および 63pro の交換エレメントは、新発売のESL2912、及び2812に搭載されている最新のエレメントを使用します
https://www.good-stuff.net/rocky_html/pdf/QUAD_ESL_campaign130510.pdf
物理特性だけが良いダメ・スピーカー QUAD ESL-2912 と この世のものとも思えない音と言われた ESL63 の音の違いはどうも使っているエレメント(振動膜)自体にあるようなんですね:
最新の製品 QUAD ESL-2912 では問題の多かった振動板(膜)の素材が変更されて経年変化の少ないモノになったそうです。
小生の知っている範囲では、QUAD も自社の既存製品について定期的なオーバーホールを勧めているようで、それは振動板の劣化の可能性があったからだそうです。
ただこの新振動板なんですが、音は従来のQUADらしくないという話があって、確かに低音域の改善を感じます、というかダイナミック型スピーカー風になってしまったような。
巷ではコンデンサーSPは全面駆動なので繊細なところまで聴こえるというのですが、実際には空気の抵抗で全面駆動しているハズの振動膜が歪んでいて、それが結果的に柔らかい繊細な音と感じられていた風なのです。
要は今の QUAD のSPは硬い振動(膜)板となり音質は変わってしまいました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14141639149
やっぱりESL 2013年01月24日
とにかくESLが好きで、2905の他にオリジナル ESL57 ダブルスタックを持っています。
ESL57 ダブルスタックが素晴らしいので期待して 2905を買ったのですが、あまりの違いに最初は戸惑いました。低音は(オリジナルに比べれば)まあ出ますし、高域も良いのですが、肝心の中域にオリジナルの透明感がありません。
また、同心円状に音が出る分(オリジナルはビーム状)、音が薄くなってしまう印象がありました。
おそらくESLが好きな人は、最初から低域を捨てている気がします。
2905や最新の2912はここを頑張ってるんですが、ESLらしさは新しくなる度に薄まっているんじゃないでしょうかね。
http://community.phileweb.com/mypage/1771/
ESL57, ESL63 でもエレメント(振動膜)を経年変化の少ない新しい硬い振動膜に変えると、あの この世のものとも思えない音が消えてしまうのですね:
387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/21(金) 12:00:54.26 ID:I5mBnGRd
ESL はドイツ製?と旧いイギリス製では音がちがうの?
388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/23(日) 00:53:00.64 ID:wNJTbXdg
違いますね。 変な音になっちゃいました。
イギリス製の頃は JAZZ でも思いのほかHOTに聴けたけど今のドイツのは
冷めちゃいます。
全部ドイツ製で新貼りの 57 も聴いたけどハイが出るようになっただけで、ただの細みな煩いSPになってた。
本来 ESL-57 の持ってる熱気みたいな物が全く無くってただ綺麗に鳴ってったよ。
その代わり直ぐに音圧は出るよ。
389 :387:2014/03/23(日) 11:43:55.55 ID:sqsJIrls
足の長いドイツ製は、格好良い感じなんですが。イギリス製を大事にしよう。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50
48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 03:27:48.81 ID:J6r5nMxk
大きな音を出せないコンデンサー型だけど、家庭で聴く分には十分すぎる。
日本人には人気が無いため、新製品が出ず、買い替えせずに10年以上たった。
恒例のハイエンド行ってるけど、我が家のコンデンサー型の優秀さを確認することになってしまう。
49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 18:38:38.53 ID:cRlGP+CH
QUAD の ESL2805 は繊細感がないように感じた
安くて薄っぺらい ESL988 の方がコンデンサー型らしい爽快な音だった
51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 00:11:34.23 ID:ZwGdLKL0
>>48
そのとおりですね。
>>49
ESL-63PRO の方がよりいいよ。
ドイツのは何か違う。
52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 09:15:56.33 ID:ib4724v3
ドイツ QUADの ESL57 はどうよ
53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 16:18:21.89 ID:FdAhO73j
直接の再生産品は聴いたこと無いけど全ユニットをサウンドボックスでドイツのに交換した奴なら聴いたよ。
6枚全部ユニット交換して約¥50万だと。
出て来た音はオリジナルとは似ても似つかないやたらハイだけ良く出る
煩いSPになってたよ。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50
▲△▽▼
▲△▽▼
10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/20(水) 03:03:39.07 ID:BKAYtECU
1、2年前に長~年の憧れだった初代のESLを入手。
妻がいない時にコソ~リ運びこみ、数時間確認のための試聴をして、妻の帰宅時には哀れ押入れの奥に。
70年代末に推奨の組み合わせだった AGI511 と QUAD405-2 とか、朝沼さん(それともふうさんだったか)の思い出の KRELL・KSA-50 との組み合わせとか、合わせたい相手は持っていたけど、残念ながら組み合わせて聴いてる時間は無かった。
短い時間でしたが平面波のためか噂通りリスニングポジションが相当限定されるのが、私個人にとっては最大の難点と感じました。音はかなり魅力的だったけど。
11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/21(木) 02:00:05.72 ID:TLLb5931
サービスエリア求めるなら 63 にすべきでしたね。
どっちも鳴らしてますけど正直迷います。
独特の味があるのは 57、63 は実は超HiFi.
アンプには凄くシビアーです。
57 は 22+Ⅱ でも鳴るけど 63 は無理、303 も 405 もまるで用無し。
AM8/11 で鳴らす 63 には度肝を抜かれます。
KRELL・KSA-50 でも鳴らしてみましたが低音が、、、駄目。
12 :10:2011/04/23(土) 02:22:11.53 ID:XE1lZ6gB
>>11
BBCモニターシステム
クオードのスピーカー PRO-63 + 純正アンプAM-8/11(ベースはQUADの50D)
のセットです。 PRO-63、AM-8/11共BBC純正英国仕様です。
非常身珍しいBBC仕様の純正の組み合わせです。
流石に他のアンプと組み合わせた時と一線を画すバランスの良さでなります。
これが本来のPRO-63の音だと思わせる鳴り方です。
フィリップスでもモニタースピーカーに採用された事は有名ですがBBCでも実際に使われていたみたいです。(此処に実物があります)
PRO-63 はもっと高価なアンプを繋げばより良い音が聴けるかも知れませんが AM-8/11 との組み合わせの音はコストを考えなくとも納得出来る流石BBCという音だと思います。
少なくともAM-8/11はアウトプットトランスを積んでる所為か同じクオードの303や405とは全くESLのドライブ能力が違うと感じます。
これ以上を望むならアンプに2,300万の投資が必要かと思います。
純正の組み合わせの音質ですが通常 ESL-63 は PRO、ノーマルに限らず少し低音が薄くサブウーハーを足したくなるようで社外品でサブウーハーも発売されておりました。
この組み合わせでは全くその必要は感じません。
たぶん LS3/5A 用の AM8/12 同様専用のイコライジングが施されてるのか出力トランスの威力かだと思います。
単体で豊かな低音が出ます。と同時に声の浸透力が凄いです。
非常に聞き取りやすいリアルなボーカルを聴かせてくれます。
ともすれば引きつったような音を出す英国のスピーカー独特の高域も見事にコントロールされた音で鳴ります。
クラシックしか鳴らないと思われがちのスピーカーですが振動板の重量が殆ど無いユニットですので立ち上がりが凄く早くパッシブな音の再現性でもその辺のダイナミックスピーカーを遥かに凌駕します。
ですから思いのほか JAZZ や ROCK もばっちりです。
価格 対 音 は今となっては抜群のコストパーフォーマンスです。
こればっかりは聴いて貰わないと解らないと思いますので御試聴希望の方はソース御持参で是非聴きに来てください。
取り合えずこの組み合わせは普通の PRO-63 とは全く違う音で鳴ります。
14 :10:2011/04/23(土) 12:46:24.55 ID:XE1lZ6gB
そういえば短時間のESLの試聴でしたが、一番印象に残っているのが、美空ひばりの「川の流れのように」を聴いたときでした。
常用の B&W の SS-25 signature で聴けるバックのオーケストラに囲まれた中心に美空ひばりが歌っているのが、多分このソースの正確な再現かと思うのです。
これが ESL では一辺が約2.5Mでの正三角形での比較的近接した試聴だったことも多少影響したかとは思いますが、まず目の前にどーんと居座る美空ひばりに圧倒され、ふと気づくとはるか彼方に(ちょっと大げさか・・)オーケストラが見える(聴こえる)といった風情でした。
これはこれでとても魅力的な再現でした。
15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/24(日) 01:04:58.52 ID:VSj0rOtJ
ひばりの録音ならその ESL の音場が本来だと思いますね。
我が家にも B&W の802があるんですが一見クリアーで音場が再現されてるように思うんですが声にスポットが当たらない。
ブワーッとスケール感が出て場が再現されてるかのようなんですが肝心の人の声が変です。
子音が強調された聞き難いボーカルになってしまい口元が見えません。
ESL は唇の動き唾まで感じさせてくれます。
ところでESLちゃんと低音出てましたか?
ESL57 は流石に古いので EHT ユニット不良で低音が少ないのが殆どです。
そういうの聴くと室内楽しか聴けないと思われてしまうようですが 本来低音は結構出ます。出過ぎじゃないかって思う時もあるくらいです。
あんまり低音が出るんで高音が足らなく感じる時があります。
左右のSPに角度を付けて真正面で聴かないとハイ落ちになっちゃいますよね。
2.5mっていうのは 57 だと離れ過ぎくらいじゃないかと思います。
うちでは 57 の試聴距離は1mです。
63 は 2~3mです。
勿論離れても聴けますがこんなニアフィールドで聴いても煩くなくピンスポットな定位が得られるのがESLの魅力です。
ESL57 でパイプオルガン主体で聴いてる人も居ました。
流石にえっと思いましたが音階が明瞭なんですと。
16 :10:2011/04/24(日) 13:58:09.42 ID:3Slb6dFJ
>>15
ところで、ESL の他に ESL63 もお使いとのことですが、63 から耐入力を上げた63PRO は 63 と比べて良いことずくめなんでしょうか?
それとも 63 の良さで失われた部分もあるのでしょうか。
17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/24(日) 18:20:04.05 ID:VSj0rOtJ
それなら大丈夫ですね。
うちのも1つはそこで買いました。
EHTユニットのオーバーホールもしてもらってます。
ESL63 と PRO63 は何も変わってないですよ。
ユニットは全く同じで他の電気系統も全く同じです。
違うのは網がアルミから鉄に変わって取っ手が付いただけです。
勿論耐入力も最大音圧レベルも全く同じです。
PRO の最後期にはマッチングトランスの 2次側にリミッター基板が追加されてますが元々1次側に保護が回路あり過大入力時には信号が落ちるようになってます。
実際何の為の基板かよく解らないです。
アホな大出力アンプ繋ぐ奴の為に追加されたってとこでしょうか?
生産終了間際の本当に最後期だけですし外しても全く音には関係無しです。
2つの違いとすれば 63 のアルミ網の方が 57 みたいなディフェザーのような形状してますので多少障害物となって高域を拡散してるのかハイが落ちるのか多少おとなしく感じる事がある程度です。
微小な差です。
色で選べばいいってだけだと思います。
ちなみにどっちもあります。
18 :10:2011/04/24(日) 18:42:59.80 ID:3Slb6dFJ>>17
63と63PROの違いが良く分かりました。
とても詳しいですね、ありがとうございました。
19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/26(火) 12:28:36.07 ID:Z5hip1ai
ESLは好きで両方持ってますから。
今まで部品取りにたくさんの不良機とか買いましたが全く役に立たず、
直ぐに潰れてしまいました。
ですからばらして構造も把握しました。
結局ちゃんと直さないと駄目だって分かりました。
>>16のお店で良いとこ取りで整備して貰い、不良品買い取って貰い別の良品を
貰いました。
今はノントラブルで良い音を聴かせてくれてます。
まだ不良機ありますのでユニット整備してダブルを組んで貰おうかと思ってる
ところです。
20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/26(火) 16:40:54.41 ID:j8j4dm
9999とか最近のシリーズの話もこちらでよいのかな?
21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 12:17:09.84 ID:Ed0X5FBd
ハーベスとスペンドールとQUADが合併してくれたら……
22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 14:42:09.71 ID:GWVvx74X>>21
巨大ロボに変形しちゃう! ><
>>20
IDが99
23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 19:32:38.58 ID:xvO0a7h5>>17
>最後期にはマッチングトランスの2次側にリミッター基板が追加
>実際何の為の基板かよく解らないです。
最近のスタジオモニターではごく普通に装備されていますし
リミッター領域に入ってる事をインジケーター(SP前面)で表示する機能までよく使われています。
スタジオモニターは年々大音量で使われるようになっています。
現在では家庭ではまず使われないような大音量で再生されています。
スタジオモニター導入時に家庭では使われませんがもっとも重要な性能項目に
最大音圧レベルがあるくらいです。
24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 23:36:03.90 ID:Xj5A9Aed
普通のSPに入ってるリミッターとは意味が違うと思いますよ。
過大入力に対するリミッターは元々1次側に入ってますし。
これが電源電圧落すタイプなんで音としては出ないんですが信号は流れるんで
巨大な交流信号に対する保護だと思われますね。
元々ESL-63はカタログで35Vrms以上は入れるなってなってます。
元々モニター用途ではPRO63はAM8/11とセットされる以外の使い方はされてないでしょ。
市販で500Wとか1000Wnの巨大出力のトランジスターアンプに繋がれた時に起こりえる
振動板の焼け防止の為だと思いますよ。
同じ理由で57用にも同様の基板をイギリスで売ってますね。
勿論社外品ですが。
ESL使ったモニタースタジオで御指摘のような現代の大音量を出す筈がありません。
25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/10(火) 18:24:36.38 ID:LrEnzC6C99
プリと909買ってしまったのですが、このスレ的には邪道でしょうか?
色彩感とか音の滑らかさが、半端じゃないです。
奥行き、彫りの深さは後期型44とかに近い気がする。44系の現代版って感じ。
控えめだけどリッチな音がする。
ちょっとびっくりするぐらい良い音なんですが、売れてないんでしょうか?
26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/10(火) 19:46:41.92 ID:WMZGcLh+>>25
>44系の現代版って感じ。
それには同意します。私もそう思っていました。
66系からややイージーリスニング(あくまで従来と比べての話)に振れていたのが元に戻ったように感じました。
輸入元もあまり積極的に押していないようですしほとんど話題に上りませんが良いアンプです。
27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/10(火) 21:20:38.81 ID:mQiQ9AMh
<ESL63とPRO63は何も変わってないですよ。>
本当に聴いた事あるの?
音が全然違うのに気付かないのかな?
28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/11(水) 02:47:01.80 ID:Dam22t0n
網が違うからね。
63はアルミ、PROは鉄、この違いで多少重量と躯体強度が変わる。
ばらしてみれば同じだって解るよ。
ユニット、EHT電源基板、保護回路基板、デュレーユニット、マッチングトランス全て全部同じ物だよ。
EHTユニットと保護回路は年代でバージョンが違うけどね。
同じ時代の63とPRO63は同じだよ。
フレーム、下のプラスチック台部分も材質構造全く同じ。
PROがゴムバンドで網をダンプしてるのに対して63はテープで固定してる。
違いはこのくらい。
違うと思って聴くから全然違う物に聴こえるんだよ。
前にも書いたように網の目の違いで63の方がほんの少しハイが落ちて聴こえるくらい。
人を疑う前に自分で買ってみりゃどうだ。
ついでに言うとCrosby Audio Worksの63も何も変わってない。
結構音が違う感じなんだが電気系、ユニットは全く同じ。
違うのはこれまた網とネット。
初期はこれだけ。
後期は横のフレームに鉄板が内側に貼ってあり、ユニットに行くケーブルが
モンスターケーブルになってるだけ。
端子替えて、入力のローカットのコンデンサーが替えてある物もある。
よくまあ、これで凄い金取るよなあって思う。
29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/11(水) 19:23:33.64 ID:e2hpOZqp
<ばらしてみれば同じだって解るよ。>
それはエンジニアの発想なんだよね。
<網が違うからね。 >
網は残響音を付ける為のもの。
ESL63はロイアル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に作ってあるんだよ。
ESL63proはモニタースピーカだから残響ゼロにしている。
君は音楽で残響がどれ位大事かわからないんだろ?
▲△▽▼
229 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/06(火) 23:36:57.11 ID:nlUPqEST
ESL-63の振動板寿命がQUADのサイトで云々されていますが
一部の人は振動板の寿命が短いので無く、接着剤の寿命が短いのだと
発言していますた。これは本当でせうか?。
238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 22:50:12.34 ID:vRGgudel
>>229
本当だよ。
ちなみに張り替えてないもしくは補強して無い限り100%ESL-63のユニットは壊れてます。もしくは風前の灯状態。
1ユニット逝かれてれば他の3ユニットもほぼ同じ。
嘘だと思うなら自分で開けて指で押してごらん。
セメダインなんて全く用を成してないから。
245 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/16(金) 09:35:38.74 ID:fQM5Y+FM
ESL-63が欲すぃ~ とゅ~訳で念願のESL63PRO購入しますた。
漏れのオデヲライフの中でアンポ製作以上の最大のチャレンジングが始まります。
先ずは漏れの所有しているアンポを接続してどのアンポが適合するのか見極める必要が有りますが、SP本体は多分長い間使用されて無いと放電していて電極に電荷が無い状態だと思われます。
コンデンサー型イヤースピカの経験は有りますが、スピカは初めてです。
ESL63のチャージングにはどの位時間が必要なのでせうか?。
256 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/17(土) 22:17:10.02 ID:OK8QVNTu
ESL-63PROに約6時間LOVE注入後、国産純A級動作のアンポを接続しCD再生しますた。
このスピカ前後共サランネットが有り前後に音が出る。
ブラインドで聴くと入出力端子/電源コネクターが有る方を前に向けても判らない
こんなスピカ初めてです。
願わくば漏れが逝く時まで今のコンデイションを維持して欲すぃのです。
247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 23:06:38.29 ID:zVWW0+Jh
ほら、その知識じゃ無理だって。
63は57と違うんでユニットにチャージは必要ないし電極に電荷なんか57でも貯まらんよ。
248 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/16(金) 23:16:50.89 ID:fQM5Y+FM
んな馬鹿な!?。
故Mr.山中氏はステサンで消費電力なんて微々たるモンだから常時通電を推奨してましたけど。
それではAC電源は何の為?。
漏れの知る限りコンデンサー型でAC電源が不要なモンはSTAXのELS-8XBB位じゃないの?。
249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 11:58:07.84 ID:k/ZwLNro
私の経験では、ESL63は静電気を利用しているためか、電源を切ってから長時間経過すると自然放電で振動膜が緩んでしまうようです。
このため、休止の後は通電して一週間くらい経たないと元のように本領を発揮してくれません。
これは、永年愛用し「改造版」まで作ったアコースタットの「M3」も同じでした。
恐らく振動膜と固定極の間に電荷が溜まり安定するのに時間が掛かるのでしょう。
257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 01:15:49.06 ID:5Nzn/k+w
>>248
全く言ってる事が理解出来てないようですね。
AC電源じゃなくDC電圧ですが勿論要りますよ。
電位を得る為です。電荷は必要ない。
振動板を5000Vに帯電するためです。
音楽信号は振動板に流れるんじゃなく前後の電極にPPで印加されます。
帯電した振動板がそれに引っ張られて動くから発音するんです。
57は導電塗料じゃなく逐電塗料のため振動板が正規電圧になるのに
逐電時間が掛かる。
63では通電即5000Vになるだけです。
>>249の言う「自然放電で振動膜が緩んでしまうようです。」
全くありえません。構造を全く把握してないのでは?
放電しようが帯電しようが振動板のテンションは同じです。
長期通電のメリットは内部の湿気が飛んでほんの少し空中放電が減る事です。
長期間通電お休みだと保管状況にによりますが一番怖いのは結露です。
結露も含めた内部の湿気が飛ぶのに時間が掛かりそれまでは本調子とは
いかないという事はあります。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50
結露は大敵ですが通電してても関係ないです。
部屋の温度が問題なんです。冬に急に部屋を暖めた時に結露します。
部屋の温度に本体が馴染むまで通電してはいけません。
梅雨に湿気が多いくらいはチリチリ空中放電音がする事はあっても壊れたりはしません。
▲△▽▼
コンデンサー型、フルレンジ。とにかく音がよい。独特の世界がある。限界はいろいろあるが、ホントニ音楽を聞き込むには最良の友となる。
かのマークレビンソン氏もダブルスタックにて愛用したというオリジナルの Quad ESL-57
http://vt52.blogspot.com/2008/08/quad-esl57.html
QUAD ESL57
●UKイーベイにてあのクォードESL57を見つける。私が生まれる前後の製品で骨董である。駆動膜が正常な状態のものはまず見つからず、メンテナンスが必要である。QUADはアンプが有名であるが、実はこのESLこそがQUAD社最大のこだわりであり、アイデンティティである。
●ESL(エレクトロ・スタティック・ラウドスピーカー)はいわゆるコンデンサー型スピーカーである。振動板となる薄いフィルム電極とそれをサンドイッチした固定電極とを持ち高電圧によるクーロン力、いわゆる静電気力でフィルム全体を駆動して音を出すスピーカーの理想的な駆動方式である全面駆動を実現した傑作である。1955年ピーターウォーカの開発により製品化、全面駆動による高いレスポンス性能による中高域の魅力は驚異的で英国にとどまらず世界を魅了。この魅惑的な音質は多くのオーディオファン、音楽ファンを虜にし特に人の声の再生に掛けては独壇場であったと言われている。EU最大の音楽メーカーであるフィリップス社が自社製品を押しのけてまで録音時のモニターとして使用したことでも有名である。
●美しい中高音に反して低域の量感が不足しているが室内であまり大きくない音量で楽しむのに向いていると思う。肉声や器楽の再現性が素晴らしくフルオケでのアインザッツが決まったときのピンと張った緊張感を見事に再現してくれる、これはコーン型ではありえない表現力である。生産中止となってから相当経つにもかかわらず今だ世界中にファンを持つスピーカである。素晴らしいスピーカであるにもかかわらず私が所有していない理由は、設置にある程度の空間を必要とし日本の住宅事情にマッチしないことだけでなくメカニズムの欠点があるためである。
ESLは数kVのドライブ電圧をかけるが音量を上げると電極同士が近づき過ぎる。ここで日本の梅雨時のように湿度の高い時にはスパークを起こす事があり駆動フィルムを焼き切り穴を空けてしまい最悪の場合は燃える、日本では欠陥と指摘されかねない問題なのである。スピーカーとしてのセッティングも取り扱いもデリケートで私のようないい加減な人間にはケアできないスピーカーである。
フィルムは経年変化でビビリが発生するため張替えが必要となるがこれができるメーカが少なく私が聴いたESLはどれもプチプチ音がしていた。わりと耳障りで壊れていると思ったものである。現在QUAD Musikwiedergabe GmbH(クォード・ムジクビィーダガーベ社)でも修理可能であるが高いと思う。
●開始価格が£850(=\17万)である。程度の良いものはほとんどないがきちんとレストアされたもので\35万が相場、\10万で即買いと勝手に根付け。欲しいことは欲しいのだが、、、面倒見のいい人向きであることは間違いない。
http://audioagent.wordpress.com/2005/12/10/quad-esl57/
Quad ESL の進化とは…
ESL-63の名前は、ピーター・ウォーカーの手による最初のアイディアスケッチの日付が 1963年であることに由来します。発売は1981年なので、初期のアイディアスケッチの段階から18年もの間、慎重な開発がされてきたのでしょう。
製品化に至るまで、しっかりした開発を行い、目先の変更は行わないのが、 QUAD社の基本方針です。ESL63がフィリップスの録音モニターとして使われていたのをうけてスタジオモニター仕様のESL63Proが発売されたのが1986年になります。
http://www.rocky-international.co.jp/zaiko/esl.pdf
18年間の開発によって得られた進歩、ESL-57とESL-63の違い。
• ユニット構成
ESL-57では3つのエレメントを使い、うち2つを低域、1つを中高域と高域の2Wayとして使用して、 全体としては3Wayスピーカーとしていました。。
ESL-63は、エレメントは4枚ですが、同軸ユニットの様に動作するように、同心円上に、 電気的に8分割されていて、球面波が出るようになっています。 (リングの外周になるにしたがって、高域成分を落とす工夫をしているので、 ESL-57は3WAYだがESL-63はフルレンジという表現は、必ずしも正しくないように思います。)
ESL-57が平面波を発する事に対して、ESL-63は自然界の音に近い、球面波が出るように工夫されているのである。これが、最大の違いであり、設計者のピーター・ウォーカーがもっとも注力した部分である。
• 保護回路の徹底。
過大入力により壊れやすかったESL-57と比べて、保護回路を徹底することにより、相対的に壊れにくいスピーカーとして仕上がっています。
• 寸法比
横長のESL-57に対して、縦長のESL-63と、部屋の設置条件は随分かわった。 ステレオで部屋の中に2台置くために少しでも設置場所を減らす工夫をしたのではないでしょうか? (ESL-57が発売された時期は、まだ、モノラル時代でしたから、スピーカーは部屋に1個でした。)
Philipsの要望でESL-63をレコーディングモニターとしてより適した仕様に変更したものが1985年発売のESL-63Proです。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/esl63.htm
BBC発表データ仕様のスピーカーとは全く違う方向を長年目指している英メーカーにQUAD社があります。50年の歴史の中で静電型のスピーカー一筋で製造を続けています。もちろん、そのスピーカーを駆動するためのアンプも真空管時代から作り続けています。
「ESL-63」は1963年に開発に着手(これは最初のESL-57が発売されて、そんなに経ってない時期なのですが次のステップにすぐ移ってる。)実際に製品化されたのは、1982年なのです。いかに、真面目にやっているかというのもこんなところからもわかります。
QUADはひとつひとつの音を聞くと、静電型らしくとっても真面目で弦楽器や木管楽器は生の楽器の音にとても近い音がしますが、大き目の響きのいい部屋で聴くと、ホールの2階席できいているようなとっても耳に心地よい音がします。
原音に忠実らしく、オーケストラで演奏している現役の演奏家がよくこのスピーカーを好んで使っているようです。また、フィリップスでは長くこのスピーカーを出来あがったレコードを再生という観点でチェックするためのモニター・スピーカーに使用していました。
私自身もこのスピーカーから再生されるチェンバロ、弦楽器、そして木管楽器の質感がとても好きで三年ほど小編成のクラシックのためのスピーカーとして使っていました。但し、響きのよい大きな部屋なぞ望むべくもなく、オーケストラやこれ以外の楽器(金管楽器や打楽器)では、ねばりや迫力といった感じがでないので、大編成のクラシックやジャズ等の音楽では躍動感が出ず、それらの音楽は別のスピーカーを使っていました。
その後、この部分を改善した新しいモデル、ESL-63が発売されたのを機に、もう少し違うジャンルまでを同じような音で聴くことを望んでこの新しいスピーカーに変えたのですが・・
確かに、音圧レベルも上がり、低音も大編成のオーケストラをカバーできるほどの改善があったのですが、高音域での独特の音味、一部の楽器での原音に近い質感がなくなってしまって、なんの変哲もない普通のスピーカーになってしまったのでした。
どちらかというと、スタジオ・モニター的なスピーカーの音に近づいた感じです。もちろんしっかりした音がどの帯域でも出ており全体の質は非常に高いのですが。個人的に望んだ高音域での独特の質感はいろいろアンプを変えて試しましたが、同じ音は出てきませんでした。
頭の中にはその前のESL-57の音がこびりついていて、チェンバロやヴァイオリン等の試聴の時にどうしてもその音と比べてしまうのです。
http://www.ne.jp/asahi/ballads/sound/sp3.htm
"ESL" 投稿者:ピンキー - 2002/05/21(Tue) 20:31
QUADの405を使っていたのは知っていたんですが、ESL-57もですか。
良くも悪くもコンデンサースピーカーでしか出せない音楽を奏でていたのを思い出してます。
QUAD社はESL-57の欠点を無くした ESL-63 を発表しました。
が、私個人的には、確かにESL-57の欠点は無くなりました。でも魅力も無くなったって感じています。
これってボクサーの新旧にも当てはまる様で・・・。
人間も同じで欠点の多い人間のほうが、より魅力的だったりして・・。
”Re: 小屋裏オーディオルーム計画”投稿者:HIKO - 2002/05/21(Tue) 21:08
僕も ESL-63 はちょっと好かない。
K1200とかR1100とかだね。確かに他のスピーカーとは違う雰囲気がある。性能はいい。軽く吹け上がる、高速も低速もいい。ブレーキも効く。フレーム剛性も高い(なんのこっちゃ、なんとなくわかるでしょ)ディレイ機構で面じゃなくて円形に振動が伝わるハイテクも新型って感じ。
でも、面白くない。性能これくらいだったら、もっと他のでいいのがあるじゃないって感じ。
ESL-57は二本サスOHVてな感じかな。2ウエイだしね。湿気多いとバチバチ火花飛ぶから聞けない。電源入れても3時間以上しないとボリューム上げられない(今は入れっぱなしでいつでもOK)リスニングポイントが滅茶苦茶狭い。パワーアンプがヒーヒー言うのをあざ笑うかのような効率の悪さ。乗りにくさはOHV並み。
でも、いいんだよね。ちょうど劇場のバルコニー席から聞いているって表現がピッタリ。
こいつを2枚くっつけたスピーカーがあったね。
一度だけ聞いたけど、すごかった。 ESL-63よりも絶対いい。
ESL57の特徴は独特な音場構成にあります。残響はとてもよく聴こえるのですが、奥行き感はありません。いわゆるSPが消えると言うT4的な平行配置の音場は出現しないのです。
45度の交差型配置にしても、GRFの様に音が前に飛び出して来ると言う三次元的な音場も構成しません。あたかも、二枚の屏風がまっすぐになっているか、折れ曲がっているかと言う違いはありますが、その屏風の平面で音は鳴っているのです。残響は聴こえますが奥からは聴こえないのです。
この点を改良したのが、20年も研究したESL63なのですね。
だからといってステレオが楽しめないのではないのです。あたかも、コンサートホールに窓を開けてそこから内部の響きが聴こえてくる様に鳴ります。それも極めてリアリティが感じられる音です。
マニュアルをみると1.5メートル以内では聴くなと書いてありました。また、各スピーカーの中心線から左右35度以内がプレゼンスゾーンだとも、上手く鳴った場合は窓枠が無くなりコンサートホールの中にいる様に聴こえるとあります。
部屋の中で一番いい音をするところを探しなさい。前面と後面の両方方向に音が出るので後面の壁にあまり近づけない事、壁と平行にしない事、左右の壁からも離しなさいと。
そうすると余り小さな部屋では鳴らなくなります。だからといって5000 cubic feet(145立方m)=高さ3mとすると30畳以上の部屋で、床も壁も木で出来ている部屋では、残響が大きすぎて直接音が聴こえなくなる恐れが有るそうです。
コンサートホールでの音を思い出し、そのイメージが出現する場所を探しなさいと書いてあるのです。一見難しい様ですが、結局聴く人の経験で音が決まるのです。コンサートホールに行った事が無い人がそのイメージを膨らませろと言われても無理ですね。いろいろなホールに出かけて自分の好きな音のイメージを作る事が大事なのです。
50年前のESL57の説明書に書かれている事がやはりステレオ再生の基本だと思います。
その意味ではGRFの音像が結ぶところ、T4の後方イメージが出現する辺りに、ESL57を置くとステージの上にオケが並んできます。左右の間隔は微妙です。5ミリ単位で音の厚みが変ってきます。
そして何よりも角度調整が大事です。平行でも良いのですが、幾分内側に向ける事で音に立体感がでてきます。前の方の席が好きな人は、交差法の中心に来るのが良いでしょう。後方二階席のイメージなら、自分の聴いているポイントより幾分前で左右のSPの中心点が交差する様にすると良い様です。
http://tannoy.exblog.jp/13799252/
ESL57は普通のSPのような音場は出していないのです。前にも後ろにも拡がりはしません。振動膜が音源となってその部屋に音が浸透していくのです。当然その音は、会場の残響も含んでいますから、コンサートホールのような響きはするのですが、部屋の中に音場は浮かび上がらないのです。それでも極めて美しい音質なので、音楽は充分以上楽しめます。
そのことは、音を聴きながらESL57の間を通り過ぎるとよく分かります。音が出ているのは平面上の二次元空間なのです。この感覚は、どこかで聴いたことがあります。位相の良く合ったSPで聴くモノラルの音と同じです。SPが一つなのに、会場の残響を忠実に再現しますから、ホールの音は聞こえるのです。しかし、その空間の中には入れません。
SPが音源となりステージ上に並んでいるのです。しかし再現されている音は極めて質の高いいい音なのです。同じ事が、ほかの平面型SPでもいえます。アポジーもステージの被り付きで聴いているような臨場感があります。
ESL57はステージは出ません。厚みが無いのです。でも音は前にも後ろにも放射され、音楽が鳴り響きます。不思議です。ステージや舞台は出現しないのですが、臨場感はあるからです。
このユニークな、それでも凄く音の良いSPがもっと普及しないのは不思議です。ESL57は時代を先取りしすぎていたのです。真価が出始めたのは、CD時代に入ってからだと思います。でもその時は、ESL63に変わっていたのです。
http://tannoy.exblog.jp/15534923/
ESL57で聴くモノラル 2012年 02月 12日
QUADのESL57で聴くモノラルは、両方のSPが一体化して、巨大な平面パネルとなって同相で鳴ります。逆に言うと、左右を空けすぎず、モノラルが一体化して聞こえる間隔に設置するとステレオも良く鳴ってくれます。ESL57は、構造上音場の再現は出来ないのですが、パネルその物が発音体となって音楽を奏でるのです。勿論、一緒に録音されている残響音も見事に鳴りますから、コンサートホールの二階席で聴いている感覚になれるのです。昨日は、フルトヴェングラーのブラームスの2番を聴いていて、今更の様に確認しました。
このユニークなスピーカーが世に出たのは、1957年と言われていますが、私のところの製品は、70年代後半です。余程の大音量を出すと時々ノイズが出ますが、実用上はほとんど問題有りません。茅野は一年を通じて湿気のないところです。特に乾燥した冬場はESLには理想的なところですね。しかし、ESLの音を聴かれている人は、一様に高音はきれいだけれど、低音が弱く、室内楽や人の声に向くと言われています。小音量で近くで限定した音源を聴くのには適しているが、フルオーケストラは向かないとも言われています。
インターネットをざっと見ても、以上のような感想や使いこなしの方法が書かれています。私も、茅野の家で以前より使っている Quad44+405II で聴くまではそう思っていました。しかし、ESL63が1982年に発売されるまでは、 ESL57が主役でした。そして、真空管時代のQUAD IIより、遥かにダイナミックな音がする、405IIが主力のメインアンプだったのです。通常のダイナミックSPを405で鳴らすと、とても元気のいい音がします。しかし、ESL57を聴くと一転して迫力があるけど、柔らかい音で鳴り始めるのです。そしてESLがオーケストラに向かないと言われている理由の一つである、金管や打楽器群が過不足無い迫力で鳴り始めます。
従来の実験で44+405II の音が硬いと言われるほとんどの原因は、送り出しのCDプレーヤーに起因すると思っています。CDプレーヤーの質を高めれば、驚くほどの迫力としなやかさでESLは鳴り始めます。ESL57の時代は、勿論レコードの音に標準が合わしています。しかし、その時代にもFM放送はありましたし、当然マスターテープの音も聴いていたでしょう。レコード一辺倒ではないのです。バイアスの電圧は、普通では低音がでないので、230v仕様ででなければ駄目だと言われますが、まったくそんな事はありません。
マーラーなどの大編成のオーケストラの重低音や迫力ある金管、そして大活躍の大太鼓までESL57はまったく問題なく再生するのです。その中でも、アルトやメゾの声の美しいこと。コーラスのハーモニーが見事です。そして、定評ある弦楽器が浮かび上がります。またピアノソナタなどは実物大で低域も鳴ります。本当に見事です。昨日はクラウディオ・アラウのシューベルト・D664を聴いていました。
何遍も言いますが、私の装置で一つだけ持って行けと言われたら、このESL57を選ぶでしょうね。

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